暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

ルーニー・テューンズ/バック・イン・アクション LOONEY TUNES:BACK IN ACTION

2011年04月30日 22時07分33秒 | 洋画>★
2003年/米/ジョー・ダンテ監督/ブレンダン・フレイザー ジェナ・エルフマン ティモシー・ダルトン
2011年4月26日 フジミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
バッグス・バニーは毎度お馴染みワーナー・ハリウッドの看板スター。一方相棒のダフィ・ダックはマンネリが飽きられ、解雇されてしまった。はたまたその頃、スタントマン志望の青年DJ(ブレンダン)は、たまたま出くわしてしまったダフィとの追っかけっこがエスカレートし、スタジオ出禁になってしまう。
DJがダフィと共に帰宅すると、某スパイ映画のスター俳優である父親(ダルトン)が本当にスパイで、只今ピンチにつき救援求むとのメッセージ。秘宝<ブルーモンキー>というダイヤを守り、人類サル化計画を阻止するべくラスベガスへ向かうのだ!
その頃ワーナーでは、ダフィの価値を再認識。ダフィを首にしたケイト(エルフマン)に、連れ戻すよう命令が下った。ケイトはバッグスと共にDJの家にあったボンド…もといスパイカーで後を追う。
悪の組織が差し向けたスナイパー、スピーディー・ゴンザレスやらなんやらとのドタバタに、エリア51だか88だかでの未知との遭遇、遂に舞台は宇宙に飛んで、漫画も実写もごちゃ混ぜでおサル化計画の行方は、そしてダフィとDJの身の振り方や如何に…!?


ルーニー・テューンズのキャラクターたちが、チョイ役含めるとワッサワサ出てくる。あれもこれもそうだったのか、日本で言うならタツノコ祭りみたいな感じ。
でも残念なことに、私はルーニー・テューンズに興味がないのだった。だいたいあれでしょ、被捕食者が捕食者をやっつけて、爆発したりペッタンコになったりするパターン。詰まらん!
で、そいつらが「まるでそこに居るみたい」…ではない。先に「ガーフィールド」を見てしまったから、という言い訳も成り立たないくらい、<絵>だった。それが狙いだったのか、ジョー・ダンテ。
ま、そんな<祭り>とダンテ師匠のオタク志向で、一般人は置いてけぼり。とても詰まらなかった。ごめんなさい。
ブレンダンの見所は、DJが「ハムナプトラ」の撮影でブレンダン・フレイザーとご対面するとか。その程度でした。若干、アニメキャラたちと目が合ってないところが泣けた。
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ルパン三世/DEAD OR ALIVE

2011年04月29日 22時54分38秒 | 邦画>★★
1996年/邦アニメ/モンキー・パンチ原作・監督/栗田貫一 納谷悟朗 銀河万丈 高山みなみ 古谷徹 小林清志 井上真樹夫 増山江威子 野沢那智
2011年4月29日 日テレ金曜ロードショー

【あらすじ】
ルパンたちが狙ったお宝蔵は、<ナノマシン>という技術によって守られていた。生きた触手のように振舞う脅威のセキュリティを突破するために、国家の政治情勢に首を突っ込む我らが一味!
暗殺されたらしい王と王子パニシュ(古谷)、王に代わって実権を握る首狩り将軍(銀河)、将軍の配下でありながら、レジスタンスの頭目をしていた王子と恋仲だったオーリエンダ(高山)、首狩り将軍の懐に潜り込み、セキュリティ解除のデータを盗み出す峰不二子(増山)…。
果たしてルパンはお宝を手にすることができるのか、そして首狩り将軍の驚くべき正体とは…!?


