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食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Patisserie DESSANCE パティスリー・デサンス

2014年09月04日 | お菓子屋さん
時が経つのは、あっという間




どうでもいい事なんだけれど…、

今年走ったパリマラソンで、

足の爪が3枚剥がれちゃって

(4枚目は、剥がれずに、その下から再生してきた)

これって、また、元に戻るのかなぁ

なんて思っていたら。

やっと、ほぼ、完治

良かった~

爪、もう生えてこなかったらどうしようって、心配で心配で…。



なんて。

そんなワケで、

久しぶりにうかがった、



Patisserie DESSANCE パティスリー・デサンスさん

アシェット・デセール(お皿にのったデザート)メインのレストラン



天井の高い店内は、気持ちが良い

(って言いながら、写真はテーブルの上)



オープン当初は、本当にデザートのみ

だったのが

塩モノ系も出てきて、アルコールも楽しめる



そして、

デザートのデギュスタションコースは、“パルタージェ(=半分こ)”用も出来て、更に気軽に楽しめるように



なので、スーさんと一緒に半分こしてきた






アミューズ・ブーシュ、先付け。



あ、

今回は、2人とも、



お茶で





サッパリ、ハーブのシャーベットと、オレンジ。




木苺と、赤ビーツのデザート。




パセリのシャーベットに、イチゴのパート・ド・フリュイ。





わさびとナッツ。

わさびはほんのり香るだけ。

クセになる





バナナの一皿。

私、バナナって苦手で

なんて思ってたんだけれど。

意外とおいしくって、スーさんと取り合い

スーさん、目論見が外れたね




これ、なんだったか忘れちゃった

コーヒーと…、

おいしかった事は、覚えてる




ノルマンディ風オムレツ。

メレンゲのオムレツでね、見た目かわいいんだけれど。

アルコールが効いていて、大人のデザート。




最後のミニャルディース、小菓子まで頂いて、満足&幸せなひと時



実は、うかがったのが5月で

今は、もう内容変わっちゃってるんだろうなぁ。。。

また、行かないとなぁ

Patisserie des reves パティスリー・デ・レーヴ

2014年09月03日 | お菓子屋さん
なんだろう、この、久しぶり感




パティスリー・デ・レーヴさん



シェフが変わられて(エグゼクティブ・シェフはフィリップ・コンティチーニさんだけれど)、

新商品が出なくなってから、足が遠のいてしまっていたパティスリー・デ・レーヴさん。

しかし、フランス人の間での人気は衰えていないようで、うかがった日は、外にはみ出るくらいの行列。

“フランス人は行列が嫌い”なんて聞いていたけれど。

最近はそうでもないみたい

日本同様、

“○○で買った”、“○○の△△を食べた”っていう事の為なら、行列にも、並ぶ

だって、有名になるにはワケがあるから。

まずは食べてみたいじゃない

(なんて言いながら、

この夏東京に帰った時に見た、ポップコーン屋さんの行列は、並べなかった)




で、

買ったのが、



エクレアと、



ヴィエノワズリー(菓子パン系)



このエクレアを、初めて見たときは、衝撃だったのを、今でも覚えている。

シンプルな、クラシックなお菓子をアレンジする事って、とっても大変

凄いなぁって、思う。



ヴィエノワズリーたちは、相変わらず、安定したおいしさ

また、時々買いに来よう

Patisserie Sebastien Degardin パティスリー・セバスチャン・デガルダン

2014年05月06日 | お菓子屋さん
ちょっと、お久しぶりになっちゃった、




Patisserie Sebastien Degardin パティスリー・セバスチャン・デガルダンさん



『新作出来てるのに来ないの~?

