学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

虎ファン「なんでか涙止まれへん」

2023-11-07 16:19:27 | 日記
 先日の5日(日)に行われたプロ野球日本シリーズ第7戦、9回の表を終わってスコアは7対1で阪神のリードだ。ほぼ日本一のタイトルを手中に収めた状況で、テレビに映ったファンの顔、顔、顔、その中のやや初老の男女数人が目頭を押さえたりして泣いているのだ。応援しても応援しても優勝できない“だめトラ”を応援しての38年間が甦ってきたのだろうか。勝利を確信した時涙が滲んできたのだろう。人は身の回りになんらかの”喜び”が必要なのだとふと思った。
 愛想をつかしそうになるのを堪えて大阪の虎ファンは一体感が強い。“苦しみを乗り越えて克服した時に歓喜に至る”などという言葉を信じてとにかく一心不乱に応援、不幸な顔は笑いで吹っ飛ばせ、成功しなくてもいい全身全霊で打ち込めるものを探すことだ、と大阪魂を全面に。大阪人の幸せとは、何かに一心不乱、そしてその何かを成し遂げた喜びの中のワクワク感のことだ。(今年の日本シリーズ、親戚対決、兄弟対決、地域の活性化の一助となったのではと思う)
 偉そうなことを言っている僕なんだが、本人はもう阪神の応援は懲り懲り、などと根を上げかけている。一つには残りの人生がそれほど残されていないように感じることが日常生活の中でしばしば起こることだ。20年に一度やってくる程度の優勝のためにプロ野球球団を応援することに疲れてきただけではなく物理的にもあとがない。ま、何はともあれ、阪神ファンの皆さん、本当によかったですね。僕は次の優勝の頃にはこの世にいないと思いますが、次の20年余りの辛苦に耐えてくださいね。辛抱の後の歓喜を夢見て…。(皆が喜んでいるのに、なんだこのムード⁉︎)

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