暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

センター・オブ・ジ・アース2/神秘の島

2015年02月28日 23時04分32秒 | 洋画>★★
2012年/米/ブラッド・ペイトン監督/ジョシュ・ハッチャーソン ドウェイン・ジョンソン マイケル・ケイン ヴァネッサ・ハジェンズ ルイス・ガスマン クリスティン・デイヴィス
2015年2月6日 日テレ金曜ロードSHOW!

【あらすじ】
あれから4年、ショーン(ハッチャーソン)も17歳になりました。行方不明になってたお父さんの後添えに、母リズ(デイヴィス)は海軍出のマッチョガイハンク(ロック様)と再婚していた。そんな彼のもとに、冒険家の祖父アレキサンダー(ケイン)から暗号の無線が届く。今度はどうやら「神秘の島」らしい。ショーンはハンクと共に、パラオ沖にある暗号に記された座標へと向かう。
パラオから島までは、ヘリコのガイドガバチョ(ガスマン)を雇った。ガバチョの娘カイラニ(ハジェンズ)も同行するが、このヘリは島を守る嵐に巻き込まれ墜落してしまう。しかし運良く4人は、神秘の島へ漂着した。
この不思議な島では、大きい生物が小さく、小さい生物が大きいのだった。スケールの倍率は不明。巨大トカゲに襲われたりなんかしてじいちゃんと合流、アトランティスの遺跡にテンションを上げるも、島はもうじき沈むらしい!?ネモ船長のノーチラス号で脱出だ!蜂に乗って!鳥に襲われ!デンキウツボ!ノーチラス号は動くのか。島の沈没まであと5秒…!?


あ、これはあれだなあ。「SF巨大生物の島」!…原作がいっしょだった。
前作でブレンダン・フレイザーに喜んでいたため、今作でも当然期待した。
が、選手交代。なんとロック様の登板となった。義父がロック様!なんて羨ましい。それなのにこのコゾウときたら全然ありがたがってないよ、図々しい。
ブレンダンが降板となった背景は、…これですかねえ。デブ!デブは冒険ができない!もう、ブレンダンのバカ!
ヴェルヌの「神秘の島」は未読なれど、スティーヴンソンの「宝島」、スウィフトの「ガリヴァ旅行記」はもとより宮崎駿の「天空の城ラピュタ」は網羅済み。ラピュタは本当にあったんだ!竜巻に巻き込まれて、オズの国へ行かなかったことをほめてあげたい。
物語は、不思議な国での冒険と、脱出イベントで構成される。そしてお年頃となったショーン君に、ムチプリボインちゃんが用意されている。冒険とボイン!これぞ男のロマン!
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マッハ!無限大 Tom Yum Goong 2(The Protector 2)

2015年02月25日 12時07分50秒 | 洋画>★★
2013年/タイ/プラッチャヤー・ピンゲーオ監督/トニー・ジャー ジージャー・ヤーニン・ウィサミタナン RZA ペットターイ・ウォンカムラオ ラター・ポーガーム カズ・パトリック・タン
新宿武蔵野館

【あらすじ】
カーム(ジャー)の弟分コーン(象)が誘拐された!コーンは政治紛争の贈答品とされ、その実態は牙に爆弾を仕込まれた暗殺道具にされてしまったのでした。
すったもんだの最中に父の仇と勘違いされて双子の格闘少女ピンピン(ジージャー)&スースーにも追い回され、無数の暴走族から追われ、格闘暗殺組織に捕まりーの、コーンを人質に取られて手駒にされーの、とにかく象さん返せの一念で戦いまくる!!!


