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どこ吹く風

旅のことを主に書く。

トレチメ ハイキング

2009年07月25日 23時28分04秒 | チロル~シャモニ
 天候はまずまずのようだ。5時間コースの我々は早めに出発する為に小屋の朝食を取らずに出ることにした。しかし女将さんの姿が見えずチェックアウトできない、夕べの内に済ませておくべきだった。
朝食は7時半からなのでその頃女将さんは姿を見せた。こうなれば朝食を食べて出発したほうがいい。
結局出発は皆さんと一緒の8時となった、2009年7月2日の朝です。

 オーロンゾ小屋から見える小さな教会に25分で着く。上り下りの無い整備されたルートを写真を撮りながら快調に歩いた。調子は上々、8時35分にラヴァレド小屋に着いた。この分なら4時間程度で歩けるかなと一瞬楽観的に考えたが、其処から尾根筋まで急な上り坂となっている。5分ほどの間は傾斜がきつく一歩一歩足を動かす、山でこういう風に歩いたことを思い出す。ラヴァレド小屋から15分でコルに着きひと休み、吹き上げてくる風が冷たいのでセーターを着た。
三つの岩峰が仲良く一列に並んで一つしか見えない。ロカッテリ小屋が見え、そこからのルートは谷越えとなっている。下って上がるのかと弱音を吐きたくなる。

 コルからロカッテリ小屋の間はハンモックを吊るしたような形のルートになっている。上り下りはあるものの山のハイキングとしては薬味程度といえよう。途中2mほどの雪渓が出てきた、久しぶりの雪、馴染みの薄い雪を見て触って楽しむ。
頭上の稜線の岩がおもしろい形をしている、孔子に似たもの恋人同士が手を合わせたように見えるものがある。威容を誇る岩山も最後にはユーモアのある姿になるのだ。ルートから少し上った所に穴が空いている、自然に出来たものにしては整いすぎている。人工物のようだ、貯蔵庫にしては場所的に利便性が悪い、戦争に使われた陣地なのか考えても分からない。

 ロカッテリ小屋直前はちょっとした上りになっているけど苦になるほどではない。9時50分に到着した。ここからの眺めがその名の通りそれぞれが独立して見えるドライ・チンネンである。頂上部は雲が流れている、上に上がるのを念じつつ眺めていた。真っ青な空に突き出す姿を期待するのは誰しも同じだろうが、これだけはお天気任せにせざるを得ない。雲がかかった山も景色の一つでそこに美しさを見出して満足する。

 10時10分にロカッテリ小屋を出る。ハイキングコースが幾つかあるようで標識に従い谷に下った。勾配がどんどんきつくなり、瓦礫のルートを15分下ると今度は草地の九十九折りの道になる。更に15分ほど下って湿地状の最低部に着いたのが10時55分であった。急坂部分を下るのは30分ほどしかない。膝に負担をかけないように注意して下った。

 これだけ下れば又上らねばならない、覚悟を決めて上ったけどナンと15分で傾斜の強い場所は過ぎて後はダラダラ坂である。這い松のニオイがしてきた、懐かしい香りである。剱岳源次郎尾根のブッシュ漕ぎを思い出した。振り返るとロカッテリ小屋が見え歩いてきたルートもはっきり見える。同じ頃オーロンゾ小屋を出た幼児を含む家族連れが戻っていくのも見える。三つに分かれたトレチメを見れば先に進まなくてもいい、見て楽しむ分にはロカッテリ小屋まで行き其処から引き返しても充分楽しめる。

 這い松が多い地域を抜けると小屋があった、無人小屋のようだ。12時になったのでランチタイムにする。お湯ないし水を入れるだけの五目飯にする。無理に和食にすることは無いけど、手軽なので三日分ほど持参してきたものだ。
ハイキングも終わりに近い、尾根のコルをを越えれば出発地点のオーロンゾ小屋は近いだろう。
昼食を済ませて12時15分に出発し、12時50分にオーロンゾ小屋に戻った。やはり5時間のハイキングだった。
初めてのハイキングらしいハイキングだった。

オーロンゾ小屋

2009年07月24日 15時18分35秒 | チロル~シャモニ
 ドロミテで有名なトレチメもしくはドライチンネンは、イタリア語表記ではトレ・チメ・ラヴァレード Tre Cime di Lavaredo、ドイツ語では ドライ・チンネン Drei Zinnen と表記するようだ。あの辺りの地名は両国語併記する決まりのようです、過去の歴史がそうさせているのでしょう。

