暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

マチェーテ・キルズ Machete Kills

2016年09月29日 22時20分05秒 | 洋画>殿堂>その他
2013年/米・ウクライナ・ロシア/ロバート・ロドリゲス監督/ダニー・トレホ ミシェル・ロドリゲス メル・ギブソン デミアン・ビチル アンバー・ハード ソフィア・ベルガラ カルロス・エステベス &トム・サヴィーニ アントニオ・バンデラス アレクサ・ヴェガ
2016年9月28日 テレ東午後のロードショー〔バイオレンス・ワールド!〕

2周目

試写会で観て以来の2周目観戦。やっぱり本編シナリオはガチャガチャなのだが、それがこの<グラインドハウス的>作品のミソでもあろう。と、好意的に取っておく。
なんつっても架空の予告編「マチェーテ・イン・スペース」のバカバカしさと、オープニングクレジットのカッコよさはやはりロドリゲス印。テレビ放送故か、「3Dメガネ着用サイン」のネタはカットされてしまった。一応今放送を保存しておくけど、見かけたらソフト購入しようかな。
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俺たちダンクシューター Semi-Pro

2016年09月28日 22時02分13秒 | 洋画>消化試合>SNL
2008年/米/ケント・アルターマン監督/ウィル・フェレル ウディ・ハレルソン アンドレ・3000 モーラ・ティアニー ウィル・アーネット デヴィッド・ケックナー パティ・ラベル ジャッキー・アール・ヘイリー ピーター・コーネル 
2016年9月17日 フジミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
1976年、ミシガン州フリント。一発屋の元スター歌手ジャッキー・ムーン(フェレル)は、プロバスケットリーグABAの<トロピックス>オーナーにして監督、そして選手も兼任していた。しかしそんないい加減なチームだから当然弱小、人気もイマイチ。経営も火の車なのだった。
そんな折、ABAに大事件。NBAに吸収されることが決まり、ABAからはホーム観客動員が毎回2000人達成できた戦績上位4チームのみが生き残れることになった。焦ったジャッキーは、急きょ地元出身のNBA優勝経験者エド・モニックス(ハレルソン)をトレード。とは言ってもエドは万年補欠のポンコツで、チームメイトからあまり歓迎されなかった。それでもなんだかんだあって、勝つためにはということでコーチをジャッキーからエドに交代。遊び半分のチームは、スポ根注入で連勝街道に乗る。
いよいよ4位が射程に入るが、コミッショナー会議でNBA吸収バナシは消滅してしまった。がっかりのトロピックス。エースも敵チームに放出し、他のチームメイトたちも就職活動開始。だけどトロピックスは死なず。最後の一戦、4位を賭けた<メガ・ボウル>は絶対勝利するぞ…!!!


ウィル・フェレルの「俺たちシリーズ」第3弾。といっても「俺たち」は配給側の勝手な命名で、別にシリーズでもなんでもないのだが。
内容的には、へっぽこチームが上位を目指して快進撃する「メジャーリーグ」とほぼ同じなのだが、まあこういうのは古典落語みたいなものと思えばよくて、面白ければ勝ちである。
因みに同年、お友達のベン・スティラーが「トロピック・サンダー」を撮っており、チーム名<トロピックス>はこれに連動した遊びであると思われる。こーいうのに同人回路脳は弱い。
仕事で凹んでいたので「ウィルちゃん助けて!」と泣きつくように観たのだが、正解だった。元気になりました。
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キット・キトリッジ/アメリカン・ガール・ミステリー Kit Kittredge: An American Girl

2016年09月27日 22時10分23秒 | 洋画>★★★
2008年/米/パトリシア・ロゼマ監督/アビゲイル・ブレスリン ジュリア・オーモンド クリス・オドネル マックス・シエリオット スタンリー・トゥッチ ジョーン・キューザック
2016年9月12日 日テレ映画天国

【あらすじ】
1934年5月。シンシナティーに住む少女マーガレット・ミルドレッド・キトリッジ通称<キット・キトリッジ(ブレスリン)>は、新聞記者を夢見てタイプライターを叩いては新聞社に押し掛ける日々を送っていた。時まさに大恐慌時代。同級生の中にも親が失業する子が出始め、街に放浪労働者<ホーボー>が現れるようになった。
そして遂にキットの父(オドネル)も、シカゴへ出稼ぎに出ることに。家では下宿人を置き、家賃収入をアテにするようになった。
そんな中、キットはホーボー少年ウィル(シエリオット)と仲良しになる。友人らとホーボーコミューンへ遊びに行ったりもした。そして友人ルーシーの家に、そしてキットの家にも強盗が入る。警察はホーボーであるウィルを疑った。だがウィルを信じるキットは、真犯人を捕まえるため記者魂を発揮。下宿人のマジシャン(トゥッチ)を訪ねてきた、サル連れの男に怪しいニオイ。果たしてキットは、真犯人をつき止めウィルを、ホーボーの皆さんを救うことができるのか。そして父の帰還は…!?


