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食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

日本の味?

2011年10月03日 | 食材
そういえば



先日、久しぶりに日本食材屋さんに行ったときに。



ごまドレッシングを買ったんだけど。

(このお店に来た時には、必ず買う)








何か、ヘン。



そしたら、



見えるかな??

“アメリカ産”だった



普段は、日本の食材を輸入しているお店なんだけど。

今は、日本の食材が手に入りにくいらしい

棚も、空いてる所が目立ってたなぁ。。



そして。

ごま好きなスーさんの為に買っていたごまドレッシングは、キュー◯ーだったんだけど。

『おいしいけど、何か、嫌いな味がする

と、言うスーさん。


材料を見てみると、

理由は、

“味噌”な事が判明


よく見つけたね

嫌いなものほど、見つけちゃうのかな。

Sirop d'erable メープルシロップ

2011年10月02日 | 食材
言わずと知れた、ホットケーキのおとも

Sirop d'erable メープルシロップ。



カナダから、混ざりっ気なし

完全天然なメープルシロップを頂いた



うふふ

(商業用じゃないから、かわいいパッケージは一切無し




ので、



エシレバターと一緒に、シリアルのパンにたっぷりつけて食べよう




た~くさんの、有名バターが存在するフランス。

バターそのもののお味を楽しむ時には、別なバターを選ぶけれど。

エシレバターの、バターなのにアブラっぽくない、上品さが私は好き。

一緒に合わせる食材を引き立たせてくれる。



最高の食材のマリアージュ

Tomate トマト

2011年09月11日 | 食材
さて、



これは、なんでしょう?




って、題名が“トマト”なんだから、



トマトです ええ…。



といっても

これは、400年以上前からあるトマトの品種

日本でよく見かけるトマトは、品種交配して出来た比較的新しい品種。

最近話題になった(?)フルーツトマトも、新種だしね。 





今年の夏も、トマトにはお世話になったなぁ。

ほぼ、毎日私の昼食に登場




それにしても。 



ミニトマトが




このまま売られているって、日本では、なかなか見ないかもね






ところで、

これから、ワタクシ、スーさんの実家へ行ってまいります。

スーさんの従姉妹の結婚式におよばれしておりまして

なので、3日間、また、自動更新させて頂きますので、何卒、よろしくお願いします

Artichaut アーティチョーク

2011年09月10日 | 食材
この夏、トマトとともに、我が食卓で大活躍したのが、



これ

Artichaut アーティチョーク(朝鮮アザミ)



なんというか、これを食べようと思った人がすごいというか





こうやって、

たっぷりのお水に、塩と酸味(お酢でも良いけど、我が家ではレモンを使用)で1時間くらい、茹でる

だけ。



昔、私が調理師免許を取る為に通っていた学校では、

鱗みたいな回りを剥ぎ続け…、



ココだけを食す

って、教えて頂いたのだけれど

(なので、廃棄率は80%位かな




フランス人は、



この、葉っぱみたいなのも、食用にする



とは言っても、



葉っぱの根元部分を、サトウキビをかじる(?)要領で、食べる。

(う~ん、説明が難しい

これが、食前酒と一緒に、のんびり食べるにはちょうど良く。




こうして、1枚1枚、のんびりと…。



最後は、



パカっと、“花”になる所が出てくる。




ここは食べずに、剥がしていくと、




メインディッシュ? に到着。




日本では、なかなかお目にかかれない



アーティチョーク。

一度、試してみては?  

(最初は、違和感というか…

不思議な食べ物なイメージかも)

おふくろの味?

2011年08月16日 | 食材
スーさんの実家から、帰ってきた

4日間なんて、あっという間



っていっても。

来月、スーさんの従姉妹の結婚式があるから、また、向こうにお邪魔する事になるんだけどね




で、



お土産




Andouilleーアンドゥイユ(ブタの内臓のソーセージの一種)と、




Boudinーブーダン(ブタの血のソーセージ)、




この、スーさんママのブーダンのお味が最高で、私の大好物



写真撮り忘れちゃったけど、豚足も。



あと、



パテも大好き



スーさんママは、毎年、ブタさんを1頭買って

全部、丸ごと1年分の保存食にしちゃう

生ハムも、しっかり食べてきた



そして、



Broyeーブロワイエ

ブロワイエは、“砕く”とか、“粉砕する”っていう意味。

この大きなサブレみたいな焼き菓子は、スーさんの地元のスペシャリテ

この、大きなサブレを、手で砕いて(割って)食べるからついた名前。

さすがに、30cmを超えるサブレを、そのままボリボリ、は、難しいね



これは、朝食に頂こう




それではこれから、スーさんとバカンスで、旅行に行ってきます

今回は、北



と、言うワケで、スペイン旅行記、

もう少し続きます

Reglisse 甘草

2011年07月31日 | 食材


(左側のは、気にしないで

写真の、右側に写ってる、木の棒



これ、“甘草”っていう、甘味料や、漢方薬として使われる植物を乾燥させたもの。



この、木の枝みたいなものを、

フランス人は、

“そのまま噛む





ネコが、またたびの棒を噛むように、

サトウキビをそのままかじるように…




フランス語で、Reglisseーレグリースと呼ばれる、コレ。

よく、グミやガムになって売られているんだけど。

そのイメージカラーは、“黒”



