暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

ミート・ザ・ペアレンツ Meet the Parents

2009年09月27日 22時09分11秒 | 洋画>消化試合>SNL
2000年/米/ジェイ・ローチ監督/ベン・スティラー ロバート・デ・ニーロ テリー・ポロ オーウェン・ウィルソン
2009年9月14日 日テレ映画天国

【あらすじ】
グレッグ(スティラー)がパム(ポロ)にプロポーズしようとしたその時、パムの妹の結婚が決まった。式に呼ばれたのを機に、グレッグもご両親と対面&「お嬢さんを下さい」交渉をするつもり。
ところが飛行機に預けたバッグが行方不明になったのを皮切りに、どうもやることやることスベる一方。殊に親父さんジャック(デ・ニーロ)からは、全否定されているような嫌悪を感じるじゃありませんか。しかも花屋だと思っていたらCIAの特殊任務官だという…。
パムの元カレ(ウィルソン)も何やら目障りだし、妹の嫁ぎ先家族は高慢だし、下水タンクは溢れるし、小火を起こすし猫が逃げるし偽猫は暴れるしマリファナ常習と疑われるし、変な名前をからかわれまでしてしまった上はもう尻尾を巻くしかない…。
負け犬となったグレッグは機内でも荒れて、帰ることすらできない。果たして彼はどうなってしまうのか…!?


ベンスティ…嫌いじゃないんだけど、「可愛いっ!」と言えるところにまでは昇格しないのだよなあ。むしろオーウェンの方が可愛いっていうか。×オーウェン萌えもなくはないけど、イマイチ。SNLって、ファミリー内で絡んでくれないと萌えないってのはどうなんだろ。間違ってるか?
「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」を見たら、何か色々変わるような気がする。映画天国さん、ひとつ宜しくお願いします。
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ドクトル・ジバゴ Doctor Zhivago

2009年09月26日 22時08分04秒 | 洋画>★★
1965年/米・伊/デヴィッド・リーン監督/オマー・シャリフ ジュリー・クリスティー ジェラルディン・チャップリン
2009年9月10日(前編)17日(後編) フジミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
1910年代のロシア。ユーリーと呼ばれる医者で詩人のジバゴ(シャリフ)がラーラ(クリスティー)に最初に出会った時、ジバゴは婚約中、ラーラは金持男の追及を逃れて理想主義者を恋人にしていた。別々に家庭を築いた二人は第一次世界大戦中に軍医と看護婦として再会するが、協力し合う生活も束の間、ロシア革命が起こって戦争は終わる。再び出逢った時、夫に捨てられたラーラと家族から引き離されたジバゴは動乱の中で身を寄せ合うしかなかった。ジバゴとラーラを両親とする孤児の少女にジバゴの兄が語る壮大な愛の物語。
(みんなのシネマレビュー様より引用)

1965年作品とは思えない、驚きの美しさ。主演がオマー・シャリフというのもびっくり。
しかし悲しいかな、「ジバゴ」という語呂が可笑しく、クレイジーキャッツ(というか、植木等)を思い出してしまうのだった。なんかクレイジー映画の中で、「ジバゴ」ってフレーズがあったように記憶しているもので。
なんか原作も監督も凄いという話だが、ロシア革命にも<壮大な愛>にも興味なくてな。結局不倫な訳だし。ラーラがビクター(←このオッサンが何者なのか、イマイチ理解できなかった)に襲われるシーンでは、寝てしまったのであった。
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オリヲン座からの招待状

2009年09月24日 23時15分00秒 | 邦画>★★★
2007年/邦/三枝健起監督/加瀬亮 宮沢りえ 宇崎竜童 原田芳雄 中原ひとみ
2009年9月24日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
京都の映画館<オリヲン座>が閉館することになった。館主の仙波(芳雄さん)は、かつての常連たちを招待して閉館謝恩興行を行うことにした。
舞台は昭和32年、17歳の仙波(加瀬)がオリヲン座に転がり込む場面に遡る。当時の館主は豊田松蔵(宇崎)、女房のトヨ(宮沢)と2人で切り盛りされていた。
しかしほどなくして、松蔵は病死。仙波は松蔵の遺志を継ぎ、オリヲン座をトヨと共に守るようになった。
ところが何しろトヨは宮沢、超美形である。仙波だって岡惚れしてるが一線を越えないよう純情を守っているのに、心無い中傷で苦労するのだった。
仙波とトヨとオリヲン座、映画という娯楽産業の栄華と凋落、舞台を現代に戻して、二人の純情がどのような結末を迎えるのか。オリヲン座最終興行の行方は…!?


