暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

ルルの冒険/黄金の魂 ISLAND OF LOST SOULS(De Fortabte sjles)

2013年02月25日 22時23分49秒 | 洋画>★★
2007年/デンマーク・スウェーデン・独/ニコライ・アーセル監督/サラ・レンジベック・ガーマン ルーカス・マンク・ビリング ラッセ・ボルグ ニコライ・コペルニクス ラース・ミケルセン
2013年2月24日 TOKYOMX ファミリーシアター

【あらすじ】
1871年。黒魔術師ネクロマンサーを捕らえた対悪魔戦闘ロッジだったが、思いがけない反撃に遭い最高術者リニアを喪った。彼女の恋人であるヘルマンは、魔力の源であるロッジブックをバラバラに分散させた後、毒をあおって自害した。
時は流れて現代。父を亡くし、母と弟とで郊外に転居してきたルル14歳(ガーマン)。素人降霊術で父とお話ししたかっただけなのに、やってきたのはヘルマンだった。ヘルマンは弟シルベスターに憑依してしまい、沖合いの島に幽閉されている死者の魂たちに助けを求められてしまう。なんだかんだで隣人少年のオリバー、心霊セラピストのリカード(コペルニクス)と共に、禁断の島へ踏み込むことになった。
ところがそこでは、19世紀に死んだはずのネクロマンサーが、死者の魂を利用してロッジブックをコツコツと集めていた。カカシモンスターを操り、チビッコたちを相手に本気で魔力を振るうネクロマンサー。果たしてルルたちは、黒魔術に打ち勝つことができるのか…!?


英題はなんと、戦前に作られた「ドクター・モローの島」と同名だった。
そんなこんなで、資料が出ないのなんのって。欧州の、しかも子役ともなると画像もなく。役名は拾いながら観戦したけど、誰が誰やらリンクはできず。ま、今後のご活躍がこちらに届くことも殆どないだろうから、要らないっちゃ要らないけどね。
毎度お世話になっておりますオールシネマ様上では、<「ライラの冒険」のヒットをアテにして同時リリースされた>なんて書かれている(決して<制作された>わけではない)。そういえば邦題はパクリだなあ。魂は黄金ではなかった。「黄金の魂」なら、略称は「きんたま」だな!
というわけで、欧州でも「ロード・オブ・ザ・リング」「ハリポタ」から続くファンタジーブームに乗っかって、小規模ながらも子供が活躍するホラーファンタジーが作られた模様。逞しい少女と、頼りない少年たち。カカシに追っかけられるくらいまではホノボノの見ていられたが、ネクロマンサーが再登場するあたりからは、この手のファンタジーにありがちの<やり過ぎ感>がアダとなりダレてしまった。ネクロマンサーがやろうとしていることは壮大なんだが、如何せん活動範囲が狭い…。
そんな中で、高所恐怖症のオリバー君にドイツ空軍パイロットを憑依させるくだりは、良いアクセントとなった。
ルルは魔法の本と魔力を手に入れ、後に怪しげな秘密結社を組織するのであった。ちゃんとお勉強もしろよ! しかし向こうでも、こういう主人公は14歳なんだなあ。
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DOG×POLICE/純白の絆

2013年02月23日 21時44分49秒 | 邦画>★★
2011年/邦/七高剛監督/市原隼人 戸田恵梨香 時任三郎 伊武雅刀 松重豊
2013年2月22日 日テレ金曜ロードSHOW!

【あらすじ】
刑事志望で熱血漢の早川勇作(市原)は、仲間を頼ろうとしない自信過剰がアダとなって警備犬課に配属されてしまう。刑事犬じゃなくて警備犬!ふてくされる勇作だが、教育係の水野(戸田)は気になる美人酒豪。更にバディ犬にあてがわれたシロは、いつぞや命を救ってあげたアルビノシェパードで気分も上昇気味。
さて都内では、ゲーム感覚で警察を翻弄する連続爆弾事件が相次いでいた。早川はシロの類稀なる嗅覚に活路を見出し、犯人確保に意気込みを見せる。果たして如何なる困難が待ち受けているのか…!?