 そのトレチメに向けて快調に飛ばした、途中オーロンゾヒュッテという紛らわしい名前がでてきた。小さな湖の畔でのんびりするには最適だろう。上を目指して進むと15時55分にドライチンネ有料道路の入口に着いた。20ユーロ支払う。この領収書は保管して直ぐ取り出せる場所に置いたほうがいい。翌日上の駐車場から下り始めたらチェックがあった。脇道も無いのでヌギバイ(ウチナー方言で無賃入場)する人はいないだろうに。私は保管場所を忘れてオタオタしてたら、意味が分からないまま行けと言われた。

 16時15分見晴らしの良い上の駐車場に着く。登り始めてからというものギアチェンジをするとエンストを起こしそうになるので、ず~っとローギアで引っ張ってきた。その間約20分、エンジンがオーバーヒートしないかとヒヤヒヤした。今回の旅では峠道を数多く通ったけど、ローギアだけで走り続けたのはオーロンゾ小屋への上りだけだった。

 森林限界帯を超えて見晴らしが良くなっても景色に目を向けるのもチラッとだけで、カーブを曲がるのに集中した。ここは観光バスが多い、バスは1車線だけでカーブを曲がることが出来ないので対向車線にバスが見えたら、タイミング良くカーブを曲がりきるか、待つしかない。
恥ずかしい話だがギアチェンジをしてエンストを起こしたともある。ガソリン車なら引っ張れるだろうにと責任転嫁をしたくなる。

 オーロンゾ小屋はお客が多く内外ともごった返している。予約無しの飛び込みだが幸い空き室があった。16時30分にチェックインした。二食付きで一人当たり49ユーロ。素泊まりで24・5ユーロのようだ。
外の景色を楽しんでいたら雨が落ち始めた、明日の天気は・・・
暫らくして谷間に虹がでた。

 ドライチンネは小屋の直ぐ後ろに屹立している。ドロミテ特有の岩で基部には砂が堆積している。ここからはドライー三つのー山塊には見えない。ロカッテリー小屋付近まで行かないと写真で見るような形にはならない。ここまで来たのだから明日は一周しよう。

 夕食時分になると日帰りの観光客が下山するので静かになった。ニッポン人のハイカーも泊まっている。昨日着いて今日トレチメ一周して明日移動するとのこと。ゆっくり5時間掛けて回ったそうだ。山小屋の女将さんは3時間あれば回れると言うも、私たちも5時間ペースで回ろう。

 シャワーはコイン式だというので入らなかった。トイレの洗面台で片手・片足ずつ洗っている人を見た、山男はこのような術も知っている、若かったら真似しただろう。でも寒そうだった。

 時差ボケで夜中に目が覚める、月が煌々と照っていた。
明日の天気は期待できる。

写真は、Sagritzerwirtの村の風景

チロル

2009年07月23日 23時22分02秒 | チロル~シャモニ
 ホテル Sagritzerwirt の朝は素晴らしい景色を提供してくれた。広い谷間に家々が点在し教会の尖塔が見える。目の下から広がる牧草地域の新緑が向かい側の斜面まで続き、その牧場が樹木で区分けされている。樹木・森林は濃いグリーンで薄緑の牧草とはっきり色分けされている。
教会の鐘の音も心地好く響く、これがチロルだ~。スイスの狭い谷間と違いチロルは谷の奥底まで陽光が届く広くゆったりした丘陵という感じだ。

 レストランはまだオープンしていなかったけど、部屋・設備とも不満は無い。サウナルームもあった、しかし水着を忘れたので入れなかった。雪の季節には重宝がられるだろう。ここのトリプルで朝食付き85ユーロは安い、お勧めだけど場所を教えるのは難しい。

 夕べ食事を取ったレストランを併設したホテルには林間学校の生徒が宿泊しており、引率の先生がビールを飲んでいた。子供たちは自由時間を楽しんでいる。いい光景だ生徒・先生ともに楽しんでいる様子だ。
注文したメニューをこの先生方が食べているのを参考にした。”飲物は?”と聞かれたので「車の運転はOK?」と逆に聞いたら笑ってダメと言われた。誤解を与えないよう断っておきますけど、殆んどボディランゲージです。

 今日はグロースグロックナー山を昨日の反対側の西から見るために一旦リエンツへ出る。泊まったSagritzは標高が高いのか下り気味に走る、9時10分にスタートしてリエンツまで40分、距離にして30Km弱。やはり曲がりくねり上り下りが激しい道路事情に因る。昼食用の食品をスーパーで買う。
地図を見るとマトライ(Matrei)の手前で山に上がってもグロースグロックナー山は見えそうだ。HubenからKalsへと山道をぐんぐん上った。リエンツ(Lienz)からKalsの集落まで約1時間で着いた。

 真新しいロープウェイが運行していた、何から何まで新しい。料金は往復で一人24ユーロ、しかしチケットを返却すると5ユーロ変換してくれるので実質19ユーロ、デポジットだろうが何のデポジットか、チケットのデポジット?

