学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

言葉とハサミは使いよう

2021-02-02 16:38:21 | 日記
節分、今年は今日がその日に当たる。(本当は2月3日が立春)例によって二十四節気の立春の調整である。また地球が太陽の周りを回るのに一年の365日と、6時間弱の超えた時間を何年かに一度調整しなければならないという。僕が子供の頃はどこの家でも3日に「鬼は外、福は内」と豆を撒いたものだ。最近は恵方巻を食べるのが主流となっているらしく、コンビニの前には恵方巻きの大きな写真。今年は予約制で少しでも売れ残りを減らして捨てることをやめようという動きがあることは良い兆候だなどと考えていたら、店の前の若者4人グループがマスクを外してタバコを吸いながら大声で話していた。外に出るといろいろ考えさせられることを目撃する。自粛生活をしている僕だが、それでも緊急と言わなくてもやはり用事はある。今までに大声で話すグループのいるお店に入ったことが2度あった。神戸の三宮駅前のファミリーレストランと大阪の八尾のスパゲティのお店、コロナの問題以前に騒々しくて早々に引き上げた。
先日の新聞に「黙食にご協力ください」とお願い看板を出したお店のことが写真付き記事になっていた。「黙食」が大きく太字で書かれその下に「ご協力ください」と小さい字で書かれている。共感する人がいるという一方でなんとなく懐疑的な人がいる。懐疑派は「多分この店には入らないだろう」と言う。「お願い。できる限り静かにお食事をお楽しみ下さい」と「黙食」は違うという意見だ。言葉使いは本当に要注意だ。人に「はっ」と気付かせる名言名句がある一方で「ものは言いようで角が立つ」などという言葉があることも忘れてはいけないと思った。大学での講義で僕が学んだことは「ものは何を言うかより、いかに言うか」を工夫することが大切だということだ。教壇に立つ限りは教え方、つまりは伝え方が学びを大きく左右する。何を伝えたいのかはどのように教えるかによって伝わり方が変わってくる。言葉とはすごい道具だとつくづく思う。慣用句に「バカとハサミは使いよう」があるが、「言葉とハサミは使いよう」に変えてみる。

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