暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

トランスポーター2 Transporter 2

2007年09月30日 22時54分47秒 | 洋画>★★
2005年/仏・米/ルイ・レテリエ監督/リュック・ベッソン脚本・製作/ジェイソン・ステイサム アレッサンドロ・ガスマン
2007年9月30日 テレ朝日曜洋画劇場

【あらすじ】
<契約厳守・名前は聞かない・依頼品は開けない>というお馴染み<運び屋>フランク・マーティン(ステイサム)。今度の依頼品はなんと、7歳の坊やだ。
成金の坊ちゃんを病院に連れて行くと、どういうわけかキチガイ女からマシンガン攻撃を食らう。命からがらお屋敷までお運びするも、狙撃手に狙われお家には帰れず終い。キチガイお姐さんのナビで悪漢(ガスマン)に一旦は坊ちゃんを引き渡すが、<契約厳守>のフランクは依頼品坊ちゃん奪取のため大暴れ!
果たして悪漢の真の目的とは…恐るべき空気感染ウィルスとワクチンがどうしたこうした!


ジェイサムのアクションは見応えあったが、この映画が面白いかどうかというとそれは…。
このフランク・マーティンというキャラは、映画よりむしろ一話完結連ドラに向いてると思うのは私だけでしょうか。
それにしてもジェイサム…本当に私より年下なんだろうか。不思議だ。
アウディがキレイで、車のコマーシャルフィルムのようでした。やっぱ、いくらか貰ってるんだろうなあ。ベッソンちの車庫にはやっぱり…。
コメント (3)

ボディガード A Lovely Way to Die

2007年09月29日 23時43分48秒 | 洋画>★
1968年/米/デヴィッド・ローウェル・リッチ監督/カーク・ダグラス シルヴァ・コシナ
2007年9月27日 テレ東午後のロードショー〔往年のスター大集合〕

【あらすじ】
富豪のオッサンウェスタブルックが殺された。容疑者は、未亡人リナ(コシナ)。彼女の弁護士フレデリックスに雇われ、元刑事スカイラー(ダグラス)はリナのボディガードになる。
未亡人にお手つきしながら事件の真相を探るスカイラー。
お隣の変人フィンチリーは別人で、樵が殺され本物は冷凍?競馬だナンパだ、ヘリで追跡だ~!


最初のCMまでは我慢して見ていられたのだが。CMで集中力が途切れるともうあかん。男も女も見分けがつかん。しかも女はカツラを付け替えるというオシャレさん。服と髪型が替わったら、訳分からんだろーが。
<スター>カーク・ダグラスも、旬を過ぎていたのか(1916年生まれ)何の変哲もないオッサンにしか見えず。で、カーク・ダグラスって何者!?という程度のスキルしかない私にどうしろって言うの。
退屈な画面の連続でシナリオもイー加減にしか見ていなかった私。goo映画のあらすじ紹介で、ようやく話の全容を掴んだのでした。
コメント

星に願いを。

2007年09月29日 13時25分24秒 | 邦画>★★
2002年/邦/冨樫森監督/竹内結子 吉沢悠
2007年9月27日 テレ東シネ・ラ・バンバ

【あらすじ】
3年前の事故により、視力と言語を失いつつも明るく生きる天見笙吾(吉沢)。そんな彼を励ましつつ、支える担当看護師青島奏(竹内)。二人は密かに惹かれ合い、人生のパートナーとなりつつあったそんな折。
天見は再び交通事故に遭い、死んでしまう。
そんな天見に与えられた奇跡、それは…周囲の誰にも名乗ってはならないながらの、3日間だけの復活であった。
自身が掛けた生命保険を青島に託すべく、保険屋に成りすまして青島に再会する天見。しかし青島は天見の死に打ちひしがれ、見ず知らずの保険屋の事など頭から信用しなかった。
どうする天見。どうなる青島!?


このタイトル、ひょっとしてあの香港産糞映画!?
あの映画のリメイク権を買おうと思うほど感動した人が居たんですね。拍手喝采傑作大賞。
さすがに主人公が死ぬ交通事故は、<告られた嬉しさのあまり小躍りして道路に飛び出た>というバカシチュエーションからは手直しされていた。そして現世に戻されるのにも、天国のシーンを使わなかった。香港オリジナルは、そこの2場面だけ強烈な印象だったからなあ。
日本リメイク版では、オープニングとエンディングにラジオDJの独り言が。「私は、その日に見た映画に、夢で参加できるんですよねー。スパイダーマンにも先日お逢いしました」とかなんとかいうイタいDJ。
私はいつDJが、「昨日私が見た映画は、香港の『星願。あなたにもう一度』でした」と言って夢オチにしてくれるのか、楽しみにしていたのだが。
あのDJ、一体何の意味があったんでしょーか。
コメント

