norinorimiffyの日記

きょう
だれかに ちょっと聞いて欲しいお話
お届けします  

17日 の 言葉

2015年01月17日 | 言葉

その日 わたしはまだ布団の中にいました。

ガタガタ・・・「地震?」思わず起き上がると

ドドドド・・・・とますます揺れはひどくなりました。

まだ幼稚園だった二人の息子は 事の重大さに気付かず 「電車みたい」とのんきな声。

奈良で生まれ育った私は 大きな地震を知りません。

何が起こっているのかよくわからないまま 

それでも 「かなり激しく 長く揺れている これは今までのとは違う」と感じていました。

夫は宮城県の出身で 大きな地震を体験しているため

いつもは 私がかなり揺れたと思った地震でも 「大丈夫 大したことない」と言うのが常でしたが

その時は 「大きな地震だ」と言いました。その言葉を聞いてわたしもとんでもないことが起きたことを実感しました。

それからも しばらく余震が続いて その度にドキドキしていました。

テレビからは 被害の大きさが流れ それが 時間を追うごとに大きくなっていきました。

 

今日の朝 5時46分。そんなことを とりとめなく思い出していました。

本日の言葉を何にしようかと いろいろ思いめぐらせて

ありきたりかもしれませんが この歌にしようと思いました。

歌詞の中でも いつも胸が締め付けられるような思いになるところを お伝えしようと思います。

 

叶えたい夢もあった

変わりたい自分もいた

今はただ なつかしい

あの人を思い出す

 

誰かの歌が聞こえる

誰かを励ましてる

誰かの笑顔が見える

悲しみの向こう側に

 

花は 花は 花は咲く

いつか生まれる君に

花は 花は 花は咲く

わたしは何を残しただろう

(作詞・岩井俊二 作曲・菅野よう子 「花は咲く」より)

 

叶えたい夢もあったはず 変わりたい自分もいたはず

それが 断ち切られてしまった たくさんの人の思いを

忘れてはならないと 思います。


16日 の 言葉

2015年01月16日 | 言葉

明日は 阪神・淡路大震災が起こった日。

同じように 夜が明けることを 誰も信じて疑わなかった前日。

20年の 年月は 確実に過ぎていくのに

5時46分のまま 時計が止まってしまった たくさんの人生。

 

 

本日 16日は この詩。

前にもご紹介したと思いますが もう一度 書き留めておこうと思います。

 

家を失ったきみ けがをしたきみ

父さん母さんを亡くしたきみ

きょうだいをなくしたきみ

じいちゃんばあちゃんを亡くしたきみ

なかよしを亡くしたきみ

けんか相手がいまだに行方不明のきみ

泣いて泣いて泣いたきみ

大事なアルバムを焼いてしまったきみ

かわいがっていたイヌやネコをもう抱けないきみ

何日もふろに入れなかったきみ

ごはんが食べられなかったきみ

寒くて寒くてふるえたきみ

いまでもこわい夢を見るきみ

そのほか

わたしが想像つかない苦しみにおそわれたきみ

 

わたしは65歳

孫のようなきみを

どうなぐさめていいか言葉がみつからない

まして励ますなんて

どう言えばいいのか

きみよりずっとたくさんの言葉を知っているのに

わからない

 

ただ太陽に手を合わせる

きのうより一回だけ多く

きょう

笑いがきみの顔に広がるように

一回でも多く

じょうだんがきみの口から飛び出すように

一回だけ多く

好きな歌がきみの口から流れるように

 

おーい きみ

(川崎 洋「きのうより一回多く」阪神大震災で被災したきみへ)

 

 

 


15日 の 言葉

2015年01月15日 | 言葉

我が家で 取っている毎日新聞の朝刊では 「うたものがたり」と題して阪神大震災とからませた歌を毎日紹介しています。

今日は 「それが大事」でした。

大事MANブラザーズバンドが 歌っていた歌です。

そういえば そんなバンドがあったな~ と 思い出しました。

記事は 被災地において南北朝鮮の民族が協力し合ったことを振り返り 

互いの「心の38度線」を取り払おう という希望を込めたものでした

 

阪神大震災から 20年 そのことに 思いを馳せて

15日の 言葉

 

負けないこと 投げ出さないこと

逃げ出さないこと 信じぬくこと

駄目になりそうなとき

それが 一番大事

 

負けないこと 投げ出さないこと

逃げ出さないこと 信じぬくこと

涙 見せてもいいよ

それを忘れなければ

 (作詞・作曲立川俊之「それが大事」)

 


14日 の 言葉

2015年01月14日 | 言葉

毎日 寒い日が 続いていますが

我が家の小さな花壇には 確実に春が来ています。

 

水仙の蕾です。もう 多くの場所ですでに咲いていますが 我が家の水仙は八重咲で いつも咲くのが遅いのです

ちなみに 今日知ったのですが 水仙には雪中花という名前もあるそうです。雪の中咲く花。美しい名前です

 これはサクラソウ。

ピンクの花を咲かせる侘助の蕾です。今年は何時にもまして咲くのが遅いようです。

 

蕾が膨らんでくると 春への期待も高まりますね。

というわけで 本日 14日の言葉

 

待つこと

耐えること

花のつぼみ

・・・みんな似ている

みんな 

明るいほうを

向いている

(星野富弘「速さの違う時計」より)


13日 の 言葉

2015年01月13日 | 言葉

さて 今日の言葉を何にしようか・・・と思い

ふと 思いついて 1月13日は何の日か調べてみました。

すると 「ピースの日」とありました。1946年にたばこ「ピース」が発売された日だそうです。

たばこの「ピース」で 今の私が思い出すのは

やはり 昨年の紅白で歌った サザンオールスターズの「ピースとハイライト」

政権批判だとか なんだとか いろいろ物議を醸しだしましたね。

実は わたし あの時その歌を初めて聞いたのですけれど

単純に いい歌だと 思いました

 

ということで 本日 1月13日の言葉

 

希望の苗を植えていこうよ

地上に愛を育てようよ

このすばらしい地球(ふるさと)に生まれ

悲しい過去も 愚かな行為も

人間(ひと)はなぜに忘れてしまう?

