暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

ドント・ブリーズ Don't Breathe

2021年11月30日 21時19分24秒 | 洋画>★★★
2016年/米/フェデ・アルバレス監督/ジェーン・レヴィ ディラン・ミネット ダニエル・ゾヴァット スティーヴン・ラング フランシスカ・トローチック エマ・ベルコヴィシ
2021年11月27日 BS12トゥエルビ 土曜洋画劇場

【あらすじ】
アレックス(ミネット)、マネー(ゾヴァット)、ロッキー(レヴィ)は、デトロイトのヤング空き巣狙いだった。情報屋にアガリを払うと儲けの少ないのが盗品狙いの悩みで、現金をやってぱーっと稼ごうということに。ターゲットは、空き家区画に住むイラク帰りの盲目独居老人(ラング)宅。ここになんと、30万ドル隠し持ってるらしい。
目が見えない老人なんて、いくら元軍人といっても眠らせちゃえば楽勝じゃね?なんていう浅慮は、あっという間に覆された。何とかカネは手に入れたものの、閉じ込められた上に敵のナワバリ、灯りを消されたらむしろアドバンテージゼロという絶望的状況。果たして3人は、生きて屋敷を出ることができるのか…!?


安くて緊張感のあるなかなかイイ作品。制作に、激安ホラーの大先輩、サム・ライミ先生も参加。
とは言え、視力に頼っていない相手には<無音>より<雑音>が有効だろうということは俺でも気がつくのだが…。
しかし被害者は圧倒的に爺さんなのであって、心から爺さんを応援していた。「2」もあるそうなので、次も敬意を知らないヤングどもを懲らしめていただきたい。
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決斗!一対三 The Lawless Breed

2021年11月29日 21時21分57秒 | 洋画>★
1953年/米/ラオール・ウォルシュ監督/ロック・ハドソン ジュリア・アダムス メアリー・キャッスル ジョン・マッキンタイア リー・ヴァン・クリーフ
2021年11月26日 NHKBSプレミアム プレミアムシネマ

【あらすじ】
19世紀末、ジョン・ウェス・ハーディン(ハドソン)はおつとめを終えてシャバに出た。おつとめ中に書き上げた、自伝を携えて…。
舞台は二十数年前、若きウェスは自信に満ちていた。腕っぷし、銃の扱い、博才その他もろもろ。そんなあやふやな自信だけで、幼なじみのジェーン(キャッスル)と所帯を持つつもりでいたウェス。しかし正当防衛から、イカサマ博徒ハンドリー兄弟を敵に回すことになる。牧師である親父は鞭で息子を嗜めるが、ウェスは叔父を頼って家を出る。
なんだかんだで勝ったり負けたりの人生、さてジェーンを迎えに行ったものの、過去から逃れられず彼女を殺されてしまう。ウェスを救ったのは、兼ねてより彼に想いを寄せていた商売女ロージー(アダムス)だった。
6年にも及ぶヒモ生活の末、遂に彼女と結婚。牧場も手に入れ、堅気になったウェス。だがとうとう保安官の手にかかり、裁判を受けて懲役刑となりました。
こうして仮出所の身となった彼を出迎えたのは、ロージーと16歳になった息子ジョン。ジョンはあの頃のウェスを彷彿とさせるやんちゃ者に成長していたのでした。めでたしめでたし。


ハンドリー三兄弟を次々殺すから「一対三」なんだろうが、メインテーマはそこじゃない。
ジョン・ウェス・ハーディンは実在の人物なんだそうだが、大した男ではなさそう(自伝てとこが尚更嘘っぽい)。
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汚名 Notorious

2021年11月28日 21時01分12秒 | 洋画>★

1946年/米/アルフレッド・ヒッチコック監督/イングリッド・バーグマン ケーリー・グラント クロード・レインズ レオポルディーネ・コンスタンチン
2021年11月24日 NHKBSプレミアム プレミアムシネマ

