虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

街角(1940/米)

2004年09月26日 | 映画感想ま行
THE SHOP AROUND THE CORNER
監督:エルンスト・ルビッチ
出演:ジェームス・スチュアート マーガレット・サラヴァン 

 ルビッチは上流階級を舞台にピリッとしたスパイスの効いたコメディ、というのが多いように思っていたが、この映画は働く庶民の物語。失業すれば今日から暮らしが立たないような、サラリーで生きている人々の、おかしくてあったかい恋物語。
 マチェック商会で働く若いクラリクは、文通で知り合ったまだ見ぬ相手に恋している。そこへやってきたのが失業中の若い女性クララ。彼女はクラリクの同僚になるが、なぜかクラリクに噛み付いて喧嘩ばかり。ところが彼女も文通相手に恋をしている。実は・・・というところに店主の妻の不倫騒動がからんで、さて、みんなはどんなクリスマスを迎えるか?というドラマ。演出とか細部がとことん楽しめる、さすがルビッチ、な映画。
 登場人物一人一人が、ちゃんと納まる所へ納まる、といううれしいラスト。
 何よりジミー・スチュアートのキュートさったら! この時代は男の人も靴下にガーターベルト必要だったんですね!

「ユー・ガット・メール」の元の作品だけど、お見舞いシーンなど結構忠実になぞってる。トム・ハンクスとジミー・スチュアートではもちろんスチュアートの勝ち。

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4 コメント

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度々すいません (micchii)
2005-05-01 22:45:49
『ロンゲスト・ヤード』の返事に伺ったんですが、少し拝見していたらこれと『昼下りの決斗』を発見して思わず書き込んでます。

どちらも、他のブログではなかなか見かけない映画ですので。



ルビッチ監督はこれが初体験だったんですが、あまりの素晴らしさに感激し、続いて観た『二ノチカ』にはほんとにたまげました。



記事にありました『生きるべきか、死ぬべきか』は観たくても観れない映画NO.1だったんですが、6月についにDVDが出るみたいなので絶対に買います!

これもまたとんでもない傑作みたいですね。
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生きるべきか、死ぬべきか (ningyo)
2005-05-02 08:11:04
大傑作です!

これを見て、私のオールタイムベストがかなり変動いたしました。

6月に発売というのは初耳です!

どこから出て、どんな特典が入っているのでしょうか。
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DVD情報 (micchii)
2005-05-03 22:09:55
オールタイムベストが動くほどの大傑作ですか!

これは絶対に観なければ。。。

DVDですが、特典などの詳しいことはわかりませんが、詳しくは

http://item.rakuten.co.jp/discstation/jvd-3048/

に。



ついでですが、『桃色の店』も出るみたいです。

http://www.rakuten.co.jp/guruguru2/873207/



最近はようやくこれだ!っていうDVDが発売されだしましたよね。

これだ!と思わないのもたくさん買ってますが(笑)
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ありがとうございます (ningyo)
2005-05-04 08:24:52
けっこう高めのお値段ですね。

でも、仕方ないかもしれませんね。

今まで本当に見るのが難しい映画でしたから。

特典映像はあんまりなさそうですね。

ちょっと残念です。



最近は廉価版で古い名画が続々出て嬉しいです。
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