ルパンだから、以前見たことあるのは間違いないが。
まあ忘れてますわな。
なんかファーストの匂いがする…けどキャラデザが嫌らしい…とかいろいろ思いながら観戦していたのであるが、まさか監督がモンキー・パンチとは。TVMでもOAVでもないから、劇場公開されたのだろうか。そんな風には見えなかったけど。
レビューサイトを閲覧してみたら、あれで原作に近い絵柄な上、紛れもない劇場公開作品だったんだそうな。うだうだ文句言う前に、モンキー・パンチの漫画を1作でも読みやがれってことね。ハイ。
ナノマシンみたいな技術と、あれだけの原材料となる黄金を手にしていながら、小国に甘んじていた舞台。ファンタジックが過ぎる。生体認証セキュリティの割に、ただの変装を認証してはいけない。それだけルパンが凄いってことか。今じゃ通用しないなあ。
でも最後、死んだと思ってた首狩り将軍が再登場して…の、後の一撃がカッコ良かった。
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プリンセスダイアナ/最後の1年 A TRIBUTE TO THE PEOPLE'S PRINCESS

2011年04月28日 22時41分48秒 | 洋画>★★
1998年/英/ガブリエル・ボーモント監督/エミリー・セコム ジョージ・ジャッコス/TVM
2011年4月28日 テレ東午後のロードショー〔ウィリアム王子・ケイトさん御成婚SP〕

【あらすじ】
チャールズ王太子との離婚、王室からの離脱、それでもマスコミ(パパラッチと言ってはいけません!とは、ダイアナさんの言)に追われまくるダイアナ元妃の日常生活。
パキスタン人心臓外科医との淡いロマンス、プレイボーイなドディ・アルファイドとの熱愛風景、そして逞しく成長中のウィリアム王子と、やんちゃ盛りのヘンリー王子とのささやかな交流等々。事故までは描かれていないので悪しからず。


別に他国の王室が気になるわけでもないどんな人でも、ダイアナ元妃の顔と名前は一致するだろう。なんならエリザベス女王やチャールズ王太子よりも、広く知られているのではないかと思われる。分かってないのは私だけか?
どこにそんな魅力があったのか。よく見るとたいして美形でもなく、経歴を見る限りでは頭も悪そうだし高飛車な派手好きみたいな印象だが。
何か現王太子妃のカミラさんの方が悪くて、ダイアナさんは悲劇のお妃様のような印象すらある。
全部マスメディアが悪い。私は、カミラさんの味方です。
今作は全編元妃のプライベート風景を映し出してくれてる…というか、別に仕事なんかしてないもんね。地雷撲滅がどうのとかいう慈善事業もやってたけど、趣味の範囲でしょ。美容院行ったり男と逢ったりスポーツジム行ったり男と逢ったりパーティーに出席したり男と旅行したり。そんな生活なんだ。もともと貴族の出だし、なんか金の工面で苦労するようなことのない人種の世界を垣間見れて勉強になったよ。
それはそうと、最後の男、事故で一緒に死んじゃったドディ・アルファイド。英国では有名なんだろうねえ。
エジプトの武器商人で鳴らした、豪商の息子さんなんだってさ!おいおい、そんな奴殺しちゃって大丈夫だったのかよ。
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バルジ大作戦 Battle of the Bulge

2011年04月27日 22時40分10秒 | 洋画>★
1965年/米/ケン・アナキン監督/ヘンリー・フォンダ ロバート・ショウ
2011年4月27日 テレ東午後のロードショー〔のりものが主役!?の映画大集合!!!〕

【あらすじ】
第二次大戦時の一部戦局を、忠実に(?)軍隊視点で映像化。
舞台は大戦末期、1944年のヨーロッパ戦線。破竹の進撃を続ける連合軍の間では、ナチの崩壊も時間の問題だろうという楽観ムードになっていたが、陸軍中佐カイリー(フォンダ)だけは、独軍が必ずもう1度、反撃に出てくるだろうという危惧を抱いていた。その頃ドイツでは、ヘスラー大佐(ショウ)らが、大奇襲作戦の準備にかかっていた。
橋爆破作戦だの迷子作戦だの燃料消耗作戦だのがいろいろあって、独軍挽回の思惑は幻に終わりましたとさ。チョコケーキパワー万歳!
\(^o^)/
<goo映画様より抜粋>

