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学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

すべては変化する

2019-12-13 20:04:49 | 日記
暇に飽かせてアマゾンの『パディントン』という映画を観た。たくさんの人々がこの映画を随分前にすでに観ていて、何を今さらと言われるのを承知で今日は取り上げてみた。「面白い!」というのが僕の反応。イギリスのロンドンという現実の世界で漫画のキャラの子グマが泥棒と闘いながら活躍する物語である。人間とアニメの子グマが同時に登場して画面を動き回るのである。これをAR(augmented realityオ-グメンテッド・リアリティ 拡大現実)と呼ぶらしい。子グマの目の動きや表情が拡大現実を忘れさせるほどの出来栄えである。
最近はVR(仮想現実)だのARなどと一般の人には解りにくい英語の略語が頻繁に登場する。自慢するつもりではないけれど、僕は英語の勉強に相当数の時間を費やして生きてきたのでスペルが解れば何とか大体の意味が解る積りである。それでも僕の手帳には、最近使われる英語の略語がたくさんメモされていて場合によっては時々確認の作業が必要だ。
退職して、しかも高齢者の領域に入って自分の自由時間をもてるようになった今、お昼のBSプレミアムの映画をTVで楽しむことが日課の一つになった。プレミアムでは若い頃に憧れたアメリカの西部劇、そしてアマゾンでは最近のアメリカ映画ばかりを選んで楽しんでいる。昔の映画はのんびりと物語は進行して大体がハッピーエンドである。映画のラストシーンに精神的落ち着きがあるのである。『パディントン』はまさにこの分類に入っていてクマのパディントンとおばさんとの再会など子グマの望みが実現して何とも言えない安心感を味わった。社会のニーズの変化と共に映画も変わる。そこでチョット立ち止まって映画好きの高齢者として一考。
最近の映画は物語の展開が素早くて、おまけに複雑な筋書きが多くて、僕は歳をとったのだろうか、一度見ただけでは理解できないものが多い。登場人物があまりにも複雑に絡み合っていて途中で見失ってしまうことが度々あるのだ。現代社会で生き残れる者は強い人でも賢い人でもない。変化出来る者である、誰かが言った…。う~ン…ダーウィンの進化論?

師走は“バタバタ”の月

2019-12-10 17:23:29 | 日記
12月に入ると英語の hustle-bustle(ハッスル―バッスル) という単語を思い出す。‘あわただしい’とか‘忙しい’、‘緊張している’などの状態を表す時に使う表現だ。日本語では‘バタバタする’と訳すのが一番適しているように思う。アメリカに住んでいる時も人々が12月がなぜか忙しい月であるという捉え方をしていたのは面白い。彼らにとってはクリスマスツリーを用意して、その飾りに家族みんなでワイワイ楽しむことやプレゼントの準備、そして七面鳥の準備である。
われわれ日本人にとっては12月は何故忙しいのだろうか。アメリカ人と同じように年末にかけての年越しの準備である。年賀状を書くことから始まって、忘年会やクリスマス、帰省の準備やそのお土産、また家族の集まる新年の準備などとなる。楽しみにしながら帰省する人がいるかと思えば、帰省を重荷に想う人もいるらしい。家族の人間関係の複雑さや、いつまでも独身でいる人への結婚への親の圧力などが原因であるらしい。
僕の日記には“12月のバタバタにはうんざりする(I am disgusted with hustle-bustle December days.)”と何度も英語で書かれている。この表現はアメリカ在住の時の年末12月に覚えたのであろう。あれやこれやと走り回って結局、考えていたことを済ますことが出来なかったという経験は誰でもあると思う。特に僕の場合は、大学が冬休みになって授業は無くなったけれど、大学の事務的な仕事の処理、寝たきりになった母親の世話、年末の庭掃除などと追われている内に疲れるだけで冬休みの数日が終わったという経験がある。
‘忙しい’という言葉と共に学んだことは、その日にやらねばならないことをリストにして、「ひとつひとつ確実に済ませる」という心がけである。取り掛かった仕事は途中で止めないで最後までやり切るということだ。今年はどうだ。年末に向かって庭の掃除は大体終えた。次は家の中の整理に頑張ろう、などと考えている今日この頃である。