ってメールが来たので。

仕事の休憩中に走った



新作ケーキ、



クリオロ



ヤバイ

どうしよう



他のチョコレートケーキ食べれなくなっちゃう



もう1つ、



ドルチェ。

これも、おいしいなぁ



常々思っているけれど。

パティシエさんは(料理人さんも)、技術があるだけじゃ、おいしいものは作れない


技術に加えて、

良い素材、

それを手に入れる人脈、

有効活用するための知識。

全てが必要になる。



その全てを兼ね備えている、数少ないパティシエさんのひとりが、彼だと思う




ついでに、















定番のケーキたちも入手。

何せ、久しぶりですから



さらに、



ピザとキッシュも



セバスチャンのピザとキッシュは、私の中で、パリで一番



あ、新作ケーキ、あまりにもおいしくて、全部1人で食べちゃったから。

スーさんの分、今度買ってこないと

と、思っていたら

クリオロ、期間限定だったみたい

“クリオロ”っていうのは、チョコレート豆の最高品種。

その中でも、最高のものは、一部パティスリ-が全部買い占めちゃって

一般のパティシエさんが使う事はなかなか出来ないそうで



せっかく出来た新作ケーキなのに、

もう、材料が無いそう



次回の、お楽しみ



あ、





塩モノの新作と、







パンの新作も



グージェール(シュー生地の中に、ベシャメルソースが入った、フランスの伝統料理)、また食べたい

Mont blanc モンブラン

2014年05月02日 | お菓子屋さん
桜も咲いて、春が来て。

半袖姿も見かける様になったパリなのに。




また寒くなって

しかも、毎日、1日のどこかで雨が降る という



こうなると、恋しくなるのが、濃厚なケーキ

で、



モンブラン




っていってもね、

この写真は、3月のもの

ちょこちょこ、探してみたものの、

さすがに、もうパリのどこにも売ってない

気が付けば、もう5月



買ったのは、



LENOTR さん




いろんな所に支店があるルノートルさん。

日本からは撤退しちゃって。

旅行できても、パリに住んでいても、購入する優先順位はあまり高くない人が多いかもしれないけれど。

私は、結構好き

特に、クラシックなものと、イベント毎のケーキたちは秀逸



この歳になると、時が過ぎるのが早く感じる私。

モンブランの季節も、もうすぐそこ

って、さすがに気が早過ぎか

Paque 復活祭

2014年04月24日 | お菓子屋さん
長い間、ご無沙汰してしまいまして…




やっと、いろいろ落ち着いた




で、

忙しくしている間に、Paque 復活祭が終ってしまい…。




復活祭、イースターのお祭りは、子供たちがチョコレートをたくさんもらえる日

イエス・キリストが処刑されてしまってから、3日後に復活した事をお祝いする日なんだけれど。

復活の象徴、卵の形のチョコレートをお庭のあちこちに隠して、子供たちが見つけて楽しむ日になってしまったような。

(お庭の無いおうちでは、家の中で隠したり、隠さずに、そのままあげちゃったり)




そんなワケで、たくさんのパティスリーやショコラトゥリーでチョコレートが売っていた。

スーさんは、予定していた分、4日で売り切っちゃったそう

スーさんが作った、今年のパック(復活祭)用のチョコレートはうさぎさん

かわいかった





で、私はというと、

1つしかチョコ、買えなかったー

毎年、4つ位は買うんだけれど…。




その、

唯一のチョコレートは、



Patrick Roger パトリック・ロジェさん

1つしか買えない、となれば、ココを外す訳にはいかない




今年は、





…、

だよね?



買ったの、実はパック当日

もう、ギリギリ

なんと、まだ食べていないので

中身は気が向いたら、後日…

(だって、あまりにも長い事ブログを休んでいたので、アップしたい事が多過ぎて)