本当に詰まらない映画だったなあ。本当は3時間近くも上映時間があったようだから、面白いシーンはカットされちゃったのかな(←評判の良い<合唱シーン>は、本当に切られていた)。あらすじも全文コピペにしたかったのだが意外と長文で、ウチのブログには邪魔だったので序盤だけ掻い摘んでみた。あとはどっちの軍が何をやってたのか、よく覚えていない。でもたぶん三国志における<赤壁の戦い>みたいなもんで、好きな人には分かるし、燃(萌)えるのでしょう。登場する軍人さんたちも、実名だろうし。
1965年製作作品ということで、本格化してきたベトナム戦争への戦意高揚国策映画だったものと思われる。昨日の「アバウト・シュミット」同様、これも別にのりものが主役のようには思えないが、戦車好きには好まれている(コダワリ派には、代用戦車に不満の向きもあるようだが)作品なんだそうな。
チャールズ・ブロンソンはともかく、テリー・サヴァラスが分かったのは我ながら偉い。何で分かったのかなあ???
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アバウト・シュミット About Schmidt

2011年04月26日 22時45分54秒 | 洋画>★★
2002年/米/アレクサンダー・ペイン監督/ジャック・ニコルソン ホープ・デイヴィス ダーモット・マローニー キャシー・ベイツ
2011年4月26日 テレ東午後のロードショー〔のりものが主役!?の映画大集合!!!〕

【あらすじ】
大手保険会社を勤め上げ、定年退職を迎えて時間を持て余すようになってしまったウォーレン・シュミット(ニコルソン)。きまぐれで赤十字協会を通じて登録をし、タンザニアの6歳孤児少年ンドゥグの養父となった。些少(22ドル!)の小切手と、手紙を書き送る。ウォーレンは、身の回りの出来事を徒然なるままにしたためたのだった。
定年になったこと、職場の愚痴、女房ヘレンへの不満、一人娘ジーニー(デイヴィス)の自慢と近く結婚してしまうこと、結婚相手ランドール(マローニー)への不満などなど。アフリカの6歳児に書く内容ではないが…。ところがその手紙を出して帰宅したら、ヘレンが死んでいた。
葬儀を済ませ、ヘレンへの愛を再確認し、独りとなってしまうことへの不安を募らせ、ジーニーと結婚式のことで衝突。遺品を整理してみると、床屋のオヤジとの不倫レターが出てきたり!ウォーレンは、ヘレンと購入した最新式の大型トレーラーハウスで、人生を振り返りつつジーニーたちの家に向かう。
着いたら着いたで、ランドールの家族も一筋縄とは言い難く…。更には身体を痛めたりなんかもして、結婚式は目前。どうなってしまうのでしょうか…?


のりものが主役!?これで、<トレーラーハウスが主役>とでも言い切ってしまうのだろうか。それとも、<肉体>を<魂ののりもの>と見倣そうという画期的見解なんだろうか。んなアホな。今回の特集では今作の他に、糞ハイジャック映画「エア・マーシャル」、陸上戦争映画「バルジ大作戦」が集められた。…「ブルーサンダー」だの「ステルス」だのとまでは言わないよ。震災で放送予定が潰れてしまった「ダウン」くらいは、ここに入れといてくれても良かったんじゃないの?
ともかく今作の感想。
ジャック・ニコルソンが好きな人なら、それなりに楽しめるとは思うが。見所は、「ミザリー」でお馴染みキャシー・ベイツとの対決か。恐い!垂れ乳恐い!
ジャンル的にはコメディなんだろうけど、別に笑えるところはない。老いることに対する恐怖を突きつけられるぞ。
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アダルトボーイズ青春白書 Grown Ups

2011年04月25日 22時52分48秒 | 洋画>殿堂>SNL
2010年/米/デニス・デューガン監督/アダム・サンドラー ケヴィン・ジェームズ クリス・ロック デヴィッド・スペード ロブ・シュナイダー サルマ・ハエック
セルDVD

