暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

劇場版インフィニティフォース公開記念タツノコプロ4大ヒーロー祭り

2018年03月31日 20時58分49秒 | その他お知らせ等
2018年2月26日 日テレ映画天国

【内容】
2017年10月期に放送されたアニメ「タツノコ・レジェンズ/Infini-T Force」。2月からの劇場版「ガッチャマン さらば友よ」公開を記念して、オリジナルのほうのアニメ4作品「科学忍者隊ガッチャマン」「新造人間キャシャーン」「破裏拳ポリマー」「宇宙の騎士テッカマン」よりそれぞれ厳選の1エピソードを放送。

「ガッチャマン」72年、「キャシャーン」73年、「ポリマー」74年、「テッカマン」75年。72年生まれの自分には、再放送頼みの作品たちである。しかも75年にはタイムボカンシリーズが開始され、ライトなヒーローにハートをがっちりつかまれてしまってはなかなかとっつきにくい相手なのだった。
それでもガッチャマンは再放送の多さや社会的浸透性から馴染みはあり、またポリマーは最近の再放送でおさらい済み。問題は、キャシャーンとテッカマンである。
キャシャーンといえば「CASSHERN」だし、テッカマンに至っては記憶すらない。主題歌聞いてもぴんともこない。
で、何がいちばん問題かっつーと、「Infi-T Force」をチェックもしてなかったことが最大の問題なのだ。新作アニメは怠りなくチェックしているはずなのに、何故!?
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シコふんじゃった。

2018年03月25日 20時48分09秒 | 邦画>★★
1992年/邦/周防正行監督/本木雅弘 竹中直人 宝井誠明 田口浩正 ロバート・ホフマン 梅本律子 清水美砂 柄本明
2018年2月25日 TOKYO MXキネマ麹町〔邦画のほうが好き♥〕

【あらすじ】
教立大学4年の山本秋平(モックン)は、学業無視のキャンパスライフを謳歌しながらも伯父のコネで超一流企業への内定を得ていた。が、単位が足りず卒業の危機だった。社会学科の穴山教授(柄本)に相談すると、単位と引き換えに相撲部の助っ人を頼まれた。試合に出ればいいというハナシだったが、そもそも部員が青木という8年生(竹中)一人しかおらず、部員集めから始めなければならない羽目に。なんとか弟の春雄(宝井)、メガネデブの田中(田口)、英国留学生のスマイリー(ホフマン)を入部させ、3部リーグの試合に出場するもコテンパン。誰一人、一勝も挙げられず他校にもOB会にもバカにされてしまう。
勝ちゃーいいんだろ、バーロイ!
こうしてスポ根魂に火がついた相撲部員たち。マスコミに取り上げられたことで春雄にグルーピーができ、女子マネ(梅本)も入部し、地方合宿もした。もともと穴山は学生相撲の元横綱であり、彼の指導の下めきめきと力を付けていく。ようやくチビッコ相手に勝てるようになって自信も付き、学生相撲リーグ戦東日本大会開幕。果たして秋平たちの快進撃の行方は…!?


清水は相撲部の名誉マネージャーたらいう肩書きを持つヒロインで、青木も春雄も彼女に惚れて相撲部に入ったとかいうことらしい。が、おそらく彼女は穴山に憧れていて、最終的にはモックンとシコを踏み合う仲となる。春雄は献身的な女子マネ(長州力似)とくっ付き、メデタシメデタシ。
モックンは「ファンシイダンス」に続く周防作品主演で、坊主頭だろうがマワシ姿だろうが美しいひとは美しいということを証明した。
実際大学相撲に関わってる人にしてみれば、素人同然のモックンチームが優勝するとか納得いかないシナリオだったろうと思う。
今作を観たあとは、筒井康隆の短編「走る取的」を読んで気を引き締めよう。
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不機嫌なママにメルシィ! LES GARCONS ET GUILLAUME, A TABLE!

