暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

映画ドラえもん/のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)

2014年04月30日 22時56分34秒 | 邦画>★★
2013年/邦アニメ/寺本幸代監督/水田わさび 大原めぐみ 三瓶由布子 かかずゆみ 木村昴 関智一 千葉繁 堀江由衣 土師孝也 愛河里花子 &松平健
2014年3月7日 テレ朝ドラえもんクレヨンしんちゃん春だ!映画だ!3時間アニメ祭り

【あらすじ】
怪盗に首の鈴を盗まれたドラえもん(水田)。ホームズブームののび太(大原)がグッズを使って行方を探ると、22世紀にある<ひみつ道具博物館>にヒントがあるとのこと。ドラミに入館招待券をもらい、しずかちゃん(かかず)、ジャイアン(木村)、スネ夫(関)のいつものメンバー連れ立って現場へ急行した。
館長フィークス(土師)の歓迎を受け、発明少年クルト(三瓶)の案内で見学を進める5人。ドラえもんのポッケにすっぽんが入り込んだり、ジャイアンとスネ夫が小さくなったりとかいうイベントを経て、一行は<人工太陽の部屋>に迷い込む。この太陽は、ペプラー博士(千葉)のチョンボによって暴走しかけたものを、クルトの祖父ハルトマン博士による発明で一時的に抑制しているものなのだった。
ハルトマン博士はその後<フルメタル>なる魔法の素材を開発し、数多のひみつ道具開発に貢献、22世紀の偉人として称えられている。一方のペプラー博士は、社会的な立場を追われて博物館の一隅に隠れ住んでいるのであった。博士は孫娘のジンジャー(堀江)と二人、博物館内の食料や備品を失敬しながら生活と発明を続けているため、<博物館の怪人>などという都市伝説のネタになっていたりした。クルトは偶然博士たちと知り合って以来、博士を発明の師と仰ぎ、ジンジャーに淡い想いを抱きつつ出入りを続けていたのだった。
さてのび太たちは、翌日の来館の際怪盗デラックスの襲撃に立ち会うことになる。怪盗は、4点のひみつ道具を盗んで消えた。探偵グッズを使って怪盗を追ったのび太たちが追い詰めた犯人は、意外な人物だった!
怪盗の目的と一連の事件の謎、ドラえもんの鈴の行方、ペプラー博士の野望と人工太陽の暴走…。実は地球の存亡に関わる局面に、のび太たちは事態を収拾し、鈴を取り戻すことができるのか…!?


映画ドラえもんシリーズで、通算観客動員1億人を記録したことで記念碑的作品となり話題となった。しかし残念ながら、私はその1億人に参加していない。あんなに10分ドラえもんは見てたのになあ!
で、今作はそんなドラえもんマニアを喜ばせる、記念碑作品に相応しい内容だったと思う。「やだ、懐かしい~」な道具がほんとにたくさん登場して、道具の名前とサブタイトルでカルトQ(古い)ができるほどである。
お馴染みとなったゲストマスコット、今回は<ポポン(愛河)>であるが、この子が可愛い! 今作は藤本原作でないながらも、O次郎を髣髴とさせる藤本的マスコットである。ついでに書くと、クルトも(あざとくはあるが)可愛いのであった。
まあ相変わらずロボがダサかったり人工太陽のあり方がいい加減だったりとツッコミどころはあるが、ドラえもんとのび太の友情エピソードで泣いちゃったしな。不問に処す。
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神様のカルテ

2014年04月29日 21時53分39秒 | 邦画>★★
2011年/邦/深川栄洋監督/櫻井翔 宮崎あおい 加賀まり子 柄本明 要潤 吉瀬美智子 池脇千鶴 原田泰造 岡田義徳
2014年3月14日日テレ金曜ロードSHOW!

