金四郎 たのんまっせぇ~

夫、老柴犬金四郎と南房総に移住して16年を過ぎ、今や身も心もすっかり房総人。亡き愛犬との思い出と共に綴る日々の出来事

義母の言葉を思い出しつつお盆の入り・金四郎通院日

2015-07-13 21:27:29 | 日記
関東式、新暦のお盆の入りの今日です。

我家代々の仏様は、長男である義兄の所に有ります。

でも、訳あって、義父母と同居した私たち夫婦は、いえ、私は、義母から色々と家の事、行事、風習など教わり、なんなく継承してきました。

移住して10年になります。
義母を送って、13年目、昨年は誰も何も言わないので、気持ちだけ我が家で13回忌をしました。

だから、もういいかなぁ・・・
あまり色々ととらわれることなく、忘れたらそれなりでも・・・と気楽に行こうと思っていたのですけど・・・

義母がまだ元気で認知症も何もないころ、この家には輪島塗のちゃんとしたお盆用のお膳セットがありまして、仏様へのお供えは、それにしていました。

それを脇で手伝ったり、見たり聞いたりしながら一緒にお供え、お線香をあげたものでした。

そんな時、彼女は、面白半分によく言っていたことがありました。

「家は関東式で7月がお盆でしょ、でもね、私が死んだら仏様はみんなお兄ちゃま(長兄)の所に渡すから、Tちゃん(義姉)は、山形の人だから、旧暦でするでしょうし、あなたは、『全部お兄様の所に行ってるんですから、お膳は出しません』って、言われたら、私、あら、今日はお盆だわって戻ってきても、両方の家で食いはぐっちゃうわね、ハハハ」と。

何となく聞き流していたことなのですが、そういう事態になるようにしたのは彼女自身の責任でもあるのですけど・・と。
あまりそんな実感なく聞いてもいました。

目に入れても痛くないほど、可愛がっていた長兄が選んだお嫁さんは、近所に住む、義母も若い時からよく知ってる方だったのですが、近所のお嬢さんの内は良くても、いざ息子の嫁となる時は、かなり猛反対したらしく・・・色々とその時のこと、義母からも、夫からも周りからも聞かされてはいました。
結果、同居を拒んだのは義母自身だったのですが、後から、聞く所によると、夫が一緒に住みたいと言ったから兄を断ったと、言っていたそうです^^;

まぁその他いろいろな歴史を超えて、今日、毎年、お盆と言うと、この日にはちゃんと子供用ですがかわいらしいお迎え提灯を仏様に出して、質素ながらお膳を出していました。

そして、上記のように、今年は・・と思いつつ、出来ることならやろうと・・・また・・・今度は本当に有り合わせの物で・・でも、気持ちだけはと・・・。


野菜ばかりで良いので気楽ではあります。
キュウリの糠漬け、生揚げとミョウガとシメジの煮物、もやしのお浸しトマト添え、ご飯にニラの味噌汁。

従来なら、これに佃煮や、もう一種類の煮物など漬けたのですが、今年は夫もダイエット中だし、この器は生前、義母が焼き物を習っていた時に作ったもので、良い物は義姉や義兄の所に行ってて、我が家に残った物。
捨てるのもはばかられるし、さりとて生き仏でつかう余裕もない・・・それじゃぁ 御膳セットは兄の所なのだから、これを我家用にしようかと思いついて、13年です。

山の畑のミョウガ、あまりにも生えすぎて、見ることもサボっていたダンナ殿、一昨日意を決して収穫してきた150個


そして、昨日又、暑い中、これで一応終わらせると、残りを収穫してきた216個


それに私家の草取りをしながら、裏庭で採った10個の計376個!!

どうしようかと・・・酢漬けにしたり、生で保存したり、欲しいという方に差し上げたり・・それでもナントカしなくち間に合わず、さっと湯がいて冷凍にまでしたのですが、これがなかなか良くて、煮物にはふんだんに使えます♪

でもね・・・こんなにミョウガ食べて、物忘れが今よりもひどくなったら・・・その時がお盆も忘れるいいチャンスかも・・ね^0^

般若心経にある
心無形下無形稽古(字は違うでしょうけど シンムケイゲムケイゲイコといいます)こんな一節があるのですが・・・瀬戸内寂聴さんの解説には
サラリさらりとこだわりなく生きよ」と有りまして、これをいずれ実践していこうと思うとります

今日は、金四郎の通院日でもありました。

今までの具合をお話して、かなり皮膚の具合が良くなっていること、カイカイが少し少なくなって口の周りに限定されてきていることなどを聞きながら 院長先生は丁寧に聴診してくださって、心臓はかなりいい状態を保っていますと・・・
確かに咳はほとんどしなくなりました。
年の生の衰えや脈拍の乱れなどが多少あるけど、それは仕方ない位の程度なので、薬はそのままアピナックと甲状腺ホルモンのソロキシン、それにサプリのアンチノールとなり、その他に 消毒薬、目薬の二フランとヒアレイン、でした。

次回の診療も私の都合もあって、3週間後となりまして薬もその分量です。
再診料も入れて約9000円ぐらいでした。

右目が涙で涙焼けしてるのがひどくなってるので診て頂いたら、多少、眼瞼内皮で、まつ毛が目に触っているらしいので、抜いていただきました。

その時の金四郎・・・
ちゃんと局所麻酔もして、痛くないはずなのに、すごい声上げました
いつぞやも耳の毛を切って頂くときも悲鳴のような切なる声を上げたのですが、今回はそれに輪をかけて、ギャンギャンという声を立て、診察台でウンPまでおもらし
金四郎を抑えて下さってた看護師さんが、笑顔でさっと片づけては下さいましたが・・・母として、恥ずかしい限りでございました

病院の日は本当に疲れます。 特に今日は・・

ふと見たら、床に・・・
夫が「転がり落ちて、そのまま寝てるんだよ♪」って(笑)


お盆の入りで、ちょい考えることあっても、沢山の歴史を顧みることがあっても、こんな一コマで、つまらないことは忘れ去ります♪
コメント (20)
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