学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

一身上の都合により生きています

2023-06-20 16:29:24 | 日記
 玄関ドアを開けて3歩踏み出した足元にアリ(蟻)が行列を組んで3日目だ。別にアリを目の敵にしているわけではないが、ちょっと僕の生活圏に近づきすぎているように思う。気になって仕方がないので行列の跡を辿ってみると、長い間僕の家に居ついて今にいたったシンビジウム(ラン科の花)の植木鉢だ。友人に何かの折にいただいたが毎年少し色褪せたとはいうものの花を咲かすので処分できない。その植木鉢の底が彼等アリ軍団の目指す所だと判明した。
 本意ではないけれど何とか撃退しなければならない。到達した結論は市販のアリ退治スプレーだ。何度かスプレーをかけて退治したとおもっても2時間もすればまた行列ができている。適当なところで隊列作りを諦めてくれないと軍団の絶滅に繋がるぞ、などと呟きながらスプレーをかけるのだが彼らも諦めない。この戦いはあとどれほど続けなければならないのかと頭が痛い。
 アリは勤勉や働き者の代名詞、あの小さい身体でいろんな大事業を成し遂げる。虫などの死体の掃除屋でもある大事な住人、などと思う一方で、彼らのコロニーの数は一つや二つが無くなっても他にもほぼ無数に存在する。そんなことを考えながらやはり唯一の武器、スプレーを使って終わりのない戦いを続けている。調べてみると「アリの敵はアリ」、つまりコロニー同士の戦いがあるらしい。考えてみれば「人間の最大の敵は人間」ということを聞いたことがある。人間も人間同士で戦いを繰り返し、破壊を繰り返してきた歴史がある。人がいなくなったら地球は“好転”するなどと聞いたこともある。誰も彼もが自分の都合で生きているのだとふと思った。

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