【あらすじ】
ドイツ出身の父親がナチスのスパイであったとして、世間から非難されていたアリシア・ヒューバーマン(バーグマン)に、FBIエージェントのデヴリン(グラント)が近づく。デヴリンはアリシアに、第二次世界大戦後にブラジルに逃げたナチ党のグループを見つけるための助力を求める。当初はデヴリンに反発していたアリシアだったが、母親の生まれた国である米国への愛国心から、デヴリンに協力することにする。こうして共に行動することになった2人はすぐに愛し合うようになる。ところが、ブラジルに着いた2人に下された命令は、ナチの有力な支援者であるセバスチャン(レインズ)にアリシアがハニートラップを仕掛け、情報を引き出すというものであった。デヴリンは動揺するが、任務と諦める一方、アリシアはデヴリンが明確に反対しないことに失望し、任務を引き受けることにする。
あっという間にのぼせさせ、電撃入籍して夫人という身内権限まで手に入れたアリシア。
アリシアの情報収集は順調に進んだかに見えたが、ワインセラーの一件でセバスチャンにスパイであることがバレた!セバスチャンはアリシアを毒殺しようとするが、デヴリンは異変に気付き彼女を助けようとする…。

<ウィキペディア様より部引用>

イングリッド・バーグマンを愛でるための作品。政治的ななんだかんだが描かれているのかもしれないが、彼女の前にそんなものは無力である。
アリシアはデヴリンの何処がよくて、あんなに夢中になっちゃったのかね。男の<努力しないでバーグマンにモテる願望>の現れかしら。

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2012 2012

2021年11月27日 21時17分12秒 | 洋画>★★
2009年/米/ローランド・エメリッヒ監督/ジョン・キューザック アマンダ・ピート リアム・ジェームズ モーガン・リリー トム・マッカーシー キウェテル・イジョフォー ジミ・ミストリー オリバー・プラット ライアン・マクドナルド ダニー・グローヴァー タンディ・ニュートン ジョン・ビリングスレイ ズラッコ・ブリッチ ベアトリス・ローゼン (アレクサンドル&フィリップ)ハウスマン兄弟 ヨハン・アーブ スティーヴン・マクハティ ウディ・ハレルソン
2021年11月24日 テレ東午後のロードショー〔特選!パニック〕

【あらすじ】
2009年の大規模な太陽爆発が引金となって、地球は壊滅の危機を迎えることが想定された。そして2012年、それは現実のものになろうとしていた。
これはそんな地球規模の危機を乗り越えるため、科学者、政治家、建設業者、らが懸命に立ち回り、イチ小説家が家族を守るために奔走する物語である…!?


よくこんなシナリオにゴーを出したものだよ。そして監督するは、お馴染みトンデモ大将エメリッヒさんである。ニュートリノが、急に性質変化を起こすだあ?ちゃんと物理学者、地学者の化学考証くらい受けようぜ?大陸がいきなり何千メートルレベルで移動して、極地反転を起こして、千メートルレベルの巨大津波とか、急拵えの箱舟程度でどうにかなるハナシじゃないだろう。一家族の避難冒険を追っかけてる場合じゃないぞ。
たしかに、たしかにオイラは今作の放送を熱望していたよ?まあ、薄々気付いてはいたんだよね。地球パニックを描いた作品は、世界を置いてけぼりにしちゃう傾向にあるってことをさ。
俺らが住むジャパンは、どんなパニックに陥っていたのかな。もう日本なんて、歯牙にもかけて貰えない時代なのね。もう活躍の場は中国、チャイナに媚びなきゃ映画は作れない。
ウディのように<終末>の目撃を楽しめたら、それは幸せなことなんじゃないかな。宇宙船が宇宙に出ないのには驚いた。
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カラミティ・ジェーン Calamity Jane

2021年11月24日 21時31分39秒 | 洋画>★★
1953年/米/デヴィッド・バトラー監督/ドリス・デイ ハワード・キール アリン・アン・マクレリー フィリップ・ケイリー ディック・ウェッソン
2021年11月19日 NHKBSプレミアム プレミアムシネマ

【あらすじ】
舞台は1870年代のダコタ準州デッドウッド。男勝りのカラミティ・ジェーン(デイ)は、シカゴから大女優アデレイドを連れてくると約束した。ところが彼女が連れてきたのは、アデレイドの付き人ケイティ(マクレリー)だった!?しかし舞台度胸がすわると町中のヤロウどもがケイティのトリコに!それはジェーンの親友ビル・ヒコック(キール)も、そしてジェーンが想いを寄せるギルマーティン少尉(ケイリー)も同様だった。
そんなこととはツユ知らず、ジェーンはケイティと打ち解け同居することに。ついぞしたことのない掃除やお部屋の模様替え、更にはドレスに絹100パーセントのストッキングなんかも身に付ける。しかしケイティとビル、少尉とで出かけたパーティーで、彼女はケイティが少尉とキスする場面を目撃してしまう。
裂ける友情!弾ける恋慕!その時ジェーンを救ったものは…!?


