虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

奥さまは魔女 (2005/アメリカ)

2005年09月09日 | 映画感想あ行
BEWITCHED
監督: ノーラ・エフロン
出演: ニコール・キッドマン    イザベル/サマンサ
    ウィル・フェレル     ジャック/ダーリン
    シャーリー・マクレーン      アイリス
    マイケル・ケイン    ナイジェル

 魔女のイザベルは、人間の生活をしたい、恋がしたいと魔法界からやってきた。片やジャックは落ち目の映画スター。出る映画コケまくりでテレビシリーズ「奥様は魔女」リメイクで盛り返そうと考えている。自分の引き立て役になる無名の相手役を探していたジャックは、町で偶然イザベルに出会い、「魔女の役をしないか」ともちかける。

 見たような気はするのだけれど、全然記憶に無い番組「奥様は魔女」 そのままのリメイクでなく、リスペクトがたっぷりです。
 どんな役でどんな人が何をやっていたのかが、全国区で了承済みの大ヒット番組だったのですね。主演のエリザベス・モンゴメリーは私はクッキーかなんかのCMの記憶が一番はっきりしているのですが、さすがに全盛期の美しさはニコール・キッドマンのぶりっ子よりも自然に奥様らしくて素敵。
 とってもライトなコメディで、ほんとに気楽に笑えました。シャーリー・マクレーンの正体を最後まで明らかにせずに、そうだろうな、というところで終わらせたのもなかなか粋だと思います。
 いささか辛いけどキッドマンの「ぶりっ子」演技もそこそこ面白かったし、シニアカップルはきちんと抑えるところ抑えていたし、そこは良かったけれど、ウィル・フェレルがダメだった。
 これは私の男のカワイゲの感じられる範囲がこの映画の制作陣と違うということだと思うけど、落ち目のマッチョスターだったら、「頭の中身はカンチガイの筋肉質の美男」がいいな、と思うので、ちょっと前のパトリック・スウェイジのコメディセンスでとか、そうでなければヒュー・グラントみたいなきれ~なダメ男をシニカルに笑わせてくれる人だったらどうだったろうかね、なんて考えてました。

 この映画のキッドマンのレトロファッション、好き!
 シャツとぴったり加減のカーディガン、いや、ウェストから下の長さが全然違うけどやってみようかな、と思っちゃった。