「トム・ヤム・クン!」の続編であるが、なぜか「マッハ!」にされてしまった。マッハのつもりで観に行ったので、序盤ちょっと混乱。
詳しい作品情報は…なんとパンフレットが売られて(作られて?)いなかったのでよくわからない。頼むよ、クロックワークス…。
「マッハ!」の時点で20代だったジャーさんも、気付けばもう40近く。ガチンコアクションでスクリーンを魅了できる時期は短いぞ。ドルフ・ラングレンとの共演作がどうのこうのとやっているらしいが、もうドルフなんかうっちゃってスタローンをぶちのめしに行けよ。

ところで、職場に東南アジア顔のオニイサンがいるのである。顔だけでなく、「旅行に行く」つって何故か行き先にミャンマーを選んでしまうような人なので、観てる間じゅうその人のことを思い出してしまった。のみならず、職場でその人の顔をみるたびにジャーさんを思い出すのである。私の脳内では既に、そのオニイサンはムエタイスタイルになってしまっている。なんだ、この副作用…。
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ネコのミヌース Minoes

2015年02月24日 22時44分39秒 | 洋画>★★
2001年/オランダ/フィンセント・バル監督/テオ・マーセン カリス・ファン・ハウテン サラ・バンニール ピエール・ボクマ
2015年2月15日 TOKYO MXキネマ麹町

【あらすじ】
ノラ猫のミヌースは、ドラム缶の薬品をペロペロして人間の姿になってしまった。
新聞記者のティベ(マーセン)は、人見知りゆえ取材が苦手だった。ボツ続きでとうとう解雇されてしまったティベの部屋に、ミヌースが入り込んだ。ミヌースはティベに特ダネを提供する代わりに、部屋に寝泊まりさせてもらうことになった。ネコミュニケーションで得るミヌースのネタは大評判!ティベはたちまち売れっ子ライターになりました。
さて、町の主産業である工場の社長エレメート(ボクマ)が、動物友の会の会長に就任した。工場の拡張工事を見据えた住民投票向けのイメージアップ戦略であり、実体はネコたちに優しくもなんともない。ミヌースはティベにエレメートのゴシップ記事を書いてもらうが、証拠がないため人間たちには信じてもらえない。記事がもとでティベは再びクビを切られてしまった。
私欲人間vsネコ軍団、果たしてネコたちは人間にぎゃふんと言わせることができるのか。そしてミヌースは、ネコに戻ることができるのか…!?


ネコたちがたくさん出てきてくれるのは嬉しいのだが、CG加工で吹き替えに合わせて口をモグモグさせる演出は要らなかった。
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シェルタリング・スカイ The Sheltering Sky

2015年02月22日 22時46分00秒 | 洋画>★★
1990年/英/ベルナルド・ベルトルッチ監督/デブラ・ウィンガー ジョン・マルコヴィッチ キャンベル・スコット ティモシー・スポール ジル・ベネット &ポール・ボウルズ
2015年2月9日 日テレ映画天国

【あらすじ】
第二次大戦直後、モロッコあたりへやってきた3人の旅行者。作曲家のポート(マルコヴィッチ)と作家のキット(ウィンガー)は結婚生活10年になる夫婦で、友人のタナー(スコット)は二人の友人でありビジネスマンである。夫婦は滞在期間を特に決めておらず、気ままに北アフリカを周遊しようというもやっとした予定。カフェで白人青年エリック(スポール)とその母(ベネット)が白ベンツで参戦、移動の友となったりならなかったり。
旅先で大胆になっちゃったキットはハンサムなタナーとなんか怪しい雰囲気、一方ポートは娼婦の客引きがスリの組織だわ妻との旅のはずが白豚&ババア相手だわ、挙句パスポートを紛失して疫病に罹ってなんとキットの看病虚しく客死してしまう…!?


まあベルトリッチの偉大さなぞ知りもしないわけで、とりあえず「ラストエンペラー」の監督程度の認識である。もっとも、それ以外の監督作を観ていないのだからしょうがない。今作も、「ラスト」に引き続き坂本龍一が音楽を担当している。
ジョン・マルコヴィッチは<寄り目のハゲ>という認識であったが、この頃はまだ髪の毛があった。なかなかハンサムである。「マルコヴィッチの穴」で<セクシー>と言われていたのが、ようやく納得できた。
キャストに<&>で区切って書いた<ポール・ボウルズ>という人物だが、今作の原作者である。カフェにいるおじいさんで、ナレーションもしている。この映画における神様みたいな人なので、一応書いておきました。ぱっと見、「ボールズ・ボールズ」みたいである。
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戦場の小さな天使たち Hope and Glory

