学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

厳しい冬があるから春にときめく

2018-03-12 14:47:35 | 日記

3月12日、気温がどんどん上昇している。いよいよ春だ。春と言えば留学していたころ履修していた「アメリカ文学」の授業で最初に習ったのが Anne D. Bradstreet というアメリカ最初の女性詩人と言われている人。留学して最初の春の授業で印象に残っているクラスであった。若い金髪の女性がそのクラスの先生であった。

遠い昔、1600年代前半のピューリタン(清教徒)と言われる人々の中にブラッドストリートがいたのだ。イギリス国教会の改革を叫んで、迫害を逃れてアメリカの地に降り立った人々がピューリタンである。ブラッドストリートはいろんな苦悩、苦労を乗り越えた人だからこそ言えたのであろう、“春とは厳しい冬を乗り越えて初めて感じられる喜びの季節なのである”という種の言葉を残している。日本の学校でもピューリタンの人々はアメリカの厳しい最初の冬を乗り越えなければならなかった、ということは歴史で勉強したのを覚えている。

           If we had no winter, the spring would not be so pleasant.
           (冬がなければ春はそれほど喜びを感じるものにはならないであろう)

仕事でひーひー、勉強でフーフー、しんどいことがあるからバケーションを楽しむことができる。人生まさに「苦あれば楽あり」ということなのだろう。さて、春の計画を立てよう。4月から新しい生活を始める人は日本にはたくさんいる。

怒りのコントロールは深呼吸

2018-03-09 20:27:57 | 日記
3月26日のアメリカ旅行に向けてESTA(アメリカ入国のための予備登録)だの、なんだかんだと準備に忙しくなってきた。今日は朝から国際免許証をもらいに近くの運転免許試験場に向かった。大阪では運転試験場で国外免許を発行している。教えられた通り、2400円の証紙を購入、6番受付まで出向いた。そこで目にした、いや耳にしたというか、カウンターの向こうの職員と外人さんのやり取り。かなり険悪な状態で、「私、あなたの英語わかりません」と言う白人の外人に職員がムッと来ているのが分かる。よほど中に割って入ろうかと思ったが、やはりやめた。通訳と言う仕事をしている人はプライドを持っている。そのプライドを傷つけると大変なことになることはよく知っている。
ここは「知らぬがほっとけ」、係らずに放っておく方がよさそうだ。怒りを感じたら、「ちょっと待て」、静かに息を整えると不思議と冷静になれるものだ。

いつものように英語を考えてみると...
Inhale and exhale deeply, your anger will leave your body with the spent air.
(深く息を吸い込んで出そう、怒りは息とともに体から抜けていくでしょう)

英語の勉強は「これ、どう言うの」と信頼できるネイティブに聞きまくることである。留学して、現地で生活しながら英語の表現を覚えた。その頃が懐かしい。この表現もその一つ。大学の先生に教えてもらったものだといことぐらいしか覚えていない。

先ほどの外人の人と職員のやりとり、やはり中に入って助けてあげた方がよかったのかな、いや、やっぱり当事者どうしで話を落ち着かせた方がいいのかな。いやいや人生は難しい。

人は明日から先のために生きている

2018-03-07 20:17:16 | 日記

僕の留学時代から親しくしている長年の友人がアメリカ・オハイオ州のダブリンに住んでいる。彼の家を拠点に周辺の小さな町(small town)を調査したことがある。この周辺の町は皆歴史があって調べると面白い。今でもこの調査は進行中である。その調査中に知った事業家、発明家、そして教育者でもあったチャールズ・ケタリングと言う人がいる。20世紀初頭の有名人だ。
オハイオ州のコロンブス市にある名門オハイオ州立大学を卒業、デイトンと言う町で自動車に関する新しいアイディアや発明などで名を成した人物である。この人もたくさんの名言を後世に残している人のひとりである。
僕が特に注目したのは次の名言だ。

We should all be concerned about the future because we will have to spend the rest of our lives there.
(我々は未来に注目すべきである、なぜならこれからの人生はそこで過ごすことになるのだから)

これを読んでくれる皆さんの残りの人生はそれぞれ長いのか短いのか、年齢によって異なるとは思うが、それでもやはり残りの人生とはどんな人にとっても大きな意味を持っている。残りの人生を、将来、未来と言う所で我々は過ごすのだということを気づかせてくれるこの名言は今をどのように生きればいいのかを我々に考えさせてくれていると思うのだ。

“明日の事はしっかり積極的に考えることにしよう”

“先延ばし”はストレスの元凶

2018-03-05 19:44:02 | 日記

先延ばし禁止
昨日の日曜日は久しぶりに超暖かい日。午前中は庭に出て一寸気になっていたところを整理したり掃除したり、身体を動かす体操のつもりで忙しく働いてみた。すっきりした気分である。なぜそんな気分を味わうのかと考えてみると、簡単なことだった。昨夜の天気予報を参考に、今日の天気を予想して作った“To-do list(行動予定)”をすべてやり切ったという満足感である。「これぞストレス解消法」と自信をもって言い切ることができる。

You can reduce your stress level every time you accomplish one of your “to-do” lists.
(行動のリストをひとつ仕上げる度にストレスのレベルが一段階減少する)

子供の頃の夏休みの宿題を気にしながらの毎日を思い出す。「明日こそやろう」と先延ばししながらの8月の毎日は子供の頃の大きなストレスであったことに間違いはない。

午後は連絡しなければと思っていた友人へのe-mailをひとつひとつチェックを入れながら「済」の確認をリストに入れるだけで本当にストレスが解消していくのを実感した。
ところで“先延ばし”とは英語でprocrastination (プロクラスティネイション)と言う。

「自分の行動に責任を持つ」ということ

2018-03-02 20:33:06 | 日記

車の運転免許証の更新が認められて新しい免許証を受け取りに近くの警察署に出向いた。免許の写真がずいぶんと歳をとったことを教えてくれている。高齢者用の認知検査のテストも92点、実際の運転のテストもほとんど満点。それでも「気を付けて、無理をしないで運転してくださいね」、と言われた。事故を起こし、その事故が人身と係るものならば、人生そこでおしまいだ。しっかりと自覚して免許を受け取ったつもりである。

“責任”という言葉を自覚した時に、人は大人になると教えられた。自分のことしか考えないで、好き放題したひと昔のことを思い出す。大学で教えていた時もやりたい放題の学生の言動を見ていると、人のことなど頭になくて、本当に自分のことしか考えていない時期ってあるのだとつくづく思ったものだ。

the steering wheel(ステアリングフィール)とは自動車のハンドルのこと。behind the steering wheel ハンドルの後ろ、とはハンドルを握っていることを意味する。アメリカで運転免許証の取得のために一般道路を仮免許で走りながら、横に座った先生が常に言っていたことがある。

         Behind the steering wheel, you are responsible to what you do.
            (ハンドルを握っている時は自分の行動に責任を持て)

“おとな”とは責任を持って行動すること、と置き換えて表現してもいいだろう。責任という意味を再確認した日であった。