暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

チリ33人希望の軌跡 The 33

2018年10月30日 21時49分39秒 | 洋画>★★
2015年/チリ・コロンビア/パトリシア・リゲン監督/アントニオ・バンデラス ルー・ダイアモンド・フィリップス ロドリゴ・サントロ ジュリエット・ビノシュ マリオ・カサス テノッチ・ウエルタ ガブリエル・バーン フアン・パブロ・ラバ ボブ・ガントン
2018年10月15日 日テレ映画天国

【あらすじ】
2010年8月。チリアタカマ砂漠にあるサンホセ金鉱山で、崩落により鉱夫33人が閉じ込められた。彼らは地下700メートル、気温30度以上、30人が3日耐えられる程度の備蓄で、いつになるとも知れない救助を待つ事態に直面。極限状態の穴掘り野郎どもを全員生還させるべく、地下で!地上で! 不可能とも思える救出ミッションが開始された…!!

実際に起きた、<コピアポ鉱山落盤事故>を映画化。当時のニュースも覚えてます! 
ルー・ダイアモンド・フィリップスの生存も確認できて、こっちもほっと一安心。
コメント

劇場版はいからさんが通る/前編・紅緒、花の17歳

2018年10月29日 21時39分38秒 | 邦画>★★
2017年/邦アニメ/古橋一浩監督/早見沙織 宮野真守 梶裕貴 瀬戸麻沙美 石塚運昇 麦人 谷育子 三宅健太 一城みゆ希 伊藤静 櫻井孝宏 中井和哉 森功至
2018年10月14日 TOKYO MX

【内容】
1970年代の傑作少女漫画「はいからさんが通る」を、劇場版アニメ化。少尉(宮野)が戦死して、紅緒さん(早見)が冗談社へ入社。馬賊になった元日本兵を追って、満州へ渡るところまで。

子供の頃、姉が購入したコミックスを何度となく読み返したものです。こんなに短い間の出来事だったかなと少々驚いたが、全8巻のドラマなのだからそんなもんだったのかもしれん。というか、当時は<大正>という時代背景も、恋愛と結婚とか花嫁修業とかカケオチが何なのかとかも漠然としか理解がなく、ただ元気な紅緒さんが真っ直ぐに紙面を駆け回る姿だけを楽しんでいただけだったということに今更ながら気付く。蘭丸なんか、女の子としてしか見てなかったような気がする。だけど今作のお陰で、崇徳院「せをはやみ」だけは覚えました。
アニメ放送も観てました。いまだに自転車に乗る時はエンディングテーマを口ずさんでしまう。本放送は5歳の時だから、おそらく再放送を観ていたのでしょう。おかげで宮野の少尉が馴染めないったらない。
当時としても編集長のあの髪型は何だと思ったものだが、改めて「何じゃこりゃ」と思わずにいられんかった。そりゃ洋楽好きなのは分かるが、この舞台設定でよくこのキャラデザを許したものです。そして櫻井か…。もっと大人の色気溢れる、諏訪部か津田あたりにやらせてもよかろうものを。人気があるって凄いことだ。
コメント

三度目の殺人

2018年10月28日 21時43分08秒 | 邦画>★★
2017年/邦/是枝裕和監督/福山雅治 役所広司 広瀬すず 吉田鋼太郎 満島慎之介 斉藤由貴 橋爪功
2018年10月13日 フジ 土曜プレミアム

【あらすじ】
三隅高司(役所)は、山中を撲殺して焼いた。三隅には殺人の前科があり、山中はそんな前科持ちを進んで受け入れている食品加工工場の社長である。だが山中は、三隅を解雇していた。
弁護士重盛(福山)は、三隅の法廷弁護を請け負った弁護士である。彼の父(橋爪)は、前回の事件で三隅を裁いた裁判官だった。重盛は、効率的に、より被告側に有利な判決を勝ち取ることが最善であるというスタンスだった。
面会を重ね、三隅の捉えどころのない人柄に翻弄されるようになってしまった重盛。山中の一人娘咲江(広瀬)も、重盛の判断を迷わせる。次々に繰り出される、<真実>。果たして判決の行方と、顛末の真相とは。重盛が触っているところとは、いったい何処なのか…!?