 

愛することを躊躇わないで

(作詞・作曲桑田圭祐 「ピースとハイライト」より)

 

 

この星(地球)に 生まれたら みんな ここがふるさと

大切に 育てていきたいですね。

 


12日 の 言葉

2015年01月12日 | 言葉

今日は 成人式。

今日から 大人と 決意を新たにする若者と一緒に

成人式をもう随分前に終えたわたしも 大人になるってどういうことなのか考えます。

過去のブログを振り返っていたら 2011年の成人の日に載せていた詩がありました。

ちょっと手抜きですけど 今日は その詩の一部をご紹介したいと思います。

 

12日 の 言葉

どんな美しい記念の晴れ着も

どんな華やかなお祝いの花束も

それだけではきみをおとなにはしてくれない

他人のうちに自分と同じ美しさをみとめ

自分のうちに他人と同じ醜さをみとめ

できあがったどんな権威にもしばられず

流れ動く多数の意見にまどわされず

とらわれぬ子どもの魂で

いまあるものを組み直しつくりかえる

それこそがおとなの始まり

永遠に終わらないおとなへの出発点

人間が人間になりつづけるための

苦しみと喜びの方法論だ

(谷川俊太郎「成人の日に」より)

 


11日 の 言葉

2015年01月11日 | 言葉

今日は 1月11日。

11月11日はポッキーの日らしいけれど 1月11日はそれより1が一本足らなくて

なんとなく かわいい日

 

昨日は まどさんの詩をご紹介しました。

まどさんの詩には 可愛らしいなと思うものがたくさんあるのですが

今日は その中でも わたしのお気に入りの詩を 一つご紹介して 11日の言葉にしようと思います。

 

11日 の 言葉

 

たったの 一ど

はいった たまを

 

こころが なんども

おもいだす

 

五ども 十ども

はいった みたい

 

とくするなあ

こころが あって・・・

(まどみちお「たまいれ」)

 

 

哀しいことや 辛いことを何度も思い出すのも こころだけれど

楽しいこと うれしいことを何度も思い出すこころを 大切にしたい。

 


10日 の 言葉

2015年01月10日 | 言葉

今日は 私が所属している合唱団の 初歌いでした

合唱団とはいっても 十数人のアンサンブルです。学生時代から一緒に歌っている人もその中にたくさんいます。

卒業してから ほぼ30年 その間 数年のブランクはあるものの ずっと続いているお付き合い 本当に感謝です

 

お正月の間 ダラダラと過ごしてしまったので 久々に声を出して疲れましたが 心地よい疲れです

ということで 少し長くなりますが 今日はわたしの好きな詩をご紹介したいと思います。

 

10日 の 言葉

うたをうたうとき

わたしはからだをぬぎます

 

からだをぬいで

こころひとつになります

 

こころひとつになって

かるがるとんでいくのです

 

うたがいきたいところに

うたよりもはやく

 

そしてあとからたどりつくうたを

やさしくむかえてあげるのです

 (まどみちお「うたをうたうとき」)


9日 の 言葉

2015年01月09日 | 言葉

今日は 何にしようかと 考えていると

ふと 昔のことを思い出したりするもので

今日も いろいろ思い返していたら 学生時代のことを思い出しました。

歌の好きな私は 大学時代 コーラス部に入っていました

キャンパスの端っこの方に ちょうど建築現場の飯場のようなプレハブの部室が建っていて よくそこで時間をつぶしました。

授業と授業の間はもちろん 授業があっても「自主休講」と称して友達とおしゃべりして過ごしたものです。

ICカードで出席をとる大学もある今では あまり考えられないかもしれませんが 

当時は 代返することも可能でしたから お互いに協力し合って 上手にさぼっておりました

その部室に 天平雲という名前のノートが一冊おいてありました。

好きな時に 好きなことをそこに書き残すノートです。

個人的な愚痴あり 逆にうれしいことあり 内容は多岐にわたっておりました。

ある日 何のことだったか忘れましたが 

何かのことで行き詰ったわたしはそこに「大変だけどがんばるぞ」みたいなことを書きました。

結構 精神的にも追い詰められていて 辛い時期だったと思います。「がんばる」と書きつつも 心身ともに疲れておりました。

それから しばらくして 私が書いた言葉の下に 友達が ある歌の一節を書きこんでくれました。

その言葉が 疲れた心に沁みていくようで 本当に有難かった。

今も 苦しいとき辛いときは この言葉を思い出します。

このブログでも 一度ご紹介したことがあると思いますが

本日 9日の言葉は それにしようと 思います。

 

9日 の 言葉

走りつかれたら お歩き

歩き疲れたら お休み

やがて 休みつかれたなら

どうせまた 走りたくなるさ

(作詞・作曲 さだまさし 「立ち止まった素描画(デッサン)」より)


8日 の 言葉

2015年01月08日 | 言葉

自分ながら 頑張っているなと思い始めた 8日目です

さすがに 何の言葉にしようか 迷い始めました

迷って 迷って・・・ということで

 

8日 の 言葉

どんなときも どんなときも

迷い探し続ける日々が

答えになること

ぼくは知ってるから

(槙原敬之作詞・作曲「どんなときも」より)


マッキーの歌は どこかで絶対入れたいと思っていました。

この歌は 彼の歌の中でも 私の中では 5本の指に入る歌です