今回の目玉はもちろんエレクトーン
最後のソロだったのが、この村山佳奈さん演奏の、
ハチャトリアン作曲ピアノソナタより第3楽章。
あれ~~ピアノソナタってエレクトーンでしょ
エレクトーンソナタじゃないの
ピアノソナタをオーケストラのように音色をつけて、
編曲と言うよりも別の曲に創作したと言えます
カラー写真を白黒にする、つまり、
オーケストラをピアノ用に編曲することはあっても、
もともと白黒だったものをカラーにする、つまり、
ピアノをオーケストラにするということは、
ドビュッシーやラヴェルには本人の編曲がありましたが、
あとはムソルグスキーの「展覧会の絵」とかのように、
クラシックでは極めて珍しいことです
大きな妄想力と音楽的な自信、さらには勇気が必要です。
村山さんの独自のスタンスとして、
たいへんおもしろい演奏になっていたと思います
そして技術的にもたいへん凝っていました
さて、この日のMCはNOBU-ZEMI DIPLÔMÉで作曲家、
本学入試センターで勤務する平泉奏さんの登場です
iPadを持って話す平泉奏さん
年に1回くらいは現役ゼミのMCに参加します。
今回の裏テーマが「(平泉)奏にも春が来た、譜(ふっ)」
ということでこのコンサートのタイトルに決まりました
(注)嘘です。
今回も演奏者から寄せられた情報を基に推敲、
電子オルガンコース生らしい、
ぶっ飛んだ話が多かったように思います
今回はエレクトーンシティを朝のピアノ調律から、
4時間半に及ぶゲネプロ、3時間半に及ぶ本番で、
めいいっぱいお借りしてしまったために、
本番ではどうしてもゆっくり演奏者を紹介する時間もなく、
かなりMCの箇所を限定し端折って進行しました
このコンサートを影で支えた人たちは、
この村山さんのようなエレクトーンの熟練者、
平泉さんのような営業で培ったMC
そして4年生で組まれたセッティングチームなどで、
出口、水谷、縄巻はゼミ最後のお役目でした