【あらすじ】
12歳の頃、バスケットボールで結束したレニー(アダム)、エリック(ジェームズ)、カート(ロック)、マーカス(デビ子)、ロブ(ロブちん)の5人組。30年経ってそれぞれの人生を歩んでいた彼らに、恩師であるコーチの訃報が届いた。
すわ、お葬式!久し振りに家族ぐるみでの再会は、本人たちはおろか、女房連やキッズたちへもわんぱく魂に火をつけた!
30年前の決勝戦、負けたチームからのリベンジマッチの行く末や如何に。


ロブちんにふられる夢を見た。
ふられるっつーか、私のこの萌え萌えバーニングハートを、受け止めてもらえなくて敢え無くスルーされた夢。今作を観戦したことで、私にそんな深層意識が…。あふう。
ということで!記念すべき、AQUOS×DVDの初観戦作品となりました。セルソフト…3千500円もしたんだよ。高っけー。映画館行くより高い。でも劇場公開はなかったし、オマケ特典はありがたいし、面白くなくてもこの面子なら結局買うことになるし、値崩れを待ってたら店頭から消え失せてしまう可能性大だし…という呪文を繰り返しつぶやいて自分を納得させる。
観戦の感想は…あんな夢を見たように、残念な結果なのだった。
ハッピーマジソンならではの、ウンコチンコ不謹慎自虐差別エロネタ満載を、この面子で楽しめる!と思っていたのに。何なのこのヌルさは。
アダムの作品に当たりハズレがあることは、「ウェディング・シンガー」以来承知していたことだけど。「もしも昨日が選べたら」で、お父さん役をやらねばならぬ歳になってしまったこともそれはそれで納得ずくだけど。
「エージェント・ゾーハン」で、スーパーバカテンションに戻ってくれたと思ってたし、監督は同じデニス・デューガンだったからガッカリもひとしおなのだ。
何より、ロブちんとデビ子が主要キャストという私の夢が叶った共演作なんだから、もっと悶絶させてくれよ!もっと「俺が俺が」で、笑わせ合戦してくれよ、と。勝負どころか馴れ合っちゃって、5人の私生活を見せられてるような気分になってしまったよ。結局ブシェミにオイシイところ持ってかれてたんじゃもったいない!これじゃ、日本の配給会社にスルーされても文句は言えないよ。頑張れ!
それでもケヴィン・ジェームズとクリス・ロックが何かぼんやりした立ち位置だったのに対して、ロブちんとデビ子がハッキリしたキャラ立てだったのは評価しよう。そういえば、ロブちんとデビの絡みって初めて見るよなあ。チビッコのじゃれ合い…ぎゃー!「ベンチウォーマーズ」見せろ!どっちも姫キャラだけど、今回はケツ出しとお姫様ダッコをデビが担当。アダムとケヴィンの夫婦にオモチャにされるって、理想どおり!妄想どおり!きゃわいい~!!!も、萌え…。
あ~しかし。こんだけの状況でこのレベルか。このまま本格的に、ファミリー向けに対象シフトしてしまうのかなあ。悲しいぞ。
因みに、12歳役の子役たちは皆そっくりでした。オーディションとかで拾ってくるの? アメリカだったら、この冒頭シーンだけで客席は爆笑必至。私もアメリカ人になりた~い。
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ドロップ

2011年04月24日 22時39分08秒 | 邦画>★★
2008年/邦/品川ヒロシ監督/成宮寛貴 水嶋ヒロ 上地雄輔 本仮屋ユイカ 中越典子
2011年4月22日 テレ朝深夜

【あらすじ】
ヒロシ(成宮)中学3年生、わざわざ自主転校までして、不良になりたいお年頃…。転校先には、カッコ良くて喧嘩が強くてカリスマのある達也(水嶋)が居た。が、不良は彼を含めた4人しかいなく。ヒロシは目出度く、5人目の不良として迎え入れられたのでした。
喧嘩と!抗争と!女(本仮屋)と!友情と!卒業と!高校入学と即行退学!姉(中越)の彼氏でアニキみてーなヒデ(上地)は、鳶の現場で落下事故。そしてヒロシは、甘ったれからの卒業を決意する…。


テレビ買っちゃった~。記念すべき、AQUOS観戦第1作。ビデオ録画なのに、この画質。こりゃ当分、デジタル録画機器を買わないな。と思ってたけど、ビデオデッキがデジタル信号を受信しないので録画できな~い!世話してくれた大家さんに言われるがまま、「安い」という理由でAQUOSにしたけど、やっぱりHDD録画機能内蔵REGZAにするんだった~。今更遅~い。俺のバカ!バカバカ!