あ、

一緒に、



お魚も購入



パックの少し前、4月1日、エイプリル・フールの日、

フランスでは、ポワソン・ダブリル、“4月のお魚”っていって、お魚のモチーフで騒ぐ習慣があって。

なので、パックの期間中まで、お魚モチーフのチョコレートが売られている

そいうえば、パトリック・ロジェさんでこれ、買ったこと無かったな、と、手が伸びた




そんなワケで、

ブログ、再開します

PIERRE HERME ピエール・エルメ

2014年03月01日 | お菓子屋さん
ふらっと立ち寄った、



PIERRE HERME ピエール・エルメさん



今年は、ガレット・デ・ロワ、買いに行けなかったな~



で、

購入したのは、



この2つ



エルメさんの代名詞に成りつつある イスパハン(バラの種類の名前)の風味を加えたクロワッサン

オーソドックスなクロワッサンが大好きな私だけれど。

今日は甘いのが食べたい気分で

これ、糖衣がけされてて、疲れた体に染みわらる~



赤いキャンディーの包みっぽいのは、



メレンゲ? に包まれたようなケーキ。

キャラメリゼされて、ほろ苦い感じが大人のケーキ



しっかりとしたお味の、エルメさんのケーキたち。

軽いケーキが流行の今時のケーキたちの中で、世界中から支持を集めるエルメさんのケーキ。

たまに、

不意に、

食べたい衝動に駆られる。



近くに行ったら、

蝶が花に惹かれるように、

ネコがマタタビを離さないように、

キツネが油揚げを欲しがるように()、

どうらく人が、パティスリー・ピエール・エルメに吸い寄せられる

Galettes des rois Sebastien Degardin パティスリー・セバスチャン・デガルダン

2014年02月22日 | お菓子屋さん
さて、2月も後半に入り。

やっと、今年最後のガレット・デ・ロワのお話





最後を締めくくるのは、



Patisserie Sebastien Degardin パティスリー・セバスチャン・デガルダンさん




いえね、

ミシャラクさんのガレットで終わりだと思ってたんだけど。

『どうらく人の分のガレット、取ってあるんだけど

って、シェフ電話がかかってきて

大急ぎで取りに行ってきた次第






相変わらず、美しい外観





完璧な火入れ、

素敵なパイ生地と、クリームのボリューム



友人のお店だから、っていう贔屓目付きのコメントですが

でも、

やっぱり、

今年のガレット・デ・ロワの中で、3本の指に入るおいしさ



フェーブは、








そんなワケで。

2014年の獲得フェーブは、



15個。

くぅ~

少ない



年々少なくなっている気がする



来年は、どんなガレット。デ・ロワとフェーブに出会えるのか。

いまから楽しみ

Galettes des rois MICHALAK パティスリー・ミシャラク

2014年02月20日 | お菓子屋さん
頂いてしまった





フランスのスターパティシエ、クリストフ・ミシャラクさん の、

ガレット・デ・ロワ




パリのパラスホテル、プラザ・アテネでシェフパティシエ→エグゼプティフ・コンサルティングをされているパティシエさん。

パティシエの世界大会の優勝メンバーで、ご自身が冠のテレビ番組もあったりする、名実ともに、スターパティシエさん。




現在、プラザ・アテネは改装中で休業中。

毎年楽しみに頂いていた、プラザ・アテネさん=ミシャラクさんのガレット・デ・ロワ。

それでなくとも、1年、12ヶ月あるうちの、1月しか食べることの出来ないガレット・デ・ロワ。

クラシックなガレットは、どこでも手に入るけれど。

(おいしいかどうかは別にして)

オリジナリティのあるガレットって、レアもの

ミシャラクさんのガレットは、毎年、“これがガレット”って位、面白いアイディア。




去年、ミシャラクさんは、ご自身のパティスリーをオープン。

パティスリーとはいっても、生ケーキが並ぶ、普通、思い描くようなパティスリーではないので。

(パティスリーの教室がメインでもあるし)

ガレット・デ・ロワは、作らないだろうな~、なんて、勝手に思っていて。

それで、お店には行かなかった私。




しかし

そのパティスリーで販売されていらっちゃって




頂いちゃった





1月の、本当に最後に頂いてしまって、

ビックリ。

感激





前置きが長くなっちゃったけれど

箱を外すと、




また、箱

日本並みの包装。

プラザ・アテネさんでは、クリスマスケーキ用の箱だけで30ユーロ(単純計算で3000円)かけていらっしゃったこだわり様。




カンジンの中身は、



おおっ

期待を裏切らない、オリジナルな外観

一目で、普通でないことは、分かる(笑)




これね、



ご覧の通り、

折り込みパイ生地、使ってない



表面は、ブリックっていう、中東が起源なのかな?

薄~い生地。

下部分は、クレームダマンド。

アーモンドクリーム。

のみ



こんな考え方もあるのね~




『必ず、あっためて食べてね』

って言われた通り、オーブンで温めて。




香ばしい~



うん。

おいしい



“ガレット・デ・ロワ”、では、無い。

かも知れない。



でも、

クリエイターにかかると、クラシックなお菓子が、こうも変わる。

どこから出てくるんだろね?

