虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

アンダーワールド2 エボリューション(2005年/アメリカ)

2006年08月27日 | 映画感想あ行
監督: レン・ワイズマン
出演: ケイト・ベッキンセイル    セリーン
    スコット・スピードマン    マイケル
   トニー・カラン    マーカス
    ビル・ナイ     ビクター
   シェーン・ブローリー    クレイヴン

 ライカンとヴァンパイアの数百年の抗争が続いていた。ヴァンパイアのセリーンはライカンが家族を殺したと思い復讐のためにライカン処刑を続けていたが、ヴァンパイアのリーダー、ビクターが家族を虐殺していた真実を知り、ビクターを殺す。同族からも追われる身となったセリーンは、ヴァンパイアとライカンの混血種マイケルと逃げる。2人は追っ手から逃れながらも、やがて両種族の誕生の秘密に迫っていく。

 前作からの青と黒の色調の画面に浮かび上がるベッキンセイルの蒼白な顔と青い眼という映像は大好きです。
 主人公の細腕でモンスターぶっ飛ばすのに多少無理があっても、彼女も画面もきれいだから何でも許せます。
 はじめの30分ほどは、後半をスピードアップして進めるためか、説明的なシーンが多いのですが、そこを過ぎると次から次へとアクションシーンが続きます。
 前作でわけも分からずライカンになってしまった気の毒なマイケルですが、葛藤は少しであっという間に変化に馴染んでセリーンと組んで大暴れ。ライカンへの変身自在で、しかも部分使用も可、というのが最強です。「戦場のピアニスト」で缶詰が開けられなかったシュピルマンさんに爪一本貸してあげたい、など思ってしまいました。(不謹慎ですいません)
 前作からのビル・ナイ、デレク・ジャコビ、こういう方々が嬉々として(そう見えます)やっているので何だか豪華に見えます。

 マイケルも、セリーンもそれぞれ最強の新タイプライカンとヴァンパイアに変身したので、きっと続きがあるのでしょう。

 女性が主人公のヒロイックアクションというのは、お相手の男の人は、たとえどんな能力を有していても性格が良さそうに見えないといけないのでしょうか?別に恋愛してもいいのですが、この映画に関する限りではラブシーンは取ってつけたみたいでした。全編闘いまくっても良かったのになあ。