まさかまさかの屈辱落涙。芳雄さんに泣かされた!ぢぐじょ~。と思ったら浅田次郎か。時々凄く泣かされるんだよなあ。困ったもんだ。
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「昆虫探偵ヨシダヨシミ」!

2009年09月24日 13時34分01秒 | その他お知らせ等
定期購読している漫画雑誌「モーニング」系列で、不定期掲載されている「昆虫探偵ヨシダヨシミ」(青空大地)。
同作品で新人賞を受賞された時からのファンで、昨年待望の第1巻が発売されたのを機にヨシミフィーバーが巻き起こり、以来青空ブログもきめ細かくチェックしている。

ところがなんと、私が映画人の中で最も尊敬している町山智浩兄貴と、その青空大地ヨシダヨシミがリンクしてしまった!
町山兄貴のブログで、ヨシダヨシミがネタにされていたのだ。
まさかまさかのコラボレーション。ごく狭いエリア同士で、世界は繋がり続ける…。
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タップ・ドッグス Bootmen

2009年09月23日 23時15分34秒 | 洋画>★★
2000年/豪・米/デイン・ペリー監督/アダム・ガルシア ソフィー・リー サム・ワーティングトン
2009年9月21日 日テレ映画天国

【あらすじ】
ミッチェル(ワーティングトン)とショーン(ガルシア)のタップ兄弟、弟ショーンが今作の主人公。
ショーンはタップ教室の新参金髪美形のリンダ(リー)とイイ仲に、そしてシドニーからのスカウトに抜擢され都会へ。恋は順風、前途洋洋、今まさに天国モード到来!
しかしショーンは若かった。若さ故の自信過剰と傲慢さがために舞台をクビになり、あっと言う間にUターン。再び親父の世話で鉄鋼所勤めに逆戻り。しかもリンダは兄ミッチに寝取られ、あわや闇落ち寸前…。
だがショーンは踏み止まった。4人の仲間を募り、自らが主宰する新しいタップユニット<ブーツメン>を結成する。
自主興行に向けてのアレコレ、ミッチの裏稼業絡みのイザコザ、親父との確執、リンダの妊娠、鉄工所の閉鎖…事態はクライマックスのタップショーに向けて失速したり加速したり。さてはて、公演の行方や如何に…!?


近年の邦画青春シリーズと比べたら洒落た演出も見られるのだが、結局やってることは同じ。驚くほど王道を踏襲している。
思うに、製作者はタップ版「トップ・ガン」を作りたかったのではないかと。主人公の傲慢さとか、そっくり。日本人が好きな<素人が一から成長していくスポ根的要素>は、ないのである。
しかしタップダンサーに演技をしてもらったのか俳優にタップを仕込んだのかは不明だが、ダンスはスゴイしカッコよかった。
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おくりびと Departures

2009年09月21日 23時29分58秒 | 邦画>★★
2008年/邦/滝田洋二郎監督/本木雅弘 山崎努 広末涼子 余貴美子 吉行和子 笹野高史 杉本哲太
2009年9月21日 TBS

【あらすじ】
プロのチェロ奏者としての夢破れた小林大悟(モックン)は、嫁(広末)と共に郷里山形へ移り住んだ。家は母親の遺産で持ち家ではあるが、稼ぎは嫁任せのヒモ状態。そんな大悟の目に飛び込んだ、好条件の求職広告。迷わず飛び付くが、これが何と<納棺師>なる死体を扱うお仕事だった!
おっかなびっくり、死体に触ったり、死体になったり。遺族の悲しみや感謝に触れ、次第に仕事に誇りを感じるようになる大悟。だがしかし、嫁や幼馴染(杉本)はその職業に対して冷酷だった。嫁などは、「辞めなきゃ別れる」と実家に帰ってしまう始末。
さてはて、仕事を取るか家庭を取るか、そして生き別れになっていた父親との確執は。君は葬式で<納棺師>を見たことがあるか!?


