のどのど日記

昨日ものどのど,今日ものどのど.
明日は…?

8月6日

2008-08-06 | のどのどぬ人

8月6日

図書館から借りていた川田順造(2007)の「文化人類学とわたし」を読む.
川田は,現実と体験の狭間を埋め、体験を意味づけてくれる解説という名の過剰な言葉のお喋りを聞かないと不安な人達が、いまの世には溢れている(132)と言う.
そして芸術家と呼ばれる表現者までもがそうなり,新曲発表会の前に「トーク」という名の解説があるのが当たり前になってしまったことを恐ろしいと思う,と….

自分が感じたことを,それが本当は全てなはずなのに,どこか信じられず,言葉でまとめてもらわないと,まとめないと心配になってしまう.
いつからそうなってしまったのだろうか.
小さい頃は,あんなにも素直に自分が感じたことから判断していたのに.
いや,色んな考え方があるんでしょうけど…(言葉も含めてその人の作品だなと思えるアーティストもたくさんいますから).

今日は広島の日.
広島に居たころは蝉の鳴きしきる平和公園で黙祷を捧げていました.
合掌.

(ド)