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2004年から2018年まで活動した洗足学園音楽大学・延原ゼミの活動の様子を写真を交えて紹介しています。

大きな可能性

2008-05-21 07:45:44 | 活動報告
延ゼミの本質は、
いろいろな曲をいろいろな場所でできるという
建前上のプロフィールも事実ですが、
本当はジャンルを超えて短期間に仕上げる
リハーサルやレッスンの真剣さにあるのだと思います。


演奏に関しては本質がそんなに簡単に
アップしないのは確かですが、
きちんとさらってさえいればその曲に限っては、
長所を引き延ばしたり、
即効性のある効果的な表現を加え、
全体を整えることができます。


作編曲に関しては、
その曲そのものが成績の評価対象ではないので、
時間をかければ根こそぎ大手術をして
レベルをアップさせることが可能なのです。


写真は新メンバーで音響デザインコースの
2年生の真鍋昭大君です。
彼は、作曲理論もまじめに習得しつつ、
作編曲についていろいろな引き出しを持っています。

ともすると、作編曲はアイデア指向で
楽器の音色に頼ったイメージだけの空虚なものが横行する中、
大学で行う作編曲とは確かな理論に裏づけされた、
作曲家本人のスタイルや書法を探究することであり、
譜面に個性的な「音の身ぶり」を定着させることなのです。

真鍋君は方向性さえ誤らなければ、
大きな可能性を秘めた逸材であると思われます。
今後に期待