なので、



当店で売られている、レグリース味のマカロンも、色は黒




なかなか、日本では見ないカモ。




関係ないけれど、

お土産に、フランスのマカロンを買って行くと、

『すごい色』

『ちょっと、甘すぎる』

…なんて言われる事が…。


私は、小ぶりなマカロンで、いろんなお味が楽しめるのが好き


Asperge アスパラガス

2011年07月29日 | 食材
アップするか、どうしようか、悩んだんだけど

写真に悪気はない



って、ワケで、



私の大好物、Asperge blanche–ホワイトアスパラ




今年の初物(初競り)、3月11日だったのよね…。

フランス時間で、朝に起きた地震。

毎週2回、マルシェの開かれる日は、午前中の仕事が終わって、お昼休憩中に、買いに行くんだけど。

この日も、地震、大丈夫かなぁ、なんて思いつつ、マルシェに寄ってる余裕があったのよねぇ、被害を知る前だったから…。




良いお野菜は、



こんな風に、どこの農園で取れたものか、しっかり表示されてる


下に書かれた、お値段に注目

1kg=16.80ユーロ

さすが初物、いいお値段

1ヶ月後には、半分位には下がってた。。。



とはいえ、



この

立派な太さ

買わないワケにはいかなかった




我が家では、塩ゆでして、マヨネーズを付けて食べるのが好き

お塩と胡椒、バルサミコ酢ってのもいいし、オリーブオイルでもいいし…。

なんて、お手軽に食べられるのがうれしい





細いものは、もっと安くて。

茹でておいて、

トマトと一緒にチーズをかけてオーブン焼きにしても、

軽く、焼き目を付けてもおいしいし、

スープにしたら最高だし



ホワイトアスパラの個人消費量は、パリ市内一

じゃないかとさえ思えるほど、食べた




ホワイトアスパラの、少し後に登場してくる、



グリーンアスパラも、大好き



さらに、





Asperge sauvage-アスペルジュ・ソバージュ

野生のアスパラ

日本では、ワイルド・アスパラガスっていうのかな。

2、3分、軽~くバターで炒めて、塩・胡椒だけで

お味は、なんとなく、モロヘイヤ的なイメージ。

ネバネバしないけどね。



ちなみに、アスパラで、一番おいしい所は、“穂先”

宮廷料理では、穂先しか食べない

アスパラ用の、つまんで食べる用の銀器(フォークや、ナイフ、スプーンで食べるんじゃなくて)もある。

なんてもったいない





関係ないケド…



サラダにくっついていた、ちっっさいカタツムリ

かわいそうだったので、アパルトマンの中庭に引越しして頂いた

Cafe コーヒーが出来るまで

2011年07月28日 | 食材


近所の、大好きなコーヒー屋さんに、





焙煎の様子を見せてもらいにいってきた



週に3回、コーヒー豆を焙煎するそうで、



何種類ものコーヒー豆を、それぞれ、焙煎して、




冷ます。





これが、火を入れる前の生(乾燥)コーヒー豆。



それが、









こうなる



焙煎具合を確認するのは、



ご本人の経験と、カン。

豆をブレンドする場合は、コーヒー豆を焙煎する前に合わせておくそう。





おいしいコーヒーは、おいしい豆が大切なのは勿論だけど。

新鮮さも大事

お客さんがたくさんいるお店っていうのは、おいしいお店って事だけど、

商品の回転が速いっていうメリットも生まれる

お店選び、豆選びの大事なポイント




あ、



この豆、同じ農園の、同じ種類のコーヒー豆。

どうして色が違うかって?


“コーヒー豆”は、コーヒーの実を精製したもの。

その精製方法は2種類ある。

“乾燥式” と、 “水洗式”。

乾燥式は、

天日干し→果皮・果肉除去→選別→出荷

水洗式は、

水洗い→外皮・果肉除去→発酵→天日干し→内果皮除去→選別→出荷


酸味が穏やかで、豆の自然な持ち味が楽しめる乾燥式と、酸味が特徴的な水洗式。

どちらも、長所と短所があって。

世界生産量の7割は、乾燥式。



私もスーさんも、コーヒー、紅茶、ハーブティー何でも大好きだけど。

スーさんの“ガソリン”は、やっぱりコーヒー

苦みの少ない、香りの高いコーヒーがお好み。

でも、コーヒーのお菓子は好きじゃないスーさん


私は、強すぎない酸味のあるコーヒーが好き

皆さんは、どんなコーヒーがお好みでしょうか??

Fraise de bois フレーズ・デ・ボワ

2011年07月25日 | 食材


(写真が悪くて失礼

コレ、Fraise de bois–フレーズ・デ・ボワ



ヨーロッパの、野いちご



独特の風味があって、私の好きな果物の1つ

ただ、おいしいフレーズ・デ・ボワは、パリのその辺では、買えない



フランスの、三ツ星レストランが、我先に、と、注文するのは

ヨーロッパ、某国の、某農園のモノ。




そんな、有名農園のフレーズ・デ・ボワを使ったタルトが、



当店に

おいしいパティスリーは、技術と、環境、

そして、

良い食材を手に入れるルートが必要



そして、それを食べる事の出来るシアワセ



コチラの農園のフレーズ・デ・ボワの季節、今年は終わってしまったので

また、来年お会いしましょ



あ、フランスでも、おいしい農園はあって、コチラは、まだ楽しめる