なんかたまたま、米アカデミー賞に引っ掛かっちゃって、日本アカデミー賞も評価せざるを得なくなっちゃって、ハクが付き過ぎちゃったから大衆も「凄い」「いい」って言わざるを得なくなっちゃったような感じがしないでもないけど、本当のところどうなんだろうか。いやいや、詰まんないとは言わないけど、TBSも乗っかり過ぎなんじゃないのかと。放送中ずーーーーーーーっとタイトルテロップを右肩に嵌め込んでる辺りの天狗加減とかさ。…うざい。スイマセンね、ヒネクレ者で。

で、<納棺師>という職業に、幻想持たせ過ぎかも。という感慨まで抱いてしまったのである。
モックンは凄い。偉いよ。映画化に関しての殊勲も計り知れないし、ちゃんと所作も勉強して、チェロも弾けるようにして。そんなモックンの嫁役に、何故に広末。台無しだよ。って思いませんかあ~?広末ねえ。
それにしても、死体を触る職業が何故下賤なのか、そこは理解に苦しむ。ウチがお寺だからだろうか。「死体は商品!!/悪い葬儀屋」(有川一芳著)くらいの死体裏話をしても、良かったのではないだろうか。葬儀屋からクレームが来るか。私はそっちの<本当の大人の事情>の方が興味あるけど。
泣きたいなら、「マイ・ガール」の方が泣けるしね。
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小津の秋

2009年09月20日 21時57分18秒 | 邦画>★★
2007年/邦/野村惠一監督/沢口靖子 藤村志保 栗塚旭
2009年9月5日 TBSダイヤモンドシアター

【あらすじ】
舞台は信州蓼科。小津安二郎映画祭を控えたリゾート地に、結婚を考慮中の雑誌記者明子(沢口)がやって来た。土偶や湖など、土地にまつわる女神信仰を取材する明子。ところが彼女の本当の目的は、ある女性を知ることだった。
明子が滞在するホテルの、支配人(栗塚)と<ある女性>園子(藤村)の関係、明子に接近する怪しいオッサン、アツアツの若いカップル、そして明子の結婚話。
果たして明子にとって、園子とは如何なる女性なのか。小津安二郎が一体何だっていうのか…!?


支配人さんがカッコイイのだが、魅力の不明な女への気持ちが一途過ぎて感動は出来ず(あの子役もなあ…)。
沢口靖子が33、4の役ですか。そうですか。俺より年下の訳ねーだろがよ。くそう。
靖子の恋人からのeメールが「達也フランクフルトより」となっていて、てっきりコードネームかと思い違いをして可笑しくなってしまった。フランクフルト…さり気ない下ネタ…ということに曲解して、密かに楽しむバカ回路脳。
そう言えば、この映画地獄のサーキットも5年近く継続しているが、小津安二郎監督作というのは見たことないなあ。面白いんだろうか。(合わなさそう…)
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クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦

2009年09月19日 15時55分53秒 | 邦画>★★★
2002年/邦(アニメ)/原恵一監督/声:矢島晶子 ならはしみき 藤原啓治 小林愛 屋良有作
2009年9月19日 テレ朝昼

【あらすじ】
今回野原家は、何と戦国時代の春日部へ!
春日藩の武将井尻又兵衛(屋良)の命を救った形になったしんちゃんは、そのまま又兵衛宅にご厄介になり城のゲストとなる。
後続のひろし他ご家族一行は、日用品や食糧を携え愛車で到着。春日部の未来像を殿様たちに語って聞かせ、戦国の世の虚しさ、そしてカレーとビールの美味さを教えてしまった。
なんだかんだあって、政略結婚することが決まっていた廉姫(小林)の輿入れを断り、先方大蔵井高虎に攻撃の口実を与えてしまった春日藩。遂に合戦の火蓋は切って落とされた!
又兵衛と廉姫の身分を越えた恋の行方は、そして野原家は合戦でどんな活躍を見せ、どんなオチで春日部に帰っていくのか…!?


