この冬、疲れで熱が出たものの、それは1日で終わり。
職場のスタッフ全員が風邪を引いたにも関わらず、
お客様でゴホゴホしている方達がたくさん来店されたにもかかわらず、
(フランスでは、マスクをする人なんてほとんどいない

)
一度も風邪を引かなかった私
紅茶とハーブティーをたっぷり飲み、毎朝ハチミツをたっぷり取り、みかんを1日2つは食べていたからではないかと思う
この冬、積極的に食べたのが、みかん
紅茶とハチミツは、ずっと好きで家にあるので、例年と違う事といえば、みかんくらい。
私が食べているのは、
Clemenvilla-クレモンヴィラっていうみかんの一種。
みかんを買い始めた頃、マルシェでおいしいみかん屋さん(笑)を探してて見つけたのがこのお店。
毎週2回、1kgずつ買っていたら、
3、4回目くらいから、顔を覚えてくれるようになって。
そしたら、いたんでるのとかを避けて良い物を選んでくれるようになって
世間話もするように。
『最近は、味なんて気にしない、分からない人が増えちゃって』
と、ちょっと悲しそうに話す店員さん。
50代は軽く越えていそうなご婦人で、もう30年マルシェに立たれているとか
『値段しかみない人、多いのよ』
そう話す店頭には、私が買うクレモンヴィラより安いクレモンティーヌも並んでいる。
こちらのお店は、季節の果物しか扱っていない。
今は、リンゴとみかんのみ。
よその店頭に、木苺やぶどうやキウイにグレープフルーツ…と、色とりどりの果物が並ぶのに、ココだけ、ちょっと質素な雰囲気。
私も、他の“色とりどり”に惹かれては失敗し…を繰り返して。
最後にたどり着いたのがこちらのお店。
おいしいものを見つけるのは、宝探しをしているようで楽しい
~ちょっと、思った事~
『安いのを選ぶのが悪い事じゃないけど…』
この言葉が、ちょっと、私の心にとまった。
私の働くパティスリーの近所には、“パティスリー”はほとんどなく。
近所にあるのは、“ブーランジュリー・パティスリー”。
つまり、パン屋さんで、“ケーキ類も置いてるお店”ってこと。
そういうお店は、安い材料で安いケーキを出している。
それが悪いとは言わないけれど、それと、ウチのお店の“値段だけ”を比べて買わずに帰っていくお客さんもいるわけで。。。
値段も、他の有名パティスリーより全然低くて、味は負けない自信がある
(私は作ってなけど

)
お店の質と、お店がある界隈の温度差…、少しずつ、埋まっていくと良いな
あ、モチロン、分かってくださるお客様もたくさんいて、わざわざ、遠方からいらっしゃる方も