花田少年史/幽霊と秘密のトンネル

2007年09月28日 22時55分22秒 | 邦画>★★
2006年/邦/水田伸生監督/一色まこと原作/須賀健太 篠原涼子 安藤希
2007年9月28日 日テレ金曜ロードショー

【あらすじ】
漁師町で、貧乏ながらも腕白に暮らす花田一路(須賀)。ある日交通事故で、生死の境を彷徨った。その時助けてくれた香取聖子(安藤)なる女子高生幽霊の導きで、一路は幽霊が見えるように。
謎の弁護士幽霊(北村一輝)に息子と言われ、幼馴染荘太は女番長と連れ子同士になりそうな展開、運動会で荘太と亡き父を再会させ、近所のババアから犬を引き取った。
両親の出会いと弁護士、香取の因果関係、最後はちょっと恐い特殊メイクでサイキックバトル!


原作未見。しかし同僚が無理矢理貸してくれたので、同じ作家による「ピアノの森」は読んだ。泣かせるのが上手い作家。
だからなのか、運動会のシーンは本気で泣いた。<お父さん>のカードを恐る恐る母の再婚相手に見せる荘太少年。カードに書かれていた文字は先刻承知のはずなのに。と言うか、父親に死なれている子が参加するレースにあんなカード入れておくなんて、先生方もデリカシーがないな!
まああとは、若き日の両親、篠原と西村雅彦に尽きる。西村~!か、可愛いぞっ!ガスター、テン!
弁護士が自分の子と主張するのが、何故<姉>でなく一路なのか、その辺りを勘繰らないのは子供の為せる技なのか。原作がどうか知らないが、このエピソードなら<姉>要らないよなあ。どうせある事ない事散々改ざんしてるんだろうから、姉を削ぎ落とすくらいしても良かったんじゃないでしょうか?
私はまだまだ、須賀健太よりも神木隆之介派ですな。
コメント

シェナンドー河 Shenandoah

2007年09月27日 22時02分01秒 | 洋画>★★
1965年/米/アンドリュー・V・マクラグレン監督/ジェームズ・スチュワート ダグ・マクルーア
2007年9月26日 テレ東午後のロードショー〔往年のスター大集合〕

【あらすじ】
舞台は南北戦争下の一農家。父チャーリー(スチュワート)を大黒柱に、6男1女、嫁が1人の大家族。
娘の結婚、嫁の出産等おめでたが続くそんな最中、末っ子ボーイが北軍に連行された!
ボーイを探しに北軍駐屯地へ、赤ん坊とその両親を残した家族総出で押しかけろ!
ところが一家は、この後思いも寄らぬ不幸に立て続けに見まわれる。戦争反対!


後半の展開は、まさかの連続。
不幸中の幸いを持ってくることで、一応はハッピーエンドではある。でもこれは、切ないですわ。
親父のジェームズ・スチュワートの男気が光る。
コメント

ハタリ! HaTaRi!

2007年09月25日 21時47分24秒 | 洋画>★★
1962年/米/ハワード・ホークス監督/ジョン・ウェイン エルザ・マルティネリ
2007年9月25日 テレ東午後のロードショー〔往年のスター大集合〕

【あらすじ】
アフリカで、動物園用の動物を捕獲しているショーン・マーサー(ウェイン)を筆頭としたチームに、取材で女性カメラマンダラス(マルティネリ)が緊急参戦。
一目惚れしたショーンに積極アプローチのダラス。仔象を飼わされ、乳用のヤギを飼わされ、キスを迫られ、我らが男気大将ショーンもタジタジ。
一方で所長の娘ブランディー(ミシェル・ジラルドン)も、新入りカートの参入によりラブゲーム開始。
キリンさん、おサルさん、サイさん、そしてダラスの捕獲は成功するかな?


