シャイニング The Shining

1980年／英・米／スタンリー・キューブリック監督／ジャック・ニコルソン　シェリー・デュヴァル　ダニー・ロイド　スキャットマン・クローザース
2020年6月29日 日テレ映画天国

【あらすじ】
コロラド山中の豪雪地帯、ホテルのオフシーズンとなる冬季５か月間管理人として赴任することとなったスランプ小説家ジャック・トランス（ニコルソン）。夫人ウェンディ（デュヴァル）、愛息ダニー（ロイド）を伴ってのウキウキカンヅメ天国のはずが、我を忘れて斧を振り回す惨劇に…！？

いや〜、なんか。キングさん、キューブリックさん、ごめんなさいこんなあらすじになっちゃって。
これはだいぶ以前に、パロられ率の関係で観ざるを得ず、レンタルビデオで観戦した作品。ジュラパかサイコかシャイニングかってね。
プロット的にオモロいか、怖いか？と問われれば、ほんとにあった怖い話程度のほうがよほど怖いのであるが、ジャック・ニコルソンとシェリー・デュヴァルがやたら怖い。ニコルソンが上手いのは当然として、デュヴァルが上手いのはキューブリックの超絶パワハラ演出によるものなんだそうな。聞いたハナシ。
さて巣篭もりカンヅメの孤独で狂気発症である。まあ昨今は通信が途絶えるとかいうことは滅多にないだろうが、コロちゃん自粛でシャイニングしちゃったお父さんとかいませんかね？いないか！ほんとこういう、衣食住完備の隔離ワークって憧れるわ。オーバールックホテル就職希望。

バック・トゥ・ザ・フューチャーＰＡＲＴ３ Back to the Future Part III

1990年／米／ロバート・ゼメキス監督／マイケル・J・フォックス　クリストファー・ロイド　メアリー・スティーンバージェン　トーマス・Ｆ・ウィルソン　エリザベス・シュー
2020年6月26日 日テレ金曜ロードＳＨＯＷ！

２周目

ドクが恋できるなら、俺もいつかできるんじゃないかという希望を持たせてくれる。ていうか、クリストファー・ロイドって１９８５年時点で４７歳じゃない。俺追い越しちゃったよ！

バック・トゥ・ザ・フューチャーＰＡＲＴ２ Back to the Future Part II

1989年／米／ロバート・ゼメキス監督／マイケル・J・フォックス　クリストファー・ロイド　トーマス・Ｆ・ウィルソン　リー・トンプソン　エリザベス・シュー
2020年6月19日 日テレ金曜ロードＳＨＯＷ！

２周目

近未来モノって危険だな。当たれば予言者としてもてはやされもするが、ハズすとダサい。あーダサかった。いや、いいとこ付いてるのもあったのだが、なんせダサかった。未来予想は控えめに、という教訓を与えた名作！
因みに当然今回も山ちゃん吹き替え版なのだが、マーティの娘（これもフォックス）を三ツ矢版と同様に山ちゃんが担当。…女声が上手過ぎて別人のものとしか思えず、ギャグにすらならなかった。芸って難しい。

バック・トゥ・ザ・フューチャー Back to the Future

1985年／米／ロバート・ゼメキス監督／マイケル・Ｊ・フォックス　クリストファー・ロイド　クリスピン・グローヴァー　リー・トンプソン　トーマス・Ｆ・ウィルソン
2020年6月12日 日テレ金曜ロードＳＨＯＷ！

２周目

たびたび放送されるし、観なくてもいいけどここんとこストックがないので再見。いやあ、やっぱイイなあ、マイケル・Ｊ・フォックス！
し、しかしマイケル（マーティ）といえば三ツ矢雄二の俺ちゃんとしては、山寺宏一の吹き替えはちと不満があったりして…。
あと、日テレは青野武を＜青山武＞と表記してました。誰だよ。

