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食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Sel 塩

2011年02月24日 | 食材


おもしろいものを紹介された。





燻製香の付いたお塩

お肉にかけたり、ジャガイモのピュレにちょっと混ぜたりしたら、お味がワンランクアップ

個性が強いので、サラダに直接、とかは、個人的にはNGだったけど。

いろいろな料理に使えそう





瓶に詰め替えて、これで香りも長持ち

今度日本に帰る時のお土産にしよう

Foie Gras et Huile d'olive フォアグラとオリーブオイル

2011年02月21日 | 食材


もらっちゃった

おいしいオリーブオイルと、500gのフォアグラ






黄色い部分は脂だから、肌色の部分だけ、食べるんだけど

黄色い脂は、とっておいて

私の大好きな、キノコを炒める時の油の代わりに使う予定

コクと、フォアグラの風味がキノコのおいしさを



いや~、あっという間になくなりそう

Chocolat Chaud ショコラ・ショー

2011年02月12日 | 食材


トリュフ・ショコラを作った時に余ったココアパウダー。




せっかくなので、



ショコラ・ショーにしてみた

(あっためた牛乳にココアを入れて、蜂蜜入れただけ)

ポイントは、ココアを入れてから沸騰するまでよく泡だて器で混ぜるダケ

牛乳にオレンジの皮を入れればオレンジ風味になったり、アレンジもカンタン



今回は、おいしいココアパウダーなので、



フロマージュリー(チーズ屋さん)で、成分無調整牛乳を買って来た



日本で普通に、そして、カンタンに手に入る成分無調整牛乳。

フランスでは、“加工乳”の方が一般的なので、ちょっと良いスーパーか、チーズ屋さんに行かないと手に入らない…。

フランスに来た当初、驚いた事のひとつ

“牛乳が要冷蔵じゃない



スーさんの実家で、牛乳が10L以上そのまま置いてあって…。




ま、そんな訳で、おいしいショコラ・ショーを頂いた

Truffe Chocolat トリュフ・ショコラ

2011年02月12日 | 食材


スーさんが、また、チョコレートをもらってきた。

たくさんのパティシエさん御用達チョコレートメーカー、“VALRHONA-ヴァローナ”さん

さすがに、全部は食べられない(食べたらダイエットが)。



で、もうすぐバレンタインだし、フランスに義理チョコは無いけど。

“CHOCOlaterie DORAKU-チョコラトゥリー・ドーラク”オープン



せっかく良いチョコレートが手元にあって、フランスにいるんだから、



“Beurre de Echire-エシレバター”

材料も贅沢に

他にも、カカオパウダーは、(ショコラ・ショー用に、とマダムに言って)職場でもらってきた良質カカオパウダーと、フロマージュリーで買ってきた生クリーム。




エグゼクティブ・シェフにスーさんを迎えて(笑)





完成



ホントは、製作工程も写真撮ろうと思ってたんだけど

あまりのチョコまみれ具合に断念

まぁ、レシピブログじゃないから、と、言い訳しつつ


簡単に

・ガナッシュ(中身)

ビターチョコ(今回はカカオ分66%) 200g

バター 20g

生クリーム(乳脂肪分32%) 270g

・コーティング用

ビターチョコ(ガナッシュと同じの) 適量(今回は200g位用意)

カカオパウダー 適量(今回は150g位用意)



① 軽く砕いたチョコに、あたためた生クリームを2~3回に分けて入れ、その都度よく混ぜる。

 (生クリームは、毎回アツアツを入れると良い)

② バターを細かく切って、①に入れてよく混ぜる。

③ ②をカレー皿みたいなのに入れて、冷蔵庫で1晩寝かす。

④ ③を好きな大きさに分けて、丸めて、皿かクッキングシートに並べる。

 (私は1口サイズにスプーンですくっただけ)

⑤ ④がやわらかくなってたら、もう一度冷蔵庫で冷やす(10分位)

