のどのど日記

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雪じゃなければ…霜だね

2010-12-18 | のどのどぬ人

12月18日 合唱団じゃがいも第37回定期演奏会 林光作品を歌うPART13
@山形市中央公民館ホール

朝から夕方までオーケストラの練習に付き合ってから、山形へ。
昨日初めて通った南陽市中川~上山市中山間の新しい道路、快適!
(でもあまりにも風景が違って、どこを走っているのか途中分からなくなってしまった、、)

今年も林光さんが直々に棒を振りに。黒いシャツとズボンに、細い赤のベルト。
おしゃれで、足取りは相変わらず軽くて。格好いいおじいさま、なのであります。
「なめとこ山の熊」は「何度か思い立ってはためらい」してきた賢治作品なのだそう。
たしかに決して長くないお話しの中に、ぎゅっと色んなペーソスが閉じ込められていて、
聞いていてもついつい、息を飲んで物語の先を見つめてしまう場面ばかりが続く。
記憶になる林節というようなものはちょっと置いておいて、
今回の新作は、逆に林さんの色が薄まっていたような。
でも、焦点の合わせ方はさすがだった。

じゃがいもの声は、やっぱりちゃんと日本語が聴こえてくる歌い方。
でも、その先まで、もう一歩、進んだところを見せて欲しい。
そこまで行ける人たちなのに、自分たちへの甘さがこちらにのぞいている。
なんて人のことばかり、罰が当たりそうだけれど、でも林光さんがこうしていつも来てくれる、
稀有な、とても特別なグループなのです。その敬意を、もっと、見せて欲しいのだけれどなぁ。

(ゆ)