のどのど日記

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明日は…?

遠い遠い海

2014-10-19 | のどのどぬ人

10月19日 深江神社・深江神幸祭@福岡・糸島

太閤秀吉が朝鮮征伐の際に立ち寄った際、秀頼誕生の知らせを受けたことで、
その後も秀吉とのご縁が続いたという深江神社。
唐津街道沿いの集落から、歩けば10分ほどの浜までの道のりを、
行列はゆっくりゆっくり、1時間半もかけて歩く。

陽射しが強いから、蔵の肌は白く灼けていて、
雪が降らないので、屋根の形はどこか中世ヨーロッパのようでさえあって。

久しぶりの西への旅は、「マレの会」で糸島国際芸術祭2014『糸島芸農』へ。
その合間に、隣りの駅の祭りに伺う。

何しに行ったのかと思い返せば、
保育園に泊まったり、山を登ったり、焚火で焼き芋を焼いたり、
七輪で魚の干物を焼いたり、黒川能の研究をしている女の子と友達になったり、
コンテンポラリーダンスを初めて知ったビデオのダンサーさんに、泊めていただいたり。
仙台の文化事情を研究者の大先輩に訴えて、苦笑いさせたり。
8月大船渡で、ひとつの作品に一緒に参加した方たちと過ごしたり。
色んなことがひと回り。そしてまた、ご縁は続く。
遠い遠いところへ来たのに、なんだかスタート地点に戻る途中のよう。

私たちはやはり、マレビト。

(ゆ)