学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

自転車散歩ポタリング

2021-07-06 17:38:48 | 日記
 自転車散歩とでも呼ぶのだろうか自由にブラリと周辺を自転車で巡ることをポタリングというらしい。のんびり気楽に一人の散歩気分もよし、家族のコミュニケーションにも利用するのもよし、とにかく何かに追い立てられているのではなくゆったり気分で散歩(散車?)というのがいい。石井正則という名のお笑い芸人さんがこれにハマっていると聞いた。名前を聞いてピンとはこないが写真を見るとよくテレビで見る人だ。体が小さいので体力増強も兼ねてこの散歩法を利用して「自転車活用推進研究会」から選出されて自転車名人と呼ばれているという。
 ヨーロッパはオランダの北東部にグローニンゲン(オランダ語)、日本語ではフローニンゲンと呼ばれる町がある。周りは平原というか広々とした平野が広がっている。見渡す限りのこの大平野に一本の自転車道がまっすぐに通っている風景が印象的だ。この街は世界で一番自転車の多い町で知られているという。石井正則さんはこの町の郊外に住むある家族を訪れて彼らと自転車との深い関係をレポートしていた(『世界一番紀行』NHKプレミアム)。
 自然体で生きることを中心にこの家族は子供の自転車通学に付き合って自転車と風との関係を子供に教える。正面から吹き付ける強風に対応して乗る自転車から人生そのものを学んでいる姿のように僕は感じた。日常の小さな幸せである自転車乗りから学ぶことは多い。手信号で車などに自分が進む方向を知らせながら社会の規律、ルール、を学び、強風との闘いやそれに負けて転ぶことから人生そのものを学ぶことができる。子供はそんな日常から徐々に自分の世界を広げているのだ。日本の子供たちが学校帰りの道草で道端の野の草や虫などとの遭遇を通して自分の世界を学んでいくように。スマホからの開放は案外自転車のポタリングが答えかもしれない。

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