昨日 日曜日の昼下がり
ぽこっと 時間が空きました
あまり 遠くへ行く時間もない
だけど 久しぶりに雨も上がって お天気も良い
ちょこっと 行けるところはないかしら・・・
と いうことで
ちょこっと 行ってきました
奈良県 桜井市にある 聖林寺 です
奈良には ありがたいことに たくさんの国宝と呼ばれる 仏様がいらっしゃいますが
ここ 聖林寺には その中の おひとり 国宝 十一面観音菩薩 様が いらっしゃいます
聖林寺 HP 関心のある方は クリックしてね
このお寺は 子安延命地蔵菩薩 様が 本堂にいらっしゃって 安産の祈願をしてくださるので
長男を妊娠したとき ここへ お参りいたしました
それから 20年余り 結構近い所にありながら ずっと訪れませんでした
この 十一面観音菩薩 様は その時と その前と 二度きり お会いしただけですが
心の中に その美しさが 凛とはりついていて 機会があれば 再会したいものだと かねてから思っていました
さて 二十数年ぶりに 訪れた 古刹
お寺は 山の中腹に建っているので 山門に立つと
奈良盆地の東の端っこが見渡せます
山門をくぐると
御庭の奥に つつましく本堂があります
堂内は 撮影禁止でしたので 仏様方の御姿を お見せすることはできませんが
久しぶりに お会いした観音様は
わたしの心に張り付いたままの御姿で すくっと 立っておられました
足元に跪くと よく目の合う仏様はいらっしゃいますが
この十一面観音 様は 遠くを見はるかす様にしていて 目をあわすことができません
でも それが 華奢な姿に似合わず 強さが感じられて
これが 心に張り付いて離れない 魅力なのだと 気が付きました
参拝の後は お庭にある お部屋で お抹茶を いただきました
観音堂の 外の歌碑にありました・・・
木の実降り 鵯(ひよどり)鳴き 天平観世音 (水原 秋桜子)
秋の 午後 ちょっと 非日常的な 時間と空間に 感謝 です