【あらすじ】
長野県、穂高連峰の見える本庄病院。救命救急病棟の医師栗原(櫻井)は、病的なまでに緻密な作業を好む男だった!
そんな彼に降って湧いた、信濃医大の医局への入局勧誘。しかし栗原は、彼を頼って遠征入院した末期の胆のう癌患者安曇雪乃64歳(加賀)を見捨てることができなかった。
だが医局に入って病理研究を行うことは、多くの患者を救うことに繋がる。ひとりを取るか、医学の進歩に貢献するか。それが問題だ!?


人気小説が原作のようだが、もちろん原作もコミックも未見。
櫻井君のオバサンパーマとか、御嶽荘の住民(あだ名)とか、そういうのはマンガまでにしてほしい描写が気にくわない。そういうのがなければ、普通に医者モノのとして楽しめたかもしれないのだが。
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シャーロック・ホームズVSモンスター Sherlock Holmes

2014年04月28日 22時10分20秒 | 洋画>★★
2010年/米/レイチェル・ゴールデンバーグ監督/ベン・サンダー ギャレス・デヴィッド=ロイド ドミニク・キーティング エリザベス・アレンズ ウィリアム・ヒュー/オリジナルビデオ
2014年3月13日 テレ東午後のロードショー〔3月の木曜日は、対決〕

【あらすじ】
ワトソン君が1940年のロンドン空襲の日に語る、人生最後のシャーロック・ホームズエピソード。
時は1882年5月。イギリス海峡にて、植民地からの税金運搬船クロネット号が巨大ダコに襲われるという事件が発生する。スコットランドヤードのレストラード警部(ヒュー)に請われ、シャーロック・ホームズ(サンダー)はワトソン君(ロイド)を連れて、唯一の生存者が入院している病院へと駆けつけた。
それはそれとして、ロンドンのイーストエンドにあるスラム街に、恐竜が出没したのであった。ホームズも、森でそいつに追われたりする。消えた噴水ポンプ、銅線倉庫に再び現れた恐竜、ゴム工場の大口顧客…。ホームズは何に気付いたのか。そしてホームズの兄ソープ(キーティング)とその夫人(?)アイボリー(アレンズ)、ソープとレストラード警部の関係云々。ソープの居城に侵入したホームズとワトソン君が見たものとは。ドラゴンロボ出動! 気球に乗ってロンドンを救え!!!


シャーロック・ホームズvsモンスター!!! なんて斬新なプロット…と思いきや、ただのスチームパンクか。
だってさあ。3月の木曜串刺し企画〔対決〕で、他に放送されたのが「メガ・パイソンVSギガント・ゲイター」「エイリアンVS.プレデター」「エイリアンズVS.プレデター」でしょ? …期待するよなあ。っていうか、この並びに入れんなよ!
まあ私は別にシャーロキアンどころか「ホームズって犬なんじゃないの?」という程度のホームズ知識しか持ち合わせていないので、ホームズに何されても特に問題ありませんが…。
ちなみに、午後ローとオールシネマ様双方で主演ホームズ役を<ベン・サンダー>と表記しているのでここでもそれに倣ったが、クレジットは<Ben Syder>だったので本当は<ベン・サイダー>かもしれません。悪しからず…。
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プリンセスと魔法のキス The Princess and the Frog

2014年04月27日 22時30分06秒 | 洋画>★★
2009年/米アニメ/ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ監督/アニカ・ノニ・ローズ ブルーノ・カンバス キース・デイヴィッド ピーター・バートレット ジェニファー・ルイス マイケル・レオン・ウーリー ジム・カミングス ジェニファー・コーディー
2014年3月10日 日テレ映画天国

