虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

バースデイ・ガール (2002/アメリカ)

2005年09月07日 | 映画感想は行
BIRTHDAY GIRL
監督: ジェズ・バターワース 
出演: ニコール・キッドマン     ナディア
    ベン・チャップリン     ジョン・バッキンガム
    ヴァンサン・カッセル     アレクセイ
    マチュー・カソヴィッツ    ユーリ

 銀行員のジョンは、真面目がとりえの堅物。出会いにも恵まれない彼は、ネットのロシア人花嫁紹介でロシア女性をオーダー。そしてロシアから美しいナディアがやってきた。英語が出来ない彼女をロシアへ返そうと思ったジョンだが、いつしか虜になっていく。そしてナディアの誕生日、ロシアから彼女の従兄弟だという二人の男がやってきた…

 ロシア人がしゃべりまくるのに、演じているのがオーストラリア人とフランス人というところが興味もあり、もどかしくもありでした。ロシア語なんてひとっつもわからないし、どの程度のロシア語話してるのかわかればとは思うけど、ま、主人公がちんぷんかんぷんとの設定なので一緒にぽかんとしていればいいのかも。
 主人公の「非モテ系イギリス男」が、ロシア美人をネット上の花嫁紹介サイトに発注、その妻にとんでもない事件に引きずり込まれ、結局別の人生を選んでしまうまでの映画。旧東西陣営の経済的な格差と、それに伴う男女間での意識と、コミュニケーションの問題を扱ってるようなんだけど、私は、彼の人生変革が目に付いて、そこはいささか薄れた感じ。
 ニコール・キッドマンは相変わらずと~~~ってもきれい。主人公は彼女にくらっと来てしまったためにそれまでに積み上げてきた人生棒に振ることになるんだけど、どうも私、キッドマンくらい美人ならそれくらい代償払っても、とこの映画に限らずつい思っちゃう。やっぱり私には彼女の美貌はそれくらい迫力あるのです。だから個人的にこの映画に納得しやすい。ファッション、今回は面白かったです。

 サスペンスのような、コメディのような、でもどちらにも甘い奇妙なテイストの映画で、特に「ほら、ここで盛り上げてますよ」みたいな感じがそれほどなくて、舞台もイギリスだし、イギリス映画かなと思っていたら、アメリカ映画でちょっとびっくり。役者はヨーロッパの人が多いし、ラストもハッピーエンドには違いないけど、シニカルな後味が強く残る。
 見た後で考えると突っ込みどころは多いんだけど、キッドマン鑑賞とベン・チャップマンの自己改革演技のあくまで地味なのに好感。いや、あの歳で生き方変えるのは大変でしょうね。でも、それを選んじゃったんだから、必死にやってください。
 ヴァンサン・カッセルはチンピラ風ながら魅力的でしたがキッドマンとの釣り合いが取れないように見えます。

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 本日は本当は、「ランド・オブ・ザ・デッド」を見に行く予定だった。
 でも警報が出たので止められてしまった。「電車が止まって帰れなくなった時に貧血で倒れたらどうしようもないから」ゾンビ映画を一緒に見にいって、しかも調子が悪くなったら台風の中を担いでくれる友はいない。
 いける範囲の映画館では、夜しか上映が無い。他の日は期末試験前(今は二期制で期末試験は9月半ば)で夜は試験対策でふさがっていて、今日だけやっと時間作ったのに!なんとか見に行ければいいんだが…

 夜はドラクエ8やろうっと。いつもみたいにコントローラー持つと睡魔が襲うほどの時間でもないので、少しは進められるだろう。最近ミーティア姫様の口調にさぶイボが立ちます。