と、個人的な家電事情はさておき。
なんだ漫画原作か…と思ったらこれが!これが品川庄司の監督作品か!不良中学生の青春ドラマって、やけに幼稚な作品撮ってるなあ。って、原作から品川が書いてるよ。台詞回しがやけにコントっぽいと思ったら、脚本まで書いてるよ。主人公の名前が<しなのがわひろし>っていうくらいだから、自分自身の立ち位置として色々な理想を投影してみたんだろうな。気持ちは分かるが。クリエイターっつーのはそんなもんだなんてことは、重々承知。
だけど、浅い。
はー浅かった。少年漫画好きなのは分かったが、別に映像化する必要はなかったろう。ヒデが死んじゃうって。どんだけチープな発想なんだ。「漫才ギャング」は、もっとマシだと信じたい。
因みに…25、6の青年たちを(高校生ならともかく)無理やり<中学生>って押し通してしまうのも、一応ギャグの一つとして受け取っておいてやろう。どうせだから遠藤憲一も哀川翔も、中学生役で出したら良かったのに。コント赤信号さながら。
達也役の子が可愛いと思ったら、あれが話題の水嶋ヒロなんだ。へー。「こんなんで印税稼げるんなら、俺の方がいいモン書けるわ」と思ったかどうかは、不明。
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のだめカンタービレ/最終楽章/後編

2011年04月23日 23時36分06秒 | 邦画>★★
2010年/邦/武田秀樹監督/上野樹里 玉木宏 竹中直人 山田優
2011年4月23日 フジ土曜プレミアムステージ

【あらすじ】
離れ離れに暮らすことになった、のだめ(上野)と千秋(玉木)。千秋には孫Rui(山田)との共演話が持ちかけられる。一方のだめはピアノレッスンに励むが、コンクールの許可がなかなか下りず、焦りを感じはじめる。清良の出場するコンクールを訪れたのだめは、ピアノ部門で「ラヴェル/ピアノ協奏曲」に心奪われる。この曲こそ千秋と演奏する曲だとのだめは夢見るが、実は千秋がRuiと共演する演目でもあった。千秋とRuiの演奏は大成功を収め、のだめはショックを受ける。失意ののだめに、シュトレーゼマン(竹中)が共演話を持ちかける。客席の千秋を前にしてのだめの「ショパン/ピアノ協奏曲」が始まる…。
<goo映画様より引用>

ピアノ弾きまくりですな。
ほんとに役者が弾いてるみたいに見せる編集テクニック、凄げー。ピアノ凄げー。ここまで<動>と<音>を駆使してくれると、映像化した意味もあろうというものです。
ただし、漫画であればその<凄さ>は幻として想像に任せられたのに、具現化させられてしまうことによるイメージの固定化という欠点にもなる。これは「愛してナイト」の昔から続く(いや、もっと古くて深いけど)とても難しい問題なんだけど、まあ商業的にはしょうがないよね。もじゃもじゃ組曲。
「ピアノの森」は観るべきか、否か…(放送されたら観てしまうのだろうが)。
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ポストマン The Postman