女性が主人公の西部劇でしかもミュージカル、ドリス・デイありきで作られたような作品。
ところが<カラミティ・ジェーン>は実在したそうで、ビル・ヒコックとのなんだかんだはほんとにあったらしい。事実は小説より奇なりってね。まあ、一人二人はいるよね、女子力がなくて男社会に馴染んじゃう娘。性的嗜好は女性だけども、ヒラヒラふわふわ女性自身的思考回路は皆無の女子とくればアタシがまさにそれ!わかるわー、カラム大人しくしたら俺だわ〜。
ジェーンとビルがくっ付くことは登場時点で予測できたし、ケイティがデッドウッドに来ることもすぐ視えた。ただフランシス(ウェッソン)の扱いは、もっと良くていいんじゃないかしら。道化礼賛。
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麻雀覇道伝説/天牌外伝2

2021年11月23日 20時37分35秒 | 邦画>★★
2018年/邦/小沼雄一監督/松田賢二 京田寛治 浜谷康幸 野口雅弘/オリジナルビデオ
2021年11月17日 BS12トゥエルビ

【あらすじ】
黒沢(松田)、ヤクザの若造耕介(京田)を助ける。
黒沢、人形町の竹細工職人平山(浜谷)と出会う。
黒沢、命懸け4人組の転機を後押しする。
黒沢、10年前のスランプを回顧する。
の4本です!


前作にシビれたワタクシですが、良いエピソードはだいたい使い果たしたのかあまりピンとこず。やっぱ寺田農は偉大だった。
それでも観ているのが苦痛にならないのは、ひょっとしたら相性がいいのかも、なんて思っちゃったりなんかしちゃったりして(広川太一郎風)。
しかし音声が荒すぎるのは、OVクオリティでいたしかたのないことなんでしょうか。せめてナレーションだけでも、ノイズに手を入れてほしかった。
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アナと雪の女王2 Frozen II

2021年11月22日 21時00分34秒 | 洋画>★★
2019年/米アニメ/クリス・バック、ジェニファー・リー監督/神田沙也加 松たか子 原慎一郎 武内駿輔
2021年11月19日 日テレ金曜ロードSHOW!

【あらすじ】
エルサ(松)が妖精の声に導かれ、精霊攻撃でピンチのアレンデールを救うためアナ(神田)、クリストフ(原)、オラフ(武内)、スヴェンとで冒険に出る。霧の結界に迷い込んだ4人だが、そこは両親が出逢った、そしてアレンデールと精霊の民因縁の地だった。
声に導かれるまま、北へと向かうエルサ。アナもサポートするべく着いていくが、力尽くで追い返されてしまう。だが精霊の敵意はエルサをも凍りつかせ、オラフまでもが分解。果たしてアナは、エルサを、アレンデールを救うことができるのか…!?


「1」に較べて盛り上がりに欠けたように感じる今作。ま、どうでもいいですわな。
冒険の旅に出て、火土水風の精霊がどうしたこうした…なんてやられるもんだから、以前プレイしたRPGに再トライしたくなってしょうがない。
言ってることは自然崇拝なのだが、そも舞台設定が<魔法>の存在するロハスな世界だからあんまり効果ないかな。今読んでる本が石牟礼道子関連のものだから、尚更…。ダム如きでガタガタ言ってんじゃねーぞ。
しょうがないとはいえ、ピエール瀧が降板。シャキーン!からジュモクさんも消えてしまうし、大人の事情ってコドモ心を傷つけるよね。
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80日間世界一周 Around the World in 80 Days

2021年11月21日 21時30分24秒 | 洋画>★★★
1956年/米/マイケル・アンダーソン監督/デヴィッド・ニーヴン カンティンフラス シャーリー・マクレーン ロバート・ニュートン
2021年11月11日 NHKBSプレミアム プレミアムシネマ

【あらすじ】
ご存知ヴェルヌの原作を、総天然色で映像化。ロンドンを出発し、スペイン、スエズ、インド、香港、横浜鎌倉からサンフランシスコへ。大陸横断鉄道でニューヨーク、貨物船でイギリスを目指す!!

