2018年／邦／植木咲楽監督／高橋彩音 木村知貴 兵藤公美
2022年12月25日 ＴＯＫＹＯ ＭＸ 映画監督への登竜門／ＰＦＦアワード・セレクション
【あらすじ】
エン（高橋）は、プールから現れた。エンを預かることになったのは、プール管理人のソノダ（木村）だった。
似たような境遇の人間はありふれた存在らしく、彼らは一様に水へと帰ってゆく。
ＰＦＦとは、「ぴあフィルムフェスティバル」の略とのこと。俺ら世代は、よくぴあの世話になったもんだ。
で、２０１８年は今作がアワード（って何？最優秀作のこと？）に選ばれたんだとか。
眠いし、退屈でした。生と死をファンタジックに描いてるんだかなんか知らんが、素人役者の学芸会演技を観るって苦痛。配給物資が何かも教えてくれないし、何で花食ってるのかも意味不明。見慣れてる人には、こういうのがいいのかな？
1946年／米／フランク・キャプラ監督／ジェームズ・スチュワート ドナ・リード ヘンリー・トラヴァース ライオネル・バリモア トーマス・ミッチェル ボーラ・ボンディ Ｈ・Ｂ・ワーナー トッド・カーンズ フランク・アルバートソン
2022年12月22日 ＮＨＫＢＳプレミアム プレミアムシネマ
【あらすじ】
１９４５年のクリスマス。ジョージ・ベイリー（スチュワート）は命を断とうとしていた。彼は天性の善人で、天界はこれを看過できず２級天使クラレンス（トラヴァース）を遣わせる。翼も持たないクズ天使だが、クラレンスは＜もしもベイリーがこの世に居なかったら＞という架空の世界を体験させ、奇跡を起こす…！！
超有名タイトルで、本作を観る以前に派生作「天使のくれた時間」やら「カスタムメイド１０.３０」なんぞを観ている。引用だけならもっとあるだろうが、覚えているほど記憶力は良くない。
ジョージの半生を振り返る後半までは退屈で休憩を何度か挟んだが、クラレンスが登場してからの結末に向けてはさすがにウルった。
メアリーさん（リード）ほどの美女が、ジョージがいないだけで行かず後家になってるとは思いませんがね。
2015年／独／オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督／クリスティアン・フリーデル カタリーナ・シュトラー ブルクハルト・クラウスナー ミヒャエル・クランツ ウド・シェンク
2022年12月19日 ＢＳ松竹東急 よる８銀座シネマ
【あらすじ】
１９３９年１１月８日、ミュンヘンでのナチ党演説会場にて、爆破事件があった。ヒトラー（シェンク）を暗殺する目的だったが、偶然にも総統はその場を去った後だった。空港に侵入していたゲオルク・エルザー（フリーデル）が直ちに逮捕され、尋問にかけられる。所属する組織と協力者を吐かせようとしたが、彼は単独での実行を主張した。
７年前。エルザーは実家のごたごたで帰省し、人妻エルザ（シュトラー）と恋仲になり、共和党の仲間と戦争を憂いていた。
これはそんな、女好きの家具職人による幻のヒトラー暗殺計画秘話である…！！
なんか、そんな事件があったらしいぜというのは「ダークサイドミステリー」で観たなあ。もう、あれで十分なんだが。女をたらし込んでどうしたこうしたとか、親父がアル中でなんだかんだとかいう想い出話、要る？
というわけで、半分は昨夜観て眠気に敗北し、二日がかりで観戦した。因みに、総統は殆ど登場いたしません。
2004年／米アニメ／ロバート・ゼメキス監督／トム・ハンクス（唐沢寿明）他
2022年12月24日 ＮＨＫＢＳプレミアム
【あらすじ】
クリスマスイブの深夜、少年は＜ポーラー・エクスプレス＞に乗った。向かう先は北極点、サンタの基地でごさいま〜す。
雪中鉄道大冒険、サンタ基地のプレゼント配送システム、サンタは本当にいるんだ！！
「ラピュタは本当にあったんだ」的な。いやサンタいるし、子供が大人に憧れると「いないと思うほうが大人っぽい」とかに寄っちゃうんだよね。
今年もワタシのところにサンタは来ました。
にゃーと鳴いて。
