6月9日
新日本フィルハーモニー管弦楽団演奏会@酒田・希望ホール
一度聴きたかったピアニスト後藤泉さんを、やっと聴くことができました。
ベートーヴェンの4番のピアノ協奏曲。確かにベートーヴェンなのだけど、
この爽やかさ、軽やかさは交響曲6番の「田園」に通じているような。
チェロ4人という小さな編成も、この曲の透明感を
際立たせていたような気がしました。
一方後半のブラ4は…好きな曲だけに私の思い込みが先にたったのか、
指揮・井上道義さんの解釈は私には受け入れがたく感じました。
(たとえば、なぜそこまでヒステリックに煽るのか最後まで解らない4楽章。)
弦・管ともにさすがにプレーヤーは安定していて、ハーモニーは心地よいのに、
ブラームスはこんなんじゃないよぅ!と勝手に泣きたくなる私…。
でもオーケストラはよかったんです!はい。。
そして10代のうちに、毎年このオケの音に触れられる
酒田の学生さんたちは、幸せだなぁ~と思いました。
高校以来の羽黒山五重塔。
石畳の道、背の高い杉並木の下。空気が澄んでいました。
道端に群生していた都忘れも、雨露に濡れてとても綺麗に咲いていました。
(ゆ)