2015年02月21日 16時06分00秒 | 洋画>★★
1987年/英/ジョン・ブアマン監督/セバスチャン・ライス・エドワーズ デイヴィッド・ヘイマン サラ・マイルズ サミ・デイヴィス ジェラルディン・ミュア デリック・オコナー スーザン・ウォルドリッジ ジーン=マーク・バー イアン・バネン アン・レオン
2015年2月17日 フジミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
1939年9月3日。英国はドイツに宣戦を布告した。
クライヴ(ヘイマン)とグレース(マイルズ)のローハン夫妻には、15歳の娘ドーン(デイヴィス)、推定10歳のビリー(エドワーズ)、推定4歳のスージー(ミュア)と3人の子供がいた。クライブはもう中年だったが、兵士に志願して出征した。こどもたちはオーストラリアへ疎開するアテもあったが、グレースの意向で取り止めた。
どっこい、子供たちはわりと能天気だった。空襲があっても避難があっても非日常的なイベントとして楽しみ、ドッグファイトに歓声を上げ、がれきになった家で破壊ごっこを繰り返した。同年代の少女が母親を喪っても、それもまたお祭りの一環。ドーンは連合軍のカナダ兵ブルース伍長(バー)と、大人のマネゴト的なセックスを楽しんだ。
叔母さん(ウォルドリッジ)がポーランドのパイロットと駆け落ちをしたり、グレースとマック叔父(オコナー)が淡い恋の花を咲かせたり、ブルースが出動を迎えてドーンが癇癪を起こしたり、空襲とは関係ない火事に見舞われてしまったりして一家は祖父母の家に身を寄せることになった。ドーンは妊娠するしじいさん(バネン)は気難しい。爆撃で魚が大漁、学校は破壊されて、ビリーたちは終わらない夏休みを楽しみましたとさ。オシマイ。


最近読んだ高橋ヨシキ死傷まちがえた師匠の著書「続・悪魔が憐れむ歌」にポール・ヴァーホーヴェンへのインタビュー記事が載っていて、彼はオランダで戦争体験をしたそうなのだがやっぱり<非日常性を楽しんだ>という。その、どういう楽しみ方をしたのかという追体験ができてそうな作品。
自分の両親世代もやはり幼少時に戦争を体験しているのだが、彼らからは聞けない戦争の切り口でこれはこれで新鮮である。実際両親らが住んでいたのはむしろ疎開地となるようなド田舎であって、空襲なんかなかっただろうと思われるのだが、そこの違いなのか戦勝国と敗戦国の違いなのかそれは分からない。
劇中、ビリーとじーさんがクリケットをするシーンがある。これまた最近「銀河ヒッチハイクガイド」というイギリスのSFコメディ小説を読んでいるのであるが、ここにクリケットをパロったシリーズがあって、「ポールとかバーとか、あーそういうこと?」と視覚に嬉しかった。

ところで、世間でいわゆる「勝ち組」と呼ばれる女っつーのは、要するにドーンみたいな面倒臭せー糞ビッチってことになるのか。それなら俺は負け組であることを誇りに思うぜ。
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青春漫画/僕らの恋愛シナリオ Almost Love(청춘만화)

2015年02月19日 22時21分08秒 | 洋画>★★
2006年/韓/イ・ハン監督/クォン・サンウ キム・ハヌル イ・サンウ チャン・ミイネ チョン・ギュス パク・チビン チョン・ミナ
2015年2月8日 TOKYO MXキネマ麹町〔恋と愛のフシギナチカラ特集〕

【あらすじ】
イ・ジファン(クォン・サンウ)はジャッキー・チェン信者の大学生。母親とは幼い時分に死に別れ、男手ひとつで育てられてきた。父(チョン・ギュス)は夢見がちなちゃらんぽらん男で、ジファンは足りない生活費をスタントのアルバイトで補っていた。
チン・ダルレ(キム・ハヌル)はジファンの幼馴染で女優志望。ジファンと同じ大学に通い、ジファンのテコンドー仲間ヨンフン(イ・サンウ)と交際して3カ月になる。女優志望ではあるがあがり症で、なかなか舞台に立つことができない。
そんなジファンとダルレの恋物語。なれ初めから友情、痴話ゲンカに仲直り。そしてジファンは、交通事故で右脚の膝下を失ってしまう…。


