暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

タイムライン Timeline

2013年10月31日 22時13分01秒 | 洋画>★★
2003年/米/リチャード・ドナー監督/ジェラルド・バトラー ポール・ウォーカー アンナ・フリエル フランシス・オコナー ビリー・コノリー ニール・マクドノー デヴィッド・シューリス イーサン・エンブリー ロシフ・サザーランド マートン・コーカス マイケル・シーン ランベール・ウィルソン
2013年 テレ東サタ☆シネ

【あらすじ】
インターナショナル・テクノロジー・コーポレーション略称<ITC>は、物質転送の技術を研究中、偶然にも過去へのワームホールを繋げてしまった。転送機は14世紀のフランスはカステガール、百年戦争の舞台となる砦付近とのステーションになったのである。
ITCはこの時代の研究者ジョンストン教授(コノリー)を雇い中世のフランスに送り込むが、教授の弟子ッコマレク(バトラー)らは遺跡の中から教授の救助要請文書とメガネのレンズを発見する。
こうしてマレクら弟子ッコ数名と教授の息子クリス(ウォーカー)、そしてITCの社員数名で教授の救出に向かうことになりました。時はまさにカステルガール砦の攻防を迎える前夜。マレクはこの戦でキモとなる<レディ・クレア(フリエル)>と出会い、恋に落ちた。仲間の何人かは英国兵に殺されるし、手榴弾を持ったまま<帰るボタン>を押した仲間によってITCのステーションが壊れてしまうというハプニングも!果たして彼らは教授を救い、歴史を越えて現代に帰ってくることができるのか…!?


使い古されたタイムトラベルモノながらよくあるパラドックスに悩まされることなくスンナリ観戦できたのは、ひとえに原作者マイケル・クライトンの手腕によるものと思われる。さすが物理学者だけあって、耳慣れないそれっぽい単語を駆使して大衆を丸め込むのはお手の物だ。まあ内容は古い少女漫画家でも同じことを思いつく程度のプロットではあるが、日本人である私にはあまり馴染みのない<百年戦争>を舞台に取り上げてくれていて新鮮であった。
主演は明らかにジェラルド・バトラーなのだが、日本における知名度の差かはたまた俳優番付の故か、助演のはずのポール・ウォーカーの方がキャスティングの上位に配されていたりする。更にポールの吹き替えは玉木宏だった。
まあ玉木はそこそこ上手い(「マダガスカル」の実績もあるし)から良いのだが、レディ・クレア役を上原美佐とかいうド素人がやっていたのには辟易とした。
フランス語が喋れるからって連れてったはいいが早々に殺されてしまう役だったロシフ・サザーランドは、サザーランドファミリーの一員らしいがどういう血縁かは不明。

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幸せのジンクス Something Borrowed

2013年10月30日 22時38分11秒 | 洋画>★★
2011年/米/ルーク・グリーンフィールド監督/ジニファー・グッドウィン ケイト・ハドソン コリン・エッグレスフィールド ジョン・クラシンスキー スティーヴ・ハウイー
2013年10月14日 日テレ映画天国

【あらすじ】
レイチェル(グッドウィン)とケイト(ハドソン)は、性格はまったく違うが幼馴染の親友。レイチェル30歳の誕生日パーティーで、ケイトは婚約を発表した。相手は、レイチェルの法科大学在籍中に仲良くなったキャンパスメイトデックス(エッグレスフィールド)。実はレイチェルは、ハンサムすぎるデックスに気後れして気持ちを押し殺してきたが、彼に片想いしていたのだった。
ところが直後、何故かレイチェルとデックスは一線を越えてしまう。よくよくデックスのハナシを聞いてみれば、デックスのほうでもレイチェルに岡惚れしてたんだとか。
彼女たちの旧友イーサン(クラシンスキー)、レイチェルに言い寄るスチャラカ男マーカス(ハウイー)、友情と恋心の狭間で揺れ動く三十路ラブスクランブルの行方や如何に…。


何がジンクスだったのか、誰か教えてくれよ。
って、さらりと調べた感じでは、向こうじゃ結婚式に<4つの幸せのジンクス>とやらがあるらしく、その中のひとつが<Something Borrowed=借り物>ということで原題と合致する。しかしそれとても、何をもって<借り物>と位置づけていたのかイマイチ不明。オトコ?デックスのことか?女回路脳だと、ここらへんピンとくるのかね。
まあ途中までは、デックス一筋で一途なレイチェルに肩入れしてもいたのだが、土砂降りの告白でデックスにふられたあたりから雲行きが変わる。この男ロクなもんじゃない!で、変わって株が上がるのがイーサン。デックスは結局ケイトと別れることになるのだが、その時私は「両天秤のイケメンが両方からふられやがった!ヤリー!!!」と歓喜を上げたのに。
結局レイチェルはイーサンを取らず、デックスとめでたしとなる。何この脚本。何が言いたかったの。納得いかんなー。
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ニライカナイからの手紙

