暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

前橋ヴィジュアル系

2016年06月29日 22時32分45秒 | 邦画>★
2011年/邦/大鶴義丹監督/風間俊介 黄川田将也 杉浦太雄 藤田玲 八代みなせ 吉田羊 宍戸開 加藤和樹 ダイヤモンド☆ユカイ 森下悠里 マーティー・フリードマン
2016年6月12日 TOKYO MXキネマ麹町〔第1回キネマ麹町音楽祭〕

【あらすじ】
もとみやたくじ通称<タク>(風間)は、地元前橋を拠点に活動しているヴィジュアル系バンド<プリンシパル>のヴォーカルである。ふだんは姉夫婦(吉田&宍戸)を手伝って農業をし、軽トラに乗っている。
しかしいつまでも売れないバンドで遊んではいられない。バンドのリーダー、ギターのジュン(黄川田)は、三十路を前に結婚を決意。バンド活動から身を引いてしまう。更にタクも姉が念願の妊娠を果たし、バンドに割ける金と時間に余裕がなくなってしまう予感。
そんな折、バンドのファンである農協勤めのマヨコ(八代)から、プリンシパルがフランスでウケているという朗報。プロモーター(フリードマン)の手配でフランス行きに舵を切ったプリンシパルだが…。


関東の地方都市で農業とV系バンドのギャップというなんかそんなもんを見せたかったのかもしれないが、どれもこれもが半端で学生の自主製作映画みたいな出来映え。バンドのステージもイケてないし、百姓業のご苦労もヌルくしか描かれていない。このご時世で百姓やってるのが若者ばっかなんだから、前橋ってファンタジックだよなあ。つーか、前橋で活動してるバンドマンに謝れよ。
もっとも致命的だったのが、風間俊介のV系。V系メイクより百姓やってるほうが似合ってるって、どんなジャニーズだ。
こんな風間君の初主演映画であったが、奇しくも公開が東日本大震災の翌日という大不幸に見舞われている。前橋を愚弄した罰が当たった。
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コロンビアーナ Colombiana

2016年06月28日 22時26分42秒 | 洋画>★★★
2011年/仏・米/オリヴィエ・メガトン監督/ゾーイ・サルダナ アマンドラ・ステンバーグ クリフ・カーティス ベト・ベニテス ジョルディ・モリャ レニー・ジェームズ マイケル・バルタン
2016年6月9日 テレ東午後のロードショー〔6月の木曜は殺し屋!!〕

【あらすじ】
1992年、コロンビア。マフィアを裏切ったフォビオは殺された。組織は家族もろとも殺害しようとしたが、娘カトレア(ステンバーグ)だけは辛うじて逃げ延びる。カトレアはシカゴの叔父エミリオ(カーティス)を頼り、両親の復讐を誓い叔父から暗殺術を学ぶ。
そんなこんなで15年経過。ゾーイ・サルダナへと成長したカトレアは、暗殺稼業の傍ら叔父に内緒で仇敵ドン・ルイス(ベニテス)関係の下っ端をちょこちょこと殺害。しかしFBIもCIAも甘くはなかった。うっかりと偶然からカトレアの寝顔画像が警察に漏れ、在シカゴコロンビア人が危機に陥る。カトレアは復讐を果たすことができるのか…!?


ゾーイ・サルダナ鑑賞用プロモーション映画。それはそれは美しくカッコイイ。酔っ払いのふりをして警察に潜入し、リッツォを殺害するくだりの何と見応えあることか。猫のようであり、爬虫類のようであり。さすがバレエをやっていいただけあって、動きがぬるっとしてる。ゾーイ様と呼ばせてください。
子役のアマンドラちゃんも、賢く度胸のある少女を好演。しかし女優としての活躍がパッとしないまま、ゲイ報道がヒットするという…。めっちゃ可愛く成長してることだし、またアクションムービーとかで見たい。
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スナイパー/狙撃 Silent Trigger

2016年06月27日 22時22分31秒 | 洋画>★★
1996年/英・カナダ/ラッセル・マルケイ監督/ドルフ・ラングレン ジーナ・ベルマン コンラッド・ダン クリストファー・ハイアーダール
2016年6月8日 テレ東午後のロードショー〔圧巻!!ドルフ・ラングレン〕

2周目

2周目なのに観ることになったのは、ひとえに<忘却の力>なのである。ほんっと、忘れてた。きれーさっぱりと。雨のアルゴンキンビル映像で「もしや」と思ったものの、「まさか」でそのまま完走した。そりゃー確かに10年前、ドルフの認識も薄い頃ではあったが。ドルフどころが、おハナシが薄かった模様。
久々に「ちょべりば」という単語を聞いた。イマドキの子には、「超ベリーバカの略よ」なんて言われてもシャレが通じんだろうなあ。
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帰ってきたヒトラー Look Who's Back(Er ist Wieder da)

2016年06月26日 12時30分20秒 | 洋画>★★★
2015年/独/ダーヴィト・ヴネント監督/オリヴァー・マスッチ ファビアン・ブッシュ クリストフ・マリア・ヘルプスト フランツィシカ・ウルフ カッチャ・リーマン
TOHO CINEMASららぽーと富士見

【あらすじ】
1945年から、アドルフ・ヒトラー(マスッチ)がタイムスリップ! テレビ局員(バイト)ザヴァツキ(ブッシュ)の目に留まり、テレビ出演を果たすやそっくりさん芸人として大ブレイク。腐りきった現代ドイツで、センセーションを巻き起こす…!?