2018年03月24日 21時25分43秒 | 洋画>★★
2013年/仏・ベルギー/ギヨーム・ガリエンヌ監督/ギヨーム・ガリエンヌ 
2018年2月19日 日テレ映画天国

【あらすじ】
ギヨーム(ガリエンヌ)は、舞台に上がる。演目は、自身の身に起こったこと。スペイン語を話す母に魅力を感じて単身スペインへ渡り、教わった通りフラメンコを踊るが「女子の振り付けだ」と言われ笑いものになった思い出。だがギヨームは、正真正銘、トランスジェンダーだったのである!
時は遡り少年時代。母(ガリエンヌ)は、ギヨームが産まれた時から不機嫌だった。そして兄弟たちをこう呼んだ。「ギヨームと、男の子たち」と。ナヨナヨのギヨームに困った父は、彼を全寮制の男子校へ入れた。が、イジメられるだけだった。
次はロンドン留学をさせた。そこでジェレミーという男子生徒に恋心を抱いたギヨームだったが、手痛い失恋となる。
次は兵役テストを受けた。精神科にかかることになってしまった。
女性の息づかいに天啓を受けたり、父がギヨームの声を母のものと間違えたり、クラブで男性にナンパされたと思ったらアラブ人専門だったり、乗馬クラブでのびのびしたりといろいろありました。
そんな折、誘われた女子会に参加しアマンディーヌという子に一目ぼれ。あれ?ボクって女の子じゃなかったの…???


ギヨームが女の子みたいな男の子になっているのが原因思いきや、実は女の子が欲しかったのに男の子が産まれてしまったから不機嫌だった母。苦肉の策でギヨームを女の子のように扱っているうちに、本人も自分が女の子だと思い込んでしまっていたというおハナシ。
舞台トークの体裁に、再現ドラマを織り込んでいる形式。中年のギヨームが少年時代から本人役をやり、母親役まで演じている。ストーリー性があるわけでもなく、これまでの人生で印象的だったエピソードをとりとめもなく掻い摘んでいるため、分かりづらいっちゃ分かりづらい。
何がいいたかった作品かというと、「ママ大好き」なのであり、そう思うと気持ち悪い。
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PAN/ネバーランド、夢のはじまり Pan

2018年03月21日 21時25分21秒 | 洋画>★★
2015年/英・米・豪/ジョー・ライト監督/リーヴァイ・ミラー ギャレット・ヘドランド ルーニー・マーラ アディール・アクタル ヒュー・ジャックマン
2018年2月16日 日テレ金曜ロードSHOW!

【あらすじ】
第二次世界大戦さなかのロンドン。孤児院でひもじい暮らしをしていたピーター少年(ミラー)は、空飛ぶ海賊船に捕らえられ<ネバーランド>へと連れて行かれた。
そこは海賊船長<黒ひげ(ジャックマン)>による支配を受けた奴隷の国で、捕らえられた世界中の孤児たちが<ピクサム>という妖精の粉を採掘させられていた。ピクサムには不老不死の力があり、黒ひげは定期的に摂取することで老いをごまかしていたのである。
なんだかんだで空飛ぶ力を覚醒させたピーターは、労働者フック(ヘドランド)の手引きで監督官スミーゲル(ミラー)と共に脱走を敢行。黒ひげ支配の壁を越え、先住民タイガー・リリー(マーラ)に捕まり村の生贄となる。しかしピーターは母の形見から妖精の子であることが判明、生贄は取り止めとなり、食客となる。
とかなんとかのうちに黒ひげ軍団襲来。妖精の王国を目指す冒険の末、彼らに待ち受けている運命とは…!?


そもそもの「ピーター・パン」をよく知らないうちに、前日譚とか言われてもね。なんとか知る正当「ピーター・パン」は、世界名作劇場による「ピーターパンの冒険」で、それもぼんやりとしたうろ覚えでしかない。パン君は無鉄砲で向こう見ずなやんちゃっ子というイメージでしかなく、飛べないことを嘆いたりするような普通の少年ではないのだ。
しかもフック船長とマブダチとか!? そもそも<ネバーランド>ってなんなんだよ、とかそんなハナシになるのだ。今作が酷評されるのも、むべなるかな。
ヒットしたら<ネバーランドのひみつ>とか、<フックが片脚になったぼうけんかつげき>とか、派生作品が作れる要素を残しているのがあざとい。
「フック」の前例もあり、<ピーターパンモノ>は映画業界にとっての鬼門になりはしないか。心配になってしまう。まあ、どうでもいいけど。
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本能寺ホテル

2018年03月17日 21時05分11秒 | 邦画>★★
2017年/邦/鈴木雅之監督/綾瀬はるか 堤真一 濱田岳 平山浩行 風間杜夫 近藤正臣 高嶋政宏
2018年2月10日 フジ土曜プレミアム