2013年10月29日 22時25分31秒 | 邦画>★
2005年/邦/熊澤尚人監督/蒼井優 平良進 南果歩 金井勇太 斎藤歩 前田吟
2013年10月14日 TOKYO MX

【あらすじ】
舞台は沖縄の竹富島。風希(フウキ)が6歳の時に、母(南)は単身東京に行ってしまった。幼くして父を亡くしていた風希は、郵便局員であるおじい(平良)と二人きりで暮らすことになった。必ず帰ると約束した母は、いつまで経っても戻ってこなかった。しかし年に一度、風希の誕生日に母から手紙が届くのだった。
写真家だった父が遺したカメラに興味を持つようになった風希は、18歳の誕生日を迎えて蒼井優になった。20歳になるまで島を出るなと言われていた風希だが、カメラマン助手のツテが見つかったことを機に上京する。
仕事の合間に母の行方を探しもするが、差出人住所はなく消印だけが頼りではどうにもならない。19歳の誕生日にもらった母からの手紙には、20歳の誕生日に待ち合わせの約束が書かれていた。果たして二人の再会の行方は…。


なんだこれ。郵政民営化後押しプロパガンダ映画か?<手紙>を届けるんじゃない、<心>を届けるのだ、みたいな…どっかの宅配業者か。
タイトルからズバリ、母ちゃんは死んでるんだろうなという予想はつくのだが、まさかヒネリなくそのまま落とすとは夢にも思わなかった。気づかなかったのは娘だけ、ってどんだけ鈍いんだよ娘!
ていうかそれでいいんかという気もするでしょ。二親亡くすのは確かに子供にとって辛いことかもしれないけど、看取ってあげることもできず、弔ってあげることもできず、供養してあげることもしてやれなかった14年間。立場が逆なら怒るんじゃないか?
で母ちゃんの病気というのが、やはりその母を亡くしたのと同じ病気らしいんだ。ということは娘風希にも発症する可能性が高いものと考えられるのだが、その辺の警鐘はまったく行われていない。ラストなんか20歳を目前に、風希を病死させてもいいんじゃないかとさえ思ってしまったよ。
「竹富島には<うつぐみの心>というものがあります」なんて解説を冒頭で入れといたって、そんなもんなんの感動を呼ぶ演出にもなりゃしない。本当に風季は可哀想だったのか。孫娘にまで捨てられたおじいこそ、主人公として描いて欲しかったさー。
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エレクション Election(黒社會)

2013年10月28日 22時27分39秒 | 洋画>★★★
2005年/香港/ジョニー・トー監督/サイモン・ヤム レオン・カーフェイ ルイス・クー ウォン・ティンラム マギー・シュー
2013年10月13日 TOKYO MXシアター092〔香港映画特集〕

【あらすじ】
<和連勝会>は、香港で100年以上の歴史を持つ老舗やくざ。2年ごとの選挙で<会長>を選出するシステムで、今度の選挙には人情に篤いロク(ヤム)と商売上手だが暴力支配のディー(カーフェイ)の一騎打ちだった。
なんだかんだで選挙にはロクが勝利したが、会長に就任するためにはその証たる<竜頭棍>を手にせねばならない。会長の座を巡るいざこざの顛末と就任式、そしてその後の意外な展開の行方は…!?


ジョニー・トーって、先日観た「僕は君のために蝶になる」の監督?同姓同名なんじゃなくて?なんてこった。こんな実録やくざシリーズみたいなカッチョイイ作品作ったお方が、あんなリー・ビンビン映画撮らされるんだ。香港は怖いなあ。
やくざに知り合いはいないし付き合いたくもないけど、やくざの存在意義について割と真面目に考えてしまいました。どこの社会にもあるもんね。下手に暴対法で<やくざ>を排除しちゃったが故の弊害ってのもあろうなあ。結局悪い奴ってのはいなくならないのだから、暴力による制御がなくなってよりタチが悪くなってるような気もするし。
ハリポタやらジブリやらだけ見てたら、そんなことは考えなくて済むんだろうけど。って、もう作品の感想じゃないな。
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ニューヨークの恋人 KATE & LEOPOLD