東武東上線鶴瀬駅から暑い中はふはふ言いつつ20分歩き、糞いまいましい商業施設へ足を運び、1800円の正規料金を支払ってまでも「観よう」と思わせた作品。
コメディとしても上質であるばかりでなく、社会風刺も効いていて素晴らしいエンタテインメント作品だった。ヒトラーが悪行をするわけでなく(犬は殺したが)、民衆の心を揺さぶるだけという展開は讃辞に値する。そしてオリヴァー・マスッチのヒトラーは、似てるかどうかは分からないが本当にキュートだった。
終映後にららぽーとへ一歩足を踏み入れると、そこは商業施設を遊び場とする消費者の群れ。「ちょっとメシでも」とか「ちょっと買い物でも」とか考えていたがその気分も崩れ、こんな地獄は一刻も早く退散するに限ると外に出るや、目に飛び込んでくるのは次々に来店するクルマの列だった。私の中のヒトラーも、日本社会通念をぶっ潰したい気分でいっぱいになりました。

…って、こんな記事書いてたらアブナイ人間になってしまうな。自分としては、かなりマトモな思考の持ち主だと自負しております。
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ダブル・トリガー Stash House

2016年06月25日 22時00分09秒 | 洋画>★★
2012年/米/エドゥアルド・ロドリゲス監督/ショーン・ファリス ブリアナ・エビガン ドルフ・ラングレン ジョン・ウエルタス
2016年6月7日 テレ東午後のロードショー〔圧巻!!ドルフ・ラングレン〕

【あらすじ】
デービッド(ファリス)とエイミー(エビガン)のナッシュ夫妻が、ホームセキュリティー万全の豪邸を購入。ところがこれは、麻薬密売組織が絡んだいわく付き物件だった。
迫る殺し屋レイ(ウエルタス)&スペクター(ドルフ)、壁の中の隠しヘロイン、盗聴器に隠し部屋、更に床下収納に謎のオッサン! 安い物件には危険がいっぱい…!?


ドルフ兄いが悪役。圧巻かどうかはアレだが、メガネスタイルはちょっとシビレるものがあった。
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殺人魚獣ヘビッシュ SNAKEHEAD SWAMP

2016年06月23日 22時42分20秒 | 洋画>殿堂>その他
2014年/米/ドン・E・ファンルロイ監督/デイブ・デイビス テリー・ガーバー エイラ・ケル ローズ・ブリッツ スローン・コー メリッサ・コルデロ アントニオ・ファーガス/TVM
2016年6月13日 テレ東午後のロードショー〔巨大生物特集!〕

【あらすじ】
遺伝子操作された人喰い雷魚(?)<レッドスネークヘッド>が、ルイジアナのブラックブライア公園の湿地帯に逃げ出した。
地元黒人ジジイのウィリアム(ファーガス)が<魔女マーガリートの呪い>と畏れビビる事態に、公園取締官のカーリー(ガーバー)と、彼の息子クリス(デイビス)を含む能天気ヤングたちに生き残る術はあるのか…!?


ドン・E・ファンルロイって、見覚えある…それもそのはず、アナコンダ「3」「4」の監督だった。そのほかセガールの沈黙も撮ってたりする。セガールもアニマルパニックみたいなもんか。
正直作品としては★1つ程度でしかないが、こんな糞映画二度と放送されないかと思うとつい潰すのが惜しくなる。「ヘビッシュ」というバカな邦題も、相当なもんだ。
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ゼロ・グラビティ Gravity

2016年06月22日 22時07分39秒 | 洋画>★★
2013年/米・英/アルフォンソ・キュアロン監督/サンドラ・ブロック ジョージ・クルーニー
2016年6月10日 フジ金曜プレミアム〔宇宙ウィーク〕

【あらすじ】
スペースシャトル<エクスプローラー>で船外活動中の、マット・コワルスキー(クルーニー)とライアン・ストーン博士(ブロック)。なんか衛星爆破のデブリが雨あられで、シャトルも博士もすっ飛ばされた。
こんな状況、宇宙の藻屑になるしかない…が、ISSやらソユーズやら中国ステーションやらを乗り継いで、なんとかかんとか地上を目指す…!?


