のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1850

2021-05-10 00:28:00 | 新しい子猫たち 
息子の国会議員の期間は 短かった。任期は4年でも駆け引きの解散もあった。息子は さっさと 地元の若いごきげん党の府議を跡継ぎとした。リトルホワイト事務局との話し合いで決まったようなものだった。


陽太親衛隊の決まり は 厳しくて タダ酒どころか 酒を後援会の会合に出すのも難しい、飯の価格にも制限がある程なのだ。議員としての 余禄はほとんどないのだ。その代わり 陽太親衛隊は選挙費用、スタッフまで 面倒を見てくれるのだ。


息子は余禄がないから 辞めた と云うよりも やっぱ ビジネスマンとしての生き方の方が性にあっている と実感したのだ。母屋のバアサン、母親の関係する会社の面倒も 名義だけ初めは奥さんにしていたが 国会議員辞めて、自分が詳しくみると 介護とか福祉のビジネスではあるが自分なりに色々と修正していった。兄弟と 母親の バアサン の和解も進めていた。


バアサンも息子たちとの仲も 少しつづではあったが修正され、小康状態になっていた


猫 は これ以上は 大体 息子さん達の奥さんとの気性が違うから 望んでも無理だよ と バアサンに言った


バアサン も そうだね、よく判ったよ、嫁さんが来ると息子は変わって当然、やっとわかったよ、貴方は凄い、人情の機微まで判るのね

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