暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

サン・ジャックへの道 SAINT JACQUES…LA MECQUE

2014年04月08日 22時15分04秒 | 洋画>★★★
2005年/仏/コリーヌ・セロー監督/アルチュス・ドゥ・パンゲルン ミュリエル・ロバン ジャン=ピエール・ダルッサン マリー・ビュネル パスカル・レジティミュス エマン・サイディ ニコラ・カザレ マリー・クレメール フロール・ヴァニエ=モロー
2014年2月16日 TOKYO MXシアター092〔ロードムービー特集〕

【あらすじ】
長男ピエール(パンゲルン)、長女クララ(ロバン)、次男クロード(ダルッサン)は、仲の悪い三兄弟である。で、この兄弟の母親が亡くなり、100万ユーロと70万ユーロ相当の別荘が遺された。しかし遺言には、「5か月以内で、ル・ピュイからサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの徒歩による巡礼を、三人同宿して達成すること」とあったのだった。
渋々ながらも、1500キロにも及ぶ、山あり谷あり喧嘩ありの巡礼に旅立った3人。未届け人は、巡礼ガイドのギイ(レジティミュス)。<道まかせ>というこの巡礼ツアーは、彼らの他にも少年少女にワケあり女性と総勢9名のパーティを組んで、スペインはサンティアゴを目指す。


道中背負う荷物は、そのまま人生を反映していたりするらしい。大事だと思っていたものも実は重荷でしかなく、捨てて身軽になったりして。
三兄弟という構図は、兄と姉を持つ私にとっては他人事ではない。兄はともかく、中間子である姉が<真面目で気が強い>という設定は、ウチと同じで身がすくんでしまった。末子は金がなくても暢気なもので、手ぶらでもなんとかなるだろうと人生をナメている。まさしく私自身である。
まあとにかく、景色は良いしパーティも悪くないし、四国にででもいいから巡礼に行ってみたいと思わせる良作でした。
コメント