これだけのアイディア



あ、

フェーブは、



ミシャラクさんのお店で売っているチョコの、サンダルがモチーフ。




バカンス をこよなく愛するフランス人。

ミシャラクさんも、バカンス大好き。

そんなバカンス中に、

“あ、今度のチョコ、サンダルにしよう”

って、思ったらしい

普通の板チョコの注文を受けて、出来上がったチョコが、私の手より、少し大きい位のサンダル型(つまり、実物大)になって完成するのが、ミシャラクさんの遊び心。




しかもね、

ガレット・デ・ロワに入っているフェーブを当てた人がかぶる事の出来る王冠

ミシャラクさんの所では、



ヒーローになれそうな仮面

よく考えたな~





先日、ある日本の料理人さんが、

『料理を、誰かの為に作れなくなったら、ある意味、終わりだよね』

って言っていらっしゃったのを聞いた。

“押し付けの料理では、いけない”っていう事だったと思うけれど。

ミシャラクさんは、ご自分のお菓子を見た、食べた人の目が輝くのを見るのが好きなんだって。

それが、彼の遊び心が、フランスのパティスリー業界を牽引している動力のひとつである事は、間違いない

Galettes des rois Jocelyn Lohezic ジョスラン・ロエジック

2014年02月16日 | お菓子屋さん
ここで登場、



Jocelyn Lohezic ジョスラン・ロエジックさん

このブーランジュリー、毎年開かれるガレット・デ・ロワコンクールで、2014年、今年1位に輝いたお店








オリジナルな模様



早速、切って食べてみると、

なんだろね

クロワッサンを食べているような生地。

(って、どっちもベースの生地が似ているから当たり前なんだけれど)




『パイ生地の層が極端に少ないからだよ

と、スーさん。




ナルホド。

それで、軽く感じるんだ



『バターとか、使っているものは普通のブーランジュリーさんと一緒だけれど、まぁ、なかなか



何度か書いているけれど。

有名パティスリーさんと、ブーランジュリーさんでは、まず、材料が違う。

スーさんなんて、数量限定販売だったからだけれど、

フランスの有名バター、“ボルディエ”さんを折り込み生地に使ったそうだし

(フランスでは、日本ほど高いお値段ではないけれど。

あれだけ高くても、おいしいから日本でも通販されているんだろうね。。。)

アーモンドパウダーも、ビックリするくらいよいお値段




ピエール・エルメさんのクラシックなガレットとか、とってもおいしいけれど、コンクールには出さない。

出す必要が無い。

だって、このコンクールは、結局、宣伝の為。

エルメさんとか、もう、宣伝する必要が無い

有名パティシエさんたちの名前が、ガレット・デ・ロワのコンクールに出てこないのは、目指す所が違うからかもしれない。




もちろん、スーさんもガレット・デ・ロワコンクールに出場しようと思えば、出来るのかもしれない。

でも、ガレット・デ・ロワコンクールの審査員は、半分以上が素人さん。

おいしいものを食べるのが趣味な方達。

お祭りな感覚。

あ、もちろん、出店されていらっしゃる方たちは、真剣そのもの

だから、私だって、毎年入賞ガレットを楽しみにしている訳だし




スーさんがお世話になる事はないけれど、

来年は、どこのお店が優勝するのかなぁ




あ、

今年は、



フェーブのかわいさレベルが低い…

Galettes des rois Des Gateaux et du Pain デ・ガトー・エ・デュパン

2014年02月14日 | お菓子屋さん
寒いパリ。

しかし、まだ、雪が降らない。。。

日本は凄かったそうですね

お気を付け下さい。



2月も折り返しに近づいてきた中、



Des Gateaux et du Pain デ・ガトー・エ・デュパンさん

カフェ・プーシキンさんのパティスリー2号店が出来たように、デ・ガトー・エ・デュパンさんも、昨年、2店目を出店。

場所は、6区。

パティスリー・デ・レーヴさんと同じ通りのすぐ近く




あ、

最近、外観の写真が無いのは、寒いから




1店舗目に比べて、こじんまりとしているけれど、モダンな店内。






キレイなフランジパーヌのガレット・デ・ロワ



しかし

驚いたのは、



王冠

何この、




日本の伝統工芸的な(?)美しさー

永久保存、決定




カンジンのガレットは、

と、いうと、



ええー

何この、フランジパーヌクリームの少なさ

2、3mm?

一番多いところでも、5mmもない

生地は、パッサパサ

これは、タダでも食べたくない



フェーブ、



アーモンドの、半身。




中は空洞。

去年も同じので、くっつけると、1つのアーモンドの形になる。

中に、1まわり小さいアーモンドの粒が入るようになっていて、来年、それが手に入ったら、コンプリートなんだけれど。



来年は、おいしいガレット、作ってくれるかなぁ。。。