噂の大ヒット作品を、フジテレビが放送権獲得。
本当は、こういう作品をこそ劇場3D上映で観なきゃならんのだよなあ。何小っこいテレビ画面でちまちまと観てるんだか。そんなんだから、「んなわけあるかーい!」とツッコミばかりするのである。
そもそもプロットだけ聞いたら、「博士宇宙におっぽり出される」…end。にしかなりようがないと、小さい私は考えてしまう。よくも90分もの間、宇宙サバイバルさせてくれました。
週刊モーニングを定期購読しているもんだから、「プラネテス」や「宇宙兄弟」に描かれている宇宙の怖さに敏感なんである。その点、キュアロンさんは鈍感…まあ世の中にはもっと鈍感なSFがゴロゴロしてるのではあるけれど。
しかしこんな映像がスタジオで撮れてしまうのだから、「アポロ13」の苦労は一体何だったんだと思わずにいられないな。
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その男ヴァン・ダム JCVD

2016年06月21日 22時17分32秒 | 洋画>★★★
2008年/ベルギー・ルクセンブルク・仏/マグルク・エル・メクリ監督/ジャン=クロード・ヴァン・ダム フランソワ・ダミアン ジネディーヌ・スアレム カリム・ベルカドラ ジャン=フランソワ・ウォルフ
2016年6月11日 テレ東サタ☆シネ

【あらすじ】
ジャン=クロード・ヴァン・ダム47歳。かつてのアクションスターも今はB級の常連、何度目かの離婚調停で親権争いの真っ最中である。
そんなヴァン・ダムが、故郷ブリュッセルに帰ってきた。そして郵便局で…強盗をやらかす!
実はたまたま入ったところが強盗襲撃の真っ最中だったのでした。強盗たちも、突然のヴァン・ダム参戦に興奮するやら困惑するやら。とりあえずヴァン・ダムが強盗だと勘違いされてるのをいいことに、彼を警察との交渉に使用した。ヴァン・ダムも、リアリティを持たせる演出だとかうまいこと言って、身代金として自身の弁護士費用を支払わせたりしたりして…。
果たしてヴァン・ダムvs強盗、そして事件の行方は。リアルと虚構の間で、ヴァン・ダムが愚痴る…!!!


これ実は、劇場で観たかったやつなんだよねー。銀幕を彩ったアクションスターたちが歳とって落ちぶれていく中、「エクスペンダブルズ」「RED」のように<若いモンにゃ負けん>という意地を見せず、敢えて「ジャン=クロード・ヴァン・ダムすっからかん」な自虐を描いた秀逸な作品。
今作をもって、とっつぁんアクションスターの中ではヴァン・ダムが頭ひとつ出た印象も。1回こっきりの自虐パロ、よくぞやってくれた!
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オブザーブ・アンド・レポート Observe and Report

2016年06月20日 21時49分44秒 | 洋画>★
2009年/米/ジョディ・ヒル監督/セス・ローゲン レイ・リオッタ コレット・ウォルフ アンナ・ファリス マイケル・ペーニャ
2016年6月6日 日テレ映画天国

【あらすじ】
ロニー(ローゲン)は、ショッピングモールの警備主任である。主任だから威張っています。そんなモールの敷地内で、ストリーキング事件発生! 捜査にやってきたハリソン刑事(リオッタ)に対抗して、特別エリート部隊という名の子分格寄せ集めチームを結成した。
ところでロニーは、コスメ売り場のブランディ(ファリス)に岡惚れしていた。ブランディにいいとこを見せたい一心で、ポリスアカデミーに入ってみたりハリソンに付きまとって警察体験をしてみたり。
ところが実際にブランディとデートしてみると、彼女はただのビッチだった。警備員のデニス(ペーニャ)に乗せられて、ダークサイドまっしぐら。モールの中で、ささやかな悪の限りを尽くした! しかしとうとうデニスの強盗に巻き込まれ、逮捕されてしまう。果たして警備員職も失ってしまった、ロニーの運命や如何に…!?


「モール★コップ」をほうふつとさせるが、これがなんと同年の公開なのである。ケヴィン・ジェームズvsセス・ローゲン!
低レベルな戦いながらも、軍配はモール★コップに上がる。
しかし、今まで印象の良かったセス・ローゲンの株が、一気に下がってしまった。どうしてくれるんだ!
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バトル・ハザード Battle of the Damned

2016年06月19日 21時47分43秒 | 洋画>★★
2013年/米・シンガポール/クリストファー・ハットン監督/ドルフ・ラングレン メラニー・サネッティ マット・ドーラン デビッド・フィールド ジェン・クオサン リディア・ルック オダ・マリア
2016年6月6日 テレ東午後のロードショー〔圧巻!!ドルフ・ラングレン〕

【あらすじ】
東南アジアの某都市で、ウィルス流出による住民ゾンビ化事件発生。流出元の米バイオテクノロジー会社社長は、その街に娘ジュード(サネッティ)を残していた。社長は娘を救出するため、人間核弾頭ことドルフ兄い扮するマックス・ガトリング少佐を派遣する。
果たしてジュードは、デューク(フィールド)をリーダーとするコミューンの中で辛うじて生存していた。ゾンビと、ヒトと、戦闘ロボ! 少佐は無事にジュードを助け出すことができるのか…!?


ブラッド・ピットが「ワールド・ウォーZ」を世界的ヒットに導いたその裏で、ドルフ兄いもゾンビと戦っていた。
切なすぎる!
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