前半はライトすぎるライトラブコメ、後半は難病モノである。こういうライトからヘビーへ転向する展開に弱いのか、泣いてしまう。ちくしょう!
クォン・サンウが、というかオカッパ頭のあのキャラが可愛らしく、更に書くなら少年時代のパク・チビンが超可愛い。もうすぐ1歳になる甥っ子も、あんな子に育たないかなあ。
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恋のじゃま者 Nothingin Common

2015年02月18日 12時15分11秒 | 洋画>★★
1986年/米/ゲイリー・マーシャル監督/トム・ハンクス ジャッキー・グリーソン エヴァ・マリー・セイント セーラ・ウォード(シェリル) ベス・アームストロング
2015年2月10日 フジミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
デビッド・バズナー(ハンクス)は陽気な敏腕CMプロデューサー、プレイボーイである。航空会社コロニアルの大型受注を取り付けて調子が良かったが、母(セイント)が家を出たってんで親父(グリーソン)から泣きが入った。仕事に集中したいところだが、父と母双方をなだめ世話をしなきゃならん一人っ子。体が三つ欲しい!
若い頃は営業成績もトップの優秀なセールスマンだった父も今は時代に取り残され、女房に逃げられた上にとうとう仕事まで解雇されてしまった。医者を嫌って糖尿が悪化し目が悪くなり自動車事故を起こすわ、しまいにゃ足の壊死で切断手術を受けるハメに。亭主関白で厳しかった父の衰えを目の当たりにし、デビッドは仕事よりも家族を優先するように意識が変わっていく。ところがクライアントはそんな彼を許さず、遂には解雇されてしまうのだが…。


こんな邦題だからラブコメだろうと思っていると、家族モノなんである。恋の…恋の相手はシェリル(ウォード)か?じゃま者…親父のことか?
トム・ハンクスの若かりしコメディアンぶりが本領発揮な作品で、それこそ立て板に水なマシンガントークは気持ちいい。本編とは関係のない、エンディングのオマケ映像(ドラムスティック芸)もなぜかいい。
それにしてもセーラ・ウォードの扮装には驚いたし、その彼女が取り敢えずヒロインとなったことには正気を疑った。80年代って凄げえなあ。まあ対極にベス・アームストロングというヒロインを据えて、最終的には彼女と所帯を持つのだろうという空気を匂わせて終わったことで<ヒールとしての演出>であることは疑いようがないのだが。近年まれにみる<凄い顔ヒロイン>だった…。
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ゲーム・オブ・デス Game of Death

2015年02月17日 23時09分16秒 | 洋画>★★
2010年/米/ジョルジオ・セラフィーニ監督/ウェズリー・スナイプス ゲイリー・ダニエルズ ゾーイ・ベル ロバート・ダヴィ アーンジャニュー・エリス クイン・ダフィー アーニー・ハドソン
2015年2月7日 テレ東サタ☆シネ

【あらすじ】
CIA工作員のマーカス(スナイプス)は、武器商人フランク・スミス(ダヴィ)のもとへボディガードとして潜入した。彼の任務は、スミスへ資金提供している投資会社レッドベイル社を潰すというもの。マーカスは半年かけて、スミスの忠犬になりすましていた。
レッドベイル(ダフィー)からスミスへの現金引渡しが行われるその日、CIAはその現場を押さえようと接近していた。ところがとんだイレギュラー。マーカスのチームメイツ、ザンダー(ダニエルズ)とフロリア(ベル)が、上司を裏切って私欲に走った。スミスに渡されるはずの1億ドルをかっぱらって、高飛びしようという算段なのでした。更に移動中のスミスが心臓発作で救急搬送、金どころではなくなってしまう。
取り敢えずスミスを確保しようってんで、ザンダーたちは病院に乗り込みマーカスを始末しようとする。スミスの治療にあたっている女医さんレイチェル(エリス)は銃で脅される、地元警察は懐柔されてて出動しない、病院を舞台にマーカスは孤軍奮闘、果たしてザンダーたちの悪だくみは成功するのか。そしてマーカスの正義の行方は…!?