ここ何か月か来訪のなかった野良猫さんが、先週から急に来るようになったんだよね。これもうサンタが遣わしてくれた天使としか思えなくね！？いやさ、これこそがクリスマスイリュージョン。
ところで、今回の放送は吹き替え版でありました。子役…。悪いのはキャスティングした大人だから、子役は攻めまい。
1993年／仏・英／ベルナルド・ベルトルッチ監督／アレックス・ヴィーゼンダンガー イン・ルオチェン キアヌ・リーヴス クリス・アイザック ラジュ・ラル グラシュマ・マカール・シングー ブリジット・フォンダ
2022年12月17日 ＢＳ１２トゥエルビ 土曜洋画劇場
【あらすじ】
チベットの高僧ノルブー師（イン・ルオチェン）のもとに、高僧ドルジェー師の生まれ変わり候補と目される少年の情報が舞い込んだ。早速お坊様御一行がお迎えに上がった先は、ユナイテッドステイツのシアトル！そこの金髪美少年ジェシー・コンラッドくん（ヴィーゼンダンガー）こそ、その人なんだとか。パパ（アイザック）は納得いかないが、ママ（フォンダ）は結構その気かも？だがひょんな因果で、ジェシーくんとパパがカトマンズへと飛んだ。そこには、ジェシーくんの他にも候補とみなされた少年ラジュくん（ラル）と、少女ギータちゃん（シングー）がいた。果たして、師の生まれ変わりはどの子なのか。一方絵本からのイマジネーションパートでは、ゴータマ・シッダールタ（リーヴス）の生涯も追っかけるよ！
「ビルとテッド」で偉人を集めまくっていたテッドことキアヌが、自ら偉人になるという…パーリオン…？つーか、キアヌ美人だったんだな。
俺ら仏教徒には馴染み深い（ほんとかよ）＜諸行無常＞を、ベルトルッチごときが説こうという…嘘臭え。い、いや、何があったんだベルトルッチ…！
1959年／邦／小津安二郎監督／中村鴈治郎（二代目） 京マチ子 若尾文子 川口浩 杉村春子 笠智衆 浦辺粂子
2022年12月16日 ＢＳ松竹東急 よる８銀座シネマ
【あらすじ】
ドサ周りの嵐駒十郎一座が、１２年ぶりにとある港町へやってきた。この街には、駒十郎（中村）の昔の女お芳（杉村）と、二人の息子清（川口）が住んでいた。すっかり成長した清と、久しぶりの親交を楽しむ駒十郎。清には、伯父であると方便していた。
さて駒十郎は、一座の看板女優すみ子（京）とイイ仲だった。しばしば留守をする駒十郎を不審に思ったすみ子は、お芳と清の存在を突き止め猛喧嘩。果ては一座の女優加代（若尾）を使って、清にハニートラップを仕掛ける。過疎の街で純朴に育っていた清には効果てきめん、しかし加代もまんざらでもなく二人は恋仲に。二人の仲に激怒した駒十郎は別れさせようとするが、逆に駆け落ちする始末。更に座員が身内の有り金を持ち逃げするという事件が発生、一座は解散を余儀なくされる。
お芳と所帯を持とうかという矢先の出来事に、駒十郎の選ぶ道は…。
ＢＳ松竹小津祭り第四弾。他にも「秋刀魚の味」とかあったのだが裏番組の関係で録画できず、これにて小津マラソンはひとまず終了であります。総じて「あんま肌に合わないな」というのがトータルの感想。＜親子愛＞がテーマになっているものばかりというのが、その原因かも知れず。
川口浩も、この頃は探検隊長になるとは思ってなかったろうな（当たり前だ）。
1960年／邦／小津安二郎監督／司葉子 原節子 佐分利信 北竜二 中村伸郎 佐田啓二 岡田茉莉子
2022年12月15日 ＢＳ松竹東急 よる８銀座シネマ
【あらすじ】
三輪氏の七回忌。旧友の間宮（佐分利）、田口（中村）、平山（北）は見惚れたね。娘アヤ子（司）の美しく成長した姿と、未亡人秋子（原）の変わらぬ美貌に！三人はよってたかってアヤ子の嫁ぎ先を世話しようとするが、本人はお嫁に行く気がないもよう。母一人を残したくないのだろうと察した三人は、秋子を男寡婦の平山とくっつけようと画策。一方アヤ子は、間宮の部下後藤（佐田）と縁あって親しくなっていた。母に浮いたハナシがあることを苦々しく感じたアヤ子は、年甲斐もなく反抗期的態度に出る。そんなアヤ子に、親友百合子（岡田）は喝を入れ、尚且つおじさま三人衆にも一撃を加える。果たして秋子とアヤ子は、お嫁に行くことができるのか…！？