ジョン・ウェイン主演で、<!>付きの意味は分からないが勇ましいタイトルのため、勝手に殺伐としたガンアクションを想像していた。
ラブコメかよ。
女に押されて、カッコ悪くもカッコイイ男気大陸の住人ジョン・ウェイン。こんな映画にも出てたんですね。
動物捕獲のシーンはジュラパ2「ロスト・ワールド」の元ネタになったらしいが、ロスト・ワールドの記憶がロストなので何とも…。
もう一つ豆知識としては、象さんの曲。ベイビー・エレファント・ウォークという曲は、聴けば誰もが知っているあの曲なのだが、今作がオリジナルなんだそうな。昔の映画って凄いなあ。
しかし「野生の王国」で育った私には、動物捕獲劇にどうしても抵抗を感じずにはいられない。なんかあれじゃーさー、サイさんが悪い子みたいじゃん。
仔象さんを飼うくだり、「野生のエルザ」を彷彿とさせる。そう言えば最近読んだ本で、あのエルザのおっかさんは履き違えた動物愛護活動でヒステリックになっていたとかなんとかと散々悪態をつかれていた。私も、野生動物を飼う事には反対。だから今作でのダラスも、「これだから女はよー」といった苦々しい目でしか見られなかった。あの象、結局どうするつもりなんだろうか。
名作のようではあるが、そんな訳で私にはちょっと苦い印象しか得られなかったな。
コメント

大阪物語

2007年09月24日 22時09分43秒 | 邦画>★★
1999年/邦/市川準監督/池脇千鶴 沢田研二 田中裕子
2007年9月20日 テレ東シネ・ラ・バンバ

【あらすじ】
売れない夫婦漫才を両親に持つ若菜(池脇)と一郎。しかし、父隆介(沢田)の浮気で両親は離婚した。
離婚しても漫才を続ける隆介春美、隆介の新しい奥さんとの間に出来た赤ん坊、酒を呑んで落ちぶれてゆく隆介。そしてとうとう、隆介は行方不明に。
父を探して友人知人を尋ねて回る若菜は、父が如何に愛される芸人であったかを知り誇らしく感じてゆく。
ところが、そんな若菜に父入院の報がもたらされた。


あれ。市川準って凄く見覚えのある名前のはずなのに、今までに見た作品が1本もない。テレビサイドで、印象に残る作品を見てたのかなあ。
<売れない芸人>を扱ってくれちゃって、リアル売れない芸人を身近に持つ身としては痛々しいことこの上ない。ああ、やっぱり行き着く先は呑んだくれか。みんなに愛されてたってのは、ほんと最後の救いだよ。まあ裏を返せば、そこにしか救いがないんだよね。芸人なんてなるもんじゃないよ。
主演の池脇千鶴が、とっても純朴で可愛らしい風情を好演。ツルツルのピカピカでした。
コメント

スコーピオン 3000 Miles to Graceland

2007年09月23日 22時06分46秒 | 洋画>★★
2001年/米/デミアン・リヒテンスタイン監督/カート・ラッセル ケビン・コスナー コートニー・コックス &ジョン・ロヴィッツ
2007年9月21日 フジ ミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
ラスベガス。プレスリーそっくり大会が開催されたことに便乗し、マイケル(ラッセル)を筆頭としたプレスリー5人組はカジノ強盗を成功させた。
ところがマーフィー(コスナー)は裏切った!仲間を殺して金を独り占め。しかし防弾チョッキで難を逃れたマイケルは、モーテル母子の協力を得て追走する。
マイケルとマーフィー、プレスリーの私生児はどっちだ!?


2匹のサソリが虫キングバトルを繰り広げるオープニング。このサソリは後に重要な役割を果たすのだが、あんな漫画チックなCGにするのは如何なものか。
私はプレスリーを全く知らないのであるが、カート・ラッセルはプレスリー男らしいね。知るかっ。
強盗が銃撃戦を繰り広げているのに、ステージではなりきりプレスリーが熱唱。君たち早く逃げなさい。
プレスリーの実子である可能性を調査したDNA鑑定で、マーフィーの方は<否定できない2人のうちの1人>という結果を持っていた。なるほどそれじゃあマイケルがもう1人の方で、実は2人は異母兄弟なのかと展開を待っていたが、そんなプレスリージュニアの話は何事もなくスルーされるままマーフィーは蜂の巣。あの台詞は一体何の意味があったのだろう。
実はキャストにジョン・ロヴィッツが居たので、密かに<コメディかも>という期待があった。まあ見方によってはコメディと言えなくもないかもしれないが、ロヴィッツおじさんは面白い事をせずに殺されてしまった。何のためのジョン・ロヴィッツだったのよ!?