【あらすじ】
舞台はジャズの街ニューオーリンズ! 貧しい黒人の子ティアナ(ローズ)は、亡き父の悲願でもあるレストランの開店を目指し必死こいて働いていた。
そんな街に、中東の(?)マルドニア国から王子様ナヴィーン(カンバス)がやってきた。ハンサムで独身で遊び人、玉の輿を目論んで、街中の独身女性は色めき立った。しかしどういう意図からか、ブードゥーの魔術師ファシリエ(デイヴィッド)が王子に接近、王子側近のローレンス(バートレット)を王子に、王子をカエルにしてしまった。
カエル王子は、グリム童話に倣ってお姫様のキッスで魔法を解除しようとするが、相手はドレスアップしただけのティアナ。逆にティアナまでもがカエルになってしまう。
さてはて、風船に乗ってミシシッピの川っぺりに運ばれてしまった王子とティアナ。トランペットワニのルイス(ウーリー)、星に恋する蛍のレイモンド(カミングス)らと出会い、197歳の呪術師ママ・オーディ(ルイス)の助けを得て人間に戻るためニューオーリンズを目指す。果たして魔法は解けるのか、そして王子の嫁取りの行方は…!?


「アナと雪の女王」絶好調につき、尻馬に乗ってのディズニー作品放送。まあ昨日が「ブラック・スワン」だったので、口直しにはちょうどいいか。
しかし結構最近作なのに、ディズニーにしてはまるで聞き覚えのないタイトル。一応アカデミー賞とかノミネートされてるんだけどなあ。カラードヒロインということで、日本メディアがあまりプッシュしなかったのではないかと思われる。勘繰りすぎか?
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ブラック・スワン Black Swan

2014年04月26日 21時30分14秒 | 洋画>★★
2010年/米/ダーレン・アロノフスキー監督/ナタリー・ポートマン ヴァンサン・カッセル ミラ・キュニス バーバラ・ハーシー ウィノナ・ライダー
2014年3月10日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
ニューヨークのバレエ団に所属し、人生のほとんどをバレエに注ぐ恐ろしいまでにストイックな女たちを描く。
トマ・ルロワ(カッセル)の新振付による「白鳥の湖」で、プリマドンナに抜擢されたニナ・セイヤーズ(ポートマン)。母親(ハーシー)からのプレッシャー、ルロワによるパワハラセクハラ紛いの要求と特訓、見捨てられた元プリマ(ライダー)の末路、仲間うちからの妬み、ライバル(キュニス)を恐れるあまりの幻覚…。い、いろいろあったけど、どうにか初日にこぎつけた。果たしてニナは、スワンを踊りきることができるのか。絶賛か、赤っ恥か!? デッド・オア・アライブ!!!


地上波初登場が午後ローとは、意外な放送枠。オナったりレズったりという微妙な描写があるせいだろうか。
公開当時、同じ職場にいた超美人の方(私史上最高のメーテル美人)が、今作を鑑賞に出かけたということで記憶に残っているのだが…。あのメーテルがこげなオナレズシーンをご覧になっていたとは、想像するとむくむくしちゃうよ!!!←下衆
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ソルジャー Soldier

2014年04月25日 22時57分46秒 | 洋画>★★
1998年/米/ポール・アンダーソン監督/カート・ラッセル ショーン・パートウィー コニー・ニールセン (ジャレッド&タイラー)ソーン兄弟 ジェイソン・スコット・リー ゲイリー・ビジージェイソン・アイザックス
2014年3月8日 テレ東サタ☆シネ