⑥ コーティング用チョコを溶かし(レンジでチン)、⑤をコーティングする。 

⑦ カカオパウダーを入れた器に、⑥をひとつずつ入れ(コーティングしたらすぐに)パウダーをまぶす。

⑧ 涼しい所で1~2日寝かして安定させる。



今回、生クリームは、乳脂肪分12%っていうのを使ったので、中のガナッシュがやわらかく仕上がった

長期保存は出来ないけれど、すぐに食べる用ならこんな食感も好き



ってなワケで、早速活躍した私の“はかり”

Clemenvilla みかんの仲間

2011年02月10日 | 食材
この冬、疲れで熱が出たものの、それは1日で終わり。

職場のスタッフ全員が風邪を引いたにも関わらず、

お客様でゴホゴホしている方達がたくさん来店されたにもかかわらず、

(フランスでは、マスクをする人なんてほとんどいない)

一度も風邪を引かなかった私



紅茶とハーブティーをたっぷり飲み、毎朝ハチミツをたっぷり取り、みかんを1日2つは食べていたからではないかと思う

この冬、積極的に食べたのが、みかん

紅茶とハチミツは、ずっと好きで家にあるので、例年と違う事といえば、みかんくらい。



私が食べているのは、



Clemenvilla-クレモンヴィラっていうみかんの一種。

みかんを買い始めた頃、マルシェでおいしいみかん屋さん(笑)を探してて見つけたのがこのお店。

毎週2回、1kgずつ買っていたら、

3、4回目くらいから、顔を覚えてくれるようになって。

そしたら、いたんでるのとかを避けて良い物を選んでくれるようになって



世間話もするように。

『最近は、味なんて気にしない、分からない人が増えちゃって』

と、ちょっと悲しそうに話す店員さん。

50代は軽く越えていそうなご婦人で、もう30年マルシェに立たれているとか

『値段しかみない人、多いのよ』

そう話す店頭には、私が買うクレモンヴィラより安いクレモンティーヌも並んでいる。

こちらのお店は、季節の果物しか扱っていない。

今は、リンゴとみかんのみ。

よその店頭に、木苺やぶどうやキウイにグレープフルーツ…と、色とりどりの果物が並ぶのに、ココだけ、ちょっと質素な雰囲気。

私も、他の“色とりどり”に惹かれては失敗し…を繰り返して。

最後にたどり着いたのがこちらのお店。

おいしいものを見つけるのは、宝探しをしているようで楽しい





~ちょっと、思った事~


『安いのを選ぶのが悪い事じゃないけど…』

この言葉が、ちょっと、私の心にとまった。


私の働くパティスリーの近所には、“パティスリー”はほとんどなく。

近所にあるのは、“ブーランジュリー・パティスリー”。

つまり、パン屋さんで、“ケーキ類も置いてるお店”ってこと。

そういうお店は、安い材料で安いケーキを出している。

それが悪いとは言わないけれど、それと、ウチのお店の“値段だけ”を比べて買わずに帰っていくお客さんもいるわけで。。。

値段も、他の有名パティスリーより全然低くて、味は負けない自信がある

(私は作ってなけど)

お店の質と、お店がある界隈の温度差…、少しずつ、埋まっていくと良いな

あ、モチロン、分かってくださるお客様もたくさんいて、わざわざ、遠方からいらっしゃる方も

Epicerie パリのエピスリー

2011年02月09日 | 食材
日本でおいしいものを探そうと思ったら、デパートかネットか、になるのかな



フランスでは、未だに商店街の小さなお店が大活躍

食に興味のある人なら、信頼できる、お気に入りのEpicerie-エピスリー、食料販売店を持っているもの

私も、近所に、とってもステキなお店を1つ



こちらのお店は、メインはコーヒー

毎週2回、こちらのお店で自家焙煎しているコーヒーは本当においしい

紅茶をはじめ、日本茶、中国茶の種類の豊富さにも圧巻

以前、“クマザサ茶”を分けていただいた時は、日本でも飲んだ事がなくてビックリだったし



で、今日は、



こちらの3点をお買い上げ

・Confiture de Mirabelles-ミラベルのジャム

・Creme de Pruneau-干しプルーンのクリーム

・Confiture de Reine-claude -プラムの1種、レーヌ・クロードのジャム


本当は、お義母さんの手作りのプルーンのジャムがおいしくて、

(私は、自分で、プルーンは嫌いだと思ってた)

