暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

恐竜の詩

2019年01月30日 21時30分26秒 | 邦画>★★
2018年/邦/近兼拓史監督/澤田敏行 とみずみほ 古和咲紀 近田球丸 ウズラ
2019年1月6日 TOKYO MX 新春特別ロードショー

【あらすじ】
前作のオチとして、揃ってインド暮らしをしていた澤田さん一家(澤田、とみず、古和、近田)。大規模な恐竜化石が出土されたことを受け、市の街おこし資金2億円を捻出する命を負って今度は京都は丹波市を救うため日本に呼び戻された。ジェネリック家電作戦を立案し、順調に資金獲得を軌道に乗せて行く。
一方小学生のジュニアは恐竜の卵を拾い、まさかのトリケラトプス孵化に成功。更に高校生のお嬢は放送部に入部し、丹波の魅力を訴えるコンクールに向けて取材と発声特訓の日々。丹波良いとこ一度はおいで…!?


シリーズ<下町の詩>第3弾。タイトルは<恐竜>だが、テーマは<丹波市>および<ジェネリック家電>のアピールである。
「のび太の恐竜」よろしく、恐竜の卵を拾ったらトリケラトプスの赤ちゃん(ウズラ)が産まれた、ってそれだけで1本映画作れそうなエピソードを盛り込んでいる割に、その異常性はあっさりスルーして犬猫みたいな扱い…。古代に帰ってもらおうって時も、至極カンタンなものでした。ま、この緩さが憎めないっちゃそうなんだけどさ。
映画の途中で、防災グッズやら地元丹波市の電気工事屋なんかのCMが入るのも、この素人シリーズらしくて憎めない。
一応劇場公開作品みたいなんだけど、どこで公開されてたのかしら。丹波市公民館とか? で、一体このシリーズってどこから金が出てるもんなのか(金は確かに掛かってないだろうけども)、いつまで続くのでしょうか。ちなみに、さらりと出てきたお姉ちゃん(古和)だが、前作では欠席してたからね!?
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金メダル男

2019年01月29日 21時33分41秒 | 邦画>★★
2016年/邦/内村光良監督/内村光良 知念侑李 大西利空 木村多江 平泉成 宮崎美子 &マキタスポーツ
2019年1月5日 日テレ深夜

【あらすじ】
1964年。東京オリンピック開催の年に生を受けた男秋田泉一(大西→知念→内村)は、小学校の運動会でかけっこ一等賞を取ったことがきっかけで<一番>に取りつかれる。小学校では何をやっても金賞で、神童と呼ばれ中学に進学。しかしここからは伸び悩み、何者にもなれないダメ男道を爆進する。
これはそんな、早熟の悲劇に見舞われた男の大河ドラマである…。


で。一体何を訴えようとしたいのか、テーマが見えないまま結局終わってしまった。どこまで行ってもダメ男で、「俺はこれで一番を目指すためにもがいていたんだ!」というものがとうとう現れなかったのには驚いた。無人島がそうなのかなと思ったのに、そこもあっさりスルー。
20代で天下取っちゃった内村だから、こういう世間をナメたシナリオが書けるのかな。笑えるよりも、薄ら怖ろしかった。
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ハムレット Hamlet

2019年01月27日 20時34分29秒 | 洋画>★★
1948年/英/ローレンス・オリヴィエ監督/ローレンス・オリヴィエ ジーン・シモンズ アイリーン・ハーリー ベイジル・シドニー テレンス・モーガン フェリックス・エイルマー
2019年1月3日 TOKYO MX アカデミー・コレクション

【あらすじ】
ご存知シェイクスピア四大悲劇の筆頭を、捻ることなく映像化。生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ!?

「ハムレット」は超メジャー作品ながら、翻案されたものばかりでしか体験したことがなかった。ちゃんとストレートな作品を観たのは初めてなので、その功績に対して★2つ。
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戦艦バウンティ号の叛乱 Mutiny on the Bounty

2019年01月23日 21時54分42秒 | 洋画>★
1935年/米/フランク・ロイド監督/クラーク・ゲーブル チャールズ・ロートン フランチョット・トーン
2019年1月3日 TOKYO MX アカデミー・コレクション

