どこ吹く風

旅のことを主に書く。

ティトリス山

2006年07月30日 09時16分38秒 | モンブラン
 真夜中の2時半に目が覚めてしまった。
10時半ごろ眠くて眠くてたまらないので明日の準備もせずに寝てしまったのに、こんな時間に目が覚めるとは、身体は日本時間のままのようで時差ぼけしている。寝ようとしても寝付けないので記録を書いたりガイドブックを広げたりして時間を潰しているうちに寝てしまったようだ。

 Hotel Alpina は駅前ホテルで宿泊施設のみで、朝食は同じブロックにある系列ホテルで食べるようになっている。昨年に続き二度目の宿泊なのでスイスで初めてのブレイクファーストをソツ無くこなす。
オレンジジュース、ミルク、コーヒーに数種類のパン、ハム、チーズ、ベーコン、卵にヨーグルトと一般的なメニューだがパンが美味しい。ランチの足しにと一口チーズをポケットに入れる。

 ティトリス山の麓エンゲルベルグ Engelbergへ8時41分発に乗る。街を抜けると牧場風景が続く、山登りが始まる駅で登山用の機関車を連結する。傾斜がキツイので木々が斜めに立っているように見える。床に鉛直に立つと窓枠とのズレがはっきり分かり窓ガラスが三角定規のように見える。

 ルチェルンでは朝から雨がちらついていたが、この時間雲はどんより垂れているが雨は落ちない。1時間ほどでエンゲルベルグに着き、少し離れた乗り場まで歩く。大きな駐車場もこの時期車は少ない。
前に紹介したスイス観光局のサイトからティトリスのプレゼント券を印刷して持って行ったら野球帽と交換してくれた。その他のサービス券も持っているので今後が楽しみだ。

 ロープウェイからゴンドラに乗り継いで頂上付近に降りる、このゴンドラは回転ゴンドラと銘打っているものでゆっくり回転しながら登るのでどの場所からでも全風景を楽しめる。展望台は雪に覆われていて寒いので持ってきたセーターを着る。氷河にトンネルに入った、氷河を掘って触れながら歩けるようになっている、蒼い氷が証明に照らされていて綺麗に輝いているが寒い。氷河の洞窟は初めて経験した。

 さらにリフトで下の方へ行くと、底の付いたタイヤのチュウブのようなものに乗りボブスレーのコースの広いルートを滑り降りる遊びがあった。途中ですれ違った韓国人が英語で”絶対乗るべきだ。”という風なこと言うていた、この遊びの事だったのだ。絶対安全と分かっていてもスリルがあり面白い乗り物だ。スタート時点で係員の手加減で滑り降りるスピードが違うようだった。滑り降りると動く歩道でチューブを持って戻ってこれる。 このような遊びは孫を持つ年になってもおもしろい。

 昼食は展望室でパンと若干のおかずにビールで済ます。スーパーやホテルで調達したものばかり、温かいスープがあればいいのだがこの旅行はこういうスタイルでやることに決めているので不満は無い。

 エンゲルベルグを14時15分で発ちホテルに預けた荷物を駅でインターラーケンへ送る。当面の着替えは手持ちにしてスーツケースは先へ送り身軽に動くつもりだ。
今日はリギ山まで行き泊まる予定なので港というより船着場へ行く。ホテルから駅、それに船着場はそれぞれ歩いて数分の距離なのでなんら苦労せずのんびり移動できた。

 Rigiの山頂ホテルはアルピナのフロントから朝電話してもらい、荷物を取りに戻ったら回答のFAXまで届いていた、ひと安心。
今日のティトリスは楽しいひと時、スイスでの初観光を楽しんだ。雲が多くて期待したオーバーランド、メンヒを遠望できなかったのはザンネンだったが、雪や氷に直接触れて遊べたので満足できた。

写真は、ティトリスのスカイフライと呼ばれるリフトです。