学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

師走は“バタバタ”の月

2019-12-10 17:23:29 | 日記
12月に入ると英語の hustle-bustle(ハッスル―バッスル) という単語を思い出す。‘あわただしい’とか‘忙しい’、‘緊張している’などの状態を表す時に使う表現だ。日本語では‘バタバタする’と訳すのが一番適しているように思う。アメリカに住んでいる時も人々が12月がなぜか忙しい月であるという捉え方をしていたのは面白い。彼らにとってはクリスマスツリーを用意して、その飾りに家族みんなでワイワイ楽しむことやプレゼントの準備、そして七面鳥の準備である。
われわれ日本人にとっては12月は何故忙しいのだろうか。アメリカ人と同じように年末にかけての年越しの準備である。年賀状を書くことから始まって、忘年会やクリスマス、帰省の準備やそのお土産、また家族の集まる新年の準備などとなる。楽しみにしながら帰省する人がいるかと思えば、帰省を重荷に想う人もいるらしい。家族の人間関係の複雑さや、いつまでも独身でいる人への結婚への親の圧力などが原因であるらしい。
僕の日記には“12月のバタバタにはうんざりする(I am disgusted with hustle-bustle December days.)”と何度も英語で書かれている。この表現はアメリカ在住の時の年末12月に覚えたのであろう。あれやこれやと走り回って結局、考えていたことを済ますことが出来なかったという経験は誰でもあると思う。特に僕の場合は、大学が冬休みになって授業は無くなったけれど、大学の事務的な仕事の処理、寝たきりになった母親の世話、年末の庭掃除などと追われている内に疲れるだけで冬休みの数日が終わったという経験がある。
‘忙しい’という言葉と共に学んだことは、その日にやらねばならないことをリストにして、「ひとつひとつ確実に済ませる」という心がけである。取り掛かった仕事は途中で止めないで最後までやり切るということだ。今年はどうだ。年末に向かって庭の掃除は大体終えた。次は家の中の整理に頑張ろう、などと考えている今日この頃である。