ワクワク感

2019-12-06 18:36:25 | 日記
今年もまた忘年会シーズンが始まった。先日も退職してから知り合った新しい仲間に連れられて今までまったく足を踏み入れたことのない飲み屋街で飲む機会があった。自分の知らない新しい場所に行くことは不思議なワクワク感があって楽しめた。サラリーマンの多くはお酒を楽しむための自分の“たまり場(度々行く場所)”を持っているというのは常識だ。仲間が3人よれば3人の別々の‘たまり場’があると考えると、いろんなところを飲み歩いている内にそれぞれの所で何か新しい発見ができるという事だ。
日本に住んでいる僕のアメリカの友人も同じことで、日本人ほど頻繁に通う酒場ではないけれど、やはり自分の行きつけの場所があって仲間のアメリカ人を連れて行くたまり場のようなものを持っているらしい。僕が彼と出かけると必ずといっていいほど足を向ける酒場がある。英語では“We all have our favorite haunts.我々には皆お気に入りのたまり場がある”と言う表現があるという。haunt(ホーント) と言う単語は「度々行く場所」と言う意味なのだが、動詞を調べてみると「幽霊などに憑りつかれた」、「つきまとって離れない」などの意味があるのが面白い。われわれ男性がまるで憑りつかれたように通う居酒屋のことを考えてみると、この‘ホーント’と言う単語に親近感を覚える。
行きつけの酒場や居酒屋に限らず、散歩や運動なども含めて普段とは違った新しい場所を探索するというささやかな開拓精神を無くしてしまうと長い人生は単調なものになってしまう。これもまた“単調ないつもとは違ったことをしろDo something different from your normal routine.”と言う英語がある。この英語もまた同じことを繰り返しているだけでは何か新しいことへの開拓精神を失って人は老いる一方であると教えてくれる。
大阪では梅田を中心に「グランフロント・大阪」をはじめ新しい商業施設が次々とオープンし続けている。昨日も「泉の広場」が新装開店で賑わったという。変わりつつある新しい大阪に足を踏み入れて、次世代への変化を楽しむということは自分自身の生活の活性化につながって、生きるために最も大切だと僕が信じる“ワクワク感”を味あわせてくれる。

ストレスは自作

2019-12-03 17:32:16 | 日記
「とうとう師走に入って何となく気ぜわしい感が出てきましたね」と言う友人からのメールが入った。本当にあっという間に12月である。12月になると犯罪が増えるということを以前教えてくれた人がいて、年寄り夫婦の生活はなぜか強盗(?)に狙われているような不安に煽られる。確かに師走になるとそんな事件が世間を賑わせて、捕まった犯人は「遊ぶ金が欲しかった」と言う。人を騙したり、傷つけたりして警察沙汰になる人が増えてきた近頃の風潮を考えていると時々信じられないような精神的な緊張、ストレスを感じる時がある。
ストレスとは肉体的・精神的緊張、不安、イライラ、気の落ち込み、などと辞書にはある。学校で級友の前で何かの発表をするときのような適度な緊張のように必要な良いストレスも存在するというが、もちろん僕が今日心配しているのは悪いほうのストレス。世間を騒がす悪人の言う‘遊ぶ金’とはどんな金?何の意味も持たない享楽に費やすお金のことなのだろう。普通の暮らしをしている我々はつまらないことにお金を使うと後で後悔と言う精神的ストレスに苦しまなければならない。お金に関するストレスを無くす方法についての次のような英文が目にとまった。“君が必要としている10セント硬貨をもう一枚余計に使おうとしてはいけない(Try not to spend one more dime than you need.)”これはどういう意味?自分が必要としているお金の額は決まっている。それ以上を使おうとするから「どうしよう?買うべきか、いや…」と言う悩みが生まれてくる。いわゆるストレスが出てくる。「遊ぶ金が欲しかった」と悪いことをしてでもお金を手に入れる人には警察から「逃げる」というもっとひどいストレスが待っていることを学ばねばならない。
 ところで、夫婦喧嘩と言うストレスは、9分9厘つまらないことが原因だという。単に自分のプライドを傷つけられたというような単純なことで口喧嘩が始まるといわれるようにストレスとは自らが作り出す悪行であることが多いと言われている。