食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Galettes des rois MICHALAK パティスリー・ミシャラク

2014年02月20日 | お菓子屋さん
頂いてしまった





フランスのスターパティシエ、クリストフ・ミシャラクさん の、

ガレット・デ・ロワ




パリのパラスホテル、プラザ・アテネでシェフパティシエ→エグゼプティフ・コンサルティングをされているパティシエさん。

パティシエの世界大会の優勝メンバーで、ご自身が冠のテレビ番組もあったりする、名実ともに、スターパティシエさん。




現在、プラザ・アテネは改装中で休業中。

毎年楽しみに頂いていた、プラザ・アテネさん=ミシャラクさんのガレット・デ・ロワ。

それでなくとも、1年、12ヶ月あるうちの、1月しか食べることの出来ないガレット・デ・ロワ。

クラシックなガレットは、どこでも手に入るけれど。

(おいしいかどうかは別にして)

オリジナリティのあるガレットって、レアもの

ミシャラクさんのガレットは、毎年、“これがガレット”って位、面白いアイディア。




去年、ミシャラクさんは、ご自身のパティスリーをオープン。

パティスリーとはいっても、生ケーキが並ぶ、普通、思い描くようなパティスリーではないので。

(パティスリーの教室がメインでもあるし)

ガレット・デ・ロワは、作らないだろうな~、なんて、勝手に思っていて。

それで、お店には行かなかった私。




しかし

そのパティスリーで販売されていらっちゃって




頂いちゃった





1月の、本当に最後に頂いてしまって、

ビックリ。

感激





前置きが長くなっちゃったけれど

箱を外すと、




また、箱

日本並みの包装。

プラザ・アテネさんでは、クリスマスケーキ用の箱だけで30ユーロ(単純計算で3000円)かけていらっしゃったこだわり様。




カンジンの中身は、



おおっ

期待を裏切らない、オリジナルな外観

一目で、普通でないことは、分かる(笑)




これね、



ご覧の通り、

折り込みパイ生地、使ってない



表面は、ブリックっていう、中東が起源なのかな?

薄~い生地。

下部分は、クレームダマンド。

アーモンドクリーム。

のみ



こんな考え方もあるのね~




『必ず、あっためて食べてね』

って言われた通り、オーブンで温めて。




香ばしい~



うん。

おいしい



“ガレット・デ・ロワ”、では、無い。

かも知れない。



でも、

クリエイターにかかると、クラシックなお菓子が、こうも変わる。

どこから出てくるんだろね?

これだけのアイディア



あ、

フェーブは、



ミシャラクさんのお店で売っているチョコの、サンダルがモチーフ。




バカンス をこよなく愛するフランス人。

ミシャラクさんも、バカンス大好き。

そんなバカンス中に、

“あ、今度のチョコ、サンダルにしよう”

って、思ったらしい

普通の板チョコの注文を受けて、出来上がったチョコが、私の手より、少し大きい位のサンダル型(つまり、実物大)になって完成するのが、ミシャラクさんの遊び心。




しかもね、

ガレット・デ・ロワに入っているフェーブを当てた人がかぶる事の出来る王冠

ミシャラクさんの所では、



ヒーローになれそうな仮面

よく考えたな~





先日、ある日本の料理人さんが、

『料理を、誰かの為に作れなくなったら、ある意味、終わりだよね』

って言っていらっしゃったのを聞いた。

“押し付けの料理では、いけない”っていう事だったと思うけれど。

ミシャラクさんは、ご自分のお菓子を見た、食べた人の目が輝くのを見るのが好きなんだって。

それが、彼の遊び心が、フランスのパティスリー業界を牽引している動力のひとつである事は、間違いない


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