アルビノは紫外線に弱く、身体能力も低い。って言ってたのに、そんな弱点は本番捜査でまったく描かれていない。何のための白犬起用だったのか。
早川は上官水野に対し「オマエ」だの「アンタ」だのと呼び付けるのに、水野は不快に思うどころか恋愛感情を抱いちゃうのか。
高い所が苦手という設定がありながら、高所作業で足がすくんで身動きとれなくなるようなはらはらイベントもスルー。ならそんな設定付けんなよ。
犯人は勝手にデッドしてしまうし、地下鉄を走り回ってるのに列車に迫られるような見どころもなし。
爆破をCGに頼らずリアルを追及したようだが、結局何がしたかったのかは不明なまま。犬が可愛ければオッケーか?
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サンシャイン2057 Sunshine

2013年02月19日 22時58分54秒 | 洋画>★★
2011年6月16日 テレ東午後のロードショー

2周目

放送日がとんでもない日付なのはエラーではなく、前回観たのを潰さずに取っといただけのこと。面白かったので再観戦、なら良かったのだが、あんま面白くなくて集中できなかったためのリトライなのでした。
物理をよく勉強してる感じはするが、それがエンタメにどれだけ貢献しているかは…混乱を招いているだけかも。灼熱なのに極寒って、どういうことよ。どっちなのよ。つーのは、宇宙物理学上では常識の範囲内なのだろうが、殆どの縁遠い人には解説がないと納得しかねるだろう。それより私は、気圧の問題がないがしろになってるのが納得できないのではあるが。
さて私はこんなことを書きつつも、宇宙物理地球物理に関しては<興味がない人よりはやや知識がある>程度であると自負している。SFマニアならもっと詳しいだろうし、大学で専門的に学んでいる人であれば言わずもがな。上記のようなイベントには解説抜きで楽しめる範囲の人種は、ここらまでのカテゴリがぎりぎりであろう。
ところがこの種の観戦者ともなると、別の疑問が湧いてしまうことと思う。
実際太陽活動が弱まってしまったら、果たして人類は核爆弾を太陽にぶち込もうなんて結論に至るだろうか。しかも2050年というごく近い未来において。という疑問である。
如何に計算能力が発達しようとも、2013年現在太陽の正確な直径すら把握できていないのである。しかも地球上の核物質をかき集めて(ということは、核分裂反応を利用しようってことだわな)作った巨大核弾頭を使用するという。もちろん実験はできないからその破壊力は計算に頼るしかない。太陽活動をアクティブにすることができるのか、それとも焼け石に水なのか。はたまたアクティブが過ぎて地球を焼き尽くすほどの活動を呼び起こしてしまうのではないか。
そんな微妙な計算ができるようになるものなのか。軌道修正の自動計算すら任せられないコンピュータで航行する船に乗ってるような文明が。
更に放射性物質って、地球を自己発熱させている割と重要な元素のはずである。それを濃縮して<マンハッタン島1個分>×2もの核物質を地球上から掘り出してしまったということは…太陽どころか地球が冷えてしまいやしないだろうか。そりゃ地球を温めている放射性物質は地球殻内のものではないだろうが、何しろ島2個分ともなると40年後の技術でマントルから掘り出してるんじゃないかと心配になるわけです。
理論上では太陽は何億年後かに水素を燃やし尽くして、地球軌道をも飲み込むほどに膨張する次の段階に突入するという。ということは、十数年単位のうちに活動が弱まったところで、それは一時的な揺らぎと考えられる。所詮現在の気候は氷河期と氷河期の間、間氷期と言われている。氷河期に突入したのであれば、それなりの生活スタイルを環境に合わせたほうがリスクは少ないのは確実である。というか、人類なんてアマテラス様の怒りを買って滅びてしまえばいいのに。結局グッドエンドとは。とほほ。
しかし最大の不満は、真田さんとミシェル・ヨーを共演させているのに拳を交えさせることもなく、しかも真田さんをデッドさせてしまったことかな。船長なのに~。
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ビロウ BELOW

2013年02月18日 22時42分46秒 | 洋画>★★
2013年2月16日 テレ東サタ☆シネ

2周目

観てたかも?と思いつつ恐る恐る観戦を始めたら、やっぱり観てた。でも暇だから観た。
ホラーのようで実はホラーじゃなかったんじゃなかろうかと記憶していたが、やっぱり超常的な力は働いていたか。ベニー・グッドマンは結局、艦長の亡霊の仕業だったか?
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ALWAYS/三丁目の夕日’64

2013年02月16日 23時01分10秒 | 邦画>★
2011年/邦/山崎貴監督/吉岡秀隆 堤真一 須賀健太 堀北真希 小雪 薬師丸ひろ子 森山未來 米倉斉加年 大森南朋
2013年2月15日 日テレ金曜ロードSHOW!