「アメリカン・ガールシリーズ」というのがあるらしく、本作はその4作目なんだそうな。といっても主人公は毎回変わるようで、ここにきて子役の大物アビゲイル・ブレスリン登場。
小学館の学年誌漫画「おはよう!姫子」的展開で、暗い時代ながらもライトに楽しめる。なんつっても<ホーボー>なる人々の存在を認識できたことは、単純に勉強になった。いや、これ見ただけで分かったつもりになってもいけないが。
しかしお母さん(オーモンド)いい人だなあ。いい人すぎて、気持ち悪いくらい。
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ロビン・フッドの戦い Beyond Sherwood Forest

2016年09月26日 22時24分26秒 | 洋画>★
2009年/カナダ/ピーター・デルイーズ監督/ロビン・ダン エリカ・デュランス マーク・ギボン リチャード・デ・クラーク ジュリアン・サンズ キャサリン・イザベル デビッド・リッチモンド=ペック/TVM
2016年9月9日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
1174年イングランド。ロバートの父親は、不死身の竜女アリーナ(イザベル)を助けようとして同僚のマルコム(サンズ)に殺された。マルコムは手負いのアリーナを幽閉、ジョン王子(ペック)の元で出世する。
時は流れて15年。ロバートはロビン・フッド(ダン)となり、富める者から奪い貧しき者に分け与える義賊となっていた。ロバートの幼馴染メイド・マリアン(デュランス)は政略結婚でオーストリアへの嫁入りが決まるが、それは嫌なので脱走した。そして思いがけずロビンとなったロバートと再会。行動を共にする。ロビンはジョン王子の宝石箱を盗み、怒りを買ってアリーナドラゴンの出動。なんとか振り切るが、タック修道士は命を落とす。「ダークウッドの人に会え」という託宣を受けたロビンは、リトル・ジョン(ギボン)、ガレス少年、肉屋のウィル(デ・クラーク)、そしてマリアンと共に森へ向かう。森には異世界の通路があり、その向こうが<ダークウッド>であった。そしてアリーナは、ダークウッドからやってきたワケアリの竜だったのでした。なんだかんだあって、人に会って実を取って外に出たらマルコムに捕まって、父の仇マルコムと決闘をするロビン。果たして戦いの行方は…!?


あらすじ書いてみるも、やっぱりイマイチ分からない…。そもそも<ロビン・フッド>が分からないのだから致命的である。「ロビンとマリアン」で勉強したんだけどなあ。
で、「ロビン・フッドに竜が出るのかよ!」とズッコケはしたが、そもそも実在の英雄譚ではないためそのくらいのことは問題なさそうだ。ファンタジーRPGの雰囲気。
今回もリトル・ジョンはイイ奴だった。
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たまこラブストーリー

2016年09月25日 22時13分56秒 | 邦画>★★
2014年/邦アニメ/山田尚子監督/洲崎綾 田丸篤志 藤原啓治 金子有希 長妻樹里
2016年9月16日 TOKYO MX

【あらすじ】
アニメ「たまこまーけっと」のその後を描く。
デラやチョイなど南の島のお客様がたが帰国し、日常を取り戻したうさぎ山商店街。餅屋の長女北白川たまこ(洲崎)は、高校3年生になりました。バトン部のフェスティバル出場に向けて、キャッチの特訓中。
そんな中、たまこの幼馴染でお向かいのライバル餅屋の息子もち蔵(田丸)が、ついにたまこに愛の告白。予期せぬ出来事にたまこはパニック、もち蔵病になってしまう。折しももち蔵は、東京への進学を決めたところ。いつまでも商店街での日常が続くと、漠然とした未来を描いていたたまこ。果たしてたまこは、もち蔵と向き合えることができるのか…!?


