飲んでもブログ

飲んでいる時に付けたタイトルで間違いではありません。
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福島第一原発1号機の海水注入は中断されていなかった

2011年05月28日 | Weblog
 5月26日、東電は福島第一原発1号機で3月12日に実施した原子炉への海水注入について、海水への注入は中断せず、継続して実施していたと発表した。
 ・19時04分:海水注入の開始
 ・19時25分:海水注入の中断 ← 誰が中断を指示したのか問題になっていた。
 ・20時20分:海水注入の再開 ← 何と首相が指示するのだ!
 これは、福島第一原発の吉田昌郎・発電所長が「事故の進展を防止するためには、原子炉への注水の継続が何よりも重要」と判断して継続して海水注水を実施していたのだ!
 これまでも東電は発表内容を何度も訂正しておりまたかと呆れてしまうが、結果的に東電が抱えている官僚的な体質と菅首相が固執する政治主導がパフォーマンス以外何ものでもないことが明らかになった。
 東電の官僚的な体質は、現場との意思疎通が不十分と言う生易しい話ではなく、下(現場)を見ないで上(官邸)だけを見ている体勢から来ているので、本店を含めた徹底的な構造改革をしない限りこの体質は治らない。
 一方、「事実関係は正確に把握、報告していただかないと政府は対応に苦慮する」、「中断がなかったのなら、私はいったい何だったのか」、「結果的に菅首相が海水注入を指示したのは正しかった」等々、自己保身やゴマすりの発言が目立ち腹が立つ。
 G8から帰ってきた菅首相が何と言うのか見ものである!
又、現場主義を放棄して与えられた情報をただ垂れ流すだけのメディアは、現場を無視して海水注入を指示する菅首相のバカばかしい行為を批判する資格もない!
 海水注入を中断しなかった吉田所長に拍手
コメント
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