 ロープウェイは長く20分ほどかかる。頂上駅の稜線に出ると反対側の谷が見えた、そこがマトライだった。広い谷がチロルを感じさせる、昨日は頂上部を見せなかったグロースクロックナーは今日も雲がかかっているけど雪・氷河の山は感動的だ。

 スーパーで買ったものでランチを取り下りようとするもロープウェイの係員がいない、ランチタイムのようだ。イライラして待つも結局1時過ぎになって運行が再開した。やはり試運転期間のようだ、レストランやら付随施設も工事中なのでこの辺りのハイシーズンはやはり冬場なのだろう。

 今夜の宿泊地を決めていない、何処にしようかと考えた結果ドロミテの行ける所まで行くことにする。13時35分 Kalsを出てリエンツ向い、14時05分にはリエンツを抜けつつあった。14時40分にはイタリア国境まで来たところで車の行列が出来ていた。入国のためのパスポート検査があり、レンタカーの窓越しに何処に着いて此処まで来たのかと聞かれたようだ、話を理解できなかったけどパスポートを渡し、質問にもチンプンカンプンの返事をして閉まったようだ。
後列の車両に迷惑をかけたが国境を通過した。

 15時にドライチンネン(トレチメ)の麓のミズリーナ湖(Misurina)への分岐点ドビアッコ(Dobbiako)まできた。道路ナンバーでいえば、SS51からSS48bis、さらにSS49への分岐点である。
谷間の川沿いのルートなのでラクに走れた。途中のLago Di Land という湖でトップレスの女性が泳いでいるのに遭遇したけどシャッターを押す勇気が無かった(笑)

 この調子ならオーロンソ小屋(Rifugio Auronzo)まで行けそうだ。ここら辺りの日暮れは遅い。10時を過ぎないと夜が暮れない感じなので夕方から夜にかけての時間が有効に使える。ミズリーナ湖の手前でオーロンゾに向かった。

 あれほど期待したチロル(オーストリー)だけど、たった1泊で早々とドロミテに来てしまった。東チロルはグロースグロックナーを見たらオワリなのでこれでいいだろう。西のチロルは別の魅力があるだろけど、別にチャンスを見つけて行くようにしよう。

グロースグロックナー山

2009年07月22日 17時43分25秒 | チロル~シャモニ
 最初の目的地であるグロースグロックナー山を見るためにレンタカーでザルツブルグを出たのが10時半。オタオタしながら市内を抜けてA10号線にでる、進入路から本線へと入ると他の車は100Km以上のスピードで走っている。”ゆっくりでいい”とか”追い越しなんぞしないでもいい”と外野の声がうるさい。私は「順行速度で走っているだけだ」と応酬する。

 30~40Kmほどでアウトバーンからチェル・アム・ゼー(Zell am Zee)に向かう311号線に下りる。この道路は東西を結ぶ準幹線と思われるが狭い、歩車道区別無しの2車線、それも狭い道路なので神経を使う。
12時15分ザルツブルグから約100Km走ったところでチェル・アム・ゼー手前のグロースグロックナー山岳道路入口にきた。しかし曲がり損ねてしまった、Uターンしようにも道幅が狭いので大回りする羽目になった。

 山岳道路は通行車両が少ない、暫らく進むと料金徴収所(28ユーロ)があったのでひと休みする。遠くの雪山に胸を躍らせる。いよいよ上り坂の始まりだ、右に左にとカーブの連続でギアチェンジも忙しくなる。すっ飛ばしていくバイクもグループに単独と大勢いる。登るに連れて雲が厚くなり時折り雨粒も垂れてくる。道端には雪渓が出てきたので記念撮影をする。13:30に2578mの峠に着く、そこには駐車場と店があるも周囲はガスって雨も降り始めたので早々に下りはじめた。