「転がれ!たま子」や「もらとりあむタマ子」の他に、「たまこ」タイトルの作品がまた出た…と思ったらそうか、たまこまーけっとか。忘れてた。
実は以前から「京都アニメーションは凄い」という噂だけは聞いていて、アニメチェックを始めてまず体験した京アニ作が「たまこまーけっと」だったのである。途中からの観戦だったため本来の物語はよく分からないが、デラちゃんがいてこその「たまこ」のつもりだったのだが。こんな高校生の青臭い恋バナ(というほどの恋バナでもない)で終わってしまうとは思わなかった。
ちなみに、同時上映のショートフィルム「南の島のデラちゃん」も、きっちり放送してくれました。
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キング・ソロモンの秘宝2/幻の黄金都市を求めて ALLAN QUATERMAIN AND THE LOST CITY OF GOLD

2016年09月24日 21時53分25秒 | 洋画>★
1986年/米/ゲイリー・ネルソン監督/リチャード・チェンバレン シャロン・ストーン ロバート・ドナー ジェームズ・アール・ジョーンズ ヘンリー・シルバ
2016年9月6日 テレ東午後のロードショー〔シャロン・ストーン特集!!〕

【あらすじ】
クォーターメイン(チェンバレン)の仲間が、謎の布被り族に襲われ殺された。同行しているはずの弟が心配なクォーターメインは、ジェシー(ストーン)とのアメリカ行きを蹴って東アフリカへ向かう。手がかりは、黄金のコイン。拗ねたジェシーも引き返し、情報屋のスワーマ(ドナー)、斧戦士ウンスロポガース(ジョーンズ)と共に黄金都市を目指す。
地割れトラップ!白塗り族!川下り洞窟に火柱!遂に見つけた黄金都市で、クォーターメインは弟ロブソンと再会する。そこは司祭エイゴン(シルバ)が黄金で支配する、平和で醜悪な都市だった。防弾布地で神様か悪魔かと恐れられたクォーターメインだが、エイゴン軍に襲撃されて絶体絶命。果たして武器尽きたクォーターメインは、エイゴン軍を退けることができるのか…!?


今度はオールシネマ様「全ての面で前作をも下回っている困った作品」とこれまた辛口。原題は「キング・ソロモン」から「アラン・クォーターメイン」に改まり、ますますインディ・ジョーンズへの乗っかり具合が増す。
黄金都市は白人居住区でもあるのだが、なぜそんなことになってるのかの説明はなし。ロサンゼルスで売られている美味しそうな果物が供されたりとか、異国ムードも糞もない。黒人を野蛮に描くのはやめましょう。
余談だが、リチャード・チェンバレンが板尾創路に見えてしょうがなかった。
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ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝 King Solomons Mines

2016年09月22日 22時08分23秒 | 洋画>★
1985年/米/J・リー・トンプソン監督/リチャード・チェンバレン シャロン・ストーン ケン・ガンプ ジョン・リス=デイビス ハーバート・ロム
2016年9月5日 テレ東午後のロードショー〔シャロン・ストーン特集!!〕

【あらすじ】
考古学者ヒューストンは、<キング・ソロモンの秘宝>の地図読解のためトルコ人ドガティー(デイビス)とドイツ帝国軍大佐ボックナー(ロム)によって拉致拘束されていた。教授の娘ジェシー・ヒューストン(ストーン)は、アラン・クォーターメイン(チェンバレン)に案内を頼み父を捜してアフリカにやってきたのだった。
口の堅い教授に業を煮やしたボックナーたちは、ジェシーも誘拐して拷問に利用しようとした。しかしクォーターメインがそれを許さず、ジェシーとアランは教授を追って、そしてキング・ソロモンの洞窟を目指して冒険をする。
クルマで!列車で!戦闘機で! 土人に捕まり釜茹での危機、ワニに祈祷師カラクリ洞窟、現地ガイドのウンボポ(ガンプ)は乗り物嫌い、シバの女王はジェシーにクリソツ、怪物の餌食を回避してお宝を守ることができるのか…!?


インディ・ジョーンズヒットを受けての乗っかりムービー。ではあるものの、実は何度か映画化されている冒険小説のリメイク作なんだそうな。
しかしオールシネマ様をして「安っぽい効果と要領を得ない演出が退屈」「この出来は酷い」と言わしめラジー賞受賞(ワースト助演男優賞・ワースト音楽賞/ジェリー・ゴールドスミスなのに)。〔シャロン・ストーン特集〕でこのシリーズ2作を持ってくるのも、何か午後ロードのやむに已まれぬ事情を感じざるを得ない。
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超高速!参勤交代

2016年09月16日 22時25分39秒 | 邦画>★★
2014年/邦/本木克英監督/佐々木蔵之介 深田恭子 伊原剛志 西村雅彦 寺脇康文 上地雄輔 石橋蓮司 陣内孝則 市川猿之助
2016年9月7日 テレ東水曜エンタ

【あらすじ】
時は享保徳川吉宗の時代。磐城湯長谷藩(ゆながやはん)1万5千石の藩主内藤政醇(まさあつ/佐々木)は、参勤交代の長旅から帰ってきて一息ついたところだった。
ところが、幕府から再び5日以内に参勤せよとの命令が下る。普通なら8日がかり、400両弱の費用が掛かるところ。人手も資金もないが、叛けば藩お取り潰しは必至。もとより参勤を命じた松平信祝(のぶとき/陣内)はそのつもりで無理を言ったのだった。
藩のために、政醇は走る決意をする。それを知った戸隠流の忍者雲隠段蔵(伊原)は、藩の弱みに付け込み協力する体で俸禄を掠める算段をした。
金なし、人なし、時間なしの参勤が、今始まる…!!!