ウェズリー番長渾身のアクション映画。任務は<レッドベイルとスミスを潰せ>というものだったはずだが、もうなんなら最初からスミスさんのボディガードという設定で良かったんじゃないかと思えるほどの忠犬ぶり。「私も護ってもらいたいわ」と言ってくれた看護士さんを護りもせず、ゴメンの一言もない。
驚くべきは病院で、あんなに院内でドンパチやらかしてるのに緊急体制を取るわけでもなく、バトルフィールド以外では通常業務が普通に行われていた。怖いところだ、デトロイトって街は。
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キラー・エリート Killer Elite

2015年02月15日 18時12分32秒 | 洋画>★★
2011年/米/ゲイリー・マッケンドリー監督/ジェイソン・ステイサム ロバート・デ・ニーロ イボンヌ・ストラホフスキー ドミニク・パーセル エイデン・ヤング クライブ・オーウェン フィラス・ディラニ アドウェール・アキノエ=アグバエ
2015年2月2日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
なんかあの当時は、世界的に荒んでいたらしい。
そんな1981年。元暗殺屋のダニー(ジェイサム)は、かつての相棒であるハンター(デ・ニーロ)が囚われてるってんでオマーンに飛んだ。ハンターを捕えていたのは石油王のなんたらいうおじいちゃんで、イギリスの特殊部隊SASに3人の息子を殺されたから報復してくれという。ハンターは600万ドルの報酬が欲しくて依頼を聞かずに請け負ったものの、怖気づいて逃げようとしたらしい。ダニーはハンターを解放してもらうため、代わりに仕事をすることになった。イギリスで!オマーンで!軍隊訓練中で!デイビス(パーセル)とマイヤー(ヤング)の協力のもと、<殺害実行者>のみを<証言を録画>して<飽くまで事故を装い>始末しなければならない命がけのミッション。しかし彼らのミッションの裏に、イギリスとオイルマネーの利権駆け引きがあった…!?


実話ベース。といってもその<実話>を書いたのが殺され損なった4人目の男によるものだから、ダニーの事情がどうのというのが分かるはずもない。
イギリス特殊空挺部隊SASがどうのとかオマーンの内戦がどうのとかいう国際的なアレコレが背景にあるものの、ジェイソン・ステイサムがカッコ良く立ち回るようすが見られるアクション映画として捉えておけばいいか。真面目にイギリスの思惑とか考えると、頭がついていかん。舞台もあちこち飛ぶし。
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そして父になる

2015年02月14日 21時49分11秒 | 邦画>★★
2013年/邦/是枝裕和監督/福山雅治 尾野真千子 二宮慶多 リリー・フランキー 真木よう子 黄升 中村ゆり 田中哲司 樹木希林 夏八木勲 風吹ジュン
2015年2月7日 フジ土曜プレミアム

【あらすじ】
大手ゼネコンネクタイエリートの野々宮良太(福山)には、愛妻みどり(オノマチ)との間に6歳になる愛息慶多(二宮)がいる。
が、青天の霹靂。なんと慶多は実の子ではないという。病院から取り違え事故があったとの連絡があったのでした。本当の子は、群馬の地方都市で家電商店を営む斉木家の長男として育てられていた。
不器用ながらもお行儀良く育てた慶多と、リリー・フランキーのもとでガサツに育った子を交換せねばならない。みどりも「親なら気付くだろ」といった陰口に耐え、仕事に逃げる夫に不満を募らせながら<子の交換>というやるせない問題に頭を悩ませる。
果たしてこの二組の家族は、いかなる術を持ってどう落ち着くのか。親子のあり方、家族を考える。


実話に基づき、現代版にアレンジして創作された脚本。カンヌ映画祭に出品され、審査員賞を受賞したそうな。審査員のスピルバーグさんは子どもが好きだから…あ、リメイクもしてもらえるらしい。
私は子どもがいないので、きっとこの作品の半分も意義を理解できていない。だからこう思う。
改めて交換なんかしないで、そのままお互い養子にでもなればいいじゃん。大きくなればまた心境も変わるんじゃない?
そういうもんじゃないんだろうな。私には「ふたり鷹」くらいでいいか。
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