暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

犬猫

2014年04月20日 22時09分20秒 | 邦画>★★
2004年/邦/井口奈己監督/榎本加奈子 藤田陽子 西島秀俊 小池栄子 忍成修吾
2014年3月2日 TOKYO MXシアター092〔ガールズムービー特集〕

【あらすじ】
スズ(藤田)は、同棲中のオトコ古田(西島)からちと離れたくなって家出した。友人アベチャン(小池)のアパートを頼るが、彼女は写真留学をするとかで明日には中国に旅立ってしまうとのこと。アベチャンは留守中の部屋をヨーコ(榎本)に預けることになっていたので、スズはヨーコと暮らすことになってしまった。
コンビニでバイトするヨーコは、同僚の三鷹君(忍成)のことが気になる模様。一方スズは、バイトで犬の散歩をすることになった。スズに出て行かれた古田は、彼女を探してアベチャン宅を訪問。
ヨーコと三鷹、スズと古田、スズと三鷹、ヨーコと古田…。ヨーコとスズは、微妙に危なっかしい距離感で同居を続ける。


どうやら井口奈己(なみ)監督は小津安二郎をリスペクトしているようなのだが、残念ながら小津作品未経験の私には<淡々とした映画>という以上の感想が出てこない。
女子力パラメータの高いスズに肩入れできもしなければ、一見男前のようで男に振り回されがちな恋愛好きのヨーコにシンパシーを感じることもできず…。古田にしろ三鷹にしろ、二人で取り合うほどの魅力もないし、この人たちはこの作品の中でいったい何をやっていたのだ。監督は男性不信か。
まあ一般局では放送されようもないこんな作品が放送されるってのが、MXのいいところだ。貴重な体験をありがとう…?
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