【あらすじ】
婚約者恭一(平山)の実家を訪れるため京都へ赴いた倉本繭子(綾瀬)は、不思議なホテル<本能寺ホテル>にチェックインした。すると<変>前日の本能寺へとタイムスリップ、森蘭丸(濱田)、織田信長(堤)と出会い、追い回されたりする羽目に。
現代と本能寺を行き来しつつ、織田軍を助けようとする繭子。そして自身の漠然とした未来像に、変革をもたらす。


「プリンセストヨトミ」の鈴木組作品と知って、納得の作品。オルゴール回して金平糖を食べるとタイムスリップとか、チープすぎてフレーメン反応を起こしてしまう。
こんな作品2時間20分もかけて放送するとか、フジテレビもどうかしてる。これならアニメ「イケメン戦国 時をかけるが恋ははじまらない」でも見たほうがよほど楽しいというものです。
でも「トヨトミ」よりはマシだった。
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タイバージェント Divergent

2018年03月14日 21時33分30秒 | 洋画>★★
2014年/米/ニール・バーガー監督/シェイリーン・ウッドリー テオ・ジェームズ アシュレイ・ジャッド ジェイ・コートニー ゾーイ・クラヴィッツ ケイト・ウィンスレット レイ・スティーブンソン
2018年2月13日 フジミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
未来における、戦争後の世界。人民は5つのカテゴリ、即ち、知識を司る博学<エリュダイト(青)>、農業を司る平和<アミティー(橙)>、法を司る高潔<キャンダー(白)>、守護を司る勇敢<ドーントレス(黒)>、慈善を司る無欲<アブネゲーション(灰)>によって厳格に区別され、平和を維持していた。そのいずれにも属せない者は<無派閥>とされ、社会活動が行えず差別の対象となってもいた。
さて本作の主人公ベアトリス(ウッドリー)は<アブネゲーション>の家庭に育った堅物女子だったが、ドーントレスの無鉄砲なバカさ加減に憧れていた。適性テストを受けるとなんと、どのカテゴリにも適性のある異端者<ダイバージェント>であることが判明。所属カテゴリを選択して自立する成人式的な儀式において、悩んだ末にドーントレスを選択する。ところがそこは、常に<無派閥>転落への危機を伴った、予想をはるかに上回るバカ軍団だった。
自らの名を<トリス>と改めたベアトリスは、予選こそトップ通過したものの第一チェックポイント<格闘技>で落選となってしまう。そこをむりやり敗者復活として教官フォー(ジェームズ)と恋の予感、第二チェックポイント<サバゲー>で逆転ランクイン。更にフォーによる個人的ヴァーチャル罰ゲームで優秀な反応を見せ、異端者であることを見抜かれてしまう。
一方<エリュダイト>は、異端者狩りと平行して薬剤によるドーントレスの意識支配及び軍事利用を目論んでいた。操りドーントレス軍団に、政治中枢を担う<アブネゲーション>の攻撃を仕掛けるエリュダイト。果たしてトリスとフォーは、アブネゲーションを救うことができるのか…!?


「ハンガーゲーム」「リベリオン」「ハリーポッター」などのシチュエーションをパクった、青少年妄想SF。<選ばれし者>たる主人公が、愛と勇気で闇黒王に立ち向かうというゲーム的な展開に食傷しつつ、<ドーントレス>の弱者振り落とし作業に「アメリカ横断ウルトラクイズ」を重ねひとりでにやにやしていた。
<異端者>目線でストーリーを展開しないとドラマチックでないからしょうがないとは思うのだが、この<世界>を俯瞰して描いたらまた地味な面白さがあるような気がする。まあシリーズ第1作ということだから今後5つ(6つ)のカテゴリがどう絡んでいくのか不明だが、アミティーのイモ青年が老子的な思索に耽っているだけ、みたいなフェーズがあってもいいと思うんだよね。
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白バラの祈り/ゾフィー・ショル、最期の日々 Sophie Scholl – Die letzten Tage

2018年03月13日 21時53分16秒 | 洋画>★★
2005年/独/マルク・ローテムント監督/ユリア・イェンチ ファビアン・ヒンリヒス フリアン・シュテッター アレクサンダー・ヘルト ヨハンナ・ガストドロフ アンドレ・ヘンニッケ
2018年2月12日 日テレ映画天国

