学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

「お朔日(おついたち)」を大切に

2024-08-02 16:43:27 | 日記
 連日の35度越えの最高気温を何とか生き延びたと思っていたら、考えてみれば今日はもう8月の2日である。昨日はひと月綴りのカレンダーの7月分を破いて8月の初日、お朔日の「1」をじっと眺めている自分に気がついた。時々耳にする“お朔日"には信心深い人は前の月を平穏無事に過ごせたことを感謝して、そしてまた新しい月への同じ願いを込めて神社に参るという。確かにそう言われれば毎日毎日何事もなく過ごせていることを当たり前と考えないことは大切な心の持ちようだ。僕もよく似た感覚を心の中に持っていて、何事も始まりの時があることをとてもありがたく思っている。毎月の"ついたち"には心のリセットができるからである。
 アメリカから帰国した当初は女房がお赤飯などを用意して食べるお朔日が時々あった。彼女の実家はお朔日を大切にしていたと聞いていた。月の始まりは新しい潜在的可能性というか、何かの期待を予感させるものがある。お朔日を大切にする習慣をつけると何かいいことが起こりそうな予感を一年に12回も味わえることになる。毎月やって来る「1」という数字は新しいアイディアというか考えを生み出すきっかけになるという感覚を何度も味わったことを思い出す。読書などでも前日の続きを、次の日に新しい章から始めることが楽しみだったりすることも同じような意味合いを持っているのではないだろうか。年明けの元旦の決意は実行に移すことを忘れてしまいがちだが、月初めの決意などはうまく心と体に作用する。案外、大計画より小計画の方が現実味があって実行できる可能性が高いものだ。8月、何か良い事が……それにしても暑ッ!

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