虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

ミイラ再生(1932/アメリカ)

2006年08月20日 | 映画感想ま行
THE MUMMY
監督: カール・フロイント
出演: ボリス・カーロフ
     ジタ・ヨハン
    デヴィッド・マナーズ
    アーサー・バイロン

 英国の考古学者がエジプトで発見したミイラは生きながらミイラにされたものだった。一緒に発見された古文書を若い助手が読み上げるとなんと復活し、立ち去る。それから10年後、その学者の息子がやはりエジプトで不思議な人物の情報で王女の墓を発見する。

 プロットは全く「ハムナプトラ」 もちろんこちらが元祖ですが。この映画に思いっきり派手なVFXを足してアクションアドベンチャーにしたのが「ハムナプトラ」です。
 どちらも突っ込み無用ですが、さすがにこちらはボリス・カーロフ。存在が死の世界のまがまがしさを振りまきます。いかにもミイラという包帯ぐるぐる巻き姿で暴れたりいたしませんで、かさかさした質感のメイクで、魔力を持った乾燥型リビング・デッドを演じております。
 本編よりも、メイキングなど特典映像のほうをじっくり見てしまった。この映画はツタンカーメン発見から10年、その呪いの噂で持ちきりだった時期の作品だそうで、見るほうではもうすっかり”エジプトの墓~のろい~超能力”の連想受け入れる気満々で見ていたのでしょう。
 それにしても、古典ホラーの役者って彫りの深い顔立ちが整い、憂いがあり、背が高くスマートでなければダメ、という何拍子も揃った人でないと出来ませんね。
 この映画のイギリスのリメイク、むっか~し見たきりのクリストファー・リーとピーター・カッシング共演のミイラものはリーのミイラ最強で大暴れ、古代回想シーンはカッコイイ、となかなか優れものだったという記憶がある。これもまた探しに行こう!

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 本日は少し元気出そうと思って、片道220円もかけておいしいという寿司屋へ出かけた。昼日中の暑さの中を歩いていったのに、いや却ってそれが悪かったのかほとんど食べられなかった。悔しい。やっぱり「スーパ-マン・リターンズ」を見にいったほうがきっと元気になったわ!