【あらすじ】
ミュンヘン大学の大学生、ゾフィー・ショル(イェンチ)は、兄のハンス(ヒンリヒス)、友人のクリストフ(シュテッター)と共に反ナチス抵抗組織「白バラ」のメンバーとして、ナチスへの抵抗と戦争の早期終結を呼びかけるビラの作成し、郵送する活動をおこなっていた。ある日、大学構内でのビラまきを決行したゾフィーとハンスは、その場で大学の関係者に発見され、ゲシュタポに逮捕される。当初は「置いてあったビラを落としただけ」と語り、組織とは無関係のノンポリを装って早々に釈放されそうだったゾフィーだったが、すぐに証拠となる大量の切手、ビラの原稿などが押収され、兄が罪を認めたことを知る。全てを覚悟したゾフィーは容疑を認め、良心によって行動した自らの正当性を訴えることを決意する。
それは、ナチスの正当性と「法の支配」を説き、過ちを認めて助命を求めるように勧める尋問官モーア(ヘルト)との、さらにはゾフィー達を「裏切り者」として断罪し、「寄生虫」として葬り去ろうとする判事ローラント・フライスラー(ヘンニッケ)との戦いの始まりを意味していた。

<ウィキペディア様より引用>

反ナチ活動組織<白バラ>を描いた作品。といっても白バラもゾフィー・ショルも知らないので、「あらあら、たいへんだったのね」というオバチャン的感想しかないが。
ドイツでは大変有名な組織であり英雄的な事件として取り扱われているようで、白バラの信念に沿った著作には<ショル兄妹賞>という賞まで設けられているんだそうな。<白バラ>といえば確変確定プレミア演出くらいにしか認識がない自分には、無縁の世界…(ギロチン刑だったから、ちょっとは縁があるのかな?)。
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好きだ、

2018年03月12日 21時40分37秒 | 邦画>★★
2005年/邦/石川寛監督/宮崎あおい 瑛太 西島秀俊 永作博美 小山田サユリ
2018年2月11日 TOKYO MXキネマ麹町〔邦画のほうが好き♥〕

【あらすじ】
ユウ(宮崎)とヨースケ(瑛太)は幼馴染(と思われる)の17歳。ユウの姉(小山田)は婚約者を事故で亡くし、元気のない日々を過ごしている。ヨースケは最近野球部を辞めて、河原でギターを弾くようになっていた。なんか進路も<ミュージシャン>ということらしい。ユウはヨースケの弾く自作の曲らしきものを鼻歌し、それを聞いた姉はだんだん笑うようになった。ヨースケが姉のことばかり話題にするようになって、ユウは気分が悪い。しかしそういうことならと、ユウは二人のデートをセッティングする。しかし待ち合わせの直前で、姉はクルマに轢かれて意識不明に陥る。ユウとヨースケは、それきり会うこともなかった。
時は流れて17年後。ヨースケ(西島)はミュージシャン…にはなっていなかったが東京のレコード会社的なところに勤めていた。なんだかんだあって、ユウと再会。一緒に飲んで、オトナの関係に発展か? お姉さんはまだ昏睡しているという。ユウにまた会いたいと思う。会いに行く道すがら、加瀬亮に刺される。
見舞いに来たユウは言う。「好きだ」


淡々とした作品。ロングショットと雲の画ばかりで、折角の瑛太もあおいちゃんもよく見えない。
しかしこれ、17ヨースケはユウのこと好きだったんだろうか。なんかそんなふうには全然見えなかったんだけど。俺がニブすぎるだけか。<叙情的>かなんか知らんが、早回しで済みスタンプを押す。「恋空」みたいな糞映画がなかったら、今作が糞映画認定されるところだ。
しかし瑛太にしろ西島にしろ、そうと気付くまでに結構時間がかかった。瑛太なんて、サッパリ顔選手権日本代表みたいなあんな子が、なんかちょっとした泥付き大根みたいだったし。ふふ、西島秀俊か。「クソクズ映画!」って言ってやろうか?
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ラン・オールナイト Run All Night

2018年03月11日 18時32分45秒 | 洋画>★★
2015年/米/ジャウム・コレット=セラ監督/リーアム・ニーソン ジョエル・キナマン ボイド・ホルブルック コモン ビンセント・ドノフリオ エド・ハリス ニック・ノルティ
2018年2月9日 テレ東午後のロードショー〔金曜は“地上波初登場”傑作選!〕

【あらすじ】
ニューヨークはクイーンズのクリスマスイブ。マフィアの二代目ダニー・マグワイア(ホルブルック)は、ヘロイン取引で親父ショーン(ハリス)にホメてもらおうとハナシを持ちかけた。すでに取引相手であるアルバニアマフィアからは仲介料を得ていたが、親父は過去の失敗からヤクだけは「ダメ、ゼッタイ」とNOを突きつけた。アルバニアは「そりゃないぜ」ってんで仲介料を返してもらいにダニーのもとに訪れるが、ダニーがこれを返り討ち。殺してしまった。
さてこれを見るともなしに目撃してしまったのが、マイケル・コンロン(キナマン)である。父はショーンのもとでヨゴレ役を一手に引き受けていた殺し屋で、<墓堀人ジミー>とあだ名されているジミー・コンロン(ニーソン)。マイケルとダニーは幼馴染なのだった。しかし家庭を捨てた父とマフィアを恨み、マイケルはカタギとして二女を持つ家庭人になっていた。マイケルに殺人現場を目撃されたダニーは、彼を殺して尚且つ罪もなすりつけようという算段。それを察して、ジミーは駆けつけ、そしてダニーを殺した。
ボスの愛息を殺した! ジミーはショーンにそれを正直に打ち明け、そしてマイケルを逃がすべく夜通し走り回る。迫るヒットマン(コモン)、よみがえる父子の絆、果たしてコンロン親子の運命は…!?


リーアム・ニーソンが、またも<頼りになる親父>を演じるハードボイルド逃亡劇。冒頭で死に際を見せるからデッドエンドは確定事項なんだが、アル中の冴えない親父が如何にして?という変遷は楽しめる。
息子のためにはボスをも殺す、そしてボス側も、息子の仇なら忠臣をも殺すという、父子愛溢れる作品です。
ていうかアルバニアファミリー(シルバニアファミリーみたいだが)も、報復に来るよなあ…。
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大魔神

2018年03月10日 23時13分35秒 | 邦画>殿堂
1966年/邦/安田公義監督/高田美和 青山良彦 藤巻潤 五味龍太郎 月宮於登女 出口静宏 (中の人)橋本力
2018年2月4日 TOKYO MXキネマ麹町〔邦画のほうが好き♥〕

【あらすじ】
丹波の国山中城は花房家を城主としていたが、家老大館左馬之助(五味)の謀反によって滅ぼされてしまう。家臣小源太(藤巻)の働きにより辛うじて幼い若君忠文と姫小笹は難を逃れ、小源太の叔母であり巫女の信夫(月宮)のもとへと匿われた。二人は魔神を封じてある神域の山で身を潜め、時は流れて10年経過。立派な青年(青山)と麗しの美少女(高田)に成長いたしました。
さて左馬之助が治める城下では、堅固な砦を構えるべく村人たちがコキ使われていた。若様も逞しくなられたことだし、今こそ城下に潜伏している花房忠臣の仲間と共に立ち上がる時かも。取り敢えず小源太が偵察に出るが、捕まってしまった。村の少年竹坊(出口)が魔神様に助けを求め山に入る、若は小源太が捕らえられたことを知り村へ降りるもこれまた捕まる、叔母上は左馬之助に直談判に行くも返り討ち、家老が軍勢を率いて神像を壊しに来る、姫も見つかってしまう、どうすりゃいいのよと姫は祈った。デコに杭を打ち込まれた魔神様、遂に出動!


キャラだけはメジャーな大魔神だが、映画作品としてはなかなかお目にかかれない。それを放送してくれるというのだから、MXというところは本当に頼りになるテレビ局である。〔邦画のほうが好き♥〕とかいうダジャレキャッチも、大目に見てやろうではないか。
「大魔神」は本作を第1作とし、ヒットを受けてなんと、66年というこの年に続編が2本も作られたんだそうな。まことこの時期の映画業界はバイタリティがある。なんでも「ヒットはするが制作費もかかる」とのことで儲けの出ないコンテンツではあったらしいが、その後現在に至るまで途切れることのない存在感を思えば、それだけの価値はあったというものだ。
魔神様は案外小柄で、5メートルあるかないか程度のスケールでした。でもま、戦国時代だしね。
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