それが無くなっちゃったから、プルーンのジャム…って思ってたんだけど

“そのもの”は無くて、プルーンの仲間達って事で紹介されたのがこの3つだった。


どれもおいしそうで、全部購入



で、



早速お味見

手前から、

・干しプルーンのクリーム

・レーヌ・クロードのジャム

・ミラベルのジャム

ジャムは、甘み十分、風味豊かで買ってよかった

そして、干しプルーンのクリーム

濃厚で、存在感たっぷり

口の中に残る余韻がもう、たまらない


こちらのお店は、買ってハズレなし


あ、



こちらのお店で、イチバンおいしいこのハチミツも購入

これで、しばらく朝食には困らない




TORREFACTION ~トレファクション~
21 bd de Reuilly 75012 Paris
火 10時~19時/水~土 10時~20時
日月祝休

Potiron かぼちゃ

2011年01月24日 | 食材


小ぶりなかぼちゃを見つけたので、





中に、クリームソースを詰めて、オーブン焼きにしてみた



かぼちゃは、煮て火を通そうかとも思ったんだけど、中をくり抜いて、

文明の利器、電子レンジで10分弱加熱

あっという間に火が通った


で、前回、ナスにトマトソースを合わせたから、今日はクリームでしょう

ってなワケで、完成




スーさんの感想は、

『詰め物、好きだね

………、

味じゃなくて、そっち



ま、詰め物、好きだけどね。

ピーマンの肉詰めとかもよく作るし



あ、ガレットだけじゃなく、毎日、食事もしっかり摂っている私たち

ガレットは、あくまでデザート




~関係ないけれど~

フランス生活中は、テレビでニュースを見ることはほとんどない私。

でも、ドキュメンタリーなんかはよく見る。

特に食べモノ系




先日、“東京ミュシュランに載ってる日本の星付きレストラン”の特集を放送していて

ミシュランガイドは、実際は100年以上前に始まった、世界一有名なレストランガイド

テレビでは、星付きのフレンチレストランはもちろん、“トイレのない3つ星のおすし屋さん”とか、創作和食にイタリアンに中華…

1つの国で、こんなにバラエティー豊かで、かつ、質の高い国は少ないんじゃないかなぁ


真剣に見続けるスーさんと、なかなか集中できない私

何故なら、日本人が(もちろん日本語で)しゃべってる所に、フランス語の吹き替えが同時に流れてくるから

まぁ、アメリカ人がしゃべってる所に、日本語をあてている様なものなんだけど。

フランス語を追いかけるのか、音量が小さいけど聞きなれてる日本語を追いかけるのか…

両方を、同時にがんばろうという、無謀…

かつ、意味のない事を、頭が勝手にしていて、とっても疲れた


なかなかないんだよね。

こういう機会。

良くも悪くも

Augergine ナス

2011年01月20日 | 食材
気が付けば、今年に入ってから、お菓子の話ばっかり

本当は、もっと、いろいろ書きたい事があるんだけど…。

ブログの更新の時間が思うように取れない

書きたい記事と写真が溜まっていく




なので、今日はちょっと、気分を替えて




『野菜が食べたい~~~

って事で、マルシェを歩いていても、葉物野菜が少ない

で、




見つけた

このおナスは“Aubergine Italienne-オーベルジーヌ・イタリエンヌ”

イタリア産のナス。

いつものマルシェの、私の信頼するお店で、

『これね、中がとってもやわらかいの

と、私の前の人に説明してるのを聞いて。

彼女(私の前の人)ではなく、私が購入


フランスのナスは、日本のナスより大きめだけど

コレは、



さらに大きい



この形、大きさを見た時から、調理法は決まってた




中をくり抜いて、トマトソースをたっぷり詰めたオーブン焼き

トマトソースには、しっかり炒めた玉ねぎとマッシュルームとベーコンを大量投入。

じっくり、しっかり火を通して。



ナスとトマトといえば、黄金の組み合わせなのだけど。

(私的に)

スーさんは、

『初めての組み合わせ~』

と、

“いや~、おいしかった~

な、感想の私とは、ちょっと違う、冷静な反応



ナスの味付けといえば、味噌かしょう油かトマトだと思ってたんだけど。

違うのかなぁ???