原作未読。リメイク版「80デイズ」ってやつなら観たことあったな。
まあしかしこの作品たら、痛快極まる名作でした。まずパスパルトゥ(カンティンフラス)が、実に愛嬌ある。メキシコ出身なんだそうだが、<メヒコのエノケン>と呼びたくなる。可愛らしい!
そして観光ガイドよろしく世界をへ巡るわけだが、気球に船に汽車に自作の帆船トロッコにと楽しげ極まりない。ノンビリ観光してる暇はないが、カネに余裕はたっぷり。それがテーマ曲「アラウンド・ザ・ワールド」にぴったりハマり、あわや命の危機という場面も、あわや敗北という場面でも安心して見ていられる。
一部冗長な場面もあるにはあるが、そこはそれ時代と割り切れば我慢できる。何せシネマは娯楽の中心だったのだ。大物スターをチョイ役に起用するという、いわゆる<カメオ出演>を発明したのも今作だったとか。
陽気な娯楽大作の金字塔!
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エンド・オブ・ステイツ Angel Has Fallen

2021年11月20日 21時19分54秒 | 洋画>★
2019年/米/リック・ローマン・ウォー監督/ジェラルド・バトラー モーガン・フリーマン ダニー・ヒューストン パイパー・ペラーポ ランス・レディック ジェイダピンケット=スミス ティム・ブレイク・ネルソン ニック・ノルティ
2021年11月15日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
アッシャー元大統領から政権はトランブル大統領(フリーマン)へ、シークレット・サービスのマイク・バニング(バトラー)は今も信頼が篤い。大統領から直々に、長官就任の御下知を賜った。
と思ったら、謎のドローン群による襲撃!休暇で川釣りをしていた大統領は、九死に一生を得る。だが護衛のSSはバニングを残して全滅。そして容疑は、なぜかバニングにかけられた。
逮捕、逃走、生き別れの親父(ノルティ)との邂逅、銃撃、爆破、FBI。大統領が入院している病院が狙われて、バニングは四面楚歌の中お護りに走る…!!


放送時間150分。無駄に長い!だいたい、アーロン・エッカート大統領はどこへ行っちゃったの?任期満了?そりゃしょうがない。でモーガンじいさんが大統領ってこれありがち過ぎというか、いっそほんとに大統領にでもなってしまえ。
ぼくらのニック・ノルティ軍曹も、はちゃめちゃお父さんとして参戦。いいアクセントになってました。和むわ〜。
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土竜の唄/香港狂騒曲

2021年11月17日 21時29分39秒 | 邦画>★★
2016年/邦/三池崇史監督/生田斗真 堤真一 上地雄輔 岩城滉一 古田新太 本田翼 菜々緒 瑛太 中里依紗
2021年11月13日 フジ土曜プレミアム

【あらすじ】
潜入捜査官としてヤクザ組織に入り込んだ菊川玲二(生田)は、日浦(堤)の片腕として日浦組若頭に任命される。
一方警視庁では、浄化作戦と称して暴力団との癒着を洗い出そうという組織が立ち上がる。プロジェクトリーダーはエリート警視正兜(瑛太)だが、彼は潜入捜査官を憎んでいた。
さて玲二が狙う暴力団組長轟周宝(岩城)だが、かつて足切りをした下部組織モモンガ一家の組長桜罵百治(古田)に恨まれていた。愛娘迦蓮(本田)を誘拐し、チャイナマフィア仙骨竜の人身売買オークションにかけるという。
いろいろ端折ったが、果たして玲二は迦蓮を助け、オークションを潰すことができるのか。そして兜の意外な裏の顔とは…!?


ジャニーズ所属タレントながら、生田斗真が今回も脱がされまくっている。何故にこんなオファーが、彼に許されるのか。まあ可愛らしいからいっか。
原作高橋のぼる、脚本宮藤官九郎、監督三池崇史という、ふざけたオッさんらに煮詰められた作品。香港がどうとか警察の不正とかもはやどうでも良く、クオリティの低い虎CGを眺めてほっこりする毒にも薬にもならない内容です。
生田斗真が女装するというサービスも盛り込まれ(ブスに作っても中里依紗より可愛いあの仕上がり)、ゲイ観戦者へのアピールも忘れない。まあだからといって、海外には恥ずかしくて売れたものではない。
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