ノー・グッド・シングス No Good Deed（The House on Turk Street）

2002年／独・米／ボブ・ラフェルソン監督／サミュエル・Ｌ・ジャクソン　ミラ・ジョヴォヴィッチ　ステラン・スカルスガルド　ダグ・ハッチソン　グレイス・サブリスキー　ジョス・アックランド　ジョナサン・ヒギンズ
2020年6月20日 テレ東サタ☆シネ〔６月は女と罪のサスペンス〕

【あらすじ】
チェロが趣味の窃盗課刑事ジャック・フライアー（ジャクソン）は、隣人に頼まれ家出娘を探すことになった。
そんなドサクサで、とあるバア様を助けたジャック。家に招き入れられたが、なんとそこは銀行強盗団のアジトだった！？椅子に縛られ監禁状態になりながら、一味の成り行きを傍観しつつ、脱出の機会を伺う。監視役で居残りしていたエリン（ミラジョヴォ）は、思いがけず彼のピンチを救ってくれた。果たして彼女は天使か、それとも魔性か…！？

巻き込まれちゃった刑事さんの災難。家出娘を探してあげなければ、あそこでバア様がコケなければ、捜索人の写真を落としてしまわなければ…。と、偶然の重なりを恨みもするだろうが、強盗一味にしてもジャックが闖入しなければ計画通りに強盗して高飛びを完遂していたことだろう。
親切心は不幸を招くこともある、という教訓映画。

デッド・ドント・ダイ The Dead Don't Die

2019年／米／ジム・ジャームッシュ監督／ビル・マーレイ　アダム・ドライバー　ティルダ・スウィントン　クロエ・セヴィニー　スティーヴ・ブシェミ　ダニー・グローヴァー　ケレイブ・ランドリー・ジョーンズ　トム・ウェイツ
イオンシネマ板橋

【あらすじ】
ダイナーとモテルが各一軒、警察署には署長以下巡査が二名という田舎町センタービル。日没時間に異変がおき、電波や通信機器が異常をきたす。動物たちがいなくなり、月が妖しい光を放つ時、墓地から死者が蘇る…！？

公開中止が危ぶまれたが、無事スクリーンで観戦することができた。
が、たいして面白くはありませんでした。途中ウトウトしてしまった。
地軸が傾いた（？）とか、ティルダ・スウィントンが宇宙に帰るとかいろいろあったが、楽屋的なおふざけでほのぼのするゾンビ映画。何も解決することなく、主人公たちも食べられて（恐らくはその後ゾンビ化して）エンドという投げっぱなしのシナリオも笑って許そう。真面目な人が観てはいけません。
たしか５、６組ほどいた観客も、エンドロール後に振り返ったら一人しか居なかった。ジャームッシュに騙されたとか言い出さないか、心配だなあ。

クロコダイル・ダンディー２ Crocodile Dundee II

1988年／豪／ジョン・コーネル監督／ポール・ホーガン　リンダ・コズラウスキー　ジョン・メイロン　フアン・フェルナンデス　ヘクター・アーバリー　チャールズ・ダットン　ケネス・ウェルシュ　デニス・ボウトシカリス
2020年6月11日 テレ東午後のロードショー〔２週連続クロコダイル・ダンディー〕

【あらすじ】
クロコダイル・ダンディー。それは、ワニのダンディーである。
スー（コズラウスキー）と一緒に、ニューヨーク生活を満喫しているダンディー（ホーガン）。だが一通の手紙と共に、安息の日々は破られた。
スーの元亭主ボブ（ボウトシカリス）は、麻取（ウェルシュ）の依頼で南米の麻薬王ルイス・リコ（アーバリー）をフィルムに収めた。しかし姿を見られ、ホテルまで追われて殺されてしまう。しかし彼は、フィルムをスーに郵送していた。
というわけで、スーがリコ一味にさらわれる。ダンディー、助けに行くぜ。ゲッツ！で、助けました。これにてニューヨークフェーズ終了。警察はスーを一味から守るため保護プログラムを発動しようとしたが、そんならいいとこがあるよとダンディーは郷里オーストラリアへ連れ帰った。当然一味も二人を追うが、ここはダンディーの庭。果たしてどんな手段で返り討ちにするのでしょうか…！？