【あらすじ】
1787年12月。英国戦艦バウンティ号は、ジャマイカへタヒチの<パンノキ>を運搬する使命を持って出航した。
ところが船長ブライ(ロートン)はどっしょもないエゴイストで、鞭打ちだの過重労働だのでクルーを大いに痛めつけた。そこを堪えて、何とかタヒチにたどり着いた御一行。数ヶ月の碇泊で島の皆さんと仲良くなったクリスチャン(ゲーブル)は、出航してもなお横暴なブライ船長にとうとうぶち切れた。反船長組合で親船長一派を追い出すクーデターを決行、タヒチに取って返す。小さな救命艇で漂流必至のブライだったが、どっこい天は彼に味方した。ティモールに漂着したブライは、一旦帰国してから再びタヒチにやって来た。果たしてクリスチャンは、ブライの追及から逃れることはできるのか…!?


戦艦だけど、戦闘はしません。
というか、実際の事件を元にしたおハナシである。「戦艦バウンティ」は今作のリメイクではなく、同じ事件をネタにした別作品。
どことなくミクロネシアンを差別的に扱ってる感じもして、あんまり印象はよろしくない。
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グランド・ホテル Grand Hotel

2019年01月21日 21時37分28秒 | 洋画>★★
1932年/米/エドマンド・グールディング監督/ジョン・バリモア ジョーン・クロフォード ライオネル・バリモア グレタ・ガルボ ウォーレス・ビアリー
2019年1月3日 TOKYO MX アカデミー・コレクション

【あらすじ】
ドイツの首都ベルリンいち高級なホテル<グランドホテル>。「休むことなく人々が来ては去る」そのホテルを舞台に、愛とカネ、欲望と保身、名誉とカーストを巡って繰り広げられる、儚くもきらびやかな一夜…!!

後に「グランド・ホテル形式」という演出手法として名を残した作品。いわれを知らないうちは「なんでホテル?」と首をかしげていたのだが、はは。ついに観てやったぜ。
当時のオールスター夢の競演みたいな作品(と思われる)だが、自分のような人間には豚に真珠だった。どうやらライオネル・バリモアが演じた役どころには当初バスター・キートンが配役されていたらしいのだが、何故か降板。しゃべるキートンが見たかった!
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レベッカ Rebecca

2019年01月20日 20時55分46秒 | 洋画>★★
1940年/米/アルフレッド・ヒッチコック監督/ジョーン・フォンテイン ローレンス・オリヴィエ ジュディス・アンダーソン ジョージ・サンダース 
2019年1月2日 TOKYO MX アカデミー・コレクション

【あらすじ】
ホッパー夫人の雇われ伴侶である彼女(フォンテイン)は、旅先のモンテカルロでマキシム・ドウィンター(オリヴィエ)に見初められ電撃結婚。イギリスのマンダレー屋敷で慣れない奥様生活に突入するが、1年前に亡くなった前妻<レベッカ>の影が彼女を悩ませた。
とりわけ苦痛だったのが、レベッカと共に屋敷遣えになったというダンバース夫人(アンダーソン)。夫人のレベッカ崇拝と広過ぎるお屋敷は、彼女を疑心暗鬼にさせた。
そんな折り、海で座礁船が発見される。その船の下からは、<レベッカ>の遺体が乗ったもう一艘の船が。今語られる、レベッカとマキシムの関係。果たしてマキシムは殺人罪に問われてしまうのか、そしてマキシムと結婚するという縁に恵まれただけの彼女に待ち受ける運命とは…!?


お正月放送枠穴埋め作戦である〔アカデミー・コレクション〕。まさかヒッチコック作品まであるとは思ってもみなかった。なんでも今作は唯一の受賞作なんだそうだが、プロデューサーとのなんだかんだで本人としては納得の受賞ではなかったらしい。
お貴族様の生態も恐ろしいが、映画業界も恐ろしい。
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西部戦線異状なし All Quiet on the Western Front

2019年01月19日 21時20分09秒 | 洋画>★★
1930年/米/ルイス・マイルストン監督/リュー・エアーズ ルイス・ウォルハイム ジョン・レイ
2019年1月2日 TOKYO MX アカデミー・コレクション

【あらすじ】
世界初の世界大戦。ドイツの若者は、講師の激励に触発され自ら兵士となった。理不尽とも思える軍事教練を経て、前線へと駆り出された彼ら。しかし現実の戦場は、そんな生易しいものではなかった…!?