~関係ないけれど~

ある日、いつものように仕事をしていて

(リアリティを出すため、フランス語で書いてみます)

私『Bonjour-おはようございます』

お客さん『Bonjour. 10 Pain au chocolat s'il vous plait.-おはようございます。パン・オ・ショコラ10個下さい』

私『Oui, bien sur-はい』


…と、パン・オ・ショコラを紙袋2袋に入れて。

それをビニール袋に入れようとしたら、


お客さん『そのままでいい、そのままで』

私『はい、そのままで…、、、ええっ


思わず、目を見開く私

だって、日本語


そのお客様、よくいらっしゃる方で

今まで、日本語なんて使った事なかったのに…。


お客さん『だって、この方がびっくりするでしょ

って。

ハイ、ビックリしました



お茶目な性格のお客様が多いお店

Porc ブタさん

2010年11月27日 | 食材
ブタのブロックがおいしそうに横たわっていたので



外側をしっかり焼いて、





ポワローと一緒に煮込んでみた

前日から少しずつ煮てたから、夜はあっためるだけ



完成、撮る前に食べちゃったケド

シンプル、簡単、おいしくて

忙しい週末にちょうど良かった

Confiture de Lait コンフィチュール・ド・レ

2010年11月26日 | 食材
だいぶ前から、Confiture de Lait-ミルクジャムを探していた私。

ここにならあるかも?

と、教えていただいたお店にうかがってみた





Comptoir Baulois-コントワール・ボロワさん

お店の前が工事中で、外観写真が撮れなかった




買ったのは、





お目当てのコンフィチュール・ド・レと、

栗のはちみつ、

そして、Coeur de Breizh-クー・ドゥ・ブレッツ

クー・ドゥ・ブレッツは、リンゴとキャラメル・ブール・サレ(塩キャラメル)のコンフィチュール



こちらのお店、マダムが取っても気さくな方で

そして、オススメ上手

話を聞いてたら、いろいろ欲しくなっちゃって



味見させて頂いたこちらのお店のフォンダンショコラは、ふわっと軽い感じ

2週間くらい賞味期限があるってうかがったので、これは、次回、日本に帰るときのお土産にしよう


他にも、とっても良い香りのするキャンドルを見せてくれたんだけど

その香りが、なんとショコラ

薬品的な香りではなく、幸せになりそうなショコラの香り

コレ、クリスマスプレゼントにまた買いに行こう



たまたまお店のサロンにいらした、ベルギーから旅行に来られた方と、マダムと3人で。

いろんな話をうかがえて

楽しいひと時だった



そして、マダムのフランス語に感動

とってもキレイなフランス語を話されていた。

声が、じゃなくて、単語、話し方、表現方法…。

私も、人に商品をすすめる立場なので、いろんな方の話し方を参考にさせていただいているけど。

こちらのマダムの言い回しは、私にはまだ、難易度が高すぎるけど

いつか、私もこういう風に話せるようになりたい と思った。




以前、スーさんが話してくれたけど。

フランスで、こういう、ステキな話し方をされる方は少なくなってしまったとか。

日本でも、“正しい日本語”なんて、わざわざとり上げられるほど、“日常生活に支障のない崩れ”が目立つ。

フランス語にも、文法以外に、いろいろな決まりや、話し言葉、書き言葉、それぞれ決まりや、よりキレイな、より丁寧な表現方法があって。



まだまだ、先は遠いなぁ




Comptoir Baulois ~コントワール・ボロワ~
34 rue Godot de Mauroy 75009 Paris
10:30~19:00
日月休