なんかもう旬を過ぎたオッサン2人のバトルロワイヤルにげんなりした本編だったのだが、この映画(番組)を見たことには大きな意義があった。それは…。
本編前の新作映画情報で、「プラネット・テラー」が紹介されていたのだ!わーい!
それだけ?…ハイ、それだけです!
コメント

スキヤキ・ウエスタン/ジャンゴ

2007年09月22日 21時32分01秒 | 邦画>★★★★
2007年/邦/三池崇史監督/伊藤英明 佐藤浩市 伊勢谷友介 桃井かおり クエンティン・タランティーノ
劇場/池袋HUMAX

【あらすじ】
舞台は平家物語から数百年後の根畑(ネバダ)村。平家の落人伝説から、お宝を掘り当てようと源氏(義経チーム)と平家(清盛チーム)が対立していた。
そこへ現れたのは、凄腕ガンマン(伊藤)。助っ人伊藤を獲得すべく、対立は激化した。
アキラと静は平家と源氏、彼らの息子は赤白の混血、ババア(桃井)は伝説のブラッディ弁天で保安官は二重人格、アキラの父親はタランティーノでお宝巡りいざ決戦!


劇場は久しぶりだなあ。「トムヤムクン!」以来だ。
映画を観たい時に巻き込む相方A嬢に、「デス・プルーフ」「ジャンゴ」「プラネット・テラー」「ロケットマン」のどれがいいかと尋ねたら、「デス・プルーフ」か「ジャンゴ」という事に。日程の都合で、最も観る気の低い「ジャンゴ」になってしまった。わざわざ「プラネット・テラー」を公開している劇場の前を通りはしたが、「こっちにしようよ」とは言えなかった小心者の私。
それでも劇場内は北島三郎の、何故か「まつり」が流れて気分が盛り上がる。それにしても、公開2週目、3連休の初日、池袋、午後1時というこの好条件下…なにゆえ客席がガラ空きなのか。CMもガンガン流してるし、人気俳優(と思う)もビシビシ出てるし、並ぶことすら覚悟していたというのに…。そして何このカップル率の低さ。血を見たら退くとでも言うのだろうか。まあ石橋貴明と香川照之には退くがな。

そんなこんなの2時間強。
いやあ、主役の影が薄いこと薄いこと。いや、実際にはそうでもないんだよ。主人公が居ないと話が回んないことは確か。だけどねえ、脇役が濃過ぎ!
伊藤より男前の伊勢谷。伊藤よりバカで熱血の佐藤。伊藤よりタフな香川。伊藤よりカッコ良過ぎの桃井!笑わせるために呼び寄せたのかタランティーノ!
相方A嬢は「すき焼き喰いてえ!」とのたまう(この日は暑かったのに)し、伊藤への感慨ゼロ。何のための伊藤だったのか。伊藤だけ明らかなミスキャスト。いや、ひょっとしてこれが三池の狙いなのか。分かる術もないが。
そうそう、私は佐藤浩市が嫌いなのだが、今作の佐藤は正直可愛いと思った。長髪もグッド。
コメント

ドラゴン/ブルース・リー物語 DRAGON: THE BRUCE LEE STORY

2007年09月20日 23時05分26秒 | 洋画>★★
1993年/米/ロブ・コーエン監督・脚本/ジェイソン・スコット・リー ローレン・ホリー
2007年9月20日 テレ東午後のロードショー〔実在の人物特集〕

【あらすじ】
やんちゃが過ぎて英国領香港を脱出し、アメリカはサンフランシスコの中華料理屋でバイトをするところから始めた若きブルース・リー。
後輩いじめ、東洋人差別等と戦いつつ、大学で武道を教える傍ら女をゲット。
駆け落ち的な結婚、開いた道場を巡る中国人サイドとのイザコザ、それに伴う負傷と復活、リンダ夫人の献身、ジークンドーの完成、息子ブランドンの誕生、アクションでのテレビ進出と映画への情熱・裏切られた事への失望、父親の死。
そして香港で遂に、映画主演!スターダムにのし上がり、家族とはすれ違い…。そんなブルース・リー一代記!


ブルース・リーよりジェイソン・スコット・リーの方が好きかもしれない私だから、ジェイソン・スコットをより堪能しました。と言っても「ジャングル・ブック」しか観ていないので、「喋れるんだ~」というのが第一の感想。ごめんね、ジェイソン・スコット。
東洋の英雄ブルース・リーも、その地位は一夜にして為らず。苦労したんですね。
とは言うものの、彼の生き方に特段のカッコ良さも見出せず。俳優として歩み始めた頃からは、なんだかガッカリなエピソードが続く。
ブルース・リー信者にこの映画はどう映るのか、気になるところ。美化し過ぎとも言うし、苦悩を半端にしか描いていないとも言うし。所詮<自伝>でなく、リンダ夫人による<他伝>だからなあ。「リンダとブルース物語」ってところですか。
コメント