これまた前半と後半で別物みたいな作品だが、ダンディーのイキなキャラで全編楽しく見られる。いつもニコニコ、虚勢も張らず、良く知り、無駄な殺生はせず、何にでも敬意を持って大らかなナイスミドル。そういうものに、私もなりたい。冒頭の爆破漁だけは、いただけないかな。

ＡＫＩＲＡ

1988年／邦アニメ／大戸克洋監督／岩田光央　佐々木望　小山茉美　石田太郎　鈴木瑞穂　神藤一弘　中村龍彦　伊藤福恵　玄田哲章
録画保存ビデオ

２周目

そうだ、アキラ観よっと。
預言的な２０２０年（ネオ）東京オリンピックの、預言的な開催危機の渦中だしな。

ふむふむ。

前回観たこと、ほとんど覚えてない！？そんなバカな。認知症だ。たかだか７年前のことではないか。
ま、いっか。もう老人だしな。
ところで、前回の記事で女神転生について触れていたのである。
後に、アキラ転生のソフトが発売されることになるとも知らずに…根源的無意識か？なんつって。

ジャングル・ブック The Jungle Book

2016年／米／ジョン・ファヴロー監督／ニール・セティ
2020年6月6日 フジ土曜プレミアム

【あらすじ】
推定１歳で単身密林に取り残され、クロヒョウに拾われオオカミに育てられた人間の子モーグリ推定６歳（セティ）。ある日人間を憎むトラさんシア・カーンが現れ、群れを出てヒトの村を目指すことになってしまった。
そんなこんなで大冒険。水牛の背にのり、蛇に食べられそうになり、クマさんに助けられて、蜂蜜を採って、仔象を助け、サルたちにさらわれ、遺跡でオランウータンと出会い、人間の村にはたどり着いたけど火を持ち帰るだけにするが、それがもとでジャングルは大火事だ！？

原作未読だが、１９９４年のソマーズ版は観たぞ。ジェイソン・スコット・リーが夢精しちゃうやつ（嘘）。
子供をジャングルに置いたらこんなに強く、賢く、逞しくなるってんなら、置いてこうかなあ…という考えを起こしそうな作品。しかも全編パンイチの美少年。
もっとも、基本パラメータが高いからこそ生き延びたわけで。凡人は真似しないでください。
しかしラスバトは火事場だったが、あんなとこ熱と酸欠で行動不可領域だろうに。児童虐待だ！裸足だし！

新喜劇王 新喜劇之王

2019年／香・中／チャウ・シンチー監督／エ・ジンウェン　ワン・バオチャン　チャン・チュエンダン　ジン・ルーヤン　チャン・チー　ユアン・シンツェ
新宿武蔵野館

【あらすじ】
ユー・モン（エ）は、自称俳優。しかしてその実体は、十人並みのお顔立ちに色気のないボディ、演技論は立派だが監督の意向に添えない３０歳の万年エキストラなのだった。
そんな彼女が父親（チャン・チー）に家をおん出され、彼氏（チャン・チュエンダン）の部屋に転がり込んでバイトしながらのエキストラ生活。臨むは往年のスター俳優マー・ホー（ワン）主演の、「血の白雪姫」という糞映画。ゴミカス扱いされながら、細々と銀幕の隅っこに食らいつくモン。果たして彼女に待ち受けるのは、挫折か、栄光か…！？

わーい。シンちゃんの監督作品を劇場観戦するの久しぶり！何故ならば、公開されてもまったく宣伝されないからなのである。いつの間にか終わってた、なんてことを繰り返すこと二、三度。今回だって、コロちゃん騒ぎでイップマンが延期にならなかったらスルーするところだった。危ねー。
で、コロナ明け初観戦。ソーシャルディスタンスに配慮…するほど混んでない。とほほ。でもま、久々の武蔵野館を楽しみました。
内容は「喜劇王」をリブートしたものらしいが、残念ながら覚えていない。求む、地上波放送。
全編に渡って安定的に笑え、親父さんパートで確実に泣かせる。俺もトシ取ったなあ。
今作も良かったが、劇中劇「血の白雪姫」が観たい！