【あらすじ】
1996年、アメリカで極秘にスタートした、兵士養成計画<アダム・プロジェクト>。産まれた瞬間から兵士となることを義務付けられ、結果を出せない分子は処分されるという…人権無視の人間兵器製造プログラムである。数々の戦闘で大きな働きをしてきた彼らは<ソルジャー>と呼ばれ、中でも<トッド(ラッセル)>は特に優秀な戦績を収めてきた。そんな彼らの功績もあってか、世界は休戦状態に入る。しかし彼らを超えるソルジャー部隊が、ミーカム大佐(アイザックス)の下で開発された。彼らは実戦経験こそないものの、齢40を超えたロートル戦士トッドよりもはるかに身体能力が高かった。テスト運用で新世代ソルジャー<ケイン607(リー)>に敗北を喫したトッドは、廃棄物投棄星<アルカディア234>に捨てられてしまう。
トッドはこの星で、12年前に難破した宇宙船のコミューンに拾われた。お世話をするのは、メイス(パートウィー)とサンドラ(ニールセン)の夫婦。二人には、ヘビに咬まれた後遺症で難聴となっている息子ネイサン(ソーン兄弟)がいた。初めての人間的な優しさ、初めての女性、初めての家族。トッドは<人間>を知り、今までの殺戮に自己嫌悪をもよおしてちと荒れてしまった。
そんなトッドを目の当たりにし、恐れたコミューンは彼を追放処分とした。一方ミーカム隊は、漂流民を新世代ソルジャーの実地訓練対象とすべくアルカディアに到着、攻撃をおっぱじめた。トッドはコミューンを護るため、1人で17人のソルジャーを相手に戦いを挑む…!!!


ランボー宇宙に行く、といった感じのものを想像しておけばOK。「エスケープ・フロム・L.A.(1996)」のスネークを髣髴とさせるキャラ造形で、セリフも表情もない戦闘マシーンも<トシ>というハンデが付けられているあたり哀愁とシンパシーを感じる…。
ライバルソルジャー(若いほう)に抜擢されたジェイソン・スコット・リーは、ズッコケるほどマッチョに変形していた。「ジャングル・ブック」から4年…いったい何があったのでしょうか。
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メガ・パイソンVSギガント・ゲイター MEGA PYTHON VS. GATOROID

2014年04月24日 22時28分52秒 | 洋画>殿堂>その他
2011年/米/メアリー・ランバート監督/デビー・ギブソン ティファニー A・マルティネス キャスリン・ジューステン ケヴォン・M・ホートン ケアリー・ヴァン・ダイク &ミッキー・ドレンツ/TVM
2014年3月6日 テレ東午後のロードショー〔3月の木曜日は、対決〕

【あらすじ】
ニッキー・ライリー(ギブソン)は、過激派のヘビ博士である。フロリダのご家庭に侵入して、ペットのヘビさんたちを盗んじゃ湿地帯に放すという慈善活動を行っているのだった。ところがそんな生態系を無視した放流をしていたらどこかで歪みが出るもので、今回はどういうわけかその放したヘビたちが短期間で巨大化したのであった。
さて州立の公園管理局でパークレンジャーをしているテリー・オハラ(ティファニー)は、近年のワニの個体数減少がこのヘビの仕業であると踏んだ。猟友会のオッチャンたちにヘビ退治を依頼するが、既に人を獲物にできるほどの体格を獲得したヘビさんたちは次々と返り討ちにあわせる。更にヘビ退治の応援に出ていたテリーの婚約者ジャスティン(ダイク)も餌食になってしまい、テリーはヘビへの復讐を企てる。その方法とは、ワニを巨大化させてヘビに対抗しようというもの。管理局の事務職員アンジー(ジューステン)の協力で強力ステロイドを入手、ワニエサに混入させて与えると、ワニたちはみるみる巨大化して2、30メートルほどにもなって大成功! しかし巨大化したのはワニだけではなかった。ワニと戦い、ワニの肉や卵を食べたヘビさんたちもまた、もりもり巨大化していったのでした。この事態に招聘されたなんかの博士ディエゴ・オーティス(マルティネス)だけは再三警告を発するが、ニッキーとテリーはチャリティーパーティーでくんずほぐれつのキャットファイトをのんきに繰り広げる始末。パーティー会場がヘビワニの餌場となってようやく、コトの重大さに慌てふためくのだった。
さて命からがら会場から脱出した、ディエゴ、ニッキー、テリー、アンジーの4人。マイアミ(かなあ)までクルマを飛ばすが、そこもすでにヘビワニ天国と化していた。奴らを採石場におびき寄せ、一網打尽の爆破を計画する。果たしてパニックの決着は如何に…!?


