1991年/邦/黒澤明監督/村瀬幸子 吉岡秀隆 大寶智子 鈴木美恵 伊崎充則 井川比佐志 根岸季衣 河原崎長一郎 茅島成美 リチャード・ギア
2024年8月9日 BS松竹東急 よる8銀座シネマ
【あらすじ】
ある夏休み。長崎市街から少し離れた山村に住む老女・鉦(村瀬)のもとに1通のエアメールが届く。ハワイで農園を営む鉦の兄・錫二郎が不治の病にかかり、死ぬ前に鉦に会いたいという内容で、鉦の代わりに息子の忠雄(井川)と娘の良江(根岸)がハワイへ飛んだ。そのため4人の孫が鉦のもとにやって来た。ハワイから忠雄の手紙が届き、錫二郎が妹に会いたがっているため、孫と一緒にハワイに来てほしいと伝えてくるが、鉦は錫二郎が思い出せないとハワイ行きを拒む。都会の生活に慣れた孫たちは田舎の生活に退屈を覚えていたが、原爆ゆかりの場所を見て回ったり、祖母の原爆体験の話を聞くうちに、原爆で祖父を亡くした鉦の気持ちを次第に理解していった。
やがてハワイ行きの決断を促す手紙が届き、鉦は原爆忌が終わってから行くことを決意し電報を出す。それとすれ違いに忠雄と良江が帰ってくる。手紙に原爆のことが書かれていたのを知った2人は、アメリカ人に原爆の話をしたらまずいと落胆する。そこへ錫二郎の息子のクラーク(ギア)が来日する。空港に出迎えた忠雄も孫たちもその意図を理解できず、孫たちは心配からか空港を逃げ出す。しかしクラークは「ワタシタチ、オジサンノコトシッテ、ミンナナキマシタ」と語り、おじさんが亡くなったところへ行きたいと頼む。その夜、庭の縁台でクラークは鉦に、おじさんのことを知らなくて「スミマセンデシタ」と謝る。鉦は「よかとですよ」と答え、2人は固い握手を交わす。
8月9日、鉦は念仏堂で近所の老人たちと読経をあげていた。クラークは父の死去を伝える電報を受け取り、急遽帰国する。鉦はやっと錫二郎を思い出し、その死を悲しんだ。それから鉦の様子がおかしくなり、忠雄を錫二郎と間違えたり、雷雨の夜に突然「ピカが来た」と叫ぶ。翌日、キノコ雲のような雷雲が空に広がり、鉦は長崎の方へ駆け出して行く。豪雨となり、孫たちや息子たちは祖母を追いかける。そこにシューベルトの「野ばら」の合唱が流れる。
<ウィキペディア様より引用>
あーだるかった。黒澤明だから観たけど、冒頭30分の説教臭さで流し見にシフト。リチャード・ギアが出てくる頃には画面すらほぼ観てない始末。戦争被害者に心を寄せられないなんて、俺は人として失格だな。というか、長崎原爆モノなら黒木和雄のほうが良い。