とても難しい作品。ひとつの<殺人>を核に、それを巡る司法と正義のあり方や真実の捉え方を問題提起している。と、思われる。
そもそもが「三度目の殺人」というタイトルのあり方で、三隅が犯した殺人は二度でありながら、何をもって「三度目」なのかがミステリアスであり観戦者になぞなぞを出題している。
ひょっとしたら是枝裕和は「デスウィッシュ」を作ろうとしていたのかもしれない。
それにしても、福山雅治を巡る吉田鋼太郎と満島真之介のバトルも緊張感がありました。←妄想
コメント

斉木楠雄のΨ難

2018年10月27日 20時48分41秒 | 邦画>★★
2017年/邦/福田雄一監督/山崎賢人 橋本環奈 笠原秀幸 新井浩文 吉沢亮 賀来賢人 ムロツヨシ 田辺誠一 内田有紀
2018年10月12日 日テレ金曜ロードSHOW!

【あらすじ】
斉木楠雄(山崎)は、ハイパー超能力者である。その凄すぎる能力をセーブして、平穏な学生生活を送るため苦心しているのだった。
さてPK学園生活もたけなわ、学園祭がやってきました。無難に、穏便に終了させることが、楠雄の命題。しかし超絶美少女照橋(橋本)に付き纏われ、予想外のピンチに…!?


原作未読、アニメの第一話を観て仕分け対象にした作品の実写映画化。福田雄一はこれで「変態仮面」「銀魂」に続いての少年ジャンプ監督を務めたわけで、もはやジャンプ専任監督かよといわんばかりの活躍ぶりです。まあそれだけじゃないんだけど…。いっそ「とっても!ラッキーマン」とか「珍遊記」あたりを監督してしまえ。
コメント

エクストラクション Extraction

2018年10月25日 21時40分45秒 | 洋画>★
2015年/米/スティーブン・C・ミラー監督/ケレン・ラッツ ブルース・ウィリス ジーナ・カラーノ D・B・スウィーニー ジョシュア・マイケル
2018年10月12日 テレ東午後のロードショー〔金曜は“名優たちの闘い”!〕

【あらすじ】
レナード・ターナー(ウィリス)は、男も惚れる伝説的CIA捜査官。10年前に妻を殺され、一人息子ハリー(ラッツ)は父を追ってCIAに入局した。しかしプラハ支局で発奮するも、現場捜査官の資格は得られず。とほほ。
ところが地元ニューアークで、親父さんが何者かに捕まったとのニュース。こうしちゃいられん、資格なんかクソくらえとばかりに救助に向かう。コトは全世界の平和を揺るがす、<コンドル>という装置の悪用に関わる。親父を救って、世界も救うぜ!
さて現場では、元カノであるビクトリア(カラーノ)がミッションを任されていた。懐かし気分で捜査を進める二人。果たして無事、親父と世界を救うことはできるのか…!?


なんか「ダイ・ハード」を思い出すようなプロットだが、こっちの主演は飽くまでケレン・ラッツ、息子のほう。ほんとは優秀で優秀でしょうがないのだが、親父だか上官だかに現場の資格許可をストップされているという。
だが! このフラストレーションをアメリカで発揮する時、爪と牙があることを初めて知ったライオンのように野暮ったく暴力的になった。いや、そんな…暴行で訴えられそうな力の使い方は…やめよう! CIAで何を学んだの。だからいつまでたってもCIAはワルモノ扱いされるんじゃないの。って、フィクションに突っかかってもしょうがないのだが。
<コンドル>がいったい何なのかよく分からない上、CIAが相手にするべきではないちんぴらが出てくる。捕まったもんだとばかり思っていた親父が実は、というオチもブルースなので大して意外でもないのだった。
コメント