 暫らく下りていくとガスッている地帯を抜け雲の高くなってきた、更に下りフランツ・ヨーゼフ・ヘーエへと行くために右折する。山道を走るとほどなくして前方に建物や立体駐車場やらその他の施設が見えてきた。そこがグロースグロックナーを一望するフランツ・ヨーゼフ・ヘーエである、14時30分になっていた。パーキング場は無料だった。

 パステルツェ氷河が遥か下のほうまで流れてきている。せっかくなので氷河まで降りることにしてグレッチャーバーン(ケーブルカー)に乗る、お一人様往復8.8ユーロ也。かつてはケーブルカーを降りたところまで氷河があったのだろうけど今では10分ほど歩いて下らねば氷河に接することはできない。
意地を出して其処まで下った、途中に氷河があった場所を示す標識が立っている、それを見ると氷河の後退がアタマで考える以上の速度であるのに驚く。

 氷河のシッポに触ってからケーブルカーまで25分かけて登った、あと10年ではどこまで後退しているのかと気を揉む、地球温暖化を身を持って体験した。
観光客も少なくなってきたけどグロースグロックナー山の全貌をこの目で見ようと粘る。しかし残念ながら頂上部の雲は山に纏わりつき離れることは無かった。心残りはするものの16時30分下山を始めた。

 本日の宿はインターネットで予約してあるので少々遅れて大丈夫という安心感がある。ハイリンゲンブルートから10Km南に下った所にあり、ハイリンゲンブルートは町だが混むのではないかとズラシタのだ。外しすぎたのかSagnitz村の入口をを見逃すやら、村に入っても外れに位置するホテルを見つけるのに一苦労した。17時20分チェックイン

 ホテルは広い谷間にある村の上にあるので眺めは良く如何にもチロルという風景がベランダから見える。何の予備知識も無いまま選んだにしては”アタリ”だった。ただ夕食は付いていないのにレストランが開いていない、プレシーズンということだろう。近くにレストランがあるかと聞いたら、歩いて30分かかるとの返事だった。車で出かけたが目に付いた看板の店はお休み、これもプレシーズンだからでしょう。

 あちらこちらに車を移動させてー狭い村だからそれほどではないけどーレストランを見つけた。ホテルに併設された店である。宿泊客が多かったので営業していたのかな。
他の客が食べているのを指さして注文した。

ジャガイモ、ブロッコリー、カリフラワーのチーズソースかけ
餃子の皮にチーズと肉、玉ねぎが包まれたもの
ベーコンとチーズそれに何かを炒めたもの
の三品を注文して3人でシェアした。
この旅の実質的な第一日目である、ビールで前途を祝し乾杯する。
 
本日の走行距離は187.5Kmであった。
追記:ザルツブルグのホテルは、112ユーロ/一部屋3人

レンタカー

2009年07月21日 23時30分49秒 | チロル~シャモニ
 チロルとドロミテは計画の段階からレンタカーを借りて回るつもりであった。しかしズボラ・怠惰で申込が遅くなり出発までに返事をもらうことができず、非常手段ではあるが現地ザルツブルグで直接申し込むこととなった。

 まずレンタカー事務所所在地を駅のインフォーメーションで尋ねたら直ぐ近くにあった。当日の朝事務所へ行くと、AB-ROADは3週間後なら手配できるとのこと。隣のHERTZは10時半まで待てるなら今日から用意できるとのことなのでお願いする。
飛び込みなので高く付いたのはハンセイ事項だ。6月30日~7月6日10時までの6日間で548ユーロかかった。車種はFordFusionという1500ccクラス(?)4ドアのディーゼルエンジンの5速マニュアル車だった。

久しぶりに左ハンドル車を運転した、運転免許を取得した当時はヤマトゥとは反対の右側通行だったので左ハンドル車に違和感は無いものの、オキナワの交通区分変更依頼左側通行に慣らされたためにカーブ、特に左折した時に反対車線に入りそうになることがしばしばあった。
ナビゲーター役の義妹が”右側に入るのヨ”とか、狭い道でのすれ違う際に右により過ぎるのか”キャー左によって~!"とかの声が度々起きた。
助手席に乗るより運転するほうが精神的にラクなようだ。(笑) 

 乗用車のマニュアル車は少なくなり乗る機会は殆んどなくなったが、軽トラックを時々運転するのでギアチェンジは苦にならなかった。ただディーゼル車は加速時の伸びに難点がある。以前私の車もディーゼルだったのでこの辺りは分かるけどやはり不満を感じた。しかしオーロンソ小屋までローで15分以上も上りつづけた時はディーゼルエンジンの特徴を発揮したと思う。
加速・スピードに欠けるけどディーゼルエンジン車でよかったのでしょう、きっと。