主演の二人は本来シンガーなんだそうで、本人役のカメオ出演でヘビに食べられちゃうミッキー・ドレンツはモンキーズのヴォーカル。まあ言うなれば中尾ミエといしだあゆみがワニさん代表とヘビさん代表となって、マチャアキが友情出演してるようなものか? 音楽シーンに暗いのでよく分からんが。
監督はこんなやんちゃな作品ながら女性なんだそうで、実はかの「ペット・セメタリー(1989)」を撮っていたりもする…ってことは、おそらく主演歌姫たちと同世代であろう。モンスター同士の大バトルをよそに、女同士の闘いと友情を描いちゃってたりするところはなるほど女らしいか。
で実はデビーは、<デボラ・ギブソン >名義で「メガ・シャークvsジャイアント・オクトパス(2009)」にも主演している。こちらでもフェロモン誘導を使い、モンスターアニマル同士を戦わせようという作戦を採っていたりするのだ。メガアニマルモノの女王かよ。
そしてこのバカジャンルにも一定のファンがいるものなのか、割とコンスタントに作られているのね。午後ローで放送されるたびに、保存版としてコレクションが増えていくわ。あ、一定のファンって私のことか。
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リディック The Chronicles of Riddick

2014年04月23日 22時02分21秒 | 洋画>★
2004年/米/デヴィッド・トゥーヒー監督/ヴィン・ディーゼル アレクサ・ダヴァロス コルム・フィオール カール・アーバン タンディ・ニュートン ライナス・ローチ ニック・チンランド キース・デヴィッド ジュディ・デンチ
2014年3月5日 テレ東午後のロードショー〔超級アクション!!ヴィン・ディーゼル特集〕


【あらすじ】
「ピッチブラック」から4年後。<ロード・マーシャル(フィオール)>が恐怖で星々を支配する宇宙で、リディック(ディーゼル)は前作のジャックに会いに、監獄星クリマトリアへ行きました。
なんだかんだでマーシャルをやっつけて、リディックが王様になりましたとさ。オシマイ。


前作は宇宙漂流モンスターアクションで、登場人物も少ない低予算映画(たぶん)だった。
今作はがらりと作風が変わり、スペース・オペラである。ん、あれ? ピッチの船って、地球のじゃなかったっけ? あの人たち、地球人じゃなかったんだ…。
しかし舞台が<地球外惑星>だってだけで、<凄く寒い>か<凄く暑い>の環境バリエーションしかない。(※私の記憶が確かならば、<凄く寒い星>の気温はマイナス300度より低かった。当然華氏だよな!?) えー…。無重力アクションとかやんないの? 登場人物も、みんな地球人型なんだよ。巨人も小人もいないし、触手があったりもふもふしてたりとかもしないんだよ。宇宙が舞台なのにだよ!? 宇宙を舞台にしなくていいじゃん。社会組織や権力構造を、あれこれ設定したかっただけなの? 世界観をイチから構築しようとしたから、すっかりつまらない作品になってしまったよ。ピッチのモンスターが再登場して戦局を変えるとか、そういう粋なはからいもない。一応、監督は続投なんだけどなあ。
で、こんな作品なのにまた続編(トゥーヒーがまたも続投)があるんだよ。どうもディーゼルがこのキャラクターにご執心のようで、自ら金を出してるもよう。ヒーローになりたいんだよ、ディーゼルは! 誰かディーゼルにスーパーヒーローをやらせてやってくれよ。じゃないとディーゼルがリディックをやるたびに、イタい思いをしてしまうじゃないか。この人、押したら簡単にサイエントロジーに入信するぞ…。
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ミスター・アーサー Arthur

2014年04月22日 22時19分33秒 | 洋画>★★
2011年/米/ジェイソン・ウィナー監督/ラッセル・ブランド グレタ・ガーウィグ ヘレン・ミレン ジェニファー・ガーナー ルイス・ガスマン ジェラルディン・ジェームズ ニック・ノルティ
2014年3月3日 日テレ映画天国