テレ朝としては、今作の実写改作版「BALLAD/名もなき恋のうた」の宣伝用として放送してくれたのであるが。
この放送翌日、臼井儀人先生が山岳事故でお亡くなりになったというニュースが…ひええ~。発見が2日早かったら、視聴率がどうなっていたことやら。ご冥福をお祈り申し上げます。
それにしても、「お前はクレしん見たことあんのかよ」というような伯父さんまで、このニュースに関して言及していた。やっぱ宗教の力かなあ。合掌。

しかしなにか、余りにも評価が良過ぎるなあ。
しんちゃんなのに異常にディテールに懲りすぎてたり、ひまちゃんとシロの存在意義が薄かったり、ゲストキャラが真面目すぎるところがどうにもクレしんらしくないとちょっぴり不満だったのだが。
でも面白かったす。こんなのもたまにはいいのかな。
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ゴースト・シャウト

2009年09月17日 22時34分01秒 | 邦画>★★
2004年/邦/塚本連平監督/滝沢沙織 井澤健 菅田俊 南野陽子 永井大 藤村俊二
2009年9月4日 テレ朝シネマ・エクスプレス

【あらすじ】
霊障事件の解決を扱う貧弱事務所で働く、ゴースト・ネゴシエーター榊ヨウコ(滝沢)。恫喝系交渉を得意とする彼女だが、恋人元木(永井)には猫を被り、あまつさえ職業詐称までしていた。将来の夢は、原宿で豆腐屋。
婚約をキメるつもりで臨んだデートの真っ最中、ヨウコに面倒そうな仕事の依頼が舞い込む。八王子の音大に現れた歌う幽霊、矢田部愛子(南野)の除霊である。幽霊の歌が利いてしまうと、石化してしまう。
新人ネゴシエーター柳田(井澤)との因縁、幽霊と学長、そしてケーキ屋のおじい(おひょい)との関係、元木とのラブトラブル、そしてとうとう、ヨウコが石化してしまった…!?


決して演出が悪いということはないのだが、クドかったり、若干ズレてたり、そして何より主演女優の演技の不味さで駄作となってしまった。オープニングであんなに交渉人を並べて歩かせたんだから、なんかもうちょっと、事務所としての存在の面白さを描いてくれれば。
映画というより、1話完結の連ドラ向きのネタ。ムッシュかまやつはなんで出演してるんだ???
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パトリオット・ゲーム Patriot Games

2009年09月15日 22時19分41秒 | 洋画>★★
1992年/フィリップ・ノイス監督/ハリソン・フォード アン・アーチャー ショーン・ビーン ゾーラ・バーチ サミュエル・L・ジャクソン
2009年9月15日 テレ東午後のロードショー〔"正義"のハリソン・フォード3DAYS〕

【あらすじ】
IRA戦士ミラー兄弟が、英国の皇族を襲撃した。だがたまたま現場に居合わせた元CIAで海軍士官学校教官のジャック・ライアン(フォード)がそれを阻止、ライアンの銃弾はミラー弟の命を奪った。
萌える…じゃない燃える兄弟愛!兄ショーン・ミラー(ビーン)は怒髪天、IRAの活動はほったらかして、打倒ライアンに燃えるぞ!


今回はゾーラ・バーチか。金髪だからか、全然気が付かなかった。
それにしても、ハリソン映画はどれもこれも本当に面白くないな。トムクルか織田裕二といい勝負。こういうの、ソリが合わないっていうんだろうな。
それにしても、「トータル・フィアーズ」のベン・アフレックと、このハリソンおじさんが同じ役柄なのか…不自然過ぎるし、キャラが全然違う!
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