どこ吹く風

旅のことを主に書く。

マカオ

2008年02月05日 07時25分36秒 | 香港
 三日目の完全フリータイムの日にマカオへ出かけた。オプションのマカオ観光に参加した皆さんは6時半出発だったが、私たちはノッタラのったらして10時のスタートになった。この日は中国側のシンセンまで出かけて大掛かりなショーを見ようかとも思ったが、雨が降ってもショーが開催されるかどうか不明だし、ガイドブックにもシンセン情報が無いので様子が分からないのでマカオにした。
 
 娘は数年前一人旅でここ香港に来たことがあり、マカオへも行ったとのことなので娘の記憶に頼ることとした。地下鉄で波止場まで行き船のキップを買う、片道一人150ドル也。曇り時々雨の天候なので船からの見晴らしはまるっきりダメでその上揺れた。久しぶりに船に乗るので揺れも久しぶり。1時間ほどで着いた。

 港のターミナルは大勢の人でごった返している。案内書で地図を貰いバス停へ行く。その途中でタクシーの客引きが何名も声を掛けてくる。2時間コースで600ドルというが名所と言われている箇所全てを見るつもりも無いので断る。しかしケッコウしつっこい、メンドウなので400と言うと、OKオーケイ500と返ってきた。元々乗る気が無いので手を振ってオワリ。

 バスで中心にある広場へ出た。娘はヨーロッパを見せてあげると意気込んでいたが、春節1週間前で中国式の飾り付けの真っ最中で、真っ赤な大きい提灯が広場を埋めて中央にはこれまた干支の鼠が色鮮やかに演出されている。どこがヨーロッパだと笑った。
広場を取り巻く建物は中国式の飾りがあってもキレイで風情がある。
スージ小の入口でコンクリートミキサーをうんと小さくしたミキサーで栗を焼いている。一袋買った10ドル也、美味しい窯の中でも音を出して破裂している、取り出して袋に入れる間も時々撥ねる。孫がそれを見て大喜び、撥ねたカスがアタマに降りかかるのを楽しんでいるようだった。

 広場の先のファサードだけ残った教会跡を見て帰る、その道すがら餃子や包子を焼いている店があったので食べた、美味しい。さすが人だかりがする店だ。昼食はその店の奥にある食堂に入ったら客が皆無。疲れもあってそのまま坐り注文したが予想通りの味、麺を頼んだら乾麺を湯がいて出てきた、女人街のそれとは大違い。やはり客のいない店、それも昼食時に人のいない店には入らないほうが良いと思い知らされた。

 帰りのターミナルでチケット売り場が香港とかシンセンと書かれているので当然香港行きの窓口に並び乗船する。降りたらターミナルの雰囲気が違うが行く時とは違う会社の船で戻った所為だろうと気にせず出てタクシー乗り場に並んだ。行く時地下鉄の駅から10分ほど歩いたのでタクシーに乗ることにしたのだ。
香港在住者らしい人がいたので、近いところでもタクシーは行ってくれるかどうかを尋ねた。何処に行きたいのかと問われて地図で示すと、なんとここは香港島ですと言われた。私たちは九龍に着いたものとばかり思っていた。

 香港と九龍が違うのを意識をしていなかった、勘違いしたのだ。ここでは香港とは香港全体を指す場合と香港島の二つの使い分けがあったのだ。またまた大笑い。シッパイしても決定的なマチガイではなくチョットしたカン違いで済むので笑って済ませる。中環という駅へ行けばホテルは終点にあるので問題は無い。

 香港旅行される方はご注意の程を。
マカオでは栗は見ていても食べてもグッドでしたが、タマゴのタルトも美味しかった。直ぐ売切れになるほど人気があり1個6ドルだったが品切れし支店(本店かも)から取ってくるまで待っていたら1ドルまけてくれた。