【あらすじ】
アーサー・バック(ブランド)は、大企業バックワールドワイド社の社長子息。子供の頃から甘やかされて30歳、次期社長の座も約束されているため、金で何でも手に入れるひげ面のガキである。父は3歳の頃亡くしており、母ビビアン(ジェームズ)が当代の社長。仕事で不在がちの母に代わり、ホブソン(ミレン)というばあやに面倒を見てもらっている。
まあ母としても、こんなバカに会社を継がせるのは不安がある。そこでやり手のキャリアウーマン、スーザン(ガーナー)と縁組させて、彼女にサポートしてもらおうと画策した。
スーザンでも悪くはないが、運の悪いことにアーサーはその縁談の直後、パンピー女性のナオミ(ガーウィグ)にひと目惚れ。ナオミもこんなキモバカをすっかり気に入り、アーサーは家も身分も資産も捨ててナオミをお嫁さんにしたいと頑張った。
頑張ったが、30年間遊び暮らしていた心身は<労働>を受け付けなかった…。迫るスーザンとの結婚、果たしてアーサーは、男になれるのか…!?


ダドリー・ムーア主演の同名タイトルのリメイク。
つっても元のほうはもう「ピアノが凄かった」くらいしか覚えてないし、今度のラッセル・ブランドがまたキモいのでリメイクに意味があったかどうかは不明。予想通り、ブランドはラジー賞にノミネートされていた。(というか、元のほうはアカデミー賞だのゴールデングローブ賞だのの受賞で結構名作っぽいのだが)
途中からブランドが江頭2:50に見え始め、エガちゃんに金持たせたらこうなるのだろうか、と要らぬ妄想をしてしまった。いや、エガちゃんはあれで結構良識人だけどね。
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ダーリンは外国人

2014年04月21日 22時42分17秒 | 洋画>★★
2010年/邦/宇恵和昭監督/井上真央 ジョナサン・シェア 大竹しのぶ 國村隼 国仲涼子
2014年3月1日 TBS

【あらすじ】
さおり(井上)は、漫画家を目指すイラストレーターである。アメリカ人のトニー(シェア)と出会い、恋をして、結婚を前提にお付き合い。一緒に暮らすようになった。
父(國村)の反対に、姉(国仲)の応援。トニーのお蔭で言語の壁は低かったが、文化の違いによるすれ違いもまた否めないのだった。
さおりが漫画家としてデビューを迎えようというその時、父が死去する。折しもトニーの家族に会うための、渡米の計画が持ち上がっている時だった。
父を亡くした悲しみと、トニーとの結婚を阻む障害がクリアされたことの安堵による葛藤。そして多忙な漫画制作作業と、いっぺんに環境が変わったストレスはさおりを凶暴にした。結局単独渡米してしまったトニー。果たしてさおりは、トニーと結ばれることができるのか…!?


国際結婚が抱える問題点を、ドラマ化して提起する。というわけでもない作品。
小栗左多里による本人実録エッセイ漫画が原作なのに、ハンガリーとイタリアをルーツに持つ米国人と日本人が付き合うこと、その障害のエピソードはあまり描かれていない。
障害になっているのが、異文化異言語異宗教であることよりもむしろ、国際結婚を反対する父である。これではダーリンが外国人である意味がない。
実は数か月前に、同僚がアメリカ人と結婚してドイツへ旅立ったのである。彼女の体験談のほうがよほど、面白く勉強になったものだよ。
なんてことを観客に思わせちゃいけないんじゃないか? 今どき国際結婚なんてそう珍しいことでもない(特に、対英語・キリスト教圏)のだから、もっと突っ込んだエピソードをぶち込まなきゃもったいないのだ。
プロローグとエピローグで、複数の国際結婚ご夫婦(実在夫婦と思われる)によるオモシロエピソードの紹介が流れる。
なんなら、あれを延々と流していたほうが、「ダーリンは外国人」ぽくなったのではないだろうか。
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