 今回は車を返すためにわざわざインスブルック(Innsbruck)まで行きに1泊した。其処から西ないし北上するならいいだろうけど、もしドロミテからスイスに入るならイタリアで借りて乗り捨てたほうが日程に無駄が生じないと思う。

 レンタカーは5日間で750Kmほど走った、観光しながらではあるけど朝から夕方までドライブしてこの走行距離である。道路が狭隘で且つ峠道の上り下りが激しいためスピードが出せず距離が稼げないのが実情です。燃料代は2回給油して計50ユーロで済んだ。単価は表示されなくて給油金額しか表示されないので単価は知らない。ディーゼルはリッター当たり1ユーロ弱と思われる、燃費の良い車だ。

 結論として東チロルとドロミテを見て回ろうと思うならレンタカーを借りたほうが良い。あの辺りの交通機関はバスのみである、よほど綿密な計画を立てなければバスの乗り継ぎで動き回ることはムツカシイだろう。

http://www.interq.or.jp/venus/yasano/travel/europaplz.html

Mittel Europa Platz   ~ヨーロッパ週末ぷち旅行記 ふろむ オーストリア~

 このような方もおられるが、非在住者があのような旅をするには時間をたっぷり掛けねばいけないだろう。今回チロル・ドロミテを回るのに上記サイトを大いに参考にし役立ちました。

 ドロミテは又行きたい、その時はレンタカーを又借ります。

オーストリー

2009年07月20日 20時27分39秒 | チロル~シャモニ
 これまでオーストリアと表記していた国名をオーストリーとすると伝えられたのは何時だったか。オーストラリアとの混同を避けるためらしい。

そのオーストリーが今回の旅の入口となった。まずウィーン国際空港(Wien)に第一歩を踏み、二歩目はザルツブルグ(Saltzburg)へ向けて踏み出していた。ウィーン国際空港の鉄道駅には案内所があり旅人に詳しい情報を教えてくれるものと考えていたら当てが違い無人駅で自動券売機が設置されているだけなので初っ端からチケットを買うのに苦労した。券発売機の前でオロオロし、隣でキップを買っている人にこれ幸いとばかりにザルツブルグまでのチケットを購入してもらった。(107.2ユーロ)シニア料金があるやに聞いていたけど言いたい事が伝わるほどの語学力がないので黙ったいた。

 空港駅からザルツブルグまで直通があると思ったら、なんと市内まで出て中央駅で乗り換えしなければならないとのこと。教えられたとおりに乗り換えて、15:44発のザルツブルグ行きに乗った。空港着が13:50なのでスムーズにいったと考えて良いだろう。

 寝台車を自由車に解放したようなコンパートメント車両だった。車内販売のビールで前途を祝して乾杯を挙げる。サービスと思ったピーナツを含めて5ユーロ。外は雨が降り始めた。
18:40ザルツブルグに着く、駅前のホテルへチェックインする。インターネットで予約したEVIDOホテルはビルのワンフロアがホテルになっていて看板が小さく分かりにくい。入口もアパート住人と同じところでオートロック式なので入るのに戸惑う。駅まで2・3分という利便性だけで選んだホテルで、コンビニ・スーパーが隣近所にあり、レンタカー会社もたまたま近くあったので総合的にはヨシとしよう。

 夕食はスモモとビールを近所の店で買ってホテルに戻り機内食の食べ残したパンやチーズ・ジャムなどとともに部屋で食べた。スモモが甘く美味しかった。このようにしてオーストリーの最初の日は暮れた。

 翌日レンタカーを予約なしで借りられたので、モーツアルトにも市内の由緒ある歴史や建造物に触れることなく10時半にはザルツブルグを出発した。こちらもウィーン同様素通りに近い。

 後日レンタカーを返すためにインスブルック(Innsbruck)にも寄った。ここも駅に近いホテルを探したので、駅とホテルの間しか知らない。オーストリーの有名な3都市に立ち寄り、上記2都市でそれぞれ泊まったけど、ホテルと近くの駅を往復しただけで何処も見なかった。音楽や歴史好きの人は勿体無いと思われるだろう。

 今回のオーストリーはグロスクロックナー山を見るのが目的だったので、都市地区は無視した。
この次は正装でウィーンフィルでも聴こうかな。ここに(笑)を入れて私のホンネを表すべきか。