【あらすじ】
東京五輪を迎える1964年の東京夕日町三丁目。茶川竜之助(吉岡)は新鋭作家緑沼アキラによる連載によって人気を追われ、スランプに陥っていた。一方鈴木オートの住込み従業員六子(堀北)は、病院の医師菊池(森山)に密かな恋心を抱いている。
茶川の父(モランボン)は亡くなり嫁のヒロミ(小雪)は産気付き、六子は菊池とゴールイン。緑沼は淳之介(須賀)のペンネームで、茶川は冒険少年ブックを打ち切りになった。茶川の反対を押し切り淳之介は編集者富岡(大森)の車に乗り旅立っていきましたとさ。オシマイ。


とにかくダサい。60年代を懐かしむのはよいが、東京の表側しか描かれていないから中身のない箱みたいな作品に映った。
テレビ、東京五輪、東京タワー、みゆき族、おそ松君、とって付けたような下町文化の数々。
これに結婚、父との死別と和解、出産、子別れ等々、慶事弔事を盛り込んで、そこで泣かせようってそれ60年代関係なくないか。
ロクちゃんが主人公の一端を担うというのも、堀北人気をアテこんだ商業戦略にしか見えない。堀北といえば「梅ちゃん先生」が記憶に新しいが、そういえば<工員>と<医者>という逆の立場での役なのだな。
しかしこの作品は何故人気があるのか。登場人物に魅力があるならば理解できるが、肩入れできるキャラはヒロミくらいじゃないか。茶川は甘ったれだし、鈴木オートはミーハー、ロクちゃんは体裁を気にするばかりのイイカッコしい。夕日町三丁目に、憧れなど微塵も感じないのだよ。西岸良平の原作は読んだことがないが、たぶんこんな薄っぺらい漫画ではないはずである。
3D公開されたようだが、冒頭の東京タワーで「わあっ」と言わせた以外大した見どころもなく入場料をぼったくる手法には感服する。
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008皇帝ミッション Forbidden City Cop(大内密探零零發)

2013年02月15日 22時21分28秒 | 洋画>殿堂>その他
1996年/香/チャウ・シンチー、ヴィンセント・コク監督/チャウ・シンチー カリーナ・ラウ チョン・ダッミン カルメン・リー ロー・ガーイン
中古買い取りDVD

【あらすじ】
舞台は明の国。皇帝(ダッミン)に仕えるその名も<秘密警護隊>は、武術に長けた精鋭部隊である。しかし零零發(リンリン・ファ/シンちゃん)だけは、頭脳派…発明を武器にしていた。磁石でしょ、プロペラでしょ、火薬でしょ…でことごとく失敗し、解雇されてしまう。
僻地で婦人科医として任を与えられていたファは、愛妻カーリン(ラウ)と仲睦まじくもくすぶった日々を過ごしていた。しかしそんな折、敵対する金国に<天外飛仙>なるものが飛来し解剖検体をするという情報を得る。ファは夫人同伴で、金に向かった。一方明の皇帝も、このショーを見るべく金に向かっていた。ところが謎の刺客の襲撃に遭い、秘密警護隊の防戦虚しく拉致されてしまう。
さて解剖場に到着したファがそこで目にしたものは、グレイ型宇宙人の死体!?と思ったら皇帝が着ぐるみ着せられているだけだった。実は金国は、明の医師を全滅させようと今回の謀略を仕組んだのだった。秘密警護隊ですら歯が立たなかった刺客たちに、ファは改良を加えた磁石で、プロペラで、口鉄砲で立ち向かう。
見事金軍を破ったファは、皇帝に再び召し抱えられた。そして新たなるミッション<金国の美女を妾として迎え入れることの是非>に臨む。くだんの美女カム・チョウ(リー)にメロメロになってしまったファは、奥さんを、そして皇帝を裏切ってしまうのか…!?


観た覚えのあるタイトルだが、中味を一個も覚えていないからきっとスルーしたんだろうな。いや~、さすがのシンちゃん。外さないよ。わはは!
特筆すべきは、やっぱ女装でしょ。いや、あの…普通に可愛いんですけど。俺の女になってくれはしないだろうか。ったく、アダムといいデビ子といい…ブスになってナンボの女装ネタなのに、そこらへんの女よりカワイイってどういうことよ。ぎゃー!
個人的に感慨深いのは、オープニングタイトルが「007(コネリーさんの)」のパロになってるのが理解できたことかな。午後のロードショーさんありがとう!
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くまのがっこう/ジャッキーとケイティ

2013年02月13日 21時18分13秒 | 邦画>★★
2010年/邦アニメ/児玉徹朗監督/松浦愛弓 児玉絹代 田中直樹 コトリンゴ
2013年2月11日 Eテレ

