学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

新生活様式とは

2020-05-05 16:19:07 | 日記
自粛生活が続くさなか、新しい生活様式を考えるという提案などが新聞紙上で盛んに登場するようになってきた。自粛が昨日の1ヶ月延長よりも長期に及ぶ可能性が出てきたことをも示唆している。食事からの健康生活を考えたり、家での運動の励行などをテーマにテレビ、新聞では特集を組んでいる。いつもと変わらない井戸端会議的な報道の仕方がやや気になりはするが。
働き方改革が叫ばれて家族と一緒にいる時間を増やそうと騒いでいたかと思えば急展開、今度は自分の時間が欲しいと男性女性を問わずに叫び始めたという。家族が時間を共有することが理想として捉えられていたかと思うと、実際に自粛で子供を含めて皆が家に集うようになると現実はそうではないということだ。自分の時間が欲しい。寂しいのは嫌だけれど一人でいるのは好きである、などと言い始める人が出てきている。女性は1日3回も家族の食事を何にするかを考えて常に追い立てられていると感じるし、男性は家事の手伝いと子供の面倒を見ることに在宅の仕事の手を止めればならないと、男女ともに不満が吹き出てきた様子が見える。これがストレスというものか。面倒なことが増えるけれど、それが家族を持つことで自分を成長させるという大きな視野で周りを見るという冷静さが必要ですよ、とちょっと年の功をチラつかせてみる。
僕は男、あまり嬉しくはないけれど、世界で一番寂しがりなのは日本の男性であるなどということを聞いたことがある。構って欲しいくせにやっぱり一人の方が気が楽だ、などと贅沢ばかりを言って甘えているという。ま、そのあたりは日本男性の一人として反省するとして、男であれ女であれ、自分を見つめたり考え事をするときにはどうしても誰にも邪魔されない一人の時間が必要である。自粛生活に先ずはそれぞれが精神的自立を学ぶ時なのかもしれない。家族で話し合って自分だけの時間を確保しよう。“自分だけの時間を見つけて孤独を楽しめ Find time for your own sake and enjoy solitude.”…「新しい生活様式」とは家族の在り方を考えることから第一歩を踏み出すことができるのかも。

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