タイトルはごっつい有名。「西武沿線」とか「総武全線」とかネタにされている。
製作年である1930年は、二つの世界大戦の狭間である。<戦争>を<英雄たちの戦場>ではなく<ただの悲惨な死に場所>としか描いていないこの作品がアカデミー賞を獲得したにもかかわらず、世界は懲りもせずまた戦争をおっぱじめた。アホとしか言いようがない。
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ブーメラン Boomerang

2019年01月16日 21時41分13秒 | 洋画>消化試合>SNL
1992年/米/レジナルド・ハドリン監督/エディ・マーフィ ハル・ベリー ロビン・ギヴンズ デヴィッド・アラン・グリア マーティン・ローレンス
2019年1月2日 テレ東新春ロードショー

【あらすじ】
仕事が出来るジゴロ、マーカス(エディ兄さん)! オンナは使い捨て、ちんこは処世術の武器くらいとしか思っていなかった兄さんが、事業体制の見直しで新たに同僚となったジャクリーン(ギブンズ)に一目惚れ。いつも通り手玉に取るつもりでいたら、逆に弄ばれた!?
傷心の兄さんを慰めたのは、ジャクリーンを敬愛し、親友ジェラード(グリア)と交際していたアンジェラちゃん(ベリー)。今度こそ、兄さんはホンモノの愛に目覚める…!?


エディ兄さんなので「SNL」にカテゴってはいるが…こんなもん★1個の糞映画だ!
「ビバリーヒルズ・コップ」「48時間」ですっかりアフリカンアメリカンのヒーローとして君臨したエディ兄さんが…やらかしちまった。つーか、エディ兄さんのことなんでこれもギャグの一環なんじゃないか。と思わなければやりきれないほどの糞っぷりだった。セルフプロデュースでモテモテジゴロ、ティシャ・キャンベル=マーティンが元嫁でレラ・ローションを手玉に取り、ロビン・ギブンズに弄ばれてハル・ベリーとハッピーエンドとか! デヴィッド・アラン・グリアとマーティン・ローレンスとは親友で、いいアニキっぷりまで見せ付けて? 願望全部ぶち込んだだけじゃん!? ギャレット・モリスにシメてもらわんといかんな!
因みにテレ東では、午後のロードショー枠で「ビバヒルコップ」全3作を放送予定。なんかついでのオマケで、放送権押し付けられただけのような気もしないではない。
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ジャッジ・ドレッド Judge Dredd

2019年01月15日 21時22分22秒 | 洋画>殿堂>SNL
1995年/米/ダニー・キャノン監督/シルベスター・スタローン ロブ・シュナイダー ダイアン・レイン アーマンド・アサンテ マックス・フォン・シドー
2019年1月2日 テレ東新春ロードショー

2周目

実際には地獄のサーキットを始める前にレンタルで1回観てるから、3回目の観戦です。
ビデオテープは持っているが、デジタル媒体でも取っておくかという目論見で保存しておく。
いやあ、ロブちん久し振り!!! しかも1995年って。若っけ~。やっぱカワユいわ~。残念ながら、テレ東放送なので吹替え版。肝心のロブちんは…大塚芳忠~!? まあ、さすがベテランなので悪くはないのだが。ナハハ笑いが聞きたかった。
しかし、ジャッジのスーツってこんなダサかったっけ。キンキラキン。と思ったら前の記事でも<ダッセえコス>って書いてあったわ。やっぱダサかったんだ。2012年のカール・アーバン版でも<ダサい>って書いてあるところが泣ける。
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ダイアナ Diana

2019年01月14日 19時47分21秒 | 洋画>★★
2013年/英/オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督/ナオミ・ワッツ ナヴィーン・アンドリュース
2019年1月1日 TOKYO MX

【あらすじ】
ご存知ダイアナ妃(ワッツ)、離婚直前から亡くなるまでの、ロマンチックにして苦悩多き2年間を描く。心臓外科医ハスナット・カーン氏(アンドリュース)との恋模様がメインテーマ。

「最後の1年」と、描かれている時期はほぼ一緒。同じ作品かな?と一瞬疑ったがそうではなかった。みんなどんだけダイアナ妃のこと好きだってんだ!?
今作は心臓外科医スキャンダルが<本気だったのよ!>という主張になっており、実在する一般人であるハスナットさんの面目躍如といったところ。
それにしても。ここ一か月妻子持ちに色ボケかましてる身としては、好けば好かれる女っぷりが羨ましくもある。
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