うーむ。「詰まらない」と言って切り捨てるほどでもないが、少なからぬガッカリ感を与えられた作品。タイトルや宣伝からバカ時代劇を期待し過ぎてしまい、意外にマトモな水戸黄門的内容に肩透かしを食らった。
佐々木蔵之介が、田中裕二に似てる。ていうか、冨永くんにくのいちやらせるとか、ズルいっしょ!
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ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で IN THE LAND OF WOMEN

2016年09月07日 22時15分29秒 | 洋画>★★
2007年/米/ジョナサン・カスダン監督/アダム・ブロディ クリステン・スチュワート メグ・ライアン オリンピア・デュカキス マッケンジー・ヴェガ ダスティン・ミリガン
2016年9月5日 日テレ映画天国

【あらすじ】
カーター(ブロディ)は26歳、映画の脚本家を目指しつつ、ポルノライターで生計を立てている。恋人で女優のソフィアにふられて凹み、仕事にも煮詰まってミシガンのおばあちゃん(デュカキス)家に逃避した。おばあちゃんは少々ボケが入っていて、もうすぐ死ぬという妄想に取りつかれていた。
おばあちゃん家のお向かいには、娘二人がいるご家族ハードウィック家があった。ここの奥さんサラ(ライアン)は、乳がんを患っていた。その不安な心情をなぜかカーターに相談、カーターは憂いの美人妻にむくむくする。
サラの信頼を得て、娘ルーシー(スチュワート)&ペイジ(ヴェガ)の子守りをするカーター。ルーシーは、アメフト部の花形ナルシストゲイブが好きだとか、父が浮気してるだとかいう相談をする。ルーシーに惚れてるエリック(ミリガン)がカーターに牽制をかけるだとかいうイベントも。
いよいよサラが入院することに。カーターはソフィア、サラ、ルーシーという世代別美女と微妙な距離感に置かれていた。果たして彼の取るルートはいずこ…!?


上記では3人としておいたが、実はペイジにも好かれていたのである。主人公はシナリオライターだから、ひょっとしたら脚本を書いた監督自身が自らをモデルにした空想かも…と考えると、「モテ妄想もたいがいにしろ!」と言いたくなる。まあ真相は不明だが。
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エージェント・ハミルトン/祖国を愛した男 HAMILTON - I NATIONENS INTRESSE

2016年09月06日 22時02分17秒 | 洋画>★
2012年/スウェーデン/キャスリン・ウィンドフェルト監督/ミカエル・パーシュブラント サバ・ムバラク ペルニラ・アウグスト ジェイソン・フレミング レイモンド・フィアロン
9月4日 TOKYO MXキネマ麹町〔“スウェーデン版007”エージェント・ハミルトン〕

【あらすじ】
スウェーデンの特別諜報員であるカール・ハミルトン(パーシュブラント)は、テロリストと武器の売買をしているロシアのマフィア組織に潜入する。だが謎の武装集団に襲撃され、ハミルトンを除いた組織のメンバーが殺害されてしまった。武装集団は武器を奪い逃走。テロリストたちによる陰謀の情報をつかんだハミルトンは、祖国の危機を救うために世界中を奔走することになる。
<オールシネマ様より引用>

スウェーデンの兵器メーカー<ノードフォース>だの、アメリカの武器密売組織<セクトラゴン>だの、テロ組織<アルシャバブ>だの、いろいろメモは取っていたがもう面倒なのであらすじは他人任せにする。要するに、イギリスや米国の諜報員はジャンジャカ人を殺すけど、スウェーデンのそれは余程のことがないと殺さない、っつってんのに反射で恋人を殺しちゃった主人公の苦悩が描かれていて云々、なハナシなわけであろう。ゴルゴ13の第一話を彷彿とするじゃん。
主演のミカエル・パーシュブラントは、マイケル・キートンをダニエル・クレイグにしたような感じである。スウェーデンじゃ人気のスターさんなのか?
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