2013年10月27日 22時34分41秒 | 洋画>★★
2001年/米/ジェームズ・マンゴールド監督/メグ・ライアン ヒュー・ジャックマン リーヴ・シュレイバー ブレッキン・メイヤー ブラッドリー・ウィットフォード
2013年10月12日 テレ東サタ☆シネ

2周目

なんか前回は、半端に見始めて全部見てなかったような気がしてたので改めて観戦しようと思ったのだけど。どうやら完全2周目だったようです。まあ前回の時はリーヴ・シュレイバーはおろかヒュー・ジャックマンすら認識がなくて、そのくせブレッキンの出演に喜んでいた訳だけども。
まあなんつーか、SFとしてもロマンスとしてもお伽噺の域を出ない設定で、ケイトに見限られちゃった現代コミュニティの全ての皆さんにお悔やみを申し上げます。お父さんお母さんには何て説明したんだよ、チャーリー!
しかし王子様は、やっぱブサイクを選んではくれないのだ。生きる希望を失うね。
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ハリー・ポッターと賢者の石 Harry Potter and the Philosopher's Stone

2013年10月26日 22時03分38秒 | 洋画>★★
2001年/米/クリス・コロンバス監督/ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン リチャード・ハリス マギー・スミス ロビー・コルトレーン アラン・リックマン ハリー・メリング 
2013年3月15日 日テレ金曜ロードSHOW!

3周目くらいか?

今回金曜ロードショー…じゃなかったロードSHOW!(←ダサ…)が、2013年ハリポタ祭りということでシリーズ全作品放送してくれるとのこと。春からぽつぽつと放送してくれていたのを録りためていて、ようやく最終作に到達しようという段階までやってきた。まあ折角だから通しで観てやるかと思いつつ、ハリポタは1本の放送時間が長いから、こっちも暇な休日あたりを狙ってぽつぽつでしか観られないや。スポンサーが食いつくコンテンツなんだろうなあ、CMタイムも長い!

で第1作は久々なもんで、分かっちゃいるけど子役たちの幼さに感動を覚える。かーわーいーいー。甘ったれる親のいない環境というのがいいのか、純粋に少年少女たちの奮闘を応援できる。ショタの血が目覚める。ポッちゃんが超可愛い。あー俺もあの頃に戻りたい。昭和57年に帰りたい。
あとスネイプ先生やっぱしカッコイイ。…て、感じかな。
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キッズ・リターン

2013年10月25日 21時53分21秒 | 邦画>殿堂
1996年/邦/北野武監督/金子賢 安藤政信 柏谷享助 石橋凌 寺島進 山谷初男 モロ師岡 森本レオ &北京ゲンジ
2013年10月10日 テレ東午後のロードショー〔「キッズ・リターン/再会の時」公開記念!!〕

【あらすじ】
マーちゃん(金子)とシンジ(安藤)は、久々に再会した。自転車に二人乗りして、懐かしい高校時代を思い返す。
カツアゲ、イタズラ、漫才ごっこ。クラスメイトのワタナベ(柏谷)が喫茶店のサチコさんにラブレターを渡したこと、ラーメン屋でやくざに声を掛けてもらったこと。
ある日カモの助っ人に負けたことから、マーちゃんはボクシングジムに入門した。シンジも追っかけ入門した。だがボクシングセンスはシンジのほうがあったようで、兄貴面していたマーちゃんはすぐにシンジに勝てなくなった。マーちゃんはボクシングを辞めて、やくざになった。
シンジはその後もボクシングを続けていたが、ハヤシ(師岡)という先輩に堕落させられ勝てなくなった。シンジもボクシングを辞めた。チンピラになったマーちゃんもしばらくは調子良くランクを上げていったが、結局ヘタを打って指を詰めることになった。
二人の人生は、まだ始まっちゃいない。


評判は聞き及んでいたが、あまり北野映画にシビレたことがないので期待はしていなかったのだが。
なんて書いて良いか分からないけど、要するに印象的な作品だった。身につまされるというか。そうそう、高校生くらいの時までは、努力なんかしなくても天下取れると思い込んでたっけな。結局努力をするというスタートラインにも立たず、私は逃げてしかいない。
でもマーちゃんは言ってくれるんだよ。「まだ始まっちゃいねーよ」と。まあこんなこと書いてたら、たけしさんには怒られるんだろうけどね。
ところで、北京のお二人が出演しておりましたが、彼らを見ると思い出す知り合いがいて…どうしてるかな、彼女。しんみり。
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僕は君のために蝶になる Linger(蝴蝶飛)

2013年10月24日 22時18分23秒 | 洋画>★
2008年/香港/ジョニー・トー監督/リー・ビンビン ヴィック・チョウ ウォン・ユーナン ユウ・ヨン
2013年10月6日 TOKYO MXシアター092〔香港映画特集〕