まずは日程表から

2009年07月19日 18時33分53秒 | チロル~シャモニ
 今回のスイス旅行を「チロル~シャモニ」と名付けました。
アルプスの東チロルにドロミテ、それに西側のシャモニ・モンブランまで回ったからです。
とりあえず日程の概略を一覧表にしました。説明無しなのでおいおい肉付けしていきます。

 -----2009年チロル~シャモニ 旅程概要-----

6月27日 土 沖縄那覇 17:55発 → 大阪伊丹 19:55着
6月28日 日 23:15 関空発 エミレーツ航空 (ドバイ乗り継ぎ)
6月29日 月 13:45 ウィーン着 汽車でザルツブルグに18:40着 駅前ホテル投宿  
6月30日 火 10:35 レンタカーでチロルへ出発 12:50 グロスグロックナー山岳道路入口 
   14:30 フランツ・ヨーゼフ・ヘーエ 17:25 Sagritzerwirtのホテル着
7月1日 水 9:00ホテル発 リエンツを抜けてカルス、11:10 ロープウェイに乗る
   急遽ドロミテまで行くことに予定変更 再びリエンツを経てドビアンコ15:00
   ミズリーナ湖の手前から上がる 16:15 オーロンソ小屋着
7月2日 木 8:00ドライチンネ(トレチメ) ハイキングへ出発 5時間かけて回る
   13:20オーロンソ小屋発 14:55コルチナ・ダンベッツオ発
   (道に迷う) 17:05 アンテルモイヤでホテルを見つけ泊まる
7月3日 金 9:10ホテル発 山道を走り 10:50 R473へ出る
   11:45 セラ峠の手前で昼食 ゴンドラでPunta Peniaへ登る
   14:10 サッソ・ポルドイへロープウェイで
   マルモダーラの麓を通り 16:35パッソ・フェディア カナッツエを抜けて
   18:00パッソ・デ・コスタラーナでホテルを見つける
7月4日 土 9:00 コスタラーナ峠のホテル出発
   10:30 シウシ高原 ロープウェイ着 高原散策 13:30発
   R25 から高速道路でインスブルックへ 16:35 チェックイン
7月5日 日 8:16 インスブルック発~ボルツアーノ~マルレス(汽車)
      14:03 マルレス~オッフェん峠~ツェルネッツ 15:45着
      ツェルネッツ~サメダン ムオタス・ムラーユ チェックイン 17:40
7月6日 月 9:30 氷河急行にてチェルマットへ リッフェルベルグ 18:30着
7月7日 火 7:33 ゴルナグラードへ 
   10:50 シュワルゼーからヘルンリ小屋へハイキング 13:35着
   16:45 シュワルゼー小屋にチェックイン
7月8日 水 8:40 小屋発 スネガへ ロープウェイでロートホルンまで上がる
   11:45 マッターホルンを見ながらスネガまでハイキング 14:05着
   15:39 シャモニ・モンブランへ シャモニのホテルチェックイン 19:40着
7月9日 木 10:15 エギュードゥミディ 10:55 エルブロンネへ
   12:45 エギュー・ド。ミディ着 14:00 シャモニ着
   16:00 ブレヴァンへのロープウェイ、17:00 下山
7月10日 金 6:30 エギュー・ド・ミディへ 8:35 シャモニに戻る
   10:15 モンタンヴェールへ 12:10 シャモニに戻る
   13:16 マティニー経由ルークへ 15:41着
   バスとロープウェイでゲンミ峠小屋へ 17:50 チェックイン
7月11日 土 8:40 ゲンミ峠小屋発~カンデルシュテーク駅 12:50着
   13:12発 シュピーツ、インターラーケンを経てフェルストへ 16:30着
7月12日 日 8:38 ロープウェイで降りる グローセ・シャイデック 10:00
   11:25 マイリンゲン着 12:18~13:40 アーレシュルフト渓谷見物
   インターラーケン、ヴィルダースヴィル経てシーニゲプラッテ 16:16着
7月13日 月 8:21発 ミューレンを経てシルトホルン 11:15着
   ラウターブルンネンからクライネ・シャイデック、グリンデルワルドで乗り換えて
   インターラーケンへ戻りルチェルンへ 18:04着
7月14日 火 起きてブラブラし、11:10チューリッヒへ
      15:35 チュリッヒ発(エミレーツ航空) ドバイ経由で関空へ
7月15日 水 17:20 大阪関西着 20:10発 → 沖縄那覇 22:15着