ＢＳ松竹小津祭り第三弾。
冒頭から、セクハラオヤジによる会話劇が続く。秋子の「はーゲンナリ」という心の声も聞こえてくるが、このセクハラエロトークは最後まで続くのである。百合子のサッパリとした性格が唯一救いではあるが、秋子は裏も表もなく、いつ如何なる時もおしとやかにして清廉。娘と喧嘩するにも、たおやかである。原節子みたいなのをマドンナにしてたら、そりゃ男は女性に幻想を抱くよ。落語「短命」みたいなくだりもあり、なかなかに失礼な脚本。
1952年／邦／小津安二郎監督／木暮実千代 佐分利信 津島恵子 淡島千景
2022年12月13日 ＢＳ松竹東急 よる８銀座シネマ
【あらすじ】
佐竹茂吉（佐分利）は地方出身ながら、いい企業の部長職である。都内に一軒家を構え、いいとこのお嬢様だったろう妙子（小暮）と見合で結婚して、子はおらず女中を住み込みで働かせるくらいの稼ぎがある。妙子は暇を持て余し、銀座だの温泉だので遊ぶ日々。茂吉の貧乏ったらしさが嫌いで、ことに汁かけ飯を嫌った。
これはそんなとあるおセレブ夫婦の、反発と和解の物語である…？
ＢＳ松竹小津祭り第二弾。何作くらい放送してくれるのか分からんが、軒並み放送時間が長いのでちとゲンナリする。
この時代でこれだけの暮らしをしてる奴って、何も共感できない。
1953年／小津安二郎監督／笠智衆 東山千栄子 原節子 杉村春子 山村聰 三宅邦子 香川京子 中村伸郎 大坂志郎 十朱久雄 東野英治郎
2022年12月12日 ＢＳ松竹東急 よる８銀座シネマ
【あらすじ】
尾道に暮らす老夫婦、平山周吉（笠）と妻とみ（東山）。東京で町医者をしている長男幸一（山村）と、同じく東京でパーマ屋をしている長女志げ（杉村）を訪ねて上京した。だけど子供たちは、自分たちの生活で手一杯。幸一の息子らも塩対応で、どうにも居場所がない。挙句熱海の旅館あたりに厄介払いされ、優しくしてくれたのは戦死した次男の嫁紀子さん（原）だけたった。
へとへとに疲れて、尾道に帰った老夫婦だが…。
初・小津安二郎作品である。へー、これがそうかー。何というか、笠智衆を楽しむ１５０分だった。ひょうひょうとしてるって、こういうことだよね。全国的に爺さんキャラの語尾が「じゃ」になった、原型なのでは？笠智衆色を削ぎ落として、リメイクを作った山田洋次の意図が分からん。むしろ今作の笠智衆みたいなキャラを使って、アクションとかサスペンスとかのむちゃくちゃなコメディを作りたくなるけどなあ。
俺んとこの両親も、もうそろそろ。親が死んだ時の参考資料的に、どうしても観てしまいました。「まだまだ長生きしてよ！」とか、ほんとに長生きされる苦労を知らないから…。
2002年／米／スティーヴン・スピルバーグ監督／レオナルド・ディカプリオ トム・ハンクス クリストファー・ウォーケン ナタリー・バイ エイミー・アダムス マーティン・シーン
2022年12月5日 ＮＨＫＢＳプレミアム プレミアムシネマ
【あらすじ】
フランク・アバグネイル・ｊｒ.（ディカプー）は、１６歳の時転校先の高校で臨時教員に成り済ました。人生初の詐欺行為である。両親（ウォーケン＆バイ）の離婚によって、家出を果たしたフランク。パンナムのパイロットに成りすまし、小切手を偽造し、カール・ハンラティＦＢＩ捜査官（ハンクス）の手をすり抜け、アトランタで医者に成りすまし、病院職員のブレンダ（アダムス）と婚約し、ブレンダの父（シーン）を頼って検事補に成りすまし、ハンラティから逃れてフランスへ。まんまと逮捕され実刑を受けたが、これで終わるフランクじゃない…！？
主人公のアバグネイルという男は実在し、彼の経歴をモデルに制作された作品なんだとか。
度胸があれば何でもできる。こういう人物がいるから、世の中の書類手続きが本人性確認だの暗証番号だので面倒になるのであって。
ディカプー２８歳、まだ＜イケメン枠＞で踏ん張ってます。何はともかく、ロン毛は正義だ。