【あらすじ】
12人のくま兄弟。一番の末っ子だけは女の子、上の11人はみんな男の子。女の子の名前をジャッキー(松浦)といいました。
兄弟たちの村に、パン屋さんがやってきた。パン屋の娘ケイティ(児玉)は一人っ子。お父さん(田中)と二人の父子家族。ジャッキーはケイティと仲良しになりました。
ある日ケイティは体調を崩し、寝込んでしまいました。ジャッキーはケイティのために、彼女の好きなお花を摘んでくることにしました。お花は危険な山の上にあります。
ジャッキーはケイティのために、お花をたくさん摘んできてあげることができるでしょうか。そしてお兄ちゃんたち、ケイティのお父さんの活躍や如何に。


「チェブラーシカ」との二本立てで公開された、短編映画。不勉強でこんなキャラクターが存在するとは知らなかったが、なかなか可愛らしい。
とはいえ、このジャッキーという幼児はあまりにもリアル。おそらくは作り手の「小さい女の子のこういうところが可愛いのよ」という部分を描いてくれたのだろうが、子供が好きになれない私には本当にいらいらするのだった。山の中で立ち往生して泣きわめくがいい!
くま兄弟たちの両親は登場しなかったが、どういう境遇だったのだろうか。食事なども自分らで用意しているようだが。といっても、別に掘り下げようと思うほど入れ込んでもいないが。映画として放送されていたから、録画して観たまでのこと。いろいろとコンテンツも存在するようだが、「こういうもんがある」ということを認識しただけでもう結構。ごちそうさまでした。
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96時間 TAKEN

2013年02月11日 21時21分39秒 | 洋画>★★
2008年/仏/ピエール・モレル監督/リーアム・ニーソン マギー・グレイス ファムケ・ヤンセン ケイティ・キャシディ ホリー・ヴァランス オリヴィエ・ラブルダン ホリー・バランス
2013年2月8日 日テレ金曜ロードSHOW!

【あらすじ】
ロサンゼルス在住のブライアン・ミルズ(ニーソン)は、元CIAの凄腕工作員。しかし「国より家族!」という意志のもと、現役を引退していた。ちなみに妻レノーア(ヤンセン)とは離婚、最愛の娘キム(グレイス)を陰ながら見守ることに徹していた。
そんなキムが、友人アマンダ(キャシディ)と二人でパリに行くという。危険を理由に反対するも、悲しむ娘の姿には勝てず、同意書にサインした。
さてパリに着いた二人は早速ナンパされた。ところがこのナンパ男は、悪い組織の一員だった。二人は滞在場所を襲われ、誘拐されてしまう。さらわれる間際にキムが残した通話記録を材料に、ブライアンは娘を救出するべくパリへ飛んだ。敵はアルバニア系の人身売買組織。解析!恫喝!カーチェイス!鉄拳!拷問!プレハブ破壊!果たしてお父さんは、娘を救出することができるのか…!?


まあよくもあんな少ない材料からいろいろと割り出すもんだ。名探偵。
やってることはセガールみたいなもんなんだが、セガールとは決定的に違う爽快感が確かにある。それが何かは、正直分からないのだが…。
しかしパリって恐いところですなあ。って、観光協会に怒られなかったんだろうか!?
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ザ・リング2 The Ring Two

2013年02月07日 22時40分21秒 | 洋画>★★
2005年/米/中田秀夫監督/ナオミ・ワッツ サイモン・ベイカー デヴィッド・ドーフマン デイヴィー・チェイス
2013年2月7日 テレ東午後のロードショー〔真冬のホラーWEEK!!〕

【あらすじ】
新しい街でリスタートを始めたレイチェル(ワッツ)とエイダン(ドーフマン)。サマラの怨念は沈めたはずと思い込んでいたが、やっぱりエイダンを襲い始めた!?

あ、中田秀夫だ。邦画の「2」はこんな話じゃなかったはずだが、もう鈴木光司の原作はどっかいっちゃってるのか。原作読んだことないから分からんけども。
出てくるもんならこっちから攻めて行ってやる、ってテレビに入っちゃったレイチェル。これをパクって、ペルソナ4ができた…んなわきゃない。
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ザ・リング The Ring

2013年02月06日 23時03分39秒 | 洋画>★★
2013年2月6日 テレ東午後のロードショー〔真冬のホラーWEEK!!〕

2周目

2周目とは知りながら、きれいサッパリ忘れている上「1」「2」を連続放送してくれるというのでおさらい。最近放送作品に2周目が多くて、ストック不足という背景もある。ホラーなら難しくないし、気楽に観られるからね。
貞子が上から見下ろしギョロリだったのに対し、サマラが見上げギョロリだったのは気づかなかったなあ。怖くない。
きっとくる~。
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