天候はまずまずのようだ。5時間コースの我々は早めに出発する為に小屋の朝食を取らずに出ることにした。しかし女将さんの姿が見えずチェックアウトできない、夕べの内に済ませておくべきだった。
朝食は7時半からなのでその頃女将さんは姿を見せた。こうなれば朝食を食べて出発したほうがいい。
結局出発は皆さんと一緒の8時となった、2009年7月2日の朝です。
オーロンゾ小屋から見える小さな教会に25分で着く。上り下りの無い整備されたルートを写真を撮りながら快調に歩いた。調子は上々、8時35分にラヴァレド小屋に着いた。この分なら4時間程度で歩けるかなと一瞬楽観的に考えたが、其処から尾根筋まで急な上り坂となっている。5分ほどの間は傾斜がきつく一歩一歩足を動かす、山でこういう風に歩いたことを思い出す。ラヴァレド小屋から15分でコルに着きひと休み、吹き上げてくる風が冷たいのでセーターを着た。
三つの岩峰が仲良く一列に並んで一つしか見えない。ロカッテリ小屋が見え、そこからのルートは谷越えとなっている。下って上がるのかと弱音を吐きたくなる。
コルからロカッテリ小屋の間はハンモックを吊るしたような形のルートになっている。上り下りはあるものの山のハイキングとしては薬味程度といえよう。途中2mほどの雪渓が出てきた、久しぶりの雪、馴染みの薄い雪を見て触って楽しむ。
頭上の稜線の岩がおもしろい形をしている、孔子に似たもの恋人同士が手を合わせたように見えるものがある。威容を誇る岩山も最後にはユーモアのある姿になるのだ。ルートから少し上った所に穴が空いている、自然に出来たものにしては整いすぎている。人工物のようだ、貯蔵庫にしては場所的に利便性が悪い、戦争に使われた陣地なのか考えても分からない。
ロカッテリ小屋直前はちょっとした上りになっているけど苦になるほどではない。9時50分に到着した。ここからの眺めがその名の通りそれぞれが独立して見えるドライ・チンネンである。頂上部は雲が流れている、上に上がるのを念じつつ眺めていた。真っ青な空に突き出す姿を期待するのは誰しも同じだろうが、これだけはお天気任せにせざるを得ない。雲がかかった山も景色の一つでそこに美しさを見出して満足する。
10時10分にロカッテリ小屋を出る。ハイキングコースが幾つかあるようで標識に従い谷に下った。勾配がどんどんきつくなり、瓦礫のルートを15分下ると今度は草地の九十九折りの道になる。更に15分ほど下って湿地状の最低部に着いたのが10時55分であった。急坂部分を下るのは30分ほどしかない。膝に負担をかけないように注意して下った。
これだけ下れば又上らねばならない、覚悟を決めて上ったけどナンと15分で傾斜の強い場所は過ぎて後はダラダラ坂である。這い松のニオイがしてきた、懐かしい香りである。剱岳源次郎尾根のブッシュ漕ぎを思い出した。振り返るとロカッテリ小屋が見え歩いてきたルートもはっきり見える。同じ頃オーロンゾ小屋を出た幼児を含む家族連れが戻っていくのも見える。三つに分かれたトレチメを見れば先に進まなくてもいい、見て楽しむ分にはロカッテリ小屋まで行き其処から引き返しても充分楽しめる。
這い松が多い地域を抜けると小屋があった、無人小屋のようだ。12時になったのでランチタイムにする。お湯ないし水を入れるだけの五目飯にする。無理に和食にすることは無いけど、手軽なので三日分ほど持参してきたものだ。
ハイキングも終わりに近い、尾根のコルをを越えれば出発地点のオーロンゾ小屋は近いだろう。
昼食を済ませて12時15分に出発し、12時50分にオーロンゾ小屋に戻った。やはり5時間のハイキングだった。
初めてのハイキングらしいハイキングだった。
朝食は7時半からなのでその頃女将さんは姿を見せた。こうなれば朝食を食べて出発したほうがいい。
結局出発は皆さんと一緒の8時となった、2009年7月2日の朝です。
オーロンゾ小屋から見える小さな教会に25分で着く。上り下りの無い整備されたルートを写真を撮りながら快調に歩いた。調子は上々、8時35分にラヴァレド小屋に着いた。この分なら4時間程度で歩けるかなと一瞬楽観的に考えたが、其処から尾根筋まで急な上り坂となっている。5分ほどの間は傾斜がきつく一歩一歩足を動かす、山でこういう風に歩いたことを思い出す。ラヴァレド小屋から15分でコルに着きひと休み、吹き上げてくる風が冷たいのでセーターを着た。
三つの岩峰が仲良く一列に並んで一つしか見えない。ロカッテリ小屋が見え、そこからのルートは谷越えとなっている。下って上がるのかと弱音を吐きたくなる。
コルからロカッテリ小屋の間はハンモックを吊るしたような形のルートになっている。上り下りはあるものの山のハイキングとしては薬味程度といえよう。途中2mほどの雪渓が出てきた、久しぶりの雪、馴染みの薄い雪を見て触って楽しむ。
頭上の稜線の岩がおもしろい形をしている、孔子に似たもの恋人同士が手を合わせたように見えるものがある。威容を誇る岩山も最後にはユーモアのある姿になるのだ。ルートから少し上った所に穴が空いている、自然に出来たものにしては整いすぎている。人工物のようだ、貯蔵庫にしては場所的に利便性が悪い、戦争に使われた陣地なのか考えても分からない。
ロカッテリ小屋直前はちょっとした上りになっているけど苦になるほどではない。9時50分に到着した。ここからの眺めがその名の通りそれぞれが独立して見えるドライ・チンネンである。頂上部は雲が流れている、上に上がるのを念じつつ眺めていた。真っ青な空に突き出す姿を期待するのは誰しも同じだろうが、これだけはお天気任せにせざるを得ない。雲がかかった山も景色の一つでそこに美しさを見出して満足する。
10時10分にロカッテリ小屋を出る。ハイキングコースが幾つかあるようで標識に従い谷に下った。勾配がどんどんきつくなり、瓦礫のルートを15分下ると今度は草地の九十九折りの道になる。更に15分ほど下って湿地状の最低部に着いたのが10時55分であった。急坂部分を下るのは30分ほどしかない。膝に負担をかけないように注意して下った。
これだけ下れば又上らねばならない、覚悟を決めて上ったけどナンと15分で傾斜の強い場所は過ぎて後はダラダラ坂である。這い松のニオイがしてきた、懐かしい香りである。剱岳源次郎尾根のブッシュ漕ぎを思い出した。振り返るとロカッテリ小屋が見え歩いてきたルートもはっきり見える。同じ頃オーロンゾ小屋を出た幼児を含む家族連れが戻っていくのも見える。三つに分かれたトレチメを見れば先に進まなくてもいい、見て楽しむ分にはロカッテリ小屋まで行き其処から引き返しても充分楽しめる。
這い松が多い地域を抜けると小屋があった、無人小屋のようだ。12時になったのでランチタイムにする。お湯ないし水を入れるだけの五目飯にする。無理に和食にすることは無いけど、手軽なので三日分ほど持参してきたものだ。
ハイキングも終わりに近い、尾根のコルをを越えれば出発地点のオーロンゾ小屋は近いだろう。
昼食を済ませて12時15分に出発し、12時50分にオーロンゾ小屋に戻った。やはり5時間のハイキングだった。
初めてのハイキングらしいハイキングだった。