わたしを離さないで Never Let Me Go

2018年10月24日 21時03分02秒 | 洋画>★★
2010年/英/マーク・ロマネク監督/キャリー・マリガン アンドリュー・ガーフィールド キーラ・ナイトレイ
2018年10月8日 日テレ映画天国

【あらすじ】
舞台は、延命治療によって人生100年時代を迎えた架空の世界。
1978年、ヘールシャムの児童擁護施設から物語は始まる。その施設とは、臓器提供のため人為的に作られた、クローン児たちが育てられる場所だった。主人公は、12歳のキャシー、トミー、ルースの三人である。やや奇抜なトミーは周囲から浮いていたが、キャシーは好きだった。ぶっちゃけ相思相愛だったのだが、何故か唐突にルースにかっさらわれた。
1985年。18歳になった三人は、コテージと呼ばれる施設に移動する。トミー(ガーフィールド)とルース(ナイトレイ)は、まだ続いていた。生徒たちの間では、愛し合う男女には提供者になるまでの猶予が与えられるという噂がまことしやかに囁かれていた。
1994年、キャシー(マリガン)は28歳になりました。彼女は<介護人>という役割を得て、未だ提供を免れていた。そんな彼女が、偶然にも9年振りでルースと再会する。ルースはすでに<提供>を行なっており、身体的にも次がラストと思われた。二人はこれまた、9年会っていないトミーを訪問する。トミーもまた、<提供>経験者だった。
再会を喜び合う三人だが、ルースはトミーと付き合っていたことへの懺悔を告白する。そして彼女は身を引き、キャシーとトミーは愛を確かめ合い<提供猶予>をもらいに行く…。


ノーベル文学賞を受賞した、カズオ・イシグロの小説が原作。イシグロといえば「日の名残り」であるが、こんなSFも描いていたのだ。
「アイランド」の例を出すまでもなく、<クローンのアイデンティティ>というのはもはや目新しくもなんともない。が、これを未来未来した舞台に据えるのではなく、郷愁溢れる20世紀で閉鎖的孤児院を舞台に少年少女の三角関係をミステリアスに描いているところなんか…アニメみたいだ!
コメント

夜のピクニック

2018年10月22日 21時25分26秒 | 邦画>★★
2006年/邦/長澤雅彦監督/多部未華子 石田卓也 西原亜希 貫地谷しほり 郭智博 加藤ローサ 高部あい 池松壮亮 南果歩
2018年10月7日 TOKYO MXキネマ麹町〔夜キネマ〕

【あらすじ】
今日は、北高伝統<鍛錬歩行祭>。一昼夜かけて80キロの行程を歩く、全校生徒参加のイベントである。
甲田貴子(多部)は、このイベント中に〈あること〉をしようと自分自身に賭けをしていた。それは、クラスメイト西脇(石田)に関わること…。張り詰めた空気は周囲も感じ取れたようだが、高校生だとまあ勘違いもあるわけで。
強行軍80キロ、青春いろいろ、果たして彼ら彼女らは、無事ゴールにたどり着くことができるのか…!?


番組解説を見て、ドキュメンタリーだったら面白そうだとは思った。が、案の定フィクションだった。
ところで、体育会系でもないのに80キロも歩けるなんて、高校生ってすごい。そういえば自分とこの学校も、30キロ強歩なるイベントがあった。自分も文化部だったが、へとへとになりながらも完歩したものです。
「ひょっとしたら俺も、10キロくらいなら歩けるんじゃないか」と、翌日早速職場から自宅までのだいたい10キロを歩いてみようとチャレンジしてみた。
それすらも挫折したね。やっぱ高校生はすごいわ。というか映画のレビューになってない。
コメント

オールド・ボーイ Old Boy(올드 보이)