2011年04月21日 22時28分53秒 | 洋画>★★
1997年/米/ケヴィン・コスナー監督/ケヴィン・コスナー ウィル・パットン オリヴィア・ウィリアムズ ラレンズ・テイト
2011年4月12日 フジミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
舞台は近未来。世界は大戦とウィルスの蔓延によって荒廃し、無政府状態となったアメリカでは各地に点在するコミューンが盗賊たちに怯える生活を送っていた。
主人公は流浪の一人芝居芸人通称シェイクスピア(コスナー)。極悪非道の元コピー機販売員ベツレヘム(パットン)率いる盗賊団<ホルニスト>の戦士にスカウトされてしまったシェイクスピアだが、運良く脱走することができた。
旧世界の郵便配送車からコスチュームを失敬して、郵便配達人を演じて村の食客になることに成功したシェイクスピア。しかし嘘から出たまことか、郵便配達もまんざらではないと、以後は<ポストマン>を名乗る。
一方で代理父として村の女性アビー(ウィリアムズ)に種付けのボランティアもした訳だが、ベツレヘムの襲来でアビーと二人逃亡の旅に出る。アビーの種なし亭主は殺されてしまった。二人が村に帰ってみてびっくり、新政府と郵政の復活を信じ込んだ村の若者達が、続々と郵便配達事業に名乗りを上げていたのだった。無償で!
なんのかんのといろいろあって、ポストマンはベツレヘムをやっつけて英雄になりましたとさ。おしまい。


これまた「イーオン・フラックス」に引き続き、近未来残された人々作品。こっちでは戦争がいつだっけな。ポストマンさんの生年が1973年なので、もう37、8になってます。ベツレヘムは今頃、コピー機のセールスをしているはず。
これ、公開時に結構感動大作とかっつって話題になってたような記憶があるんだけど。アカデミー賞かなんか取ってなかったかと思ったら、ラジー賞総なめだった。コスナーさ~ん。
深夜枠で2時間超放送なんて、録画する方の身にもなってくれよと思ったら、上映時間自体が3時間もある長尺モノだった。だいぶ掻い摘んでくれてたわけだ。逆に掻い摘み過ぎて、シナリオが唐突に飛び過ぎなくらいだった…。コスナーさ~ん。
レビューサイトをざっと見たら、賛辞1:酷評5:どうでもいい4くらいの割合だった。期待があれば「酷い」と思うかもしれないが、もっと詰まらない映画なんていくらでも観てるから、そう酷評するほどのものでもないでしょう。星2つあげちゃう。
因みにミッドナイト・アート・シアターは、遂に松尾翠が降板してしまっていた。お疲れ様、そしてありがとう松尾!
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ガーフィールド2 Garfield:A Tail of Two Kittes

2011年04月20日 21時52分33秒 | 洋画>消化試合>SNL
2006年/米・英/ティム・ヒル監督/ビル・マーレイ(声) ブレッキン・メイヤー ジェニファー・ラヴ・ヒューイット ビリー・コノリー ティム・カリー(声) ボブ・ホスキンス(声)
2011年4月18日 日テレ映画天国

【あらすじ】
グレートブリテンのとある貴族が亡くなった。遺産を相続したのは…ガーフィールドと瓜二つの猫、プリンス様(カリー)!しかしその遺言さえなければ相続権第一位となるダーギス卿(コノリー)は、プリンスを川へうっちゃってしまう。
一方本物のガーフィールド(ビルちん)はというと、どういう偶然かロンドンに来ていた。当然のようにプリンスと入れ替わり、豪華なお城で豪勢な生活。お城の動物たちや侍従たちにかしずかれ、ラザニアも「ないなら作ってしまえ」とばかりの動物クッキング。ダーギス卿はガーフィーをも抹殺しようとアレコレ索を講じるが、動物たちの手助けによってのらりくらりと難を切り抜けていた。
そうこうするうちに、ジョン(ブレッキン)とリズ(ジェニラヴ)が本物のプリンスを連れてやって来た。猫は2匹になり、騒々しさ2倍でダーギス卿をやっつけろ!


ブレッキンにツンデレなビルちんガーフィーが萌えるのに、今回ブレッキン出番少ないでやんの…ちぇー。しかも今作では実写猫の出演がゼロ。犬とか鳥とかイタチとかはどーでもいいから、猫出せよ。猫だけ偽物なんて酷い。そして折角前作がメインキャラ入りを果たすエピソードだったオーディなのに、こちらもブレッキン並みの扱い。んまったく。「ガーフィールド」でありながら、ガーフィーのキャラを使っただけのありきたりな動物映画で終わらせてしまって。私はガーフィールド好きでもなんでもないが、ガーフィニストには失礼な作品だったんじゃないかと思います。
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