【あらすじ】
エンジャ(リー)は、大学クイーンからカレシであるアトン(チョウ)を寝取った。しかしなんだかんだの痴話喧嘩の末、二人は交通事故に遭う。エンジャは助かったが、アトンは死んだ。
約3年後。エンジャは弁護士助手として社会人デビューしていたが、精神的に不安定で通院中。薬物への依存がそろそろ限界と医師に通告され禁ヤクを始めた直後、彼女の周辺にアトンが現れるようになった。
一方で、エンジャのボスが弁護を雇われた青年シュー(ウォン)が、図々しくもエンジャにぐいぐい迫ってきた。
アトンの生前の想い、エンジャの心の揺らぎ、アトン父(ユウ)との出会い、そしてシューの事故…。エンジャはアトンを断ち切ることができるのか…。


リー・ビンビンとヴィック・チョウ、それから売り出し開始のウォン・ユーナンのための、アイドル路線ロマンスムービーじゃないか? いや、3人のことはまったく知らないけどさ。
誰にも感情移入できないし、感動もしなかったぞ。「リア充は死ね」というメッセージなんだったら、素直に受け止めてやってもいいけど。結局ヴィック・チョウにしろリー・ビンビンにしろ、美形はほっといてもモテるという不文律があってこその作品でした。
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アンノウン  Unknown

2013年10月23日 21時39分43秒 | 洋画>★★
2011年/米・独・カナダ・英・日・仏/ジャウム・コレット=セラ監督/リーアム・ニーソン ダイアン・クルーガー ジャニュアリー・ジョーンズ エイダン・クイン ブルーノ・ガンツ フランク・ランジェラ セバスチャン・コッホ
2013年10月7日 日テレ映画天国

【あらすじ】
バイオテクノロジー学会への参加のため、ベルリンへやってきた米国人マーティン・ハリス博士(ニーソン)とその妻リズ(ジョーンズ)。しかしホテルへ向かう際鞄を積み忘れ、独りタクシーで空港に向かったマーティンは事故に遭ってしまう。
4日間の昏睡から覚め、九死に一生を得たマーティンだが、身許を証明するものが何一つない状態でホテルにチェックインできない。それどころか愛妻までマーティンを知らないと言い出し、あまつさえ<マーティン・ハリス博士>を名乗る別人(クイン)まで現れた!世界は一体どうなってしまったのか…!?


「フランティック」のリメイクかな?と思わせてからの、謎が謎を呼ぶ展開。SFにしても面白かったと思うが、ここはサスペンスできっちりまとまってた。
しかしリーアム・ニーソンが演じた男も相当なスキルを持った工作員のはずだが、あんなことで<偽りの人生>をホンモノと錯覚しちゃうというのはちと無理のある展開かな。
ところで、マニュアル車のカーチェイスってカッコイイわあ。免許ないけど、運転するならマニュアル車がいいなと変なところで感化された。
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ラッキーナンバー7 Lucky Number Slevin

2013年10月22日 22時36分31秒 | 洋画>★★
2006年/米/ポール・マグウィガン監督/ジョシュ・ハートネット ブルース・ウィリス ルーシー・リュー モーガン・フリーマン ベン・キングズレー スタンリー・トゥッチ
2013年10月5日 テレ東サタ☆シネ

【あらすじ】
1979年。ニューヨークの競馬レースで八百長が行われることをたまたま聞きつけた男が、ノミ屋を使って大金を賭けた。しかし八百長馬は落馬、男はかけ金を支払えず胴元のマフィアに妻子ともども殺された。
そんな事件から20年。<カンザスシティ・シャッフル>というトリックを引っ提げ、伝説の殺し屋<グッドキャット(ウィリス)>がニューヨークに帰ってきた。
一方その頃、スレヴィンという男(ハートネット)が超不運に巻き込まれようとしていた。友人のニックという男に勘違いされたスレヴィンは、ニックが抱える闇金負債のお陰で敵対する2つの組織から利用されるハメに。殴られるわハダカで連れ回されるわホモの組長ジュニアの暗殺を頼まれるわ、俺は違うって言ってるのにー!
しかしジュニアを殺したあたりから、事態は思わぬ大逆転を見せ始める。スレヴィンはグッドキャットと繋がっていた?果たして彼らは何者で、何を目論んでいるのか…!?


最初にいろいろ見せてくれてるのに、その後の展開を追ってるうちに忘れちゃうんだよね…。
なのでスレヴィンとグッドキャットの手口を飲み込んだ上でもう一回観ると、すっきりするようなきがする。見ないだろうけど。
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