2018年10月21日 21時13分47秒 | 洋画>★★★
2003年/韓/パク・チャヌク監督/チェ・ミンシク カン・ヘジョン ユ・ジテ
2018年10月7日 TOKYO MX キネマ麹町〔鬼才“パク・チャヌク”〕

【あらすじ】
ごく平凡な生活を送っていたオ・デス(チェ)はある日、突然誘拐され、15年間監禁された。解放されたデスが、自分が監禁された理由を解き明かすために奔走する5日間の物語。
<ウィキペディア様より引用>

なんかすごい映画だった。吹替え版じゃなかったら、コレクションに入れたいレベル。
元ネタはニッポンのコミックなんだそうだが、そちらがすごいかどうかは不明。この映画がすごかったのでハリウッドリメイク(2013)がなされたが、原作側にお断りをしてなくて訴訟沙汰になったとか。
チェ・ミンシクがどうにもマキタスポーツに見えて、日本で映画化されるとしたらマキタだろうか、でもマキタはこんな役照れくさくてやらないだろうな、などと余計なことを考えながら見てしまいました。
コメント

スーパー・マグナム Death Wish 3

2018年10月20日 21時02分23秒 | 洋画>★★
1985年/米/マイケル・ウィナー監督/チャールズ・ブロンソン エド・ローター デボラ・ラフィン マーティン・バルサム ギャヴァン・オハーリヒー
2018年10月5日 テレ東午後のロードショー〔金曜は“名優たちの闘い”!〕

【あらすじ】
ポール・カージー(ブロンソン)は、戦友チャーリーの相談を受けてニューヨークへ帰って来た。だが訪れたベルモント地区はストリートギャングが跋扈し、ポールの到着を待たずチャーリーは殺されてしまう。しかも駆けつけた警察はポールを誤認逮捕、留置所行きとなってしまう。そこで大将面していたのが、逆モヒカンのフレイカー(オハーリヒー)だった。
署長のシュライカー(ローター)は、〈デスウィッシュ〉カージーを知っていた。フレイカーが保釈されて更に活性化したストギャンをギャフンと言わせるべく、カージーを野に放ち天誅を黙認させる。
果たしてご老人代表ブロンソンは、ヤングに正義の鉄槌を如何にして食らわすのか。スーパーマグナムが火を噴くぜ!!


「狼よさらば」の続編3作目。デスウィッシュはこの後、5作目まで作られたという。
血気盛んな若人が老人相手に威嚇するとか、ちょっとケツの穴小さすぎないかという展開が最初から最後まで続く。というかこれ、「デスウィッシュ」というよりかは「マッドマックス」がやりたかったような気がしないでもない。朝鮮帰りのご老人(バルサム)が戦争気分で大興奮するくだりなど、好戦的な演出が気持ち悪くもある。ついでに「ポリアカ」とかも思い出した。
ところでこのストリートギャングたち、老婆相手にカツアゲするにしても「5ドルよこしな」などと良心的な価格設定である。5ドルぽっちを欲しがるストリートギャングに死の制裁とか、鬼だな。
コメント

海賊と呼ばれた男

2018年10月19日 21時21分13秒 | 邦画>★★
2016年/邦/山崎貴監督/岡田准一 綾瀬はるか 小林薫 堤真一 吉岡秀隆 染谷将太 國村隼 鈴木亮平 近藤正臣
2018年9月月28日 日テレ金曜ロードSHOW!

【あらすじ】
出光興産の出光佐三をモデルとした、國岡商店店主國岡鐵造(岡田)の波乱万丈人生を描く。

どうせあらすじは調べりゃ簡単に出てくるから、こんな感じでいいか。
原作は読んだこともない(百田尚樹とか、ほんとしゃらくさい)のだが、以前週刊モーニングでコミカライズされていたのでそちらで内容は把握。編集部による出光伝説の補完記事も同時に掲載されていたので、映画のほうはおさらい程度。というか2時間かそこらで収まる内容ではない。しかも岡田